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第十章
10-15 クローヌ二日目
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「ミリー、目はつむっていてもいいから、この空気を覚えておいてね。」
「はい。」
ゆっくりと下降していく。
「だんだんと温かくなってきたんじゃないか?」
「はい。温かくなってきましたね。」
「それじゃ、目を開けてもいいよ。」
「はい。って、もう地上ですか?」
何とかバルコニーに戻って来た。
マナの量は全然大丈夫だ。
「あの高さの温度と今の温度はどう?」
「高いところは寒かったです。逆にここは温かいです。」
「うん。そのイメージを大切にして、それじゃここにあるテーブルの周りをさっきの高さまで持って行くとどうなるかをイメージしてみて。」
「はい…。こんな感じでしょうか。」
「テーブルを触ってごらん。」
「はい。きゃっ!冷たいです。」
「ミリー、できたよ。これがフリーズという魔法の初歩なんだよ。
もっともっと高い位置であればもっともっと寒くなる。そんなイメージを持てば凍るんだよ。
モノを凍らせる…、これが俺の氷魔法なんだ。」
ミリーの瞳がウルウルとしている。
氷魔法を覚えたことで感動しているんだろう。
「ミリー、良かったな。これで一つまた魔法を覚えたぞ。」
「イチ様、ありがとうございます。」
彼女は俺にしがみつくようにしている。
「何度も言います。イチ様、ありがとうございます。」
「なんの、なんの。これも愛するミリーのためだよ。」
「それに、ディートリヒ様に先駆けてイチ様の最初を奪ってしまいました。」
「へ?」
「空中散歩です。」
「あ、そうか。俺も初めてだったよ。」
そんな青春めいた話をしながら夜は更けていく。
ディートリヒとナズナには申し訳ないが、ミリーやニコル、アイナにはちゃんとした場所で愛し合いたい。それは俺の我儘なのかもしれないが、何故かそうしたいんだ。
「じゃぁ、寝るとするか。」
「はい。でも、何もしないんですか?」
「何もしないよ。でもそれじゃ、ディートリヒらに“けしかけられた”ミリーとしては何も言えなくなっちゃうから添い寝でもしようか?」
「そこまでご存じなのですね。ご配慮ありがとうございます。
でも、ちゃんと約束してくださいね。シェルフールに戻ったら、必ず愛し合ってください。」
「分かったよ。それじゃお休みね。chu」
・
・
・
朝、肌寒く感じて目が覚める。
ん?何で俺、裸なんだ?それにミリーも?
頭の中が真っ白になってしまった。
もしかして寝ぼけてエッチしちゃった?
慌ててシーツを確認するが、そんな兆候はない。
「ううん…、イチ様、おはようございます…。」
「おはようミリー、で、何で俺たちは裸で寝ているんだ?
もしかして…」
「いえ、残念ながら何もありませんでした。
でも、ニコルやアイナに勝ちたかったから、寝入ったイチ様を襲い、裸にしました。
その後、自分も裸になって、ニコルが入って来た際にびっくりさせようと思いました。」
「でも、部屋には鍵かけてるんだよ?誰も入ってこれないんだけど…。」
「へ?あ、そか。そうだったです。
はは、私ったら…。でも、昨晩は楽しませていただきましたので。」
「空中散歩?」
「それもありますが、ベッドに入ってからも、イチ様が寝られた後も…。」
一体何をされたんだ…。コワイコワイ…。
「えと、俺…何されたんでしょうか…。」
「別段何も、ただ、イチ様の“ここ”と遊んでおりました。
いろいろ動くので楽しくなっちゃって。えへ。」
もう、何も言うまい…。
部屋を出て、朝食をとりに下に行くと、皆が期待を込めた眼差しで見ている。
えぇ、何もありませんよ…。
無言で席に座り、ディートリヒが用意してくれた朝食を皆で食べ始める。
皆、俺の言葉を今か今かと待っている…。
それでも何もないんだよ。報告事項なんて何もない!
