76 / 318
第三章
3‐36 大慰霊祭
しおりを挟む
昼になり、大慰霊祭が開催された。
教会内で神様に祈る。司教様が説法する。讃美歌のようなものが流れ、鐘が何度も鳴った。
俺は本部に常駐し、教会で行われている行事を進行に注意を払っている。
鐘が鳴り終える頃には、大勢の人がテントの周りに集まってくれた。
冒険者ギルドの職員さん、仕事してますね。
そして、大半が集まったのを見届け、領主である伯爵がステージに立った。
「皆の者、今一度、先のスタンピードで亡くなった方にお悔やみを申し上げたい。」
守備兵の一団が整列し行進してきた。
領主の前で止まり、市民の方を向く。
「抜刀!」
守備兵が剣を抜き、顔の前に剣を持ってくる。
「捧げー、剣!」
その号令と同時に、剣を右斜め下に下ろす。
一挙手一投足、すべてが揃えられた姿が美しい。
市民は、その姿を見て、首を下げ黙とうを捧げる。
「やめ!」
「納刀!」
それは、軍隊ではないにせよ、守備兵という街に関与してきた彼らからの慰霊の儀であった。
中には、涙を流す者もいる。近しい人を殺された人もいただろう…。
守備兵が行進し去ってから伯爵は、もう一度皆に話しかける。
「此度は、街の中へ魔物を侵入させてしまう失態をしでかした儂を許してほしい。
皆の中には、最愛の人を亡くした者、家族を亡くした者、知り合いを亡くした者、多々いると思う。
すまなかった…。」
皆が黙りこんでいる…。
すすり泣く声も聞こえる…。
いろいろな思いが錯綜しているんだろう。
「しかし、未曾有の災害であるスタンピードは終結した。
そして、二度とこの地にかのような災害を起こさないことをここに誓う。
亡くなった方々よ、どうか見守っていてほしい。
この地が彼らの尊い命を得て、素晴らしき地へと変わっていくことを。
ここに居る人々よ、どうか見守っていてほしい。
この地が我らの力で復興し、そして王国一の都市へと変わっていくことを。
我らは今日を生き、明日への希望を抱き生きる。
その希望は決して夢ではない事を約束する。
我らはその希望を、この都市で実現させていく。
どうか、皆の者、ついてきてほしい。
そして、変わっていく姿を我らと一緒に見ていこう!
シェルフールよ、永遠なれ!」
わずか2、3分程度の挨拶だったであろう。
伯爵の発する言葉一つ一つが、皆の心に染みわたる。
そして、皆の心が明日へと続く新たな都市を目指す。
静かであった観衆の中から、パチ、パチと一人、また一人と拍手が始まる…、その拍手は観衆を駆け巡り、数秒後には全員が拍手喝采し、大歓声となった。
泣いている者もいる。伯爵の名前を呼んでいる者もいる。
さすが領主、人心を掌握する術を持っておられる。俺は感動を通り越して感心していた。
伯爵が手を挙げた。
数秒後には拍手も歓声も止んでいる。
「まぁ、杓子定規な話はやめにしようや。
これからは無礼講だ。
死んだ仲間を弔い、皆で飯でも食おう。
酒は流石に出せないが、ここには美味い飯がある。
パンが作れないから飯が食えない、肉が無いから飯が食えない。
そんな生活は、もう止めにしよう。
今日、皆に味わってもらうものは、『食の革命』だ!
我らは、この革命の目撃者となるのだ。
儂はここに二つの宣言をする。
ひとーつ!
今日からここシェルフールは、ソースとマヨネーゼの発祥の地として栄えることを。
ひとーつ!
今日からここシェルフールを、恋人たちの聖地として栄えることを。
みんな、分かったか!」
おおおおおおおおーーーーーーーー!
大歓声だ!
「それじゃ、みんな、食事開始だ!食って食って食いまくれ~!」
おおおおおおおおーーーーーーーー!
