上 下
112 / 370
scene 5 それは、魔女の館?

  24

しおりを挟む
 シュウヘイの予言通り・・・この世界、この街に
住んでも悪くはないかも・・・と、思い始めるエラでした。
だからといって、自分の生まれた世界が、恋しく
ないと言ったら、嘘になるけれど・・・
住めば都・・・という通り、毎日がんばっているうちに、それはそれで、いいかも・・・と、楽しめるようになってきました。
さすがに、まだ友達、というのは、みつからないけれども。
それでも、エラにも新しい出会いがありました。

 それは、今お世話になっている、カスミのアパートの大家さんでした。
大家さんは、カスミのアパートのすぐ側に住んでいて、せっせと庭の手入れや、二階へと通じる、鉄の階段を、毎日毎日掃除しています。
それまでも、顔を見かけたことがあるのですが、
エラの存在は、話してはいませんでした・・・
近所に住むシュウヘイも、ここには時々来ていたけれど、話した方が、いいのでは?・・・と。
みんな干渉を嫌うのか、大きなご近所トラブルを嫌うせいか、全くと言っていいくらい、付き合いがないのです。
その大家さん。
エラのことは、近所に住む女の子、くらいの気持ちでいました。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

おにぎりが結ぶもの ~ポジティブ店主とネガティブ娘~

花梨
ライト文芸
ある日突然、夫と離婚してでもおにぎり屋を開業すると言い出した母の朋子。娘の由加も付き合わされて、しぶしぶおにぎり屋「結」をオープンすることに。思いのほか繁盛したおにぎり屋さんには、ワケありのお客さんが来店したり、人生を考えるきっかけになったり……。おいしいおにぎりと底抜けに明るい店主が、お客さんと人生に悩むネガティブ娘を素敵な未来へ導きます。

飛べない少年と窓辺の歌姫

紫音
ライト文芸
児童養護施設で育った男子高校生・烏丸翔は、悪友に誘われるがまま動画配信のために危険な度胸試しを繰り返していた。下手をすればいつ死んでもおかしくないという危機感を覚える中、不注意から足を負傷した彼は入院先の病院で一人の少女と出会う。病に冒され、自らの死期を悟りながらも自分らしさを貫く少女の生き様に、烏丸は惹かれていく。

【完結】誓いを立てた俺たちは、今日もどこかで『好き』を奏でる。

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ライト文芸
平凡な俺たちの裏の顔は、スクリーンの先に居るオリコンチャート常連の覆面バンドだ。 『壮大に、際限なく』 ずっと大切にしている学生時代のそんな誓いに従って、色褪せる事のない青春の延長で、今日も俺たちは音を奏でる。 これはそんな、日常と非日常の境界の物語。

ボチボチ健康で茶飲み友達なんて良いかもね(鎖骨まで愛しい投下)

かのこkanoko
ライト文芸
ダイエットさせろって?! サクッと完結! お読みくださりありがとうございました!! 番外編投下してます

その後の愛すべき不思議な家族

桐条京介
ライト文芸
血の繋がらない3人が様々な困難を乗り越え、家族としての絆を紡いだ本編【愛すべき不思議な家族】の続編となります。【小説家になろうで200万PV】 ひとつの家族となった3人に、引き続き様々な出来事や苦悩、幸せな日常が訪れ、それらを経て、より確かな家族へと至っていく過程を書いています。 少女が大人になり、大人も年齢を重ね、世代を交代していく中で変わっていくもの、変わらないものを見ていただければと思います。 ※この作品は小説家になろう及び他のサイトとの重複投稿作品です。

夏にバナナから出てきたヤツは『2ヶ月間すませてください』と言うギャルの精霊バナナ·ガールだった。

ヒムネ
ライト文芸
精霊でバナナ·ガールのギャル·ナナ、彼女は何千億万本の1つのバナナで当たる精霊。そんな彼女を当てたのは、夏の暑さに買い物から帰ったお母さんからアイスを貰おうとしたらバナナになってしまいしぶしぶ食べようとした森田家の長男 末信(すえのぶ)だった。あまりの出来事に驚く末信だがナナはさらに8月31日まで済ませろという、脳天気なお母さんはOKしてしまうも彼は危険を感じ家族を守ろうと決意するが・・・。森田一家から学校と精霊でバナナ·ガールのナナがみんなを巻き込むハチャメチャ·ストーリー♪ ※エブリスタ、ノベルアップ+、ノベルピアでも公開中

隣の古道具屋さん

雪那 由多
ライト文芸
祖父から受け継いだ喫茶店・渡り鳥の隣には佐倉古道具店がある。 幼馴染の香月は日々古道具の修復に励み、俺、渡瀬朔夜は従妹であり、この喫茶店のオーナーでもある七緒と一緒に古くからの常連しか立ち寄らない喫茶店を切り盛りしている。 そんな隣の古道具店では時々不思議な古道具が舞い込んでくる。 修行の身の香月と共にそんな不思議を目の当たりにしながらも一つ一つ壊れた古道具を修復するように不思議と向き合う少し不思議な日常の出来事。

真実の愛に目覚めたら男になりました!

かじはら くまこ
ライト文芸
結婚式の日に美月は新郎に男と逃げられた。 飲まなきゃやってらんないわ! と行きつけの店で飲むところに声をかけてきたのはオカマの男だったが、、 最後はもちろんハッピーエンドです! 時々、中学生以下(含む)は読ませたくない内容ありです。

処理中です...