「皆が期待しているような事はありません!それにちゃんと言ったように、シェルフールに戻ってからです。」
「え、社長、本当に何もなかったんですか?」
アイナが尋ねる。
「何でそんな事を聞くんだ?」
「はいな。今晩は私が社長の部屋に行く順番となっておりますので。」
「あほか!君たちが来たとしてもシェルフールまでは待ってもらうよ。それが約束だ。」
「では、お館様、この順番は庇護にし、シェルフールでもう一度行うという事で、今晩からの順番はもう一度考え直すという事で。」
「まぁ、それはそれで良いけど、皆疲れているんだからゆっくり休みなよ。」
「休む=(イコール)主殿と愛し合うことです!」
ベリル…、そんな所でふんすかしなくて良いから…。
「でも、イチ様の初めてをいただきました…。」
うぉい!ミリー。今その話を持ち出すとヤバいぞ…。
「え、カズ様の初めてとは何ですか?」
「はい。イチ様は昨晩“フライ”の魔法を会得されました。その実験として私を空に連れて行ってくれました。」
「えええーーーー((((えええーーーー))))」
全米中が絶叫した…。リヴァイス…。
「カズ様、“フライ”と言えば、超高度な魔法で国に数人しか使えるヒトが居ないというものですが。」
「そんな事言っても、なんだかんだ思ってたら使えるようになった、というのが現実だ。
それに俺、アイテムボックスの付与やらヒーレスだっけ?ヒールの上級だとか使えるから。」
「そうでしたね…。規格外のお館様にびっくりしても仕方ありませんね。
それにお館様はお館様ですから、何でもできるんでしょうね。」
「いえ、できることとできないことはございます…。」
「で、その“フライ”というものですが、個人しか飛べないと聞いていたんですが…。」
「あ、“フライ”じゃないから、“フロート”だから。」
「フロート?」
「あぁ、単に浮いた状態で風魔法を当てて動くというモノだから、フライとは違うと思うが…。
まぁ、本場のフライを見たことがないからな。」
「社長なら、時間を止めることとかもできるんじゃないですかね。」
「あ、それね。アイテムボックスの中であれば時間を止めることはできるな。」
「ほえ?すでにできると…。」
「あぁ。アイテムボックス内は時間が止まっている状態で保管される。
だから、作りたての料理をアイテムボックスに入れて保管する。時間が経ってアイテムボックスからその料理を出せば、作りたての状態で出てくるって事だ。」
「主殿、そうであればわざわざダンジョン内で料理をしなくても良いのではないでしょうか。」
「うん…。つまり、あれだ!
その場で料理したものを出した方が美味しく感じる。ただそれだけ…、俺の趣味です。はい…。」
「いえ、私は主殿がダンジョン内で料理していただいたモノの方が大好きですので、これからもお願いしたいのですが…、よろしいでしょうか…。」
「あぁ、問題ないよ。何なら今日も火山帯をピクニックしながら料理しようか。」
今日の予定が決まった。
皆でピクニック=山登りだ。
全員が山歩きができるような服装、特に靴は大切だから、先ずは靴を調達しに行く。
登山靴のようなものを購入し、その後、服を購入する。
今回目指そうとしている山は火山帯の一部なので、寒くは無いようだが、標高があるため、一枚羽織ることができるヤッケのようなものを購入した。それにスカートでは歩けないから、ズボンもシャツも調達。
うん。皆が山ガールになったね。
後はキャンパーのようになれればソロキャンも可能だろう…。
などと今日日これまでの世界で流行っていた言葉を並べてみたが、おっさんにはなかなか馴染まないな。
やはり、おっさんはザックを担ぎ、ピッケルを持って山を登る方がおっさん向きだ。
街を歩きながら山を目指す。
やはり火山帯だ。どこからともなく硫黄の匂いが微かに漂っている。
「お館様、何ですか…、この卵の腐ったような匂いは…。」
やはり妖狐族だな。匂いに敏感だ。
「これは硫黄という物質の匂いだ。火山が近くなればもっと匂うぞ。
