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scene 6 女の子はみんな、シンデレラ?
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「みんな・・・今日は新しいお姉さんも来てるので、
楽しんで帰ってくださいね」
ニコニコしながら付け加えるので、一瞬、誰のことか
わかりませんでした。
わからずに、エラはボーッしていると、幸いなことに、
誰もこちらの方には、気付いていませんでした。
澄んだ声が、耳に心地よく・・・少し羨ましさを感じています。
礼美はコソッと、他の人に迷惑のかからない程度の
小さな声で、最年長のメグミさんに、ささやきます。
「来てるわよ」
耳打ちするようにしたので、
「そう」
短くうなづくと、とにかく次の順番を考えます。
今は、別のグループが、紙芝居を始めたので、
礼美たちは、その声を聴きつつ、態勢を整えました。
子供たちは、お行儀よく座って、じっと紙芝居を
聞き入っています。
マットを敷き詰めたところに、お母さんと一緒に
並んで座り、時には笑い声を立てながら、見ています。
礼美たちは3番目。
今回は人形劇です。
荷物は増えるし、ひとつひとつ手作りなので、手間も
かかるのですが、やはり、紙芝居よりは子供たちの
受けもいいので、時間のないとき以外は、がんばるのです。
今日は見学者もいるから、余計に力がこもります。
果たしてどう思ってくれるのか・・・気になるところです。
楽しんで帰ってくださいね」
ニコニコしながら付け加えるので、一瞬、誰のことか
わかりませんでした。
わからずに、エラはボーッしていると、幸いなことに、
誰もこちらの方には、気付いていませんでした。
澄んだ声が、耳に心地よく・・・少し羨ましさを感じています。
礼美はコソッと、他の人に迷惑のかからない程度の
小さな声で、最年長のメグミさんに、ささやきます。
「来てるわよ」
耳打ちするようにしたので、
「そう」
短くうなづくと、とにかく次の順番を考えます。
今は、別のグループが、紙芝居を始めたので、
礼美たちは、その声を聴きつつ、態勢を整えました。
子供たちは、お行儀よく座って、じっと紙芝居を
聞き入っています。
マットを敷き詰めたところに、お母さんと一緒に
並んで座り、時には笑い声を立てながら、見ています。
礼美たちは3番目。
今回は人形劇です。
荷物は増えるし、ひとつひとつ手作りなので、手間も
かかるのですが、やはり、紙芝居よりは子供たちの
受けもいいので、時間のないとき以外は、がんばるのです。
今日は見学者もいるから、余計に力がこもります。
果たしてどう思ってくれるのか・・・気になるところです。
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