全米中が歓喜した、ってのは、こんな感じなんだろうな。
皆がテントに殺到したわ…。
あかんやん、けが人出るぜ。と思ったら、守備兵がさっと配置され、市民を整列し始めたわ。
いやー守備兵さん、統率パないね。
さて、ここからが俺たちの仕事だ。
店舗48のお好み焼き屋さん、2件の串焼き、圧巻だよ。
ここで想定されるトラブルは…、そう、順番抜かし。
初歩的なトラブルだけど、結構煩いんだよな。
そこで、守備兵の皆さんに各店舗に一人ずつ、冒険者ギルド職員で余っている職員、他のギルドからも応援を頼み、列を整理させていく。
「数は十分にありますので、順序良く並んでくださーい。」
「押さなくても大丈夫ですよー。」
大きな声が飛んでいる。俺たちも列の整理に行く。
「おい!オメエ、俺の前に入って来やがったな。」
「あ!!俺が先に並んでたんだぞ!」
あ、この人たち冒険者だ。
ここは冒険者の出番ですかね。
「皆さん、大丈夫ですよ。」
「あ、誰だ?あ、あんたは“薬草おっさん”じゃねえか。」
「はい。そうですよ。今回のスタンピードの討伐お疲れ様でした。
街を守ったヒーローが喧嘩してたら、みんなに笑われちゃいますよ。」
「そうか?街を守ったってか。」
「そうですよ。こんな“薬草おっさん”でもみんなに感謝されるんだから、皆さんだったら、もっとちやほやされるでしょう。そんなヒトが市民の前で喧嘩する姿を見せるんじゃなく、もっとヒーローらしくドンと構えていてくださいね。」
「おう!任せとけ!俺たちも一個食ったら、みんなに言ってヒーローだって思わせて、市民に笑われるような行動はするなって言ってきてやるよ。
ところで、ヒーローって何だ?」
「ヒーローは英雄って意味ですよ。」
「英雄か!ははは、じゃぁ、格好いい姿を見せないといけねぇな。」
チョロいもんです。
煽てる。ミス、褒めて育てるんです。
数刻後、巡回を終え休憩するために本部に戻る。
そこには伯爵、ユーリ夫人、ティエラ夫人もいらっしゃる。お子様は?と思うが、バスチャンさんとメイドさんが居ないという事は、お子様たちは店に並んでいるってことだろう。
伯爵はどこかの店のお好み焼きをバクバク食ってる。うん、普段通りだ。
ユーリ夫人は商業ギルド長と打ち合わせか。今後の事もあるんだよな。お疲れ様です。
ティエラ夫人がこちらを見ている。何だろう。
「ディートリヒ、ティエラ様がこっちを見てるね。」
「はい。聞いてきますね。」
ディートリヒはティエラ様のところに行き、少し話し戻ってくる。
「カズ様、ティエラ様がカズ様にお話しがあるようです。」
「うん。分かった。」
俺たちはティエラ様の席に行く。
「すみません。お呼びだてして。」
「いえ、問題ありませんよ。すべてが順調にいってます。」
「ニノマエ様に相談に乗ってほしい事があるのですが、よろしいでしょうか。」
「ええ。」
俺とディートリヒはティエラ様のお話しを聞く。
それは、慰霊祭を執り行った教会からの相談だった。
教会には孤児院が併設されていて、運営も任されている。
今回のスタンピードで、孤児となった子を受け入れると施設が満杯となり、運営に支障が出る。
彼らを自立させながら孤児院を運営していくことについて、知恵を貸してほしいという事だった。
「ティエラ様、孤児院の運営で何が支障となっているのでしょうか。」
「おそらく運営費、つまり収入よりも支出が多くなってしまうことが原因かと思われます。」
「では解決方法は簡単です。収入を増やすことを考えれば良いのです。」
「収入を増やす具体的な方法とは?」
「これはあくまでも例えの話ですので、鵜呑みにしないでくださいね。
