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Scene 7 シンデレラを探せ!
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恋は盲目、あばたもエクボ…とはよく言ったもので、ここまで人間を愚かにするものとは…
大臣の息子は、友人ながら、呆れるばかり。
「キミ…美しい姫君なら、いくらでもいるだろうに」
哀れむように言うと、
「わかってないなぁ」と王子。
「美しいだけの姫なら、いくらでもいるだろう?
それじゃ、つまらない」
余裕の笑顔で答える王子なのでした。
王子にとっては、やはりあの晩出会った、めっぽう
やたらと足の速い風変わりの姫君のことが、忘れられないからでした。
こうしてようやく、新しいお布れが出されました。
「我こそは、この靴の持ち主だという者…名乗り出るように」と読み上げると、
「私がシンデレラよ」
そう言う娘たちが続出するのでした。
大臣の息子は、友人ながら、呆れるばかり。
「キミ…美しい姫君なら、いくらでもいるだろうに」
哀れむように言うと、
「わかってないなぁ」と王子。
「美しいだけの姫なら、いくらでもいるだろう?
それじゃ、つまらない」
余裕の笑顔で答える王子なのでした。
王子にとっては、やはりあの晩出会った、めっぽう
やたらと足の速い風変わりの姫君のことが、忘れられないからでした。
こうしてようやく、新しいお布れが出されました。
「我こそは、この靴の持ち主だという者…名乗り出るように」と読み上げると、
「私がシンデレラよ」
そう言う娘たちが続出するのでした。
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