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第7章 突然あらわれた謎の住人
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ますます戸惑って…
(一体、誰なんだ?)そう思うけれど、どうやら他の住人は、
全く普通と変わらない、あわてた様子もないので…
みんな知っている人らしい…と待子は気付いた。
(もしかして…知らないのは、私だけ?)
そのこと自体も、結構衝撃的だったけれども。
それはまあ…100歩譲って、仕方がない、にしても…
(なんせ、まだ越してきてから、2日目なのだから…)
だけどレイコさんは、その謎の人物と、懐かしそうに話しかけるし、
マイコさんも、わぁ~と取り囲むと、
「今までどうしてたんですか?」と聞く。
今度はひよりちゃんまで、
「しばらく見ないから…またどこかへ行ってたと思ってたのよ」
おおむね、好意的なものだった。
するとその人は…
「ごめんねぇ」としゃがみ込むと、
「来たかったけど、来れなかったんだぁ」
ちょっと残念そうに言う‥
一体 誰だ?誰なんだ?と、待子だけがモヤモヤしている。
するとひよりちゃんが…
チラリとこちらを見ると、
「あっ」と声を上げる。
「ねぇ、風野さんが、困った顏をしているよ」
と、声をかけてくれた。
最初に反応したのは、レイコさんだった。
「そうか、そうかぁ~」とニコニコしながら言ってのけると、
「この人はねぇ~去年まで、実はわけがあって…
この部屋に、住んでいた人なの…」
ようやく待子の方へ向き直り、ニコリとほほえんだ。
(一体、誰なんだ?)そう思うけれど、どうやら他の住人は、
全く普通と変わらない、あわてた様子もないので…
みんな知っている人らしい…と待子は気付いた。
(もしかして…知らないのは、私だけ?)
そのこと自体も、結構衝撃的だったけれども。
それはまあ…100歩譲って、仕方がない、にしても…
(なんせ、まだ越してきてから、2日目なのだから…)
だけどレイコさんは、その謎の人物と、懐かしそうに話しかけるし、
マイコさんも、わぁ~と取り囲むと、
「今までどうしてたんですか?」と聞く。
今度はひよりちゃんまで、
「しばらく見ないから…またどこかへ行ってたと思ってたのよ」
おおむね、好意的なものだった。
するとその人は…
「ごめんねぇ」としゃがみ込むと、
「来たかったけど、来れなかったんだぁ」
ちょっと残念そうに言う‥
一体 誰だ?誰なんだ?と、待子だけがモヤモヤしている。
するとひよりちゃんが…
チラリとこちらを見ると、
「あっ」と声を上げる。
「ねぇ、風野さんが、困った顏をしているよ」
と、声をかけてくれた。
最初に反応したのは、レイコさんだった。
「そうか、そうかぁ~」とニコニコしながら言ってのけると、
「この人はねぇ~去年まで、実はわけがあって…
この部屋に、住んでいた人なの…」
ようやく待子の方へ向き直り、ニコリとほほえんだ。
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