133 / 428
第6章 魔女の館へようこそ!
44
しおりを挟む
「さぁ、次はどこへ行く?」
早速待子は、小学生のひよりちゃんに聞く。
部屋のレイアウトを思い出し、次に思いついたのは、
食料品だった。
なにしろ冷蔵庫がないので、何にも食べ物を買い出しが出来ていない。
でも…と現実に返ると…カートのハンドルから、荷物置きから、
買い物袋が、かなりたくさん、置いてあるのが見える。。
「すっかり忘れてたぁ~」
荷物をにらみつけると、
「うーん、買い出し、と言いたいとこだけど…」
待子は、肩をパキパキ…と鳴らすと
「まずは、荷物を減らさないとね」
ため息をついて、買い物カートに乗っている荷物を
少しでも減らそう…とにらみつける。
「しまった!」と待子はつぶやく。
「一緒に配達にしてもらえば、よかった」
ひよりちゃんも、納得したように、カクンとうなづいた。
「そうかぁ~」
同じように荷物を見ると、
「配達は、どうなってるの?」
落ち着いた口調で、待子の方を向く。
これからふと辺りを見回すと、
「大家さんにも頼んでいるの。
なんの根拠もないけど…」と今日の予定を
思い浮かべる…
「たぶん午前中から…と、2時過ぎからと…
今日のもあるから」見比べて、思い起こす。
頭の中で、何度も何度も、繰り返す光景だ。
さらに今後の予定を思い浮かべる。
「ねぇ、家の近くに、お店とかある?」
さり気なく裕太が聞く。
「あっ、裏に小さな雑貨屋さんが1つと、信号の所に
コンビニもある」
「あぁ~来る時に見かけたヤツ?」
確か…個人商店のやっている、小さなコンビニエンスストア
なのだ。
「まぁ、あわてず、ボチボチするわ。
とりあえず、持って帰るの、手伝ってくれる?」
ひよりちゃんに向かって言った。
早速待子は、小学生のひよりちゃんに聞く。
部屋のレイアウトを思い出し、次に思いついたのは、
食料品だった。
なにしろ冷蔵庫がないので、何にも食べ物を買い出しが出来ていない。
でも…と現実に返ると…カートのハンドルから、荷物置きから、
買い物袋が、かなりたくさん、置いてあるのが見える。。
「すっかり忘れてたぁ~」
荷物をにらみつけると、
「うーん、買い出し、と言いたいとこだけど…」
待子は、肩をパキパキ…と鳴らすと
「まずは、荷物を減らさないとね」
ため息をついて、買い物カートに乗っている荷物を
少しでも減らそう…とにらみつける。
「しまった!」と待子はつぶやく。
「一緒に配達にしてもらえば、よかった」
ひよりちゃんも、納得したように、カクンとうなづいた。
「そうかぁ~」
同じように荷物を見ると、
「配達は、どうなってるの?」
落ち着いた口調で、待子の方を向く。
これからふと辺りを見回すと、
「大家さんにも頼んでいるの。
なんの根拠もないけど…」と今日の予定を
思い浮かべる…
「たぶん午前中から…と、2時過ぎからと…
今日のもあるから」見比べて、思い起こす。
頭の中で、何度も何度も、繰り返す光景だ。
さらに今後の予定を思い浮かべる。
「ねぇ、家の近くに、お店とかある?」
さり気なく裕太が聞く。
「あっ、裏に小さな雑貨屋さんが1つと、信号の所に
コンビニもある」
「あぁ~来る時に見かけたヤツ?」
確か…個人商店のやっている、小さなコンビニエンスストア
なのだ。
「まぁ、あわてず、ボチボチするわ。
とりあえず、持って帰るの、手伝ってくれる?」
ひよりちゃんに向かって言った。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】皮肉な結末に〝魔女〟は嗤いて〝死神〟は嘆き、そして人は〝悪魔〟へと変わる
某棒人間
ライト文芸
宝生高等学校に通う音無希津奈(おとなしきづな)は、その名前の通り〝絆〟を大事にする女子高生である。
彼女のクラスには二人の回夜がいる。回夜歩美(かいやあゆみ)と回夜光輝(かいやこうき)。二人は双子……という訳ではなく、親戚である。男の回夜光輝はクラスの、そして学校でも評判の美少年。対して女の回夜歩美はクラスでも特に友人もいない孤独な文学少女。
そんな二人をクラスメイトに持つ音無希津奈は、母親が最近になって木田という男性と再婚を考えているという事情があった。木田さんは悪い人ではない。だけど……。音無希津奈は煮え切らない自分の感情にバイト帰りフラフラと夜の街を散策する。そこに――
「こんばんは、音無さん。〝絆〟について、こんなお話を知っている?」