まず、今回伯爵はこの街をソースとマヨネーゼの発祥の地とすること、もう一つはカップルの聖地とすることを明言されましたね。」
「はい。」
「そこから生まれるビジネス、こほん、仕事を作ればいいんです。
例えば、この“お好み焼き”のテントは、もうしばらくの期間営業します。
今受付をしているのは冒険者ギルドの職員ですが、本来であれば、市民に任せてもよいと思います。
なので、ここの受付を孤児院で運営してもらうというのも手です。
さらに、恋人たちの聖地となる街門に上る際にいくらかの入場料と徴収すれば、そこにアッシャー、チケットの受け付ける人手も必要となりますね。」
「そこを孤児院の子供たちの仕事とするって事ですね。」
「そうです。新しく何かをやる時には新しい仕事が生まれますよ。
ソースもマヨもそうです。近いうちには必ずソース専門店などが出ますし、将来的には調味料全体を扱うお店も生まれることでしょう。
そういった仕事やお金といったセンスはユーリ様がお持ちです。じっくりとユーリ様とお話しされれば、もっと良い案が出ると思います。」
「そうですね。ニノマエ様、ありがとうございました。早速ユーリ様とお話ししてみます。」
ティエラ様はスキップしながらユーリ様の所に行き話を始めた。
ユーリ様は、ティエラ様がお話しされる内容をゆっくりと聞いた後、俺の顔をみてニヤッと笑う。
そして、いつもの表情に戻りティエラ様と話し込み始めた。
多分、これで孤児院の運営も問題なく、良い方向に向かっていくことだろう。
教会内で神様に祈る。司教様が説法する。讃美歌のようなものが流れ、鐘が何度も鳴った。
俺は本部に常駐し、教会で行われている行事を進行に注意を払っている。
鐘が鳴り終える頃には、大勢の人がテントの周りに集まってくれた。
冒険者ギルドの職員さん、仕事してますね。
そして、大半が集まったのを見届け、領主である伯爵がステージに立った。
「皆の者、今一度、先のスタンピードで亡くなった方にお悔やみを申し上げたい。」
守備兵の一団が整列し行進してきた。
領主の前で止まり、市民の方を向く。
「抜刀!」
守備兵が剣を抜き、顔の前に剣を持ってくる。
「捧げー、剣!」
その号令と同時に、剣を右斜め下に下ろす。
一挙手一投足、すべてが揃えられた姿が美しい。
市民は、その姿を見て、首を下げ黙とうを捧げる。
「やめ!」
「納刀!」
それは、軍隊ではないにせよ、守備兵という街に関与してきた彼らからの慰霊の儀であった。
中には、涙を流す者もいる。近しい人を殺された人もいただろう…。
守備兵が行進し去ってから伯爵は、もう一度皆に話しかける。
「此度は、街の中へ魔物を侵入させてしまう失態をしでかした儂を許してほしい。
皆の中には、最愛の人を亡くした者、家族を亡くした者、知り合いを亡くした者、多々いると思う。
すまなかった…。」
皆が黙りこんでいる…。
すすり泣く声も聞こえる…。
いろいろな思いが錯綜しているんだろう。
「しかし、未曾有の災害であるスタンピードは終結した。
そして、二度とこの地にかのような災害を起こさないことをここに誓う。
亡くなった方々よ、どうか見守っていてほしい。
この地が彼らの尊い命を得て、素晴らしき地へと変わっていくことを。
ここに居る人々よ、どうか見守っていてほしい。
この地が我らの力で復興し、そして王国一の都市へと変わっていくことを。
我らは今日を生き、明日への希望を抱き生きる。
その希望は決して夢ではない事を約束する。
我らはその希望を、この都市で実現させていく。
どうか、皆の者、ついてきてほしい。
そして、変わっていく姿を我らと一緒に見ていこう!