例えば、あそこに見える白い煙、たぶんあの辺りに行けばもっと匂うこととなるな。」
あれ?皆イヤな顔をしている。
「あのな…、硫黄ってのは皮膚病の薬にもなるし、便秘に効くっていわれてるんだぞ。」
「ニノ様、便秘とは何でしょうか?」
この人たちは快食快眠快便なんだ…。
「便秘ってのは、う〇こが出なくなる事だ。」
「え、それは大変です!」
「いや、君たちは毎日出ているだろうから問題はないけどね。」
「はい。」
ゆっくりと下降していく。
「だんだんと温かくなってきたんじゃないか?」
「はい。温かくなってきましたね。」
「それじゃ、目を開けてもいいよ。」
「はい。って、もう地上ですか?」
何とかバルコニーに戻って来た。
マナの量は全然大丈夫だ。
「あの高さの温度と今の温度はどう?」
「高いところは寒かったです。逆にここは温かいです。」
「うん。そのイメージを大切にして、それじゃここにあるテーブルの周りをさっきの高さまで持って行くとどうなるかをイメージしてみて。」
「はい…。こんな感じでしょうか。」
「テーブルを触ってごらん。」
「はい。きゃっ!冷たいです。」
「ミリー、できたよ。これがフリーズという魔法の初歩なんだよ。
もっともっと高い位置であればもっともっと寒くなる。そんなイメージを持てば凍るんだよ。
モノを凍らせる…、これが俺の氷魔法なんだ。」
ミリーの瞳がウルウルとしている。
氷魔法を覚えたことで感動しているんだろう。
「ミリー、良かったな。これで一つまた魔法を覚えたぞ。」
「イチ様、ありがとうございます。」
彼女は俺にしがみつくようにしている。
「何度も言います。イチ様、ありがとうございます。」
「なんの、なんの。これも愛するミリーのためだよ。」
「それに、ディートリヒ様に先駆けてイチ様の最初を奪ってしまいました。」
「へ?」
「空中散歩です。」
「あ、そうか。俺も初めてだったよ。」
そんな青春めいた話をしながら夜は更けていく。
ディートリヒとナズナには申し訳ないが、ミリーやニコル、アイナにはちゃんとした場所で愛し合いたい。それは俺の我儘なのかもしれないが、何故かそうしたいんだ。
「じゃぁ、寝るとするか。」
「はい。でも、何もしないんですか?」
「何もしないよ。でもそれじゃ、ディートリヒらに“けしかけられた”ミリーとしては何も言えなくなっちゃうから添い寝でもしようか?」
「そこまでご存じなのですね。ご配慮ありがとうございます。
でも、ちゃんと約束してくださいね。シェルフールに戻ったら、必ず愛し合ってください。」
「分かったよ。それじゃお休みね。chu」
・
・
・
朝、肌寒く感じて目が覚める。
ん?何で俺、裸なんだ?それにミリーも?
頭の中が真っ白になってしまった。
もしかして寝ぼけてエッチしちゃった?
慌ててシーツを確認するが、そんな兆候はない。
「ううん…、イチ様、おはようございます…。」
「おはようミリー、で、何で俺たちは裸で寝ているんだ?
もしかして…」
「いえ、残念ながら何もありませんでした。
でも、ニコルやアイナに勝ちたかったから、寝入ったイチ様を襲い、裸にしました。
その後、自分も裸になって、ニコルが入って来た際にびっくりさせようと思いました。」
「でも、部屋には鍵かけてるんだよ?誰も入ってこれないんだけど…。」
「へ?あ、そか。そうだったです。
はは、私ったら…。でも、昨晩は楽しませていただきましたので。」
「空中散歩?」
「それもありますが、ベッドに入ってからも、イチ様が寝られた後も…。」
一体何をされたんだ…。コワイコワイ…。
「えと、俺…何されたんでしょうか…。」
「別段何も、ただ、イチ様の“ここ”と遊んでおりました。
いろいろ動くので楽しくなっちゃって。えへ。」
もう、何も言うまい…。
部屋を出て、朝食をとりに下に行くと、皆が期待を込めた眼差しで見ている。
えぇ、何もありませんよ…。
無言で席に座り、ディートリヒが用意してくれた朝食を皆で食べ始める。
皆、俺の言葉を今か今かと待っている…。
それでも何もないんだよ。報告事項なんて何もない!
