デブよ、さらば！

第３章 こうしてデブは作られる？

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「そんなに太ってないよぉ
　ちょっと、ぽっちゃりしてるだけじゃん」
　サヤちゃんママは、すこしばかり本当のことが、
透けてみえないだろう。
「サヤちゃんママは、スリムだから、そんなこと
　いえるのよ～」
と、空美は、少しだけイジケた目になった。
「あら、私だって、ダイエットしたこと、あるわよ」
　そんなかわいい顔して、こちらを見られると、
ひどく罪悪感に、さいなまれてしまう・・

「だけどさぁ～そんなにムリしてまで、ヤセル必要
　ないんじゃないの？」
と、サラリと、サヤちゃんママ画言う。
「そんなムリしても、たのしくないし、すぐに
　もどるわよ」
サヤちゃんママは、若くて、きれいで、スタイルも
いい・・・どう見積もっても、デブの経験は
ないことだろう・・・

　ちょっぴりひがんだ気持ちでいると、
「ミアちゃんママには、ミアちゃんママの、よさが
　あるんだから・・・」
　サヤちゃんママは、空美に言う・・・
「みんな、ミアちゃんママが明るくて、おおらかで、
　側にいるだけで、おちつくって言ってるわよ」

　そんな風に言われると、ありがたくて、涙がでちゃう・・・
今の世の中って、みんなダイエットに夢中で、
デブには、肩身の狭い世の中だ。