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第7章
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こんな奇妙な家だけれど、何だか不思議と怖くない。
案外清子が言うように、ここが秘密基地だったからだろう。
珍しそうに、周りを見ていると…
「あっ、天井がちょっと低い所があるから、気を付けて」
すかさず清子が、注意をする。
「ありがとう」
清子が言っていた開かずの扉は、どこだろう…
そう思いながらも、宗太郎は続いた。
カツンカツンカツンカツン…
思ったよりも、丈夫な造りのようだ。
階段はコンクリートで出来ている。
「どうして地下を?」
軽い調子で清子が聞くと、宗太郎よりも、彼女には心を開いて
いるようだ。
「ここに住んでいた祖父が…貯蔵庫に使おうとしていたみたいだ」
言い淀むことなく、神林くんは清子相手に、スラスラとしゃべる。
それも意外だった。
(へぇ~清子には、話をするんだ)
なんでなんだ?と思うけれど…
単に神林くんが、清子のことを気に入っているのだろう…
と、そう思う。
「へぇ~地下の貯蔵庫かぁ~
何か、秘密のにおいがしそう…」
相変わらず清子は、はしゃぐようにする。
清子は普通の女の子とは、違うところがある…
宗太郎はそう感じている。
昔から、男の子とばかり遊ぶし…
本ばかり読んでいる、変わった女の子だったからだ。
「秘密のにおいかぁ~
それは、いいな!」
いつもは、皮肉っぽい顔ばかりする神林くんが、まるで昔からの
親友に会うみたいに…何だか楽しそうだ。
(コイツ…本当は、いいヤツかもしれないなぁ~)
宗太郎はふと、そう思い始めていた。
案外清子が言うように、ここが秘密基地だったからだろう。
珍しそうに、周りを見ていると…
「あっ、天井がちょっと低い所があるから、気を付けて」
すかさず清子が、注意をする。
「ありがとう」
清子が言っていた開かずの扉は、どこだろう…
そう思いながらも、宗太郎は続いた。
カツンカツンカツンカツン…
思ったよりも、丈夫な造りのようだ。
階段はコンクリートで出来ている。
「どうして地下を?」
軽い調子で清子が聞くと、宗太郎よりも、彼女には心を開いて
いるようだ。
「ここに住んでいた祖父が…貯蔵庫に使おうとしていたみたいだ」
言い淀むことなく、神林くんは清子相手に、スラスラとしゃべる。
それも意外だった。
(へぇ~清子には、話をするんだ)
なんでなんだ?と思うけれど…
単に神林くんが、清子のことを気に入っているのだろう…
と、そう思う。
「へぇ~地下の貯蔵庫かぁ~
何か、秘密のにおいがしそう…」
相変わらず清子は、はしゃぐようにする。
清子は普通の女の子とは、違うところがある…
宗太郎はそう感じている。
昔から、男の子とばかり遊ぶし…
本ばかり読んでいる、変わった女の子だったからだ。
「秘密のにおいかぁ~
それは、いいな!」
いつもは、皮肉っぽい顔ばかりする神林くんが、まるで昔からの
親友に会うみたいに…何だか楽しそうだ。
(コイツ…本当は、いいヤツかもしれないなぁ~)
宗太郎はふと、そう思い始めていた。
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