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第2章 満たされないその想い
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しおりを挟む(お姉ちゃんと、私の違いは・・・スタイルだけじゃ、ないのよね・・・)
海美は、心の中で、つぶやく。
(おそらく、自由か、自由でないかの違いね・・・)
海美は、4つ上の空美が、お気楽な専業主婦であることも、少し下に見ている。
あの人の関心ときたら、ダンナの世話と、娘のこと・・・
そして、少ない家計のやりくりで、どうやって痩せるか・・・それだけなのだ。
だけれど、2人の母親の広子にとっては、
《結婚こそ、女の幸せ》と、思っている節がある・・・
ことあるごとに姉の空美と、比べられる・・・
「ママのお気に入りの空美ちゃんかぁ~」
海美は、声に出してみた
「なになに?空美って、誰?」
いつのまにか、ひとりごとをいってたのを、キョーヘイにきかれてしまった・・・
キョーヘイ自身も、もともと、空美の職場の出入り業者の男だ・・
たまたま、ランチに入ったお店で、rいっしょになったのがきっかけ」
丁度、彼氏のリョウともめていて、すれ違っていたころだったので・・・
なんとなく付き合っている・・・
真面目な空美が聞いたら、《二股!》と、騒ぐだろうけれど、海美の中では、
付き合ってる、という気持ちはない・・・
単なるメシ友だ。
3回に1回は、きちんと、自分のお金を出しているから、後ろ指、さされるいわれはない・・・
と、思っているのだが、果たしていかなるものなのだろうか・・・
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