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第6章
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「たぶん、先生が来てたわよ」
清子が、宗太郎に向かって言う。
「えっ、どの先生?」
思わず清子に聞くけれど…
「私に聞かないでよ。
男子部の先生の名前を、知っているわけがないじゃない」
逆に、清子に怒られてしまった。
「もっともです」
うなだれる宗太郎だけれど…
ふと彼の頭の中で、ひらめく。
たぶん可能性としては、昼間に会った高梨先生だろう…と。
「だけど、気づかなかったなぁ」
宗太郎はつぶやく。
「あら、そうなの?」
何で気付かないのよ、と清子は呆れた顔をする。
何だか自分が、責められているみたいで、
え~っ、なんでぇと思うけれども。
(あの一瞬で、先生を見分けた、というのか?)
清子の動体視力って、一体どのくらいなんだ、と宗太郎は思わず
清子の顔をじぃっと見返してしまった。
「そんなことで、驚いている場合じゃあないわよ」
宗太郎の顔を見ると、
「私達、今は手を組んで、調べるべきよ」
いきなり清子は言い出す。
「えっ?」
宗太郎自身は、これでもう手をつくした、と思っていた。
「ねぇ~神林くんって、この町に住んでいたの?」
どうも、そうなのではないか…
清子は、宗太郎の顔をじぃっと見詰めた。
清子が、宗太郎に向かって言う。
「えっ、どの先生?」
思わず清子に聞くけれど…
「私に聞かないでよ。
男子部の先生の名前を、知っているわけがないじゃない」
逆に、清子に怒られてしまった。
「もっともです」
うなだれる宗太郎だけれど…
ふと彼の頭の中で、ひらめく。
たぶん可能性としては、昼間に会った高梨先生だろう…と。
「だけど、気づかなかったなぁ」
宗太郎はつぶやく。
「あら、そうなの?」
何で気付かないのよ、と清子は呆れた顔をする。
何だか自分が、責められているみたいで、
え~っ、なんでぇと思うけれども。
(あの一瞬で、先生を見分けた、というのか?)
清子の動体視力って、一体どのくらいなんだ、と宗太郎は思わず
清子の顔をじぃっと見返してしまった。
「そんなことで、驚いている場合じゃあないわよ」
宗太郎の顔を見ると、
「私達、今は手を組んで、調べるべきよ」
いきなり清子は言い出す。
「えっ?」
宗太郎自身は、これでもう手をつくした、と思っていた。
「ねぇ~神林くんって、この町に住んでいたの?」
どうも、そうなのではないか…
清子は、宗太郎の顔をじぃっと見詰めた。
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