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第七章
7-21 品評会 in 遊郭
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ザックさんの奥様が全員知り合いってのは助かる。
「で、兄貴の奥方も仲が良いんですか?」
「うん。そうだね。みんな仲が良いよ。」
「仲が良いってことはいい事っす。」
ヤバい。…両手に華とか、へんな話題にならないことを祈る…。
と思っていたら、ディートリヒとブランさんが戻って来た。
ナイス!ディートリヒ。
「ニノマエ様、この度はこのような素晴らしいものをお土産にいただき、ありがとうございました。」
「いえいえ。身体に合いましたか。」
「はい。それはもう。」
お、おう…、胸を反らないでください。
その胸は殺傷能力が非常に高いです。それにディートリヒのジト目が怖いですから…。
「あ、それとザックさんから依頼のあったものですが、結構多く持って来ましたが、どこかで広げますか?」
「え、兄貴、もう持ってきてくださったんですか?やっぱ兄貴は神だ…。」
「いえ、ヒトです…。ブランさん、ここ以上の広さの部屋はありますか。」
「そうですね。では最上階の間に参りましょう。」
・
・
・
部屋に行くまでに、俺はとんでもないものを見つけた。
モーターとワイヤー、そして箱を上下に移動する…、そうエレベーターだ。
「ザックさん、これを動かす魔道具って余ってませんか。」
「残念なことにこれで最後なんです。今動いているものが壊れてしまえば、この箱はもう動かなくなってしまうんですよ。
あ、でも、故障した魔道具ならありますよ。」
「是非、その故障したものをください。もしかすれば直せるかもしれません。」
「分かりました、兄貴。んじゃ、用意させておきます。
さぁ着きました。どうぞこちらへ。」
なんじゃ、この部屋は?
和室、障子、床の間…、茶室…、“迷い人”さんは茶人か?
「ザックさん、この部屋も“渡り人”の監修なんですね。」
「その通りです。この部屋非常に人気があって、ブラン、何て言ったっけ、あの遊び…。」
「『ありー』です。
殿方は、芸子さんの帯を持ち『よいではないか・よいではないか』とまじないとかけ、帯を引きます。
芸子はそれに併せ『おだいかんさ~ま』と掛け合い、クルクルと周り、どれだけの長さの帯を引きよせたかを競う遊びです。」
すみません…。競技なのか遊びなのかは分からないが、前の“迷い人”さんから数百年、ここまで進化したのか、ある意味変わってしまったのかは分からない…。
ま、文化なんてそんなもんだ。
『カンガルー』だって、現地語では『分からない』って意味だったんだ。
で、あれば『ありー』でもいいのか? いや、はやりそこは『あれ~』の方が良い…。
「えと、後でその掛け合いについては説明します…。少し違っているので…。
それよりもどんどんモノをだしていきますが、ブランさん、ザックさんが経営している遊郭のランク付け、つまり安いお店と高いお店の区別がありますか。」
「はい。ございます。」
「“ショー”が一番高いランクで“チック”が中レベル、“バーイ”が低いレベルです。」
松竹梅かよ…。
「では、申し訳ありません。バーイで使用するものはお土産は無しでご理解ください。
中ランクの“チック”で働かれている方にはこれをお使いください。」
俺は、化繊で出来たベビードールなどを各サイズ200ずつ出す。
「ブランさん、品質が中くらいのものですが、良い品質とは言いにくいものです。
ここまでの作りであれば、中レベルのお店で使っていただいても良いと思いますが如何ですか?」
「こんなピカピカの生地は見たことがございません…。
これで中品質なのですか…。では上品質は?
