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第五章
5-10 再度ヤハネの光
しおりを挟む 残念なシーラさんを放置し、ギルド内を見渡すと“ヤハネの光”のメンバーが何やら内輪揉めなのか、言い争っている。うん。仲良きことは美しきカナ、だな。
「どうも、みなさんお久しぶりです。お元気でしたか。」
「あ、ニノマエさんお久しぶりです。」
「何か問題でもあったんですか?」
俺はお母さん、もといエミネさんに尋ねる。
「聞いてください、ニノマエさん!
バーンったら、こんな依頼を受けようとしてるんですよ。」
彼女は依頼書を俺に見せる。
でも、俺…、字が読めないんだよ…。
「ディートリヒ、この依頼は何?」
「はい、カズ様。これはダンジョン内の掃討ですね。
内容は…、オーク肉80㎏の納品ですね。」
ん?できるんじゃないの?どこでプンスカする?
俺が首をかしげていると、エミネさんが力説する。
「考えてみてください。オーク肉80㎏って事は4人で20kg持って帰って来るって事ですよ。
それに第11階層って事は10階層のボスを倒した後に行くことになるんです。
ボス戦で体力やマナ使い切った後で、オーク討伐なんてできないですよ。」
「えと…、第10階層のボスってアラクネだったよね。」
「そうです。」
「アラクネだと、周りの虫さんを最初に倒して、後でアラクネを倒せば何とかなるんじゃないかな。」
「違います!問題はそこではなく、私たち虫がダメなんです。」
あ、そこですか…。
「あのウニョウニョしたものを見ると、悪寒が…。うわーーダメです。絶対ダメです。」
「まぁ、生理的に受け付けないのはどうしようもないからね…。」
「カズ様は私にはそんな事一言も仰ってくれませんでしたが…。」
「私は、虫は苦手ではないので…。」
あれ?もしかしてディートリヒも虫はダメだったのか…。
「バーンさん、生理的に受け付けない魔物に挑むって、それだけで戦力ダウンになると思うんだけど…、リーダーとしてどう考える?」
「えぇ、本来であればそれを考慮して辞めるところですが、今回の依頼を完了させれば俺たちCランクに昇格するんですよ。」
「それは良かったですね。でも、戦力が半減している中での戦闘は過酷ですよ。それに討伐以外の依頼は無いんですか?」
「これといって目ぼしいものは無いんですよ…。」
「ふむ…。」
少し考えてみる。
戦力ダウンの所でボス戦をしても、無事ではすまないだろう。
それよりも良い依頼があれば良い。何か良い策は無いか…。
「カズ様、よろしいでしょうか。」
「ん、どうしたディートリヒ。」
「レルヌ様にお願いし、明日からの遠征に護衛として付いてきていただくという事は如何でしょうか。
経費についてはカズ様がお支払いするという事であればレルヌ様も納得されると思います。
それに、大人数になれば道中も安全です。」
「お、それ良い案だね。あと、大人数であれば馬車とか借りてみんなで行くってのも有りだよね。
でも、道中はお風呂は入れないよ。それでも良いの?」
「う…。それは…。我慢…できません。」
「だよな…。そこをクリアできる方法はあるかい?」
「お館様、問題はお風呂の設置場所と音、誰が入るのかという事であれば、皆時間差で入ってもらう事で良いのではないでしょうか。
それに私も土魔法を使えますので、壁は私が。音の遮断はお館様がやっていただくのであれば、何とかクリアされると思います。ただ、この提案に“ヤハネの光”のメンバーが乗ってくれるかにかかりますが…。」
「カズ様、それとお湯を出せる魔法を口外はされない方が良いと思います。」
うん。風呂桶持っていることくらい言っても問題はない。
お湯を出すという事ではなく、あくまでも水と火魔法を使うという事で良いか…。
まぁ、何とかなるか…。
「んじゃナズナ、申し訳ないがひとっ走りレルヌ様のところに行き、護衛の依頼の件を話してきてもらえないか?それとディートリヒは馬車の手配を頼む。できれば幌付で夜露に濡れないものがあると良いな。
それと御者だけど…、ディートリヒ一寸待ってね。」
ナズナをレルヌさんの店に行かせた後、俺はバーンさんにメンバーの中で御者ができる人が居るか聞くと、バーンさんは突拍子もない質問に不思議に思うも、全員ができることを教えてくれた。
「よし、ディートリヒ、それじゃ御者なしの馬車だけで依頼してきてくれるか?そうだな…7日借りるって事で話をつけてきてくれ。」
「カズ様、分かりました。早速手配してまいります。」
よし、後は“ヤハネの光”とギルドだな。
ギルドはシーラさんが居るから何とかなるな…。
「バーンさん、相談があるんだけど良いかな?
“ヤハネの光”の皆さんも聞いてほしいんだけど」
「何ですか?」
「実は、自分は明日からレルネ様の故郷まで遠征に行くことになっているんだけど、レルネ様が道中の護衛の依頼を出せば、そのCランクへの昇格の条件に当てはまるのかなって思ってね?」
「え、護衛はCランク以上の冒険者でないと出来ないんですけど…。」
「あぁ、そこは何とかなるんじゃないかな。森に詳しい冒険者って事だと、皆さんは該当するよね。」
「確かに俺たちは森を中心に活動しているから…。」
「それに、御者も必要だから、馬回りもやってくれると嬉しいんだ。」
「まぁ、馬回りであれば生まれたところでもやっていたから問題はないけど…。」
「お館様、ただいま戻りました。」
うぉ!びっくりした!
ナズナ、もう行って来たのか?
「レルネ様は了承されました。すべてはお館様に任せるとの事です。」
あ、丸投げか…。
まぁ、仕方がない。
「んじゃ、ギルドに指名依頼をするか…。」
俺は受付のシーラさんの所に戻る。
「シーラさん、依頼を一つお願いしたいんですが。」
「私をようやく娶っていただけるという依頼ですね。はい!お受けします。」
「いえ、違います。おっさんを揶揄わないでくださいね。」
「本気ですが…ゴニョゴニョ…、で、依頼とは何ですか?」
「先ほど話したように、レルネさんと自分たちですが遠征に出ます。その際の護衛を“ヤハネの光”にお願いしたいのです。」
「それは指名依頼ということでよろしいでしょうか。少しお高くなりますがよろしいでしょうか?」
「指名依頼の報酬は日額でしたか?」
「はい。指名依頼ですと一人当たり日額大銀貨1枚が相場となっています。」
「それじゃ、日額大銀貨2枚で7日分。んと、いくらになるんだ?」
(お館様、大銀貨56枚です。)
ナズナありがとう。掛け算もできなくなる…、完全に老化だな…。
「では、7日間の護衛と御者の依頼、大銀貨60枚でお願いします。
この依頼を達成すれば、“ヤハネの光”の皆さんはCランクに昇格しますか?」
「確実に昇格しますね。」
「では、指名依頼をお願いします。」
「バーンさん、あ、エミネさんの方がいいかな?まぁいいや、バーンさん、メンバーの皆さんこっちに来てください。」
“ヤハネの光”のメンバーは首をかしげながらこちらにやって来る。
「今、みなさんに指名依頼をしました。受けてくださいますか?」
「ええええーーーー」
成功すると思う事はトントン拍子に決まっていくものだ。
今回の遠征も護衛もそう。上手く歯車が回っているという事だ。
さすがに“ヤハネの光”の皆さんはしきりに恐縮しているが…。
「ニノマエさん、本当にこんな事をしてよろしいのでしょうか。」
「このような事って?」
エミネさんが恐縮しながら質問してくる。
「虫が嫌いな理由が、いつの間にかそれ以上の依頼を受けたという事です。」
「ん?イヤだった?」
「いえ、私たちは問題はありませんが、でも何故?」
「ははは、それは自分が最初に出会ったヒトが君たちだったからだよ。
見ず知らずのヒトにはそうはしないけど、少なくも同じ飯を食った仲間だからね。」
「ニノマエさん…。」
エミネ母さんがウルウルしている。
まぁ、気心が知れた仲間との遠征も悪くない。
「それじゃ、遠征は明日から。集合場所は明朝、八の鐘が鳴るまでに南門に集合ね。」
「えええーーーー明日からですかーーー。」
「どうも、みなさんお久しぶりです。お元気でしたか。」
「あ、ニノマエさんお久しぶりです。」
「何か問題でもあったんですか?」
俺はお母さん、もといエミネさんに尋ねる。
「聞いてください、ニノマエさん!
バーンったら、こんな依頼を受けようとしてるんですよ。」
彼女は依頼書を俺に見せる。
でも、俺…、字が読めないんだよ…。
「ディートリヒ、この依頼は何?」
「はい、カズ様。これはダンジョン内の掃討ですね。
内容は…、オーク肉80㎏の納品ですね。」
ん?できるんじゃないの?どこでプンスカする?
俺が首をかしげていると、エミネさんが力説する。
「考えてみてください。オーク肉80㎏って事は4人で20kg持って帰って来るって事ですよ。
それに第11階層って事は10階層のボスを倒した後に行くことになるんです。
ボス戦で体力やマナ使い切った後で、オーク討伐なんてできないですよ。」
「えと…、第10階層のボスってアラクネだったよね。」
「そうです。」
「アラクネだと、周りの虫さんを最初に倒して、後でアラクネを倒せば何とかなるんじゃないかな。」
「違います!問題はそこではなく、私たち虫がダメなんです。」
あ、そこですか…。
「あのウニョウニョしたものを見ると、悪寒が…。うわーーダメです。絶対ダメです。」
「まぁ、生理的に受け付けないのはどうしようもないからね…。」
「カズ様は私にはそんな事一言も仰ってくれませんでしたが…。」
「私は、虫は苦手ではないので…。」
あれ?もしかしてディートリヒも虫はダメだったのか…。
「バーンさん、生理的に受け付けない魔物に挑むって、それだけで戦力ダウンになると思うんだけど…、リーダーとしてどう考える?」
「えぇ、本来であればそれを考慮して辞めるところですが、今回の依頼を完了させれば俺たちCランクに昇格するんですよ。」
「それは良かったですね。でも、戦力が半減している中での戦闘は過酷ですよ。それに討伐以外の依頼は無いんですか?」
「これといって目ぼしいものは無いんですよ…。」
「ふむ…。」
少し考えてみる。
戦力ダウンの所でボス戦をしても、無事ではすまないだろう。
それよりも良い依頼があれば良い。何か良い策は無いか…。
「カズ様、よろしいでしょうか。」
「ん、どうしたディートリヒ。」
「レルヌ様にお願いし、明日からの遠征に護衛として付いてきていただくという事は如何でしょうか。
経費についてはカズ様がお支払いするという事であればレルヌ様も納得されると思います。
それに、大人数になれば道中も安全です。」
「お、それ良い案だね。あと、大人数であれば馬車とか借りてみんなで行くってのも有りだよね。
でも、道中はお風呂は入れないよ。それでも良いの?」
「う…。それは…。我慢…できません。」
「だよな…。そこをクリアできる方法はあるかい?」
「お館様、問題はお風呂の設置場所と音、誰が入るのかという事であれば、皆時間差で入ってもらう事で良いのではないでしょうか。
それに私も土魔法を使えますので、壁は私が。音の遮断はお館様がやっていただくのであれば、何とかクリアされると思います。ただ、この提案に“ヤハネの光”のメンバーが乗ってくれるかにかかりますが…。」
「カズ様、それとお湯を出せる魔法を口外はされない方が良いと思います。」
うん。風呂桶持っていることくらい言っても問題はない。
お湯を出すという事ではなく、あくまでも水と火魔法を使うという事で良いか…。
まぁ、何とかなるか…。
「んじゃナズナ、申し訳ないがひとっ走りレルヌ様のところに行き、護衛の依頼の件を話してきてもらえないか?それとディートリヒは馬車の手配を頼む。できれば幌付で夜露に濡れないものがあると良いな。
それと御者だけど…、ディートリヒ一寸待ってね。」
ナズナをレルヌさんの店に行かせた後、俺はバーンさんにメンバーの中で御者ができる人が居るか聞くと、バーンさんは突拍子もない質問に不思議に思うも、全員ができることを教えてくれた。
「よし、ディートリヒ、それじゃ御者なしの馬車だけで依頼してきてくれるか?そうだな…7日借りるって事で話をつけてきてくれ。」
「カズ様、分かりました。早速手配してまいります。」
よし、後は“ヤハネの光”とギルドだな。
ギルドはシーラさんが居るから何とかなるな…。
「バーンさん、相談があるんだけど良いかな?
“ヤハネの光”の皆さんも聞いてほしいんだけど」
「何ですか?」
「実は、自分は明日からレルネ様の故郷まで遠征に行くことになっているんだけど、レルネ様が道中の護衛の依頼を出せば、そのCランクへの昇格の条件に当てはまるのかなって思ってね?」
「え、護衛はCランク以上の冒険者でないと出来ないんですけど…。」
「あぁ、そこは何とかなるんじゃないかな。森に詳しい冒険者って事だと、皆さんは該当するよね。」
「確かに俺たちは森を中心に活動しているから…。」
「それに、御者も必要だから、馬回りもやってくれると嬉しいんだ。」
「まぁ、馬回りであれば生まれたところでもやっていたから問題はないけど…。」
「お館様、ただいま戻りました。」
うぉ!びっくりした!
ナズナ、もう行って来たのか?
「レルネ様は了承されました。すべてはお館様に任せるとの事です。」
あ、丸投げか…。
まぁ、仕方がない。
「んじゃ、ギルドに指名依頼をするか…。」
俺は受付のシーラさんの所に戻る。
「シーラさん、依頼を一つお願いしたいんですが。」
「私をようやく娶っていただけるという依頼ですね。はい!お受けします。」
「いえ、違います。おっさんを揶揄わないでくださいね。」
「本気ですが…ゴニョゴニョ…、で、依頼とは何ですか?」
「先ほど話したように、レルネさんと自分たちですが遠征に出ます。その際の護衛を“ヤハネの光”にお願いしたいのです。」
「それは指名依頼ということでよろしいでしょうか。少しお高くなりますがよろしいでしょうか?」
「指名依頼の報酬は日額でしたか?」
「はい。指名依頼ですと一人当たり日額大銀貨1枚が相場となっています。」
「それじゃ、日額大銀貨2枚で7日分。んと、いくらになるんだ?」
(お館様、大銀貨56枚です。)
ナズナありがとう。掛け算もできなくなる…、完全に老化だな…。
「では、7日間の護衛と御者の依頼、大銀貨60枚でお願いします。
この依頼を達成すれば、“ヤハネの光”の皆さんはCランクに昇格しますか?」
「確実に昇格しますね。」
「では、指名依頼をお願いします。」
「バーンさん、あ、エミネさんの方がいいかな?まぁいいや、バーンさん、メンバーの皆さんこっちに来てください。」
“ヤハネの光”のメンバーは首をかしげながらこちらにやって来る。
「今、みなさんに指名依頼をしました。受けてくださいますか?」
「ええええーーーー」
成功すると思う事はトントン拍子に決まっていくものだ。
今回の遠征も護衛もそう。上手く歯車が回っているという事だ。
さすがに“ヤハネの光”の皆さんはしきりに恐縮しているが…。
「ニノマエさん、本当にこんな事をしてよろしいのでしょうか。」
「このような事って?」
エミネさんが恐縮しながら質問してくる。
「虫が嫌いな理由が、いつの間にかそれ以上の依頼を受けたという事です。」
「ん?イヤだった?」
「いえ、私たちは問題はありませんが、でも何故?」
「ははは、それは自分が最初に出会ったヒトが君たちだったからだよ。
見ず知らずのヒトにはそうはしないけど、少なくも同じ飯を食った仲間だからね。」
「ニノマエさん…。」
エミネ母さんがウルウルしている。
まぁ、気心が知れた仲間との遠征も悪くない。
「それじゃ、遠征は明日から。集合場所は明朝、八の鐘が鳴るまでに南門に集合ね。」
「えええーーーー明日からですかーーー。」
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いつも読んでいただき、ありがとうございます。完結しましたが、次回作なども検討中です。ご感想をお待ちしております。
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