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scene 1 12時の鐘が鳴り終わる前に
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一方、エラは、かぼちゃの馬車から放り出され、途方にくれていました。
12時の鐘はとっくに鳴り終わり、あたりには静寂が流れます。
ここはまだ、帰りの途中の森の中・・・
魔法のとけたエラは、木の根元に座り込み、茫然としました。
着ていたドレスは、薄汚れた、カギザギだらけの、
いつもの普段着へ。
靴は片っ方が脱げて、どこかに落っことしたようで、
痛む膝をおさえると、少し擦り傷ができていて、
血がにじんでいます。
エラは、しゃがみ込むと、もう片っ方の靴を脱ぐと、
手にもって、ようやく立ち上がります。
馬車は、すでにカボチャに戻り、無残にも、粉々に
くだけています。
ネズミたちは、エラをみると・・・一目散に逃げて
行きます。
「ちょっと待ってよ」
エラが叫ぶと・・・森の繁みの方へ、かけていきます。エラはその後を、足を引き釣りつつ、歩いて行くと・・・そこには突如、七色に輝く、不思議な場所へ、たどりつきました
12時の鐘はとっくに鳴り終わり、あたりには静寂が流れます。
ここはまだ、帰りの途中の森の中・・・
魔法のとけたエラは、木の根元に座り込み、茫然としました。
着ていたドレスは、薄汚れた、カギザギだらけの、
いつもの普段着へ。
靴は片っ方が脱げて、どこかに落っことしたようで、
痛む膝をおさえると、少し擦り傷ができていて、
血がにじんでいます。
エラは、しゃがみ込むと、もう片っ方の靴を脱ぐと、
手にもって、ようやく立ち上がります。
馬車は、すでにカボチャに戻り、無残にも、粉々に
くだけています。
ネズミたちは、エラをみると・・・一目散に逃げて
行きます。
「ちょっと待ってよ」
エラが叫ぶと・・・森の繁みの方へ、かけていきます。エラはその後を、足を引き釣りつつ、歩いて行くと・・・そこには突如、七色に輝く、不思議な場所へ、たどりつきました
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