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scene 9 もう1つののシンデレラ物語
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それから魔法使いは、しばらく王子の目をじつめると、
「あなたのお探しの人は…ずいぶん厄介な場所にいるわね!」
と言うので、王子はそれにはひどく驚きました。
「厄介な場所な場所とは、どこなんですか?」
詰め寄るように、王子が聞くと、魔法使いはにっこりとして
「ここではない、どこか…と言っておきましょう」
と、思わせぶりな物言いで、にっこりとします。
その言葉に、眉根を寄せて…
「それは一体?」
食いつかんばかりに、王子が聞くと、魔法使いはたじろぐことなく
微笑むと、
「それには、お答えできません」
と言い、憐れむようにして、王子を見ました。
それでも、納得がいかないのか、まだ物言いたげに見ていると…
「だけど、あともう少しお待ちください。
必ず なんとかなると思います」と言いました。
王子はわけがわからず、頭をひねると、
魔法使いは軽く杖を振ると、
「あなたはただ…信じて待つことです。
きっとなんらかの、答えがわかると思います」
とだけ言いました。
それでも王子は、なんだか釈然としないものを感じて、
しがみつくような、切羽詰まった気持ちで、
「もう1度、彼女に合わせてくれないか?」
王子は食い下がりました。
「あなたのお探しの人は…ずいぶん厄介な場所にいるわね!」
と言うので、王子はそれにはひどく驚きました。
「厄介な場所な場所とは、どこなんですか?」
詰め寄るように、王子が聞くと、魔法使いはにっこりとして
「ここではない、どこか…と言っておきましょう」
と、思わせぶりな物言いで、にっこりとします。
その言葉に、眉根を寄せて…
「それは一体?」
食いつかんばかりに、王子が聞くと、魔法使いはたじろぐことなく
微笑むと、
「それには、お答えできません」
と言い、憐れむようにして、王子を見ました。
それでも、納得がいかないのか、まだ物言いたげに見ていると…
「だけど、あともう少しお待ちください。
必ず なんとかなると思います」と言いました。
王子はわけがわからず、頭をひねると、
魔法使いは軽く杖を振ると、
「あなたはただ…信じて待つことです。
きっとなんらかの、答えがわかると思います」
とだけ言いました。
それでも王子は、なんだか釈然としないものを感じて、
しがみつくような、切羽詰まった気持ちで、
「もう1度、彼女に合わせてくれないか?」
王子は食い下がりました。
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