シェルフールよ、永遠なれ!」
わずか2、3分程度の挨拶だったであろう。
伯爵の発する言葉一つ一つが、皆の心に染みわたる。
そして、皆の心が明日へと続く新たな都市を目指す。
静かであった観衆の中から、パチ、パチと一人、また一人と拍手が始まる…、その拍手は観衆を駆け巡り、数秒後には全員が拍手喝采し、大歓声となった。
泣いている者もいる。伯爵の名前を呼んでいる者もいる。
さすが領主、人心を掌握する術を持っておられる。俺は感動を通り越して感心していた。
伯爵が手を挙げた。
数秒後には拍手も歓声も止んでいる。
「まぁ、杓子定規な話はやめにしようや。
これからは無礼講だ。
死んだ仲間を弔い、皆で飯でも食おう。
酒は流石に出せないが、ここには美味い飯がある。
パンが作れないから飯が食えない、肉が無いから飯が食えない。
そんな生活は、もう止めにしよう。
今日、皆に味わってもらうものは、『食の革命』だ!
我らは、この革命の目撃者となるのだ。
儂はここに二つの宣言をする。
ひとーつ!
今日からここシェルフールは、ソースとマヨネーゼの発祥の地として栄えることを。
ひとーつ!
今日からここシェルフールを、恋人たちの聖地として栄えることを。
みんな、分かったか!」
おおおおおおおおーーーーーーーー!
大歓声だ!
「それじゃ、みんな、食事開始だ!食って食って食いまくれ~!」
おおおおおおおおーーーーーーーー!
全米中が歓喜した、ってのは、こんな感じなんだろうな。
皆がテントに殺到したわ…。
あかんやん、けが人出るぜ。と思ったら、守備兵がさっと配置され、市民を整列し始めたわ。
いやー守備兵さん、統率パないね。
さて、ここからが俺たちの仕事だ。
店舗48のお好み焼き屋さん、2件の串焼き、圧巻だよ。
ここで想定されるトラブルは…、そう、順番抜かし。
初歩的なトラブルだけど、結構煩いんだよな。
そこで、守備兵の皆さんに各店舗に一人ずつ、冒険者ギルド職員で余っている職員、他のギルドからも応援を頼み、列を整理させていく。
「数は十分にありますので、順序良く並んでくださーい。」
「押さなくても大丈夫ですよー。」
大きな声が飛んでいる。俺たちも列の整理に行く。
「おい!オメエ、俺の前に入って来やがったな。」
「あ!!俺が先に並んでたんだぞ!」
あ、この人たち冒険者だ。
ここは冒険者の出番ですかね。
「皆さん、大丈夫ですよ。」
「あ、誰だ?あ、あんたは“薬草おっさん”じゃねえか。」
「はい。そうですよ。今回のスタンピードの討伐お疲れ様でした。
街を守ったヒーローが喧嘩してたら、みんなに笑われちゃいますよ。」
「そうか?街を守ったってか。」
「そうですよ。こんな“薬草おっさん”でもみんなに感謝されるんだから、皆さんだったら、もっとちやほやされるでしょう。そんなヒトが市民の前で喧嘩する姿を見せるんじゃなく、もっとヒーローらしくドンと構えていてくださいね。」
「おう!任せとけ!俺たちも一個食ったら、みんなに言ってヒーローだって思わせて、市民に笑われるような行動はするなって言ってきてやるよ。
ところで、ヒーローって何だ?」
「ヒーローは英雄って意味ですよ。」
「英雄か!ははは、じゃぁ、格好いい姿を見せないといけねぇな。」
チョロいもんです。
煽てる。ミス、褒めて育てるんです。
数刻後、巡回を終え休憩するために本部に戻る。
そこには伯爵、ユーリ夫人、ティエラ夫人もいらっしゃる。お子様は?と思うが、バスチャンさんとメイドさんが居ないという事は、お子様たちは店に並んでいるってことだろう。
伯爵はどこかの店のお好み焼きをバクバク食ってる。うん、普段通りだ。
ユーリ夫人は商業ギルド長と打ち合わせか。今後の事もあるんだよな。お疲れ様です。
ティエラ夫人がこちらを見ている。何だろう。
「ディートリヒ、ティエラ様がこっちを見てるね。」
「はい。聞いてきますね。」
ディートリヒはティエラ様のところに行き、少し話し戻ってくる。
「カズ様、ティエラ様がカズ様にお話しがあるようです。」
「うん。分かった。」
俺たちはティエラ様の席に行く。
「すみません。お呼びだてして。」
「いえ、問題ありませんよ。すべてが順調にいってます。」
