239 / 318
第十章
10-1 ガーデンパーティー①
しおりを挟む
「それでは、ダンジョンの踏破を祝して乾杯しましょう! 乾杯!」
「かんぱーい!」
店の庭、大きなグリルを囲み、テーブルとイスが所狭しと並んでいる。
「ニノマエ様、ダンジョン踏破おめでとうございます。」
「ユーリ様、ティエラ様、エドモンド様、アイネス様、マティルダ様、お越しいただき光栄です。」
「2年ぶりとなるダンジョン踏破ですからね。それに、今回は皆でドラゴン肉パーティーだと聞いて、主人以外参加させていただきましたが、よろしかったんでしょうか?」
「大丈夫ですよ。肉は沢山ありますからね。それにエドモンド様もアイネス様、マティルダ様も皆来ていただいて嬉しい限りです。あ、伯爵様の分もちゃんとお土産で渡しますね。」
「ご配慮痛み入ります。主人も来たいと申しておりましたが、仕事をサボってばかりで、今回はバスチャンが目を光らせておりますので、仕事が片付くまでは外出禁止ですからね。」
「何と言って良いのか…。あ、ちゃんとバスチャンさんの分もお土産に入れておきますね。」
「バスチャンまでご配慮いただき、ありがとうございます。
主人については、自業自得ですわ。
そのうち、痛い目に遇うと思います。」
「そりゃ、ご愁傷様です…。
あ、それはそうと、下着の件で紹介したいヒトがいますが、よろしいでしょうか?」
「はい、喜んで。」
少し先で挙動不審状態のザックさんを呼ぶ。
「こちらがノーオの街のザックさんとブランディーヌさんです。彼らが下着を作ってくれることとなりました。」
そんなこんなでヒトを紹介しつつ、ドラゴン肉を焼いていく。
ザックさんは、伯爵のご婦人たちにタジタジだ。
しかし、ブランディーヌさんは堂々としているね。
向こうの席では、ドワさんズが酒瓶を小脇に抱え、既に出来上がっている。
ジョスさん達も隣の店の改修に一区切りしたら参加してくれるというので、もっと賑わうことだろう。
「イチよ、そちはこんな高価な肉を振舞っても良いのか?」
レルネさんがルカさんを連れてステーキをむさぼりながら心配している。
「どうせ、肉なんていつかは食べちゃうんですからね。だったらみんなで食べた方が美味しいとは思いませんか?」
「ふふ。さすがよのう。
ルカ、どうよ。儂が惚れた男じゃ。かっこいいじゃろ。」
「師匠、いつの間にそんな関係になったんですか…。
ちっ、先を越されてしまいましたが、私にだってチャンスはありますよ。」
「そうじゃの。それじゃいっその事、あの店もイチに任せてしまおうかの。」
「はい。その方が良い生活ができると思いますね。」
「という事じゃ、イチよ。あの店も頼む。」
「って、レルネさん、あれはレルネさんとルカさんのお店じゃないですか。」
「いや、なかなかモノが売れんからの。」
「じゃ、売れるモノ考えましょう。」
「そうじゃの。ルカ、任せるぞ。」
「え、いや師匠は何するんですか?」
「ん?儂か、儂はイチの武具を作ったり、石鹸やしゃんぷを作ったり、毎日が楽しいぞ。」
「え、そんな楽しいことしてたんですか?私もやらせてくださいよ~。」
レルネさんの店はいろんなモノが所狭しと売っているからな。
「レルネさんの店は、何かに特化した方がいいかもしれませんね。」
「ん?そうか?なら、何がよい?」
「そうですね。フレグランスなんてどうですか?」
「なんじゃ、その“ふれぐら”とは?」
「香りを良くするものですね。例えば石鹸の匂いを加工して部屋の匂いにしたり、女性が付ける香水のようなものでも良いですし…。」
「匂いを良くすると男性が寄ってきますね。」
「あ、ブランディーヌさん。」
「その匂いを開発していただき、当店で使わせてくださいませ。」
「イチよ、そのお美しい女性は、イチのおなごか?」
「違いますよ。俺の弟分のザックさんの奥様です。」
「ニノマエ様、違いますわよ。私はザックの妾です。」
「はは。でもここでは奥様で良いのではないですか?」
「ふふ。やはりニノマエ様はお優しいですね。
レルネ様とルカ様ですね。
手前は、ノーオの色街で遊郭を営んでおりますブランディ―ヌと申します。
そこで使えるような官能的な香りを作っていただければと思うのですが。」
「お、いいですね。ブランディーヌさん。五感で楽しむというものですね。」
「はい。食、匂い、音、いろいろな楽しみ方でお客様を楽しませるのも良いかと思います。」
「だそうだ。レルネさん、ルカさん。薬草の知識や薬の知識でいけると思いますよ。」
