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第四章
4-5 ダンジョン探索①
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翌日、程よい疲れが残る中、俺たちは街を後にした。
そう、今日はダンジョンに行くこととした。
冒険者ギルドに取り合えずダンジョンに行くことだけを告げたのは良かったが、クーパー代行に呼び止められ、これまでの薬草の実績に応じて、DランクをCランクに格上げすることとなったと伝えられ、ギルド証が新しいものと交換された。
「カズ様、これで“風の砦”さんと一緒のランクになりましたね。」
「薬草だけ採ってたんだが、これだけでランクが上がって良いのかねぇ…。」
などと他愛の無い会話をしながらダンジョンまで歩く。
そういえば、この世界に来て歩くことが多くなったせいか、非常に身体が軽く感じる。
肩こりとか腰痛もない。
ウォーキングが健康に良いというのは本当だな…と実感した。
徒歩3時間半かけてダンジョンに到着する。
見た目単なる洞窟…。ただし洞窟前には守衛さんが居てギルド証をチェックしている。
「お、薬草おっさんがダンジョン初挑戦か?」
「ええ、後学の為に見学しておこうと思いまして。」
「ははは、殊勝な心掛けだが、危険だからな。十分注意しろよ。」
「ありがとうございます。」
ギルド証を見せダンジョン内に入る。
あ、内部は明るいんだ。
通路には魔光石と呼ばれる石が所々で光っており、通路を照らしている。
「カズ様、ここからがダンジョンです。」
ディートリヒは先にある階段を指さす。
あ、この通路はダンジョンじゃないのね…。おっさん既に戦闘モードに入ってたわ…。
「分かった。ありがとう。」
俺たちは第1階層に入っていった。
このダンジョンは比較的中レベルのダンジョンだそうだ。
ダンジョンには初級、中級、上級、神級のダンジョンがあるらしい。
勿論、レベルごとにダンジョンで採れる素材も違う。
高レベルのダンジョンになれば、それだけ良い素材が採れるが、俺たちは無理…。
この中レベルでも難しいのではないかと思う。
ダンジョン1階層は、子供の時パソコンでハマっていたゲームそのものだった。
ウィザー〇リィや無限の〇臓などの通路型のダンジョンだった。
索敵はどこまで効くのか、一度試してみる。
お!大分分かるがマッピングが必要となるな…。
オートマッピング機能とかがあると良いのに…独り言ちしていると、
「カズ様、勝手ながらギルドで各階層の地図を購入してきました。」
ディートリヒさん、Good Jobです!
ダンジョンマップは到達階層まで購入したとのことで、24階層まであった。
おっさん、太陽が出ていないと方向が分かりません。
第一階層は普通の通路で面白みがなかった。会敵も緑の奴3匹。
続いて第二階層に入る。
ここも緑の奴5匹に会敵しただけで、何事もなく通過していく。
「なぁ、ディートリヒ、ダンジョンってこんなに魔物が少ないものなのか?」
「おそらく、先日のスタンピードの影響で、まだ魔物が沸いていないのではないでしょうか。」
「そうか、それなら安全だな。」
続いて第三階層、第四階層と良くも、これと言ったものはなく、魔物も少ない。
何か肩透かしを食らった気分で、第5階層に移動。
「カズ様、この第5階層にはボス部屋があります。そのボス部屋を討伐しないと次の階層には行けませんので十分注意してください。因みにボスはゴブリンロードと記載されています。」
あ、ご親切にマップに記載されているんですね。
なんと親切な。
「んじゃ、取り合えず光輪10個くらい出しときますか?」
「はい。お願いします。」
「じゃぁ、行こうか!」
俺はいつものようにバフをかけ、ボス部屋に入る前に光輪10個を出して準備する。
ディートリヒもレイピアを抜刀し臨戦態勢に入り、ボス部屋に突入した。
中に入るとゴブリンロード1匹、アーチャー、メイジ各1匹、ゴブリン4匹の7匹を発見。
すぐさま戦闘開始とはならず、一定の距離に入らないと戦闘が開始されないようだ。
なんて親切なシステムなんでしょう。
俺は、10個の光輪をロード、アーチャー、メイジに当てるよう念じながら前進する。
「来ます!」
ディートリヒが前に出て戦闘に突入するも、既に光輪を投げつけていた俺は、メイジ、アーチャーの首を飛ばしていた。ロードには4つの光輪が当たりバラバラになっている。
ディートリヒもレイピアから剣撃を飛ばし既に2体を倒している。
これって楽勝モード?と思いながら、次にエアカッターを出そうとしたが、既にレイピアの餌食となったゴブリンさんがいるだけだった。
完全勝利です。何の痛手もありませんでした。
それにしても、ディーさん、いつの間に剣撃を自在に飛ばすことができるようになったんでしょうか?
「ディートリヒの剣撃は凄いな…。遠距離でもいけるから、怖いものなしじゃないか?」
「いえ、まだまだです。もう少し鍛錬が必要です。」
謙遜されました…。
俺、10個中6個しか当たってません…。俺もまだまだ鍛錬が必要ですな…。
ボスを倒すと、部屋の奥にある台座に宝箱が出てきた。
「これ、罠とかあるの?」
「多分、あると思います。」
「そうすると解除するときに爆発したり、矢が飛んできたりするとか…。」
「さすがに低階層ですから、そこまでのものは無いと思いますが…。」
俺は念のために鑑定する。
“宝箱”としか明示されていない。まぁ、試しに開けて見て、何かあれば走って逃げようとディートリヒに確認しながら宝箱を開ける。
はい。簡単に開きました。罠はありませんでした。
おそらく、罠があれば宝箱の後ろに何か罠が付くんだろうな…なんて思いながら、中身を見ると、何やら赤い石が入っている。
鑑定すると、“魔石(火)”と出た。
ほう、魔石は属性を付与するのではなく、最初から属性を持っているものもあるんだ。勉強になった。
ボス部屋の奥にはゲートがあった。ダンジョン入り口に転移するものだそうだ。
まだまだ何も実感していないので、次の層に向かう。
第6層は通路ではなかった…。
なんでダンジョン内に草原があるのかと疑問に思い、それをディートリヒに聞くも『それがダンジョンですから。』と回答があったが、まぁゲーム仕様なのかもしれないと納得した。
魔物は?というと、遠くに感じるだけ。
ここもスルーかもしれないと思うが、好奇心からか魔物を見たくなった。
静かに魔物に近づくと…、あ、牛だ。
「牛か!」
「いえ、ブルです。」
名前はどうでもいいんだよ。
一頭だけはぐれて草を食んでいる奴に光輪をぶつけると、綺麗に真っ二つになったよ。
そしてドロップはお肉でした。
うし!これで牛肉もどきをゲットだ。と思い、何気なく草を見る。
何となく楮に似ている。
鑑定すると、やはり楮もどきだった。
そう!楮は紙の原料になるんです。
紙といっても和紙。和紙は紙縒り状にして編めば布になるんです。
これまでの世界では、和紙の靴下や下着は既に販売されているから編み込む技術がうまくいけば布地ができる。
これで素材一つゲットだ。
続いて第7階層に移動する。
ここは森林みたいだ…。
お!薬草がいっぱい生えてる。とりたい放題じゃないか。
やはり“薬草おっさん”だから、めぼしい薬草はゲットしたいんですよ。
それにこれまで採って来たハーブ系の薬草はレルネさんに取られてしまったので、ここでハーブ系の薬草を採っておけば石鹸の材料として使える。
小一時間作業していると、魔物が索敵にひっかかる。
緑でも白でもない。森の中をじっと見つめていると、何やらガサガサと動く物体が居る。
「カズ様、上です!」
俺は上をみると、そこには2mはあるクモが居た。
流石にびっくりです。衝動的に波〇拳を撃ってしまった。
クモさん、粉々になりドロップしたものは…糸?
