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第1章 空美の場合
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「ね~ね~、ママって、おデブさんなの?」
居眠りしていた、娘のミアが、目をこすって、空美の側に寄ってきた。
まだ、ねぼけているのか、ポヤン・・・と、うつろな目が、愛おしい。
「なぁに? どうしたの?」
と、聞き返すと、
「ユートくんに、言われたの。
ミアちゃんのママは、太ってるから、ミアちゃんも、いずれは、
おデブになるんだよって」
ミアは、空美の腕をさわりながら、話している。
正確に言えば、二の腕だ。
いつも、
「すべすべ~、ぷくぷく~」
と言って、さわると、落ち着くらしい・・・
これをする時は決まって、嫌な事とか、何かモヤモヤすると、触るので
空美は常々
(ライナスの毛布だぁ~)と、ショウちゃんと言っている。
まあ、それも気になるが、それよりも、聞き捨てならない、発言だ!
それを、脇でショウちゃんも聞いていて、ヘラヘラしつつ、
「ねぇ、ママ、どうなの~?」
などと、ちゃっかりミアに便乗している。
空美は突然、かわいい娘のミアの口から、「おデブ」というワードが
出たので、かなりのショックだ。
少しヘコミながら、娘に何か言わねば・・・と思いつつも、とっさに、
うまい言葉がでてこない。
ショウちゃんは、そんな空美の気持ちを知ってか、知らないでか・・・
「そだねぇ~、こまったねぇ~」
と、一緒になって、頭をかしげている。
空美は、ムカッとしながら、ミアを抱っこして・・・
「大丈夫よ~ミアちゃんは、おデブさんじゃないもの~
パパだって、太ってないでしょ?」
と言いました。
居眠りしていた、娘のミアが、目をこすって、空美の側に寄ってきた。
まだ、ねぼけているのか、ポヤン・・・と、うつろな目が、愛おしい。
「なぁに? どうしたの?」
と、聞き返すと、
「ユートくんに、言われたの。
ミアちゃんのママは、太ってるから、ミアちゃんも、いずれは、
おデブになるんだよって」
ミアは、空美の腕をさわりながら、話している。
正確に言えば、二の腕だ。
いつも、
「すべすべ~、ぷくぷく~」
と言って、さわると、落ち着くらしい・・・
これをする時は決まって、嫌な事とか、何かモヤモヤすると、触るので
空美は常々
(ライナスの毛布だぁ~)と、ショウちゃんと言っている。
まあ、それも気になるが、それよりも、聞き捨てならない、発言だ!
それを、脇でショウちゃんも聞いていて、ヘラヘラしつつ、
「ねぇ、ママ、どうなの~?」
などと、ちゃっかりミアに便乗している。
空美は突然、かわいい娘のミアの口から、「おデブ」というワードが
出たので、かなりのショックだ。
少しヘコミながら、娘に何か言わねば・・・と思いつつも、とっさに、
うまい言葉がでてこない。
ショウちゃんは、そんな空美の気持ちを知ってか、知らないでか・・・
「そだねぇ~、こまったねぇ~」
と、一緒になって、頭をかしげている。
空美は、ムカッとしながら、ミアを抱っこして・・・
「大丈夫よ~ミアちゃんは、おデブさんじゃないもの~
パパだって、太ってないでしょ?」
と言いました。
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