「何やら、どんどん売れるモノが出来てくるの。それも女性のモノばかりじゃが。」
「女性が美しくなることは社会を良くすることだと思いますよ。
それに、この世界の女性は強い!だったら、“強い女性”を“強く美しい女性”にしましょうよ。」
あちこちで酒盛りが始まっているね。
今日は向こうの世界のお酒をふんだんに出している。
ウ〇ッカもテ〇ーラも日本酒もワインも…。
酒にはドワさんズが集まって飲み比べをしているが、アイナまで飲んでるのか…。
まぁ、マーハさんもいるから大丈夫か。
「兄貴ぃ~、こんな美味いモノ食わせてもらってもいいのか?」
「ザックさん、どんどん食べてくださいね。」
「兄貴は強いって分かってたけど、ダンジョンを踏破してしまうなんて、やっぱすげーよ。」
「そうそう、ダンジョンでね、いろんな素材が採れたから、いっぱい持って行ってね。」
「そりゃ、良いけど、素材代はどうするんだ?」
「今回はタダで。だって試作品だからね。どんどん素材を使って良い下着を作ってね。
って、工場はどんな感じ?」
「そりゃ、縫子に糸を紡ぐ職人、デザイナーまで出てきて、30人くらい雇っちまったわ。」
「凄いですね。あ、ミシンも5台出来ましたから、使い方を覚えて帰ってくださいね。」
「そりゃ凄いな。一気に下着ができるぞ。で、どうやって売ってくんだ?」
「今、王都で吹聴しているから、そのうちどこかの阿保な貴族がザックさんの店や俺の店に来ますよ。
そいつらに素材に魔糸やアラクネなどを使っていると言えば高価だと思うから…。
そうだな…、1セット金貨1枚でも買うはず。そいつらの名前を王宮に売って、王宮が裏で捜査するって寸法で。」
「うわ、兄貴ってエゲツナイな…。」
「それから、適正価格で売ってく。まぁ、適正価格での販売は、1か月後くらいかな。
それも市民が買える値段でね。
そうだな…、1セット銀貨5枚で良いんじゃないかな。」
「その差額を聞いて阿保な貴族が怒ってこないか?」
「最初はオーダーメイドだとか言って、奴らの情報をすべてこちらで握るんだよ。
そいつら奥さんや妾の3サイズや、他の情報もね。
情報を握られれば、そいつらは何も動けないよ。
それに、その頃には王宮からお叱りを受けてる頃だから大丈夫だよ。
もし文句を言ってきたとしても、あんたら貴族様のおかげで大量生産が可能になったから価格を下げる事ができたと言えば、何も言わないよ。
ただ、悔しくて奥歯をギリギリと音を立てて帰っていくかもしれないけどね。」
「ははは。そりゃ面白いね。」
「そういう算段だったのですね。」
「あ、ユーリ様、聞いておられたのですね。」
「ふふ。とても面白そうなお話しですし、私たちもその下着が欲しいですからね。
そうそう、ザックさんと言いましたね。お時間があれば、トーレスの店に行くと良いですわ。」
「ありがとうございます。ユーリ伯爵令夫人様。」
「ふふ。そんな形式ばった名前は必要ございません。ここではユーリで結構です。」
「あ、ありがとうございます…。なんか俺っちのような者がこんなところに居て良いのかなんて思いますね。」
ザックさんがしきりに恐縮している。
「なぁ、ザックさんとやら、ニノマエさんの場所は、身分など関係無く話すことができる場所なんだ。こういった場所があるってのも面白いじゃないかい?」
ジョスさんが、テキーラの瓶を片手にやってくる。
「俺たちも、何度もニノマエさんの家を改修しているんだけどな、こんな美味い酒はくれるし、柔らかいパンもくれるんだ。それに事あるごとにいろんな相談をしてくれるから、こっちも親身になって考えるんだよな。なんかお互い助け合って生きているって感じなんだよ。」
「そうですね。ニノマエ様はホントに興味深い方です。」
トーレスさんまで加わってグラスを片手にうんうんと頷いている。
みんな良いヒトばかりだね。
「かんぱーい!」
店の庭、大きなグリルを囲み、テーブルとイスが所狭しと並んでいる。
「ニノマエ様、ダンジョン踏破おめでとうございます。」
「ユーリ様、ティエラ様、エドモンド様、アイネス様、マティルダ様、お越しいただき光栄です。」
「2年ぶりとなるダンジョン踏破ですからね。それに、今回は皆でドラゴン肉パーティーだと聞いて、主人以外参加させていただきましたが、よろしかったんでしょうか?」
「大丈夫ですよ。肉は沢山ありますからね。それにエドモンド様もアイネス様、マティルダ様も皆来ていただいて嬉しい限りです。あ、伯爵様の分もちゃんとお土産で渡しますね。」