あ、回答をせず申し訳ありません。まったく問題ないと思います。」
「では、これを“ちっく”でお使いください。
それと、これはボロボロになってしまったら廃棄してもらう必要があるものです。廃棄は俺がしますので、ボロボロになったものはどこか一か所にまとめておいてください。」
「はい。わかりました。
爺、これをチックの店に運んでください。」
「は!」
「外に居た執事風のヒトが俺が渡したアイテムボックス付きの鞄に入れる…、入れる…。」
「すみません…、全部出さなきゃと思い、800出しました…。
次に行きますが、最高の店“ショー”には、こちらです。」
シルク製のナイトガウンをブランさんに一着渡す。
「これは素晴らしい肌触りですね。それにとても妖艶に見えます。」
「これらが、各サイズ50~200あります。
先ずは今晩奥様とブランさんが欲しいモノを先に取っておいた残りをこの“ショー”でお使いください。これは廃棄する時は私でなくても構いません。」
ザックさんはまだ目が点になっている。
ブランさんは、ナイトガウンの肌触りが気に入ったようで、ずっとサワサワと感触を楽しんでいる。
「兄貴、こんなにもいただいてよろしいんですか。」
「ふふふ、タダより高いものは無いのだよ。」
「そういう事ですね。分かりました。それじゃ、チックの店で振る舞いましょう。」
ん?何か勘違いしているんでは?
そう思いながら、ブランさんも一緒に中レベルの“チック”に来る。
店の一番広い部屋に行くと、従業員の皆さん勢ぞろいしておりましたよ…。
それも三つ指ついて
「ニノマエ様、おいでませ~。」と…。
圧巻ですよ。ホント。
皆美人です。ハイ。
「皆さんお揃いですか。この度、ニノマエ様より、皆さま方のお仕事道具をいただきました。
ご自身のサイズもあると思いますので、それぞれ10着ご自身でお使いください。
あと、廃棄の際は必ず店主に申し出るように、分かりましたか。」
「はい。」
うわ、社員教育すごいよ。
さすが接客商売ですな。
「それでは爺、先ずは小さい子からお願いします。」
「はい。」
サイズごとに爺と呼ばれる方が出していく。
Sを200出す、群がる。Mを出す、群がる。これをLとLLの2回繰り返し、広間は戦場と化した。
やはり、取り合って破れるものも出るが、それでも欲しい。ってのが心境何だろう…。
でも、みんな綺麗なのに…、と残念がっているとブランさんが耳打ちしてくれる。
「やはり、マンネリではいけないのです。
この子たちは“性戯”のスキルを持っておりませんので、その分容姿で補強しなくてはいけないのですよ。」
性戯?スキル?と首をかしげていると、さらに耳打ちされる。
「ふふ、よろしければ“性戯”をお使いいたしましょうか…。」
「結構でございます。カズ様には不要です!」
ディートリヒ、いつの間に聞いていたんだ?
「では、スキルではございませんが、殿方が悦ばれる術をお伝えするという事でどうでしょうか。」
「是非、お願いします。あ、あと3人おりますので、4人で!
カズ様、よろしいですよね。」
「お、おぅ…、でも迷惑をかけるなよ。」
「分かりました。ではブランさん、今宵ご教示のほど、よろしくお願いいたします。」
「ふふふ、承知いたしましたわ。」
程なくして、バーゲンセール状態も収まり、みなウキウキしている。
身体を売るという行為はいけない事だと分かっていても、働かなければいけないヒトもいる…。
そのヒトたちが笑顔になれるよう、そして、そうした事が極力無くなるようになればと思う。
うん…、詭弁だ。
でも、これで納得しておかないと、どんな職業も詭弁になってしまう…。
お土産大会が終了し、ザックさんのお宅に戻る。
「あ、ザックさん、今晩の宿ですがうちの伴侶がお風呂に入りたいって言ってるので、あのお店の一室をお借りしてもいいですか。」
「あ、お風呂ですか。そうですね、館にはないですからね…。
では、宿よりも先ほどの遊郭はどうでしょうか?今日見ていただいた部屋ならお風呂もありますし、大勢で寝る事も可能ですから。」
「すみません。では一泊よろしくお願いします。
それと代金の方を支払いますので。」
「兄貴、それは酷な話ですよ。兄貴が泊まる部屋を兄貴が支払うとなっちゃ、子分の身が持ちません。それに俺っちの店ですから、そんなの必要ありません。
ただ、あの部屋はブランの部屋として使っているので…。」
え、さっきの店って、“ちっく”の大バーゲンセール会場じゃないの?
ま、でも甘えておかないと後でザックさんにしょげられても困るからな…。
「んじゃ、申し訳ないけど、うちの彼女たちだけ泊まらせて欲しい。
俺はザックさんの家でお願いします。」
「あ、さっきディートリヒ様がうちのブランと何か話していましたね。
では、そういたしましょう。」
今日は熟睡できるな…、なんて思いながらザックさんの豪邸に戻った。
「で、兄貴の奥方も仲が良いんですか?」
「うん。そうだね。みんな仲が良いよ。」
「仲が良いってことはいい事っす。」
ヤバい。…両手に華とか、へんな話題にならないことを祈る…。
と思っていたら、ディートリヒとブランさんが戻って来た。
ナイス!ディートリヒ。
「ニノマエ様、この度はこのような素晴らしいものをお土産にいただき、ありがとうございました。」
「いえいえ。身体に合いましたか。」
「はい。それはもう。」
お、おう…、胸を反らないでください。
その胸は殺傷能力が非常に高いです。それにディートリヒのジト目が怖いですから…。
「あ、それとザックさんから依頼のあったものですが、結構多く持って来ましたが、どこかで広げますか?」
「え、兄貴、もう持ってきてくださったんですか?やっぱ兄貴は神だ…。」
「いえ、ヒトです…。ブランさん、ここ以上の広さの部屋はありますか。」
「そうですね。では最上階の間に参りましょう。」
・
・
・
部屋に行くまでに、俺はとんでもないものを見つけた。
モーターとワイヤー、そして箱を上下に移動する…、そうエレベーターだ。
「ザックさん、これを動かす魔道具って余ってませんか。」
「残念なことにこれで最後なんです。今動いているものが壊れてしまえば、この箱はもう動かなくなってしまうんですよ。
あ、でも、故障した魔道具ならありますよ。」
「是非、その故障したものをください。もしかすれば直せるかもしれません。」
「分かりました、兄貴。んじゃ、用意させておきます。
さぁ着きました。どうぞこちらへ。」
なんじゃ、この部屋は?
和室、障子、床の間…、茶室…、“迷い人”さんは茶人か?
「ザックさん、この部屋も“渡り人”の監修なんですね。」
「その通りです。この部屋非常に人気があって、ブラン、何て言ったっけ、あの遊び…。」
「『ありー』です。
殿方は、芸子さんの帯を持ち『よいではないか・よいではないか』とまじないとかけ、帯を引きます。
芸子はそれに併せ『おだいかんさ~ま』と掛け合い、クルクルと周り、どれだけの長さの帯を引きよせたかを競う遊びです。」
すみません…。競技なのか遊びなのかは分からないが、前の“迷い人”さんから数百年、ここまで進化したのか、ある意味変わってしまったのかは分からない…。
ま、文化なんてそんなもんだ。
『カンガルー』だって、現地語では『分からない』って意味だったんだ。
で、あれば『ありー』でもいいのか? いや、はやりそこは『あれ~』の方が良い…。
「えと、後でその掛け合いについては説明します…。少し違っているので…。
それよりもどんどんモノをだしていきますが、ブランさん、ザックさんが経営している遊郭のランク付け、つまり安いお店と高いお店の区別がありますか。」
「はい。ございます。」
「“ショー”が一番高いランクで“チック”が中レベル、“バーイ”が低いレベルです。」
松竹梅かよ…。
「では、申し訳ありません。バーイで使用するものはお土産は無しでご理解ください。
中ランクの“チック”で働かれている方にはこれをお使いください。」
俺は、化繊で出来たベビードールなどを各サイズ200ずつ出す。
「ブランさん、品質が中くらいのものですが、良い品質とは言いにくいものです。
ここまでの作りであれば、中レベルのお店で使っていただいても良いと思いますが如何ですか?」
「こんなピカピカの生地は見たことがございません…。
これで中品質なのですか…。では上品質は?
あ、回答をせず申し訳ありません。まったく問題ないと思います。」
「では、これを“ちっく”でお使いください。
それと、これはボロボロになってしまったら廃棄してもらう必要があるものです。廃棄は俺がしますので、ボロボロになったものはどこか一か所にまとめておいてください。」
「はい。わかりました。
爺、これをチックの店に運んでください。」
「は!」
「外に居た執事風のヒトが俺が渡したアイテムボックス付きの鞄に入れる…、入れる…。」
「すみません…、全部出さなきゃと思い、800出しました…。
次に行きますが、最高の店“ショー”には、こちらです。」
シルク製のナイトガウンをブランさんに一着渡す。
「これは素晴らしい肌触りですね。それにとても妖艶に見えます。」
「これらが、各サイズ50~200あります。
先ずは今晩奥様とブランさんが欲しいモノを先に取っておいた残りをこの“ショー”でお使いください。これは廃棄する時は私でなくても構いません。」
ザックさんはまだ目が点になっている。
ブランさんは、ナイトガウンの肌触りが気に入ったようで、ずっとサワサワと感触を楽しんでいる。
「兄貴、こんなにもいただいてよろしいんですか。」
「ふふふ、タダより高いものは無いのだよ。」
「そういう事ですね。分かりました。それじゃ、チックの店で振る舞いましょう。」
ん?何か勘違いしているんでは?
