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第3章 こうしてデブは作られる?
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しおりを挟むただ、問題なのは・・・ここでもやはり、先立つものと、ダンナの了承である。
たいていのことは、事後報告で、済ませていた空美ではあったが、今回は、
そういうわけにも、いかないだろう・・・
ショウちゃんは、なんというだろうか?
「ミアのプールは、多分OKだと思う・・・
もともと、何か習い事、させるつもりだったし。
プールに行くと、心肺機能とか、風邪をひきにくいとか、
メリット、ありそうだし・・・」
と言うと、
「なら、決まりね」とユミが言いそうだったので、
「だけど、私のこととなるとね・・・」
と、すっかり落ち込んだ顔をする・・・
するとユミは、
「なんだ、そんなこと?」と、声をあげ、
「なら、簡単なことよ。
自由になる、お金を作ればいい」と、事もなげにいう・・・
すると、空美はキッ、とした顔になり、
「そんな、簡単に言わないでくれる?」
と、さすがの空美も、よそいきの言動は封印した。
「あら、そう?」
ユミは少し、不満そうにする・・・
「そんなこと、言ってたら、なんにもできないわよ!」
ユミは、顔をしかめながら、言う・・・
「あんた、なんにもしていないのに・・・
ぐちゃぐちゃ、文句ばかり言って・・・
なら、どうしたいの?」と、ユミは少し顔をこわばって、空美に言う・・・
「現状をかえたいのなら・・・努力するしか、ないでしょう・・・」
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