「ご配慮痛み入ります。主人も来たいと申しておりましたが、仕事をサボってばかりで、今回はバスチャンが目を光らせておりますので、仕事が片付くまでは外出禁止ですからね。」
「何と言って良いのか…。あ、ちゃんとバスチャンさんの分もお土産に入れておきますね。」
「バスチャンまでご配慮いただき、ありがとうございます。
主人については、自業自得ですわ。
そのうち、痛い目に遇うと思います。」
「そりゃ、ご愁傷様です…。
あ、それはそうと、下着の件で紹介したいヒトがいますが、よろしいでしょうか?」
「はい、喜んで。」
少し先で挙動不審状態のザックさんを呼ぶ。
「こちらがノーオの街のザックさんとブランディーヌさんです。彼らが下着を作ってくれることとなりました。」
そんなこんなでヒトを紹介しつつ、ドラゴン肉を焼いていく。
ザックさんは、伯爵のご婦人たちにタジタジだ。
しかし、ブランディーヌさんは堂々としているね。
向こうの席では、ドワさんズが酒瓶を小脇に抱え、既に出来上がっている。
ジョスさん達も隣の店の改修に一区切りしたら参加してくれるというので、もっと賑わうことだろう。
「イチよ、そちはこんな高価な肉を振舞っても良いのか?」
レルネさんがルカさんを連れてステーキをむさぼりながら心配している。
「どうせ、肉なんていつかは食べちゃうんですからね。だったらみんなで食べた方が美味しいとは思いませんか?」
「ふふ。さすがよのう。
ルカ、どうよ。儂が惚れた男じゃ。かっこいいじゃろ。」
「師匠、いつの間にそんな関係になったんですか…。
ちっ、先を越されてしまいましたが、私にだってチャンスはありますよ。」
「そうじゃの。それじゃいっその事、あの店もイチに任せてしまおうかの。」
「はい。その方が良い生活ができると思いますね。」
「という事じゃ、イチよ。あの店も頼む。」
「って、レルネさん、あれはレルネさんとルカさんのお店じゃないですか。」
「いや、なかなかモノが売れんからの。」
「じゃ、売れるモノ考えましょう。」
「そうじゃの。ルカ、任せるぞ。」
「え、いや師匠は何するんですか?」
「ん?儂か、儂はイチの武具を作ったり、石鹸やしゃんぷを作ったり、毎日が楽しいぞ。」
「え、そんな楽しいことしてたんですか?私もやらせてくださいよ~。」
レルネさんの店はいろんなモノが所狭しと売っているからな。
「レルネさんの店は、何かに特化した方がいいかもしれませんね。」
「ん?そうか?なら、何がよい?」
「そうですね。フレグランスなんてどうですか?」
「なんじゃ、その“ふれぐら”とは?」
「香りを良くするものですね。例えば石鹸の匂いを加工して部屋の匂いにしたり、女性が付ける香水のようなものでも良いですし…。」
「匂いを良くすると男性が寄ってきますね。」
「あ、ブランディーヌさん。」
「その匂いを開発していただき、当店で使わせてくださいませ。」
「イチよ、そのお美しい女性は、イチのおなごか?」
「違いますよ。俺の弟分のザックさんの奥様です。」
「ニノマエ様、違いますわよ。私はザックの妾です。」
「はは。でもここでは奥様で良いのではないですか?」
「ふふ。やはりニノマエ様はお優しいですね。
レルネ様とルカ様ですね。
手前は、ノーオの色街で遊郭を営んでおりますブランディ―ヌと申します。
そこで使えるような官能的な香りを作っていただければと思うのですが。」
「お、いいですね。ブランディーヌさん。五感で楽しむというものですね。」
「はい。食、匂い、音、いろいろな楽しみ方でお客様を楽しませるのも良いかと思います。」
「だそうだ。レルネさん、ルカさん。薬草の知識や薬の知識でいけると思いますよ。」
「何やら、どんどん売れるモノが出来てくるの。それも女性のモノばかりじゃが。」
「女性が美しくなることは社会を良くすることだと思いますよ。
それに、この世界の女性は強い!だったら、“強い女性”を“強く美しい女性”にしましょうよ。」
あちこちで酒盛りが始まっているね。
今日は向こうの世界のお酒をふんだんに出している。
ウ〇ッカもテ〇ーラも日本酒もワインも…。
酒にはドワさんズが集まって飲み比べをしているが、アイナまで飲んでるのか…。
まぁ、マーハさんもいるから大丈夫か。
「兄貴ぃ~、こんな美味いモノ食わせてもらってもいいのか?」
「ザックさん、どんどん食べてくださいね。」
「兄貴は強いって分かってたけど、ダンジョンを踏破してしまうなんて、やっぱすげーよ。」
「そうそう、ダンジョンでね、いろんな素材が採れたから、いっぱい持って行ってね。」