鑑定すると魔糸と出た。
お!これで糸ゲットです。
これで布と縫製ができるようになりました。
森の中を散策してみる。
広葉樹、針葉樹もあるという事は、入り口に近い方が温かく奥に行くにつれ寒くなるといった設定なのかもしれないが、針葉樹があるって事は、フラッフパルプの原料も採れる訳だな…。
樹木、草、楮、綿、麻これらを調合し加工すれば不織布もナプキンも生産可能か…。
今度、レルネさんに相談してみよう、そんな事を考えながら次の層に進んだ。
そう、今日はダンジョンに行くこととした。
冒険者ギルドに取り合えずダンジョンに行くことだけを告げたのは良かったが、クーパー代行に呼び止められ、これまでの薬草の実績に応じて、DランクをCランクに格上げすることとなったと伝えられ、ギルド証が新しいものと交換された。
「カズ様、これで“風の砦”さんと一緒のランクになりましたね。」
「薬草だけ採ってたんだが、これだけでランクが上がって良いのかねぇ…。」
などと他愛の無い会話をしながらダンジョンまで歩く。
そういえば、この世界に来て歩くことが多くなったせいか、非常に身体が軽く感じる。
肩こりとか腰痛もない。
ウォーキングが健康に良いというのは本当だな…と実感した。
徒歩3時間半かけてダンジョンに到着する。
見た目単なる洞窟…。ただし洞窟前には守衛さんが居てギルド証をチェックしている。
「お、薬草おっさんがダンジョン初挑戦か?」
「ええ、後学の為に見学しておこうと思いまして。」
「ははは、殊勝な心掛けだが、危険だからな。十分注意しろよ。」
「ありがとうございます。」
ギルド証を見せダンジョン内に入る。
あ、内部は明るいんだ。
通路には魔光石と呼ばれる石が所々で光っており、通路を照らしている。
「カズ様、ここからがダンジョンです。」
ディートリヒは先にある階段を指さす。
あ、この通路はダンジョンじゃないのね…。おっさん既に戦闘モードに入ってたわ…。
「分かった。ありがとう。」
俺たちは第1階層に入っていった。
このダンジョンは比較的中レベルのダンジョンだそうだ。
ダンジョンには初級、中級、上級、神級のダンジョンがあるらしい。
勿論、レベルごとにダンジョンで採れる素材も違う。
高レベルのダンジョンになれば、それだけ良い素材が採れるが、俺たちは無理…。
この中レベルでも難しいのではないかと思う。
ダンジョン1階層は、子供の時パソコンでハマっていたゲームそのものだった。
ウィザー〇リィや無限の〇臓などの通路型のダンジョンだった。
索敵はどこまで効くのか、一度試してみる。
お!大分分かるがマッピングが必要となるな…。
オートマッピング機能とかがあると良いのに…独り言ちしていると、
「カズ様、勝手ながらギルドで各階層の地図を購入してきました。」
ディートリヒさん、Good Jobです!
ダンジョンマップは到達階層まで購入したとのことで、24階層まであった。
おっさん、太陽が出ていないと方向が分かりません。
第一階層は普通の通路で面白みがなかった。会敵も緑の奴3匹。
続いて第二階層に入る。
ここも緑の奴5匹に会敵しただけで、何事もなく通過していく。
「なぁ、ディートリヒ、ダンジョンってこんなに魔物が少ないものなのか?」
「おそらく、先日のスタンピードの影響で、まだ魔物が沸いていないのではないでしょうか。」
「そうか、それなら安全だな。」
続いて第三階層、第四階層と良くも、これと言ったものはなく、魔物も少ない。
何か肩透かしを食らった気分で、第5階層に移動。
「カズ様、この第5階層にはボス部屋があります。そのボス部屋を討伐しないと次の階層には行けませんので十分注意してください。因みにボスはゴブリンロードと記載されています。」
あ、ご親切にマップに記載されているんですね。
なんと親切な。
「んじゃ、取り合えず光輪10個くらい出しときますか?」
「はい。お願いします。」
「じゃぁ、行こうか!」
俺はいつものようにバフをかけ、ボス部屋に入る前に光輪10個を出して準備する。
ディートリヒもレイピアを抜刀し臨戦態勢に入り、ボス部屋に突入した。
中に入るとゴブリンロード1匹、アーチャー、メイジ各1匹、ゴブリン4匹の7匹を発見。
すぐさま戦闘開始とはならず、一定の距離に入らないと戦闘が開始されないようだ。
なんて親切なシステムなんでしょう。
俺は、10個の光輪をロード、アーチャー、メイジに当てるよう念じながら前進する。
「来ます!」
ディートリヒが前に出て戦闘に突入するも、既に光輪を投げつけていた俺は、メイジ、アーチャーの首を飛ばしていた。ロードには4つの光輪が当たりバラバラになっている。
ディートリヒもレイピアから剣撃を飛ばし既に2体を倒している。
これって楽勝モード?と思いながら、次にエアカッターを出そうとしたが、既にレイピアの餌食となったゴブリンさんがいるだけだった。
完全勝利です。何の痛手もありませんでした。
それにしても、ディーさん、いつの間に剣撃を自在に飛ばすことができるようになったんでしょうか?
