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第十二章
12-16 子供に教えられる
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“化け物”を好くというのはどんな気持ちなんだろう…。
“渡り人”はヒトなのだろうか…。
ヒトとして扱ってもらえるのだろうか…。
やはり、飛ばし過ぎた…。変え過ぎた…。
そのせいで、笑顔にするどころか、知っているヒトを死ぬ寸前まで陥れた…。
完全に間違えた…。
「ジーナさん、サーヤさん。
ありがとうございました。 街に戻ったら、あなた方の奴隷を解消します。」
「え、それはどういう事ですか。」
サーヤさんが食って掛かって来た。
「あなた方をこれ以上危険な所に置くことはできない。
奴隷を解消するので、安全な場所で生きて欲しい…。」
「旦那様は何か勘違いしていませんか。」
「はい?」
「私と母は、危険だなんて思っていません。
それに、このまま奴隷を解消されても、生きていく術なんてありませんよ。
多分、オーネの店もあの伯爵に取られているんだと思います。
であれば、奴隷を買われたという責任をとってください!」
サーヤさんに叱られた。
そうか…。俺はこの二人の所有者か…。
「では、解消した際にお金を渡すので…」
「旦那様!また勘違いしてます!」
「へ?」
「お金なんか、すぐに無くなってしまうんです。
それよりも、旦那様の店には働く場所があります!
そこで働かせてください。働きながら奴隷を解消するのなら、母も私も納得します。」
はは、たくましいな。
でも、生きていくには必要な事だ。
「サーヤさん、すまなかった。じゃ、俺の店で働いてほしい。」
「えぇ、死ぬまで働きますからね。」
「え、そりゃ何で?」
「だって、私たちは白金貨2枚と金貨3枚分の奴隷ですからね。
こんな高い奴隷はいませんよ。」
サーヤさんがニコッと笑う。
「はは。サーヤさんに一本取られたね。
すまなかった。
じゃ、俺の店で働いてもらうけど、シェルフールでいいか?それともクローヌで店を出すか?」
「ママ、どうする?」
「あらあら…、いつの間にかサーヤがご主人様を手玉に取っておりますね。」
「そう言うなよ。ジーナさん。」
「いえ、構いません。
それよりも、私たちを信じていただけるのですか。」
「信じるも何も、あなた方は俺の奴隷である訳ですし…。」
「いえ、そうではありません。私たちは、一度はご主人様を陥れようとしたのですよ。
そんな奴隷を信じることができるのですか?」
「信じるも何も、あなた達からは前のようなマナが見えませんから。」
「あら?ご主人様はマナが見えるのですか?」
「あぁ。前はジーナさんもサーヤさんも後ろから灰色のマナが見えてたけど、今は見えない。
それに、鑑定でも何か隠しているようなモノが無いし…。」
「ご主人様は一体どれくらいの魔法やスキルを使えるのですか?」
「分からない…。でも、それを使って規格外とか化け物と言われていることは確かだ。」
「あ…、ごめんなさい。」
ジーナさんが地雷を踏んだ。
「まぁ、俺は“渡り人”だから、そう言われるんだろうな…。」
「ご主人様、すみませんでした。」
「あ、大丈夫だよ。もう慣れてるから…。
じゃ、明日にでもシェルフールに行くから、一応準備しておいてね。」
「え、あ…。」
部屋を出る…。
ごめんなさい…、今のおっさんでは、その一言が心に刺さるのです。
やはり、皆からはそう思われていることに心が病んだ…。
部屋を出て、広場に行くと、ウッディたちが甲斐甲斐しく働いている。
「あ、おっちゃん、良いところに来た。
この石をどけてくれないか?」
「あぁ、良いぞ。って、クレイなら土魔法で動かせるだろ?」
「は?おっちゃん、何言ってるんだ?おいらたちは魔法なんて使えないぞ。」
そうだった…。
子供たちを鑑定した時、一人一人良いモノを持っていたんだよな…。
ウッディは風、ファイは火、ゴルは錬金、クレイは土、アクアは水…。名前まんまなんだよな。
子供なのに、こんな素質があるなんてすごい奴らだよ。
「なぁ、お前らって魔法の素質があるんだけど、それを学びたいとは思わないか?」
「魔法かぁ、そりゃバーンって撃って、ドカーンってなるのは面白いと思うけど、おいらたちクリーンも使えないぞ。」
「そうだったな。んじゃ、これから魔法の勉強でもしてみるか?」
「おっちゃん、魔法なんて必要あるのか?」
「そりゃ、使えるに越したことは無いが、無くても問題はないな。」
「それじゃ、おいらたちは要らないな。そんな事をしても面倒臭いだけじゃん。」
その通りだ。
下手に覚えれば危険になる…か。
子供から教えられることは多いと言うが、まさに本当だ。
「ウッディ」