「そりゃ、良いけど、素材代はどうするんだ?」
「今回はタダで。だって試作品だからね。どんどん素材を使って良い下着を作ってね。
って、工場はどんな感じ?」
「そりゃ、縫子に糸を紡ぐ職人、デザイナーまで出てきて、30人くらい雇っちまったわ。」
「凄いですね。あ、ミシンも5台出来ましたから、使い方を覚えて帰ってくださいね。」
「そりゃ凄いな。一気に下着ができるぞ。で、どうやって売ってくんだ?」
「今、王都で吹聴しているから、そのうちどこかの阿保な貴族がザックさんの店や俺の店に来ますよ。
そいつらに素材に魔糸やアラクネなどを使っていると言えば高価だと思うから…。
そうだな…、1セット金貨1枚でも買うはず。そいつらの名前を王宮に売って、王宮が裏で捜査するって寸法で。」
「うわ、兄貴ってエゲツナイな…。」
「それから、適正価格で売ってく。まぁ、適正価格での販売は、1か月後くらいかな。
それも市民が買える値段でね。
そうだな…、1セット銀貨5枚で良いんじゃないかな。」
「その差額を聞いて阿保な貴族が怒ってこないか?」
「最初はオーダーメイドだとか言って、奴らの情報をすべてこちらで握るんだよ。
そいつら奥さんや妾の3サイズや、他の情報もね。
情報を握られれば、そいつらは何も動けないよ。
それに、その頃には王宮からお叱りを受けてる頃だから大丈夫だよ。
もし文句を言ってきたとしても、あんたら貴族様のおかげで大量生産が可能になったから価格を下げる事ができたと言えば、何も言わないよ。
ただ、悔しくて奥歯をギリギリと音を立てて帰っていくかもしれないけどね。」
「ははは。そりゃ面白いね。」
「そういう算段だったのですね。」
「あ、ユーリ様、聞いておられたのですね。」
「ふふ。とても面白そうなお話しですし、私たちもその下着が欲しいですからね。
そうそう、ザックさんと言いましたね。お時間があれば、トーレスの店に行くと良いですわ。」
「ありがとうございます。ユーリ伯爵令夫人様。」
「ふふ。そんな形式ばった名前は必要ございません。ここではユーリで結構です。」
「あ、ありがとうございます…。なんか俺っちのような者がこんなところに居て良いのかなんて思いますね。」
ザックさんがしきりに恐縮している。
「なぁ、ザックさんとやら、ニノマエさんの場所は、身分など関係無く話すことができる場所なんだ。こういった場所があるってのも面白いじゃないかい?」
ジョスさんが、テキーラの瓶を片手にやってくる。
「俺たちも、何度もニノマエさんの家を改修しているんだけどな、こんな美味い酒はくれるし、柔らかいパンもくれるんだ。それに事あるごとにいろんな相談をしてくれるから、こっちも親身になって考えるんだよな。なんかお互い助け合って生きているって感じなんだよ。」
「そうですね。ニノマエ様はホントに興味深い方です。」
トーレスさんまで加わってグラスを片手にうんうんと頷いている。
みんな良いヒトばかりだね。
0
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
テイマー職のおっさんが目指す現代ライフ!
白眉
ファンタジー
異世界召喚には代償が必要。
ある時は召喚術を使った者、人柱となる者…。
とある世界の召喚は、代償にその世界の者と異世界の者を交換(トレード)する方法であった。
万年低ランクのテイマー、イサークは勇者と交換条件に異世界に行く事となった。
召喚された先でイサークが見たモノとは…。
(カクヨム様にて先行配信中)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!
八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。
補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。
しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。
そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。
「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」
ルーナの旅は始まったばかり!
第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる