65 / 318
第三章
3-25 命がけの魔法
しおりを挟む
俺とディートリヒは1番目の壁に向かう。
まだ戦っているヒトもいるが、己のレベルを熟知した者だけが残っている。中には炎戟のメンバーも居る。
「ディートリヒ、これまで俺を支えてくれてありがとな。」
「カズ様、何を言いますか。まだまだこれからですよ。」
「そうだな。まだまだできることをやるだけだな。」
「そうですよ。」
俺たちは1番目の門に向かう間、左翼で攻防を繰り返しているヒトを門まで戻れと誘導する。
マナポーションを飲みながら、光輪とエアカッターを交互に投げつけていく。
ディートリヒも、近くに寄って来る魔物を一刀両断にし、覇気を出し戦っている。
「シェルフールで討伐している皆に告げる。今戦っている場を離れ、門の中に移動せよ。そして、街に入った魔物の討伐を第一とせよ。」
お、レルヌさん、ちゃんと伝えてくれたようだな。
おそらく結界も張ってくれたんだと思う。
これで、街の中は大丈夫だ。惜しむらくは誰も死んでないことを祈る。
「ディートリヒ、大丈夫か?」
「はい。カズ様。」
いつの間にかディートリヒの鎧も切り刻まれており、お気に入りだったフランベルグも折れていた。
「果てる時は一緒ですよ。」
彼女は寂しそうに、でも満足気に笑顔で笑う。
「ありがとな。でも、俺はまだ負けていないよ。」
マナポーションをぐびぐびと3本一気に飲み、1番目の壁に立つ。
うぉ…気持ち悪い…。
横にはディートリヒを従える。
外壁の上を見る。
そこには、伯爵とレルヌさんが立っている。
俺は一礼し、魔物の方を見る。
索敵をかけると、左翼からの進行は多いものの強い気配は無い。寧ろ中央奥に嫌な気配を感じる。
そこまでの距離を計算する。
半径500mを範囲とすれば、ほとんどの魔物が射程内に入る。
問題は魔法を撃つ範囲が広くなればなるほどマナを使う。下手をすれば死に至る…か。
今度は意識を失うだけでなく、完全にお陀仏になる可能性もあるが、俺一人の命がシェルフールの市民を守ることができれば惜しげもなくくれてやろう。
あ、俺、この街に何人住んでるのか聞いてなかったわ。
まぁ良いか、それくらい価値があるって事だよな、と一人で納得する。
「ディートリヒ」
「はい、カズ様。」
「俺は、これからデカい魔法を撃つ。でも、その後どうなるか分からない。もし、撃ち損じてしまったなら、炎戟のミレアさんかレルヌさんを頼り後始末をお願いしたい。」
「分かりました…。もし撃ち損じがあったとしても、私がカズ様を守ります。」
「分かったよ。でも無理と思ったら逃げる事。いいね。」
どうせ逃げないんだろうなぁと思いながら、その対応に幸せを感じる。
「ディートリヒ、もし生き延びることができたなら、結婚してほしい。」
「イヤです。」
ありゃ?ここはYESの場面じゃないのか?
「私はカズ様の妻という立場よりも、いつもお傍に居られる存在になりたいのです。ですので、今のままでお傍に仕えさせていただきたいのです。」
感動です。こんな健気な思いをさせてしまっているんだ…。
俺がもっとしっかりとしなくては…。
「分かった。じゃ、これからもよろしくね。」
俺はディートリヒにキスをした。
まぁ、公衆の面前で…という気持ちもあったが、俺の気持ちがそうさせたのだ。
ディートリヒはとろんとした顔になるも、キスの後俺の左腕に寄り添う。
「ディートリヒ、これから魔法を撃つ。俺を支えてくれ。」
「分かりました。カズ様。」
腕に寄り添っていた身体が一旦離れ、俺は両手を上に突き上げる。
それと同時にディートリヒは身体にしがみつく。
半径500m、中心は大体あの辺りだ。
そこを中心に、すべての魔物に攻撃が当たるものは何か…。そうだ雷だ。
上昇する氷や水と下降する氷や水が衝突し静電気を発生し放電する…。それを大規模に発生させるというイメージで念じる。
すると、上空に暗雲が立ち込め、風も吹き始める。
雲の中で放電が繰り返されている。俺はここぞというタイミングで最大限のマナを込め念じ、叫んだ。
「逝けーー! “インドラ!”」
ゴロゴロを音を立てていた雲が、にわかに活性化し一気に放電した。
幾千もの光が地上に落ちた。
光が落ちた先には魔物がいた。
数千ボルトもの電圧が魔物の身体を貫いた。
さながら数千匹の金色の龍が地上に落ちた、そんな風景だったであろう。
すべての魔物が消失し、大地が瞬時に焼けただれた。
焼けただれた地は熱を発し、その熱が上昇し雨雲を作る。
程なくして雨が降って来た。
雨は熱くなった大地に落ちると蒸発し、また空に戻っていく。
その風景を見ていたヒトはこの地に起きた惨劇に動けず、言葉を発せられない。
ある者は、その風景を神が下した裁きだと感じたであろう。
ある者は、光の斬撃が地上の終わりを告げたと感じたであろう。
ある者は、偶然天災が発生したと感じたであろう。
しかし、眼下に広がる光景を目の当たりにし、人々はこれが惨劇であったと感じた事だろう。
伯爵さん…、早く鬨の声を、皆を誘導してあげてくれ…。
声も出せず、虚空を見つめる俺を庇うように、ディートリヒが叫ぶ。
「伯爵様、早く鬨の声を! そして街に入った魔物の討伐を!」
そうだ、ディートリヒ…。それで良いんだ。
俺の傍でしっかりと支えてくれたな…。ありがとう…。
あぁ、伯爵さんの鬨の声を聞きたかったなぁ…
頭の中には『マナが枯渇しました。危険な状態です。』といったアナウンスが何度も繰り返されていた。
・
・
・
「はぁ、ニノマエさん、またお越しいただくとは…。」
4度目の白い世界で正座させられていた…。
「昨日の今日で会っていただいても…。」
「いえ、お会いしたのは数日前です。」
「言葉の“あや”です!」
「すみません…。」
「本当にあなたって人は…。世話の焼けるヒトですね。見ていてハラハラしますよ。」
「ありがとうございます。あ、先日また特別なものをいただきありがとうございました。」
「はぁ…、あなたは本当に興味深いヒトですね…」
「そうですか?」
「そうですよ。」
頬をポリポリと掻いた。
「で、ニノマエさん、今回はえらい事をしましたね。」
「そうかもしれませんね。でも、自分は後悔なんてしていませんよ。多くのヒトを助けることができましたからね。」
「そうですね。歴史が変わった瞬間でした。そして文化も生まれようとしていますね。」
「え?それはどういう事ですか?」
「ふふふ。 それは実際にニノマエさんの目で確かめられた方が良いと思いますよ。」
「それでは、また帰れるんですね。」
「そうそう帰れるものでは無いのですが…、でも、ニノマエさんは死んでいませんから大丈夫です。」
「あ、自分、死んで無いんですね。良かった。」
「そうですね。あなたの傍にいる女性を大切にしてあげてくださいね。彼女、ずっとあなたの傍を離れようとしていませんから。」
「ありがとうございます。自分も彼女に何かしてあげることができないかと考えています。」
「ふふふ。ニノマエさんらしいですね。
では、少しアドバイスをしましょうか。
あなたの特典は創造魔法です。創造はニノマエさんが考える、いえ、感じれば発動します。感じることができれば、その魔法は彼女にも伝わるでしょう。
では、また会いましょうね。」
「ラウェイン様、また今度ゆっくりとお話ししましょう。」
・
・
・
俺はゆっくりと目を覚ます。気づけばどこかの天井だった。
しかし、立派な部屋のようにも見える。
ここはどこだ?
周囲を見渡すと、ベッドの脇で寝ているディートリヒを見つける。
「ディ、ディート…リヒ…。」
うん、完全に寝てるね。少しそっとしておいてあげよう。
俺は、身体を起こそうとするも、身体を持ち上げることができない。
ありゃ?身体が重いぞ。全く動かない…、身体が鉛以上の重さに感じる。
でも、少しずつではあるが、感覚が戻ってくる…。
どれくらい経ったかは分からないが、指、手、腕と動かせるようになった。
腕を動かし、横で寝ているディートリヒの頭を撫でた。
ディートリヒはビクッとし、飛び起きる。
「カズ様、お目覚めになられましたか…。」
「いろいろと心配かけたね。」
ディートリヒは途端にポロポロと涙を流し始めた。
「良かったです。もう目を覚まさないのではないかと心配していました。」
「そんなに眠っていたのか?」
「はい、2日間…。」
「そうか、心配かけたね。」
「いいえ、こうして目を覚ましていただけただけで、嬉しいです。それでは皆にカズ様が目を覚ましたことを伝えてまいります。」
「あ、ディートリヒ。その前に一つお願いがあるんだけど…いいかな。」
「はい。何なりと。」
「トイレに行きたいから、手を貸してくれないかな…。」
ここは抱きしめて、お互い生きている事に喜びを共感するって場面でしょ!
なんて、声が聞こえたか聞こえないかは知らないが、良い雰囲気がまる潰れとなった瞬間だった。
おっさん、夜中に何回もトイレに行くんだよね…。もう我慢の限界でした。
まだ戦っているヒトもいるが、己のレベルを熟知した者だけが残っている。中には炎戟のメンバーも居る。
「ディートリヒ、これまで俺を支えてくれてありがとな。」
「カズ様、何を言いますか。まだまだこれからですよ。」
「そうだな。まだまだできることをやるだけだな。」
「そうですよ。」
俺たちは1番目の門に向かう間、左翼で攻防を繰り返しているヒトを門まで戻れと誘導する。
マナポーションを飲みながら、光輪とエアカッターを交互に投げつけていく。
ディートリヒも、近くに寄って来る魔物を一刀両断にし、覇気を出し戦っている。
「シェルフールで討伐している皆に告げる。今戦っている場を離れ、門の中に移動せよ。そして、街に入った魔物の討伐を第一とせよ。」
お、レルヌさん、ちゃんと伝えてくれたようだな。
おそらく結界も張ってくれたんだと思う。
これで、街の中は大丈夫だ。惜しむらくは誰も死んでないことを祈る。
「ディートリヒ、大丈夫か?」
「はい。カズ様。」
いつの間にかディートリヒの鎧も切り刻まれており、お気に入りだったフランベルグも折れていた。
「果てる時は一緒ですよ。」
彼女は寂しそうに、でも満足気に笑顔で笑う。
「ありがとな。でも、俺はまだ負けていないよ。」
マナポーションをぐびぐびと3本一気に飲み、1番目の壁に立つ。
うぉ…気持ち悪い…。
横にはディートリヒを従える。
外壁の上を見る。
そこには、伯爵とレルヌさんが立っている。
俺は一礼し、魔物の方を見る。
索敵をかけると、左翼からの進行は多いものの強い気配は無い。寧ろ中央奥に嫌な気配を感じる。
そこまでの距離を計算する。
半径500mを範囲とすれば、ほとんどの魔物が射程内に入る。
問題は魔法を撃つ範囲が広くなればなるほどマナを使う。下手をすれば死に至る…か。
今度は意識を失うだけでなく、完全にお陀