「皆が期待しているような事はありません!それにちゃんと言ったように、シェルフールに戻ってからです。」
「え、社長、本当に何もなかったんですか?」
アイナが尋ねる。
「何でそんな事を聞くんだ?」
「はいな。今晩は私が社長の部屋に行く順番となっておりますので。」
「あほか!君たちが来たとしてもシェルフールまでは待ってもらうよ。それが約束だ。」
「では、お館様、この順番は庇護にし、シェルフールでもう一度行うという事で、今晩からの順番はもう一度考え直すという事で。」
「まぁ、それはそれで良いけど、皆疲れているんだからゆっくり休みなよ。」
「休む=(イコール)主殿と愛し合うことです!」
ベリル…、そんな所でふんすかしなくて良いから…。
「でも、イチ様の初めてをいただきました…。」
うぉい!ミリー。今その話を持ち出すとヤバいぞ…。
「え、カズ様の初めてとは何ですか?」
「はい。イチ様は昨晩“フライ”の魔法を会得されました。その実験として私を空に連れて行ってくれました。」
「えええーーーー((((えええーーーー))))」
全米中が絶叫した…。リヴァイス…。
「カズ様、“フライ”と言えば、超高度な魔法で国に数人しか使えるヒトが居ないというものですが。」
「そんな事言っても、なんだかんだ思ってたら使えるようになった、というのが現実だ。
それに俺、アイテムボックスの付与やらヒーレスだっけ?ヒールの上級だとか使えるから。」
「そうでしたね…。規格外のお館様にびっくりしても仕方ありませんね。
それにお館様はお館様ですから、何でもできるんでしょうね。」
「いえ、できることとできないことはございます…。」
「で、その“フライ”というものですが、個人しか飛べないと聞いていたんですが…。」
「あ、“フライ”じゃないから、“フロート”だから。」
「フロート?」
「あぁ、単に浮いた状態で風魔法を当てて動くというモノだから、フライとは違うと思うが…。
まぁ、本場のフライを見たことがないからな。」
「社長なら、時間を止めることとかもできるんじゃないですかね。」
「あ、それね。アイテムボックスの中であれば時間を止めることはできるな。」
「ほえ?すでにできると…。」
「あぁ。アイテムボックス内は時間が止まっている状態で保管される。
だから、作りたての料理をアイテムボックスに入れて保管する。時間が経ってアイテムボックスからその料理を出せば、作りたての状態で出てくるって事だ。」
「主殿、そうであればわざわざダンジョン内で料理をしなくても良いのではないでしょうか。」
「うん…。つまり、あれだ!
その場で料理したものを出した方が美味しく感じる。ただそれだけ…、俺の趣味です。はい…。」
「いえ、私は主殿がダンジョン内で料理していただいたモノの方が大好きですので、これからもお願いしたいのですが…、よろしいでしょうか…。」
「あぁ、問題ないよ。何なら今日も火山帯をピクニックしながら料理しようか。」
今日の予定が決まった。
皆でピクニック=山登りだ。
全員が山歩きができるような服装、特に靴は大切だから、先ずは靴を調達しに行く。
登山靴のようなものを購入し、その後、服を購入する。
今回目指そうとしている山は火山帯の一部なので、寒くは無いようだが、標高があるため、一枚羽織ることができるヤッケのようなものを購入した。それにスカートでは歩けないから、ズボンもシャツも調達。
うん。皆が山ガールになったね。
後はキャンパーのようになれればソロキャンも可能だろう…。
などと今日日これまでの世界で流行っていた言葉を並べてみたが、おっさんにはなかなか馴染まないな。
やはり、おっさんはザックを担ぎ、ピッケルを持って山を登る方がおっさん向きだ。
街を歩きながら山を目指す。
やはり火山帯だ。どこからともなく硫黄の匂いが微かに漂っている。
「お館様、何ですか…、この卵の腐ったような匂いは…。」
やはり妖狐族だな。匂いに敏感だ。
「これは硫黄という物質の匂いだ。火山が近くなればもっと匂うぞ。
例えば、あそこに見える白い煙、たぶんあの辺りに行けばもっと匂うこととなるな。」
あれ?皆イヤな顔をしている。
「あのな…、硫黄ってのは皮膚病の薬にもなるし、便秘に効くっていわれてるんだぞ。」
「ニノ様、便秘とは何でしょうか?」
この人たちは快食快眠快便なんだ…。
「便秘ってのは、う〇こが出なくなる事だ。」
「え、それは大変です!」
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