「なんだ、おっちゃん。」
「お前って凄い奴だな。尊敬するぞ。」
「おう!何ならおっちゃんの先生になってやるよ。」
ウッディがケラケラと笑う。
こいつらを見てると、俺という“おっさん”がちっぽけな存在に見えてくる。
“渡り人”だとか、“規格外”とか“化け物”なんて言われても、こいつらに言わせると「それでいいじゃん。」で済んでしまうんだ。
「なあウッディ。」
「なんだよ、おっちゃん、おいらたちは忙しいんだから、ちゃんと相手の行動見て話さないと、そのうち叱られるぞ。」
「はは、すまんすまん。
じゃぁウッディ先生。おっちゃんは、おっちゃんのままで生きていこうと思うんだけど、どう思う?」
「そんなの簡単な事じゃん。
おっちゃんは、おっちゃんだ。それ以外の誰でもないよ。
おっちゃんがそのままの自分で生きていくことが、いいんじゃないか?」
「そうだよな。
おっちゃんが、弱くて、脆くて、ポリアモリーで、精神障害かもしれないって事でも、おっちゃんはおっちゃんだもんな。」
「そうだよ。ヒトなんてそんなもんなんだよ。
おいらたちも、なんかポリポリ何とかって、難しい話は分かんないけどよぉ、楽しく生きたほうがいいじゃんか。」
ウッディよ…、我が師匠と呼ばせていただきます。
「ありがとな。それじゃ、おっちゃんは向こうの方を手伝ってくるわ。」
「はいよ~。」
皆で手分けして、焼肉パーティーの準備をする。
皆、笑顔だ。笑いながら準備している。
食事は楽しく、みんなで楽しく。
宴(う・た・げ)だ!
皆、酒を片手に食事をとる。
最近、忘れていた事だった。
俺たちもみんなで食事をとるが、最近報告が多くて、その報告を頭の中で整理しているんだろう…。
皆考え事をしながら食事をとっていた。
これが間違いだったんだ…。
俺は皆を守りたい、笑顔にしたいと思いながらも、皆をいろいろと束縛していたんだ。
そんな束縛をしながら、皆を助けたいとか、愛しているとか…、完全にダメダメな奴だったんだ。
俺の自己満足だけで…、自分で自爆して…、そして逃げた…。
みんなが心配しているのを横目に、俺が勝手に走って転んで自爆したか…。
ふふ、なんだか俺自身が馬鹿だったんだ。
もっと、自分に正直に生きる、みんなが本音でモノを言ってくれる。
そんな関係を作っていかなければ、俺がこの世界にいる意味はない…。
独りよがりも良いところだ…。
皆は今何をしているのだろう…。
このまま帰って行ったら、皆、俺を迎えてくれるのだろうか…。
「なぁ、おっちゃん、難しい顔してるけど、何かあったんか?」
「あぁ、おっさんな。俺の妻たちに酷い事しちゃってな…。」
「じゃぁ、謝ればいいんだよ。」
「そうだよな…。」
「おっちゃんは、いつも何か難しく考えているんだよな。
難しい顔して、いろんな事考えて、何か切羽詰まってるって感じがする。
でもさ、そんなの面白くないじゃんか。
みんなで楽しく生きるなら、それでいいんじゃないか。」
眼から鱗だよ…。
ウッディたちと出会って、難しく考えていた自分がなんてちっぽけなヒトだったんだと実感した。
「ウッディ、ありがと。
家に帰ったら、おっさん、みんなに謝るよ。」
「それが良いよ。あ、おっちゃんの今の顔、すごく良いぞ。」
「そうか?」
「そうだよ。な、みんな!」
5人が笑顔だ。
この5人、何だか前に会ったことがあるような、懐かしい感じがする…。
「なぁ、ウッディ…」
「あ、おいらたちは向こうで焼いてる肉を食ってくるよ。
おっちゃんも楽しんでな! ケ・セラ・セラだぞ!」
5人が駆けていく後ろ姿を見送る。
やはり…。
涙を流しながら、5人に感謝した。
“渡り人”はヒトなのだろうか…。
ヒトとして扱ってもらえるのだろうか…。
やはり、飛ばし過ぎた…。変え過ぎた…。
そのせいで、笑顔にするどころか、知っているヒトを死ぬ寸前まで陥れた…。
完全に間違えた…。
「ジーナさん、サーヤさん。
ありがとうございました。 街に戻ったら、あなた方の奴隷を解消します。」
「え、それはどういう事ですか。」
サーヤさんが食って掛かって来た。
「あなた方をこれ以上危険な所に置くことはできない。
奴隷を解消するので、安全な場所で生きて欲しい…。」
「旦那様は何か勘違いしていませんか。」
「はい?」
「私と母は、危険だなんて思っていません。
それに、このまま奴隷を解消されても、生きていく術なんてありませんよ。
多分、オーネの店もあの伯爵に取られているんだと思います。
であれば、奴隷を買われたという責任をとってください!」
サーヤさんに叱られた。
そうか…。俺はこの二人の所有者か…。
「では、解消した際にお金を渡すので…」
「旦那様!また勘違いしてます!」
「へ?」
「お金なんか、すぐに無くなってしまうんです。
それよりも、旦那様の店には働く場所があります!