「ニノマエ様に相談に乗ってほしい事があるのですが、よろしいでしょうか。」
「ええ。」
俺とディートリヒはティエラ様のお話しを聞く。
それは、慰霊祭を執り行った教会からの相談だった。
教会には孤児院が併設されていて、運営も任されている。
今回のスタンピードで、孤児となった子を受け入れると施設が満杯となり、運営に支障が出る。
彼らを自立させながら孤児院を運営していくことについて、知恵を貸してほしいという事だった。
「ティエラ様、孤児院の運営で何が支障となっているのでしょうか。」
「おそらく運営費、つまり収入よりも支出が多くなってしまうことが原因かと思われます。」
「では解決方法は簡単です。収入を増やすことを考えれば良いのです。」
「収入を増やす具体的な方法とは?」
「これはあくまでも例えの話ですので、鵜呑みにしないでくださいね。
まず、今回伯爵はこの街をソースとマヨネーゼの発祥の地とすること、もう一つはカップルの聖地とすることを明言されましたね。」
「はい。」
「そこから生まれるビジネス、こほん、仕事を作ればいいんです。
例えば、この“お好み焼き”のテントは、もうしばらくの期間営業します。
今受付をしているのは冒険者ギルドの職員ですが、本来であれば、市民に任せてもよいと思います。
なので、ここの受付を孤児院で運営してもらうというのも手です。
さらに、恋人たちの聖地となる街門に上る際にいくらかの入場料と徴収すれば、そこにアッシャー、チケットの受け付ける人手も必要となりますね。」
「そこを孤児院の子供たちの仕事とするって事ですね。」
「そうです。新しく何かをやる時には新しい仕事が生まれますよ。
ソースもマヨもそうです。近いうちには必ずソース専門店などが出ますし、将来的には調味料全体を扱うお店も生まれることでしょう。
そういった仕事やお金といったセンスはユーリ様がお持ちです。じっくりとユーリ様とお話しされれば、もっと良い案が出ると思います。」
「そうですね。ニノマエ様、ありがとうございました。早速ユーリ様とお話ししてみます。」
ティエラ様はスキップしながらユーリ様の所に行き話を始めた。
ユーリ様は、ティエラ様がお話しされる内容をゆっくりと聞いた後、俺の顔をみてニヤッと笑う。
そして、いつもの表情に戻りティエラ様と話し込み始めた。
多分、これで孤児院の運営も問題なく、良い方向に向かっていくことだろう。
0
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
転生してテイマーになった僕の異世界冒険譚
ノデミチ
ファンタジー
田中六朗、18歳。
原因不明の発熱が続き、ほぼ寝たきりの生活。結果死亡。
気が付けば異世界。10歳の少年に!
女神が現れ話を聞くと、六朗は本来、この異世界ルーセリアに生まれるはずが、間違えて地球に生まれてしまったとの事。莫大な魔力を持ったが為に、地球では使う事が出来ず魔力過多で燃え尽きてしまったらしい。
お詫びの転生ということで、病気にならないチートな身体と莫大な魔力を授かり、「この世界では思う存分人生を楽しんでください」と。
寝たきりだった六朗は、ライトノベルやゲームが大好き。今、自分がその世界にいる!
勇者? 王様? 何になる? ライトノベルで好きだった「魔物使い=モンスターテイマー」をやってみよう!
六朗=ロックと名乗り、チートな身体と莫大な魔力で異世界を自由に生きる!
カクヨムでも公開しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
テイマー職のおっさんが目指す現代ライフ!
白眉
ファンタジー
異世界召喚には代償が必要。
ある時は召喚術を使った者、人柱となる者…。
とある世界の召喚は、代償にその世界の者と異世界の者を交換(トレード)する方法であった。
万年低ランクのテイマー、イサークは勇者と交換条件に異世界に行く事となった。
召喚された先でイサークが見たモノとは…。
(カクヨム様にて先行配信中)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる