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第3章 こうしてデブは作られる?
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しおりを挟む「私もね、ぽっちゃりしてた時、あったのよ」
サヤちゃんママは、懐かしそうに言う。
「えっ?うそ~!」
空美は、軽いショックを受ける。今の姿からは、
想像もつかない・・・すると、「そう」
と、サヤちゃんママは、大きくうなづく。
「お産って、大変じゃない。まして、新生児のうちは、ホント大変!
小さいうちは、外にでかけられないし・・・
ストレス、たまるし。
寝不足だし、いつもドロドロに疲れてて、
恰好だって、かまっていられない・・・
ダンナが手伝うかと言ったら、案外なんにも
シテクレナイ。オムツくらい、返ろ!ちゅーの。
そうしたら、ストレスたまるでしょ?
やっぱり、手っ取り早い解消法は、食べることよね」
まさか、スリムなサヤちゃんママに、こんな
ぶっちゃけトークが飛び出すとは、思わなかったので、空美は目を見張って、彼女の顔を凝視した。
サヤちゃんママは、澄ました顔をして、「ね!」
と、ウィンクした。
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