そこで働かせてください。働きながら奴隷を解消するのなら、母も私も納得します。」
はは、たくましいな。
でも、生きていくには必要な事だ。
「サーヤさん、すまなかった。じゃ、俺の店で働いてほしい。」
「えぇ、死ぬまで働きますからね。」
「え、そりゃ何で?」
「だって、私たちは白金貨2枚と金貨3枚分の奴隷ですからね。
こんな高い奴隷はいませんよ。」
サーヤさんがニコッと笑う。
「はは。サーヤさんに一本取られたね。
すまなかった。
じゃ、俺の店で働いてもらうけど、シェルフールでいいか?それともクローヌで店を出すか?」
「ママ、どうする?」
「あらあら…、いつの間にかサーヤがご主人様を手玉に取っておりますね。」
「そう言うなよ。ジーナさん。」
「いえ、構いません。
それよりも、私たちを信じていただけるのですか。」
「信じるも何も、あなた方は俺の奴隷である訳ですし…。」
「いえ、そうではありません。私たちは、一度はご主人様を陥れようとしたのですよ。
そんな奴隷を信じることができるのですか?」
「信じるも何も、あなた達からは前のようなマナが見えませんから。」
「あら?ご主人様はマナが見えるのですか?」
「あぁ。前はジーナさんもサーヤさんも後ろから灰色のマナが見えてたけど、今は見えない。
それに、鑑定でも何か隠しているようなモノが無いし…。」
「ご主人様は一体どれくらいの魔法やスキルを使えるのですか?」
「分からない…。でも、それを使って規格外とか化け物と言われていることは確かだ。」
「あ…、ごめんなさい。」
ジーナさんが地雷を踏んだ。
「まぁ、俺は“渡り人”だから、そう言われるんだろうな…。」
「ご主人様、すみませんでした。」
「あ、大丈夫だよ。もう慣れてるから…。
じゃ、明日にでもシェルフールに行くから、一応準備しておいてね。」
「え、あ…。」
部屋を出る…。
ごめんなさい…、今のおっさんでは、その一言が心に刺さるのです。
やはり、皆からはそう思われていることに心が病んだ…。
部屋を出て、広場に行くと、ウッディたちが甲斐甲斐しく働いている。
「あ、おっちゃん、良いところに来た。
この石をどけてくれないか?」
「あぁ、良いぞ。って、クレイなら土魔法で動かせるだろ?」
「は?おっちゃん、何言ってるんだ?おいらたちは魔法なんて使えないぞ。」
そうだった…。
子供たちを鑑定した時、一人一人良いモノを持っていたんだよな…。
ウッディは風、ファイは火、ゴルは錬金、クレイは土、アクアは水…。名前まんまなんだよな。
子供なのに、こんな素質があるなんてすごい奴らだよ。
「なぁ、お前らって魔法の素質があるんだけど、それを学びたいとは思わないか?」
「魔法かぁ、そりゃバーンって撃って、ドカーンってなるのは面白いと思うけど、おいらたちクリーンも使えないぞ。」
「そうだったな。んじゃ、これから魔法の勉強でもしてみるか?」
「おっちゃん、魔法なんて必要あるのか?」
「そりゃ、使えるに越したことは無いが、無くても問題はないな。」
「それじゃ、おいらたちは要らないな。そんな事をしても面倒臭いだけじゃん。」
その通りだ。
下手に覚えれば危険になる…か。
子供から教えられることは多いと言うが、まさに本当だ。
「ウッディ」
「なんだ、おっちゃん。」
「お前って凄い奴だな。尊敬するぞ。」
「おう!何ならおっちゃんの先生になってやるよ。」
ウッディがケラケラと笑う。
こいつらを見てると、俺という“おっさん”がちっぽけな存在に見えてくる。