そう思いながら、ブランさんも一緒に中レベルの“チック”に来る。
店の一番広い部屋に行くと、従業員の皆さん勢ぞろいしておりましたよ…。
それも三つ指ついて
「ニノマエ様、おいでませ~。」と…。
圧巻ですよ。ホント。
皆美人です。ハイ。
「皆さんお揃いですか。この度、ニノマエ様より、皆さま方のお仕事道具をいただきました。
ご自身のサイズもあると思いますので、それぞれ10着ご自身でお使いください。
あと、廃棄の際は必ず店主に申し出るように、分かりましたか。」
「はい。」
うわ、社員教育すごいよ。
さすが接客商売ですな。
「それでは爺、先ずは小さい子からお願いします。」
「はい。」
サイズごとに爺と呼ばれる方が出していく。
Sを200出す、群がる。Mを出す、群がる。これをLとLLの2回繰り返し、広間は戦場と化した。
やはり、取り合って破れるものも出るが、それでも欲しい。ってのが心境何だろう…。
でも、みんな綺麗なのに…、と残念がっているとブランさんが耳打ちしてくれる。
「やはり、マンネリではいけないのです。
この子たちは“性戯”のスキルを持っておりませんので、その分容姿で補強しなくてはいけないのですよ。」
性戯?スキル?と首をかしげていると、さらに耳打ちされる。
「ふふ、よろしければ“性戯”をお使いいたしましょうか…。」
「結構でございます。カズ様には不要です!」
ディートリヒ、いつの間に聞いていたんだ?
「では、スキルではございませんが、殿方が悦ばれる術をお伝えするという事でどうでしょうか。」
「是非、お願いします。あ、あと3人おりますので、4人で!
カズ様、よろしいですよね。」
「お、おぅ…、でも迷惑をかけるなよ。」
「分かりました。ではブランさん、今宵ご教示のほど、よろしくお願いいたします。」
「ふふふ、承知いたしましたわ。」
程なくして、バーゲンセール状態も収まり、みなウキウキしている。
身体を売るという行為はいけない事だと分かっていても、働かなければいけないヒトもいる…。
そのヒトたちが笑顔になれるよう、そして、そうした事が極力無くなるようになればと思う。
うん…、詭弁だ。
でも、これで納得しておかないと、どんな職業も詭弁になってしまう…。
お土産大会が終了し、ザックさんのお宅に戻る。
「あ、ザックさん、今晩の宿ですがうちの伴侶がお風呂に入りたいって言ってるので、あのお店の一室をお借りしてもいいですか。」
「あ、お風呂ですか。そうですね、館にはないですからね…。
では、宿よりも先ほどの遊郭はどうでしょうか?今日見ていただいた部屋ならお風呂もありますし、大勢で寝る事も可能ですから。」
「すみません。では一泊よろしくお願いします。
それと代金の方を支払いますので。」
「兄貴、それは酷な話ですよ。兄貴が泊まる部屋を兄貴が支払うとなっちゃ、子分の身が持ちません。それに俺っちの店ですから、そんなの必要ありません。
ただ、あの部屋はブランの部屋として使っているので…。」
え、さっきの店って、“ちっく”の大バーゲンセール会場じゃないの?
ま、でも甘えておかないと後でザックさんにしょげられても困るからな…。
「んじゃ、申し訳ないけど、うちの彼女たちだけ泊まらせて欲しい。
俺はザックさんの家でお願いします。」
「あ、さっきディートリヒ様がうちのブランと何か話していましたね。
では、そういたしましょう。」
今日は熟睡できるな…、なんて思いながらザックさんの豪邸に戻った。
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