回夜歩美は微笑んで〝絆〟について語り、
「歩美には気を付けろ。あいつは……〝魔女〟だ」
後からやって来た回夜光輝は警告する。
そして――音無希津奈が所属する友人グループでも、変化が起きる。
これは……『回る夜を歩く者』を自称する〝魔女〟回夜歩美が遭遇する少女達のお話。皮肉の効いた、狂気に触れていく少女達の物語。
※表紙はpixivの【えむ】様よりお借り致しました(https://www.pixiv.net/users/23834991)。
■R4/8/13 24hポイントが9,514ptでライト文芸2位になりました。ありがとうございます。
……しかし何故? 完結してから三カ月くらい経っているのに、何故いきなり急上昇したのでしょうか?話分かる方いらっしゃいましたら、感想でお聞かせ下さい。
(仮)ふしぎな声とわたし
ゆってぃ
ライト文芸
ある日、突然、頭に響いた声。
『我の名を呼べ』
それは突然聞こえた。
不思議なチカラと不思議な声。
日常で出会う不思議存在。
ちょっと背筋がひんやりする体験。
孤独な学生時代。
かけがえにない大事な存在との出会い。
大切な人との別れ。
覚醒と自覚を繰り返す。
ー私は誰でどこにいたのだろうー
-なんでこんなチカラあるんだろ-
一なんで私は生まれたんだろ-
-優しくなりたい-
自分や関わる人々との関わりの中で
今世での役割を探す。
少しづつシンクロし始める前世の記憶。
少しずつ辿る前世の人生。
少しずつリンクし始める。
はっきりと聞こえる龍の声。
ヒトは未来に向かって生きている。
今を生きて学ぶこと。
それでも、
過去【前世】から学ぶ事もある。
アナタには聞こえますか?
目に見えない不思議たちからの
不思議な声
さて、ゆっくり座って?
ちょっとしたお伽話でもしましょうか。
雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!
谷島修一
ライト文芸
雑司ヶ谷高校1年生の武田純也は、図書室で絡まれた2年生の上杉紗夜に無理やり歴史研究部に入部させられる。
部長の伊達恵梨香などと共に、その部の活動として、なし崩し的に日本100名城をすべて回る破目になってしまう。
水曜、土曜更新予定
※この小説を読んでも歴史やお城に詳しくなれません(笑)
※数年前の取材の情報も含まれますので、お城などの施設の開・休館などの情報、交通経路および料金は正しくない場合があります。
(表紙&挿絵:長野アキラ 様)
(写真:著者撮影)
人生負け組のスローライフ
雪那 由多
青春
バアちゃんが体調を悪くした!
俺は長男だからバアちゃんの面倒みなくては!!
ある日オヤジの叫びと共に突如引越しが決まって隣の家まで車で十分以上、ライフラインはあれどメインは湧水、ぼっとん便所に鍵のない家。
じゃあバアちゃんを頼むなと言って一人単身赴任で東京に帰るオヤジと新しいパート見つけたから実家から通うけど高校受験をすててまで来た俺に高校生なら一人でも大丈夫よね?と言って育児拒否をするオフクロ。
ほぼ病院生活となったバアちゃんが他界してから築百年以上の古民家で一人引きこもる俺の日常。
――――――――――――――――――――――
第12回ドリーム小説大賞 読者賞を頂きました!
皆様の応援ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――
目覚めたときに君がおはようと言ってくれる世界
戸津秋太
ライト文芸
生きることの意味を見出せずに灰色の人生を送る高校生、日比谷比呂。彼には他者の夢の中に入ることができるという不思議な力があった。
まるで映画や劇を鑑賞するように傍観者として見ず知らずの他人の夢を眺める毎日。
そんなある日、彼は夢の中で一人の少女と出会う。
「――誰?」
夢の中で意思疎通を図れる少女との出会いが、灰色だった彼の人生に色をもたらす。
しかし、彼女にはとある秘密があって――。
デジャビュ
まさみ
ホラー
独り暮らしを始めた「私」は住民の騒音に悩み、不定期で同じ夢を見るようになる。
夢の中で内見に訪れたのは、前の住人が自殺した格安事故物件。
「いかがですか、お安くしておきますよ」
不動産屋の勧めを断り、廊下で繋がった別の部屋を借りたのだが……。
作者の実体験を書いたホラー短編。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる