デブよ、さらば!

daisysacky

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第2章  満たされないその想い

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     ふいに、キョーヘイがそんなことを、するので、海美はドキン・・・と、心臓の鼓動を感じた。

「ダメだなぁ・・・そんなことしなくても、十分きれいなのに・・・」
と言うので、海美は、キョーヘイのことを、軽く見ていたのを、気付かれたか・・・
と焦った。

「そんなところも、好きなんだけどね」
と言うと、
「何をバカなこと、言ってんの?
 ダメにきまってるじゃないの。
 男なんて、みんな、見た目で、判断するんだから・・・」
というと、少し、虚しさを、感じている。
「ホント、男なんて・・・」とつぶやくと、キョーヘイは、海美の頭を
コツンと、軽くこづいた。
「男って、ホント、ばかだよなぁ~」
と言って、笑った。
それがあまりにも、自然で、さわやかだったので、
海美は、ほんの少しだけ、キョーヘイのことを、理解してみよう・・・と思った。

「さて、このあとは、どうするの?」
海美は、にこやかに聞くと、
「そうだなぁ~」と、キョーヘイ。
「どうしたい?どこか行く?」
重ねて聞かれて、海美は頭をかしげつつ、時計をのぞいた。
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