“渡り人”だとか、“規格外”とか“化け物”なんて言われても、こいつらに言わせると「それでいいじゃん。」で済んでしまうんだ。
「なあウッディ。」
「なんだよ、おっちゃん、おいらたちは忙しいんだから、ちゃんと相手の行動見て話さないと、そのうち叱られるぞ。」
「はは、すまんすまん。
じゃぁウッディ先生。おっちゃんは、おっちゃんのままで生きていこうと思うんだけど、どう思う?」
「そんなの簡単な事じゃん。
おっちゃんは、おっちゃんだ。それ以外の誰でもないよ。
おっちゃんがそのままの自分で生きていくことが、いいんじゃないか?」
「そうだよな。
おっちゃんが、弱くて、脆くて、ポリアモリーで、精神障害かもしれないって事でも、おっちゃんはおっちゃんだもんな。」
「そうだよ。ヒトなんてそんなもんなんだよ。
おいらたちも、なんかポリポリ何とかって、難しい話は分かんないけどよぉ、楽しく生きたほうがいいじゃんか。」
ウッディよ…、我が師匠と呼ばせていただきます。
「ありがとな。それじゃ、おっちゃんは向こうの方を手伝ってくるわ。」
「はいよ~。」
皆で手分けして、焼肉パーティーの準備をする。
皆、笑顔だ。笑いながら準備している。
食事は楽しく、みんなで楽しく。
宴(う・た・げ)だ!
皆、酒を片手に食事をとる。
最近、忘れていた事だった。
俺たちもみんなで食事をとるが、最近報告が多くて、その報告を頭の中で整理しているんだろう…。
皆考え事をしながら食事をとっていた。
これが間違いだったんだ…。
俺は皆を守りたい、笑顔にしたいと思いながらも、皆をいろいろと束縛していたんだ。
そんな束縛をしながら、皆を助けたいとか、愛しているとか…、完全にダメダメな奴だったんだ。
俺の自己満足だけで…、自分で自爆して…、そして逃げた…。
みんなが心配しているのを横目に、俺が勝手に走って転んで自爆したか…。
ふふ、なんだか俺自身が馬鹿だったんだ。
もっと、自分に正直に生きる、みんなが本音でモノを言ってくれる。
そんな関係を作っていかなければ、俺がこの世界にいる意味はない…。
独りよがりも良いところだ…。
皆は今何をしているのだろう…。
このまま帰って行ったら、皆、俺を迎えてくれるのだろうか…。
「なぁ、おっちゃん、難しい顔してるけど、何かあったんか?」
「あぁ、おっさんな。俺の妻たちに酷い事しちゃってな…。」
「じゃぁ、謝ればいいんだよ。」
「そうだよな…。」
「おっちゃんは、いつも何か難しく考えているんだよな。
難しい顔して、いろんな事考えて、何か切羽詰まってるって感じがする。
でもさ、そんなの面白くないじゃんか。
みんなで楽しく生きるなら、それでいいんじゃないか。」
眼から鱗だよ…。
ウッディたちと出会って、難しく考えていた自分がなんてちっぽけなヒトだったんだと実感した。
「ウッディ、ありがと。
家に帰ったら、おっさん、みんなに謝るよ。」
「それが良いよ。あ、おっちゃんの今の顔、すごく良いぞ。」
「そうか?」
「そうだよ。な、みんな!」
5人が笑顔だ。
この5人、何だか前に会ったことがあるような、懐かしい感じがする…。
「なぁ、ウッディ…」
「あ、おいらたちは向こうで焼いてる肉を食ってくるよ。
おっちゃんも楽しんでな! ケ・セラ・セラだぞ!」
5人が駆けていく後ろ姿を見送る。
やはり…。
涙を流しながら、5人に感謝した。
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