デブよ、さらば!

daisysacky

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第3章  こうしてデブは作られる?

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 サヤちゃんママは、自身もサキイカをくわえると、
にっこりした。
「年寄りって、こういうの、好きじゃない?
 もちろん、なんでも食べすぎはいけないけど、
 栄養もあるしね。
 おいしいじゃない?
 あとさぁ、カンロあめ、とか。
 はじめはね、ばあちゃんのマネして、コンニャクを
 炊いたりしてたけど、めんどうじゃない?
 もちろん、食べてるけど、何か、手軽でヘルシーで
 おいしもの、ないかなぁ~と思ってたの。
 それでね、思い出したの」
 空美は、一見、チャラそうなサヤちゃんママが、
意外にしっかりとした、考えの持ち主である・・・
というのに、驚いていた。
 サヤちゃんママは、少し照れたような顔をして、
「そんなに、大した考えではないのよ。
 単純に、楽して、痩せたいだけ」
と、空美を見ると、
「あとは、楽しくなくちゃ、続かないもの・・・
 継続は力なりってね。
 続かないと、意味ないでしょ?」

 空美は感心したように、
「サヤちゃんママって、すごい!」
 と、つぶやくと、
「すごくなんてないってば」
と、笑って大げさに、手を振ると、
「もちろん、子供のおやつにも、あげてるわ。
 子供って、大人と同じもの、食べたがるでしょ?」
と言うと、子供たちの方を見る・・・
「他のママには、見せられないわね」と言うと、
「ひみつ!」と言って、笑った。
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