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第2章 満たされないその想い
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しおりを挟む「あんた・・・ホント、ビッチよね」
幼稚園からの親友、」トモミが、呆れたように言う・・・」
姉の空美とは」そういう話はしないが、トモミにだけは、自分のことを、つまびらかに
報告しているのだ。
もっとも、トモミも、飲んだくれては、海美に泣き言のひとつ、深夜にもかかわらず、
かけているのだから、お互い様・・・
本当言うと、ベッドで横になっていたのに、ベッドサイドの携帯が、着信を伝えたので、
つい、出てしまったのが、そもそもの間違い。
うっちゃっといてもよかったのだが、トモミもその日は、人恋しかった。
だから、その相手が海美だ・・とわかった時点で、寝ることを断念した。
もちろん、親友の色恋沙汰の話にも、かなりの勢いで、興味があった。
友達の恋愛模様を聞くのは・・・
特に、こじれてる場合は、楽しいのは、間違いがない・・・
人の不幸は、蜜の味
という言葉もあるように・・・・
一緒に喜んだり
一緒に笑ったり
一緒になって、怒ったり、けなしたりした。
トモミは、海美にとって、唯一の理解者であり、
どんなことがあっても、海美を裏切ったりしない・・・
そう、固く信じているのだ。
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