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第3章 こうしてデブは作られる?
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しおりを挟むユミはまた、空美の悪い癖が始まった・・と思う。
やりもしないで、クヨクヨ思い悩むのは、空美の悪い癖だ・・・
本気で、ヤル気、あるのかしら・・・
ユミは、空美の顔を見た。
まずは、その優柔不断なトコ、直さないとダメね・・・
そう思う、ユミである。
「やるの?やらないの?」
ユミは空美に、詰め寄った。
「わかった・・・やる」
今度は、口をとがらせて言う。
「別に、無理強いするつもりはないんだけどね・・・」
少し、突き放したものいいをすると・・・
「やらないって、言ってないでしょ」
と、幾分怒ったように、言った。
だけど、こちらの顔色をうかがう姿は、ユミはあまり好きじゃない。
ユミは、幼い頃から、変わらないその表情を見ながら、思いを巡らせた。
どうして、もっと、シンプルに考えないのか、ゆみにはわからない。
もっとシンプルに「できる方法」を考えれば、痩せることも、働くことも
もっと身近なことになるはずなのに・・・
おしいなぁ~
ユミは、残念な気持ちで、空美を見た・・・
チラリ・・・と、空美を見ると、まだあれこれと、迷っているようだ・・・
「あんたは、幸せよね・・・」
ふと、空美はつぶやいた。
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