「ディートリヒの剣撃は凄いな…。遠距離でもいけるから、怖いものなしじゃないか?」
「いえ、まだまだです。もう少し鍛錬が必要です。」
謙遜されました…。
俺、10個中6個しか当たってません…。俺もまだまだ鍛錬が必要ですな…。
ボスを倒すと、部屋の奥にある台座に宝箱が出てきた。
「これ、罠とかあるの?」
「多分、あると思います。」
「そうすると解除するときに爆発したり、矢が飛んできたりするとか…。」
「さすがに低階層ですから、そこまでのものは無いと思いますが…。」
俺は念のために鑑定する。
“宝箱”としか明示されていない。まぁ、試しに開けて見て、何かあれば走って逃げようとディートリヒに確認しながら宝箱を開ける。
はい。簡単に開きました。罠はありませんでした。
おそらく、罠があれば宝箱の後ろに何か罠が付くんだろうな…なんて思いながら、中身を見ると、何やら赤い石が入っている。
鑑定すると、“魔石(火)”と出た。
ほう、魔石は属性を付与するのではなく、最初から属性を持っているものもあるんだ。勉強になった。
ボス部屋の奥にはゲートがあった。ダンジョン入り口に転移するものだそうだ。
まだまだ何も実感していないので、次の層に向かう。
第6層は通路ではなかった…。
なんでダンジョン内に草原があるのかと疑問に思い、それをディートリヒに聞くも『それがダンジョンですから。』と回答があったが、まぁゲーム仕様なのかもしれないと納得した。
魔物は?というと、遠くに感じるだけ。
ここもスルーかもしれないと思うが、好奇心からか魔物を見たくなった。
静かに魔物に近づくと…、あ、牛だ。
「牛か!」
「いえ、ブルです。」
名前はどうでもいいんだよ。
一頭だけはぐれて草を食んでいる奴に光輪をぶつけると、綺麗に真っ二つになったよ。
そしてドロップはお肉でした。
うし!これで牛肉もどきをゲットだ。と思い、何気なく草を見る。
何となく楮に似ている。
鑑定すると、やはり楮もどきだった。
そう!楮は紙の原料になるんです。
紙といっても和紙。和紙は紙縒り状にして編めば布になるんです。
これまでの世界では、和紙の靴下や下着は既に販売されているから編み込む技術がうまくいけば布地ができる。
これで素材一つゲットだ。
続いて第7階層に移動する。
ここは森林みたいだ…。
お!薬草がいっぱい生えてる。とりたい放題じゃないか。
やはり“薬草おっさん”だから、めぼしい薬草はゲットしたいんですよ。
それにこれまで採って来たハーブ系の薬草はレルネさんに取られてしまったので、ここでハーブ系の薬草を採っておけば石鹸の材料として使える。
小一時間作業していると、魔物が索敵にひっかかる。
緑でも白でもない。森の中をじっと見つめていると、何やらガサガサと動く物体が居る。
「カズ様、上です!」
俺は上をみると、そこには2mはあるクモが居た。
流石にびっくりです。衝動的に波〇拳を撃ってしまった。
クモさん、粉々になりドロップしたものは…糸?
鑑定すると魔糸と出た。
お!これで糸ゲットです。
これで布と縫製ができるようになりました。
森の中を散策してみる。
広葉樹、針葉樹もあるという事は、入り口に近い方が温かく奥に行くにつれ寒くなるといった設定なのかもしれないが、針葉樹があるって事は、フラッフパルプの原料も採れる訳だな…。
樹木、草、楮、綿、麻これらを調合し加工すれば不織布もナプキンも生産可能か…。
今度、レルネさんに相談してみよう、そんな事を考えながら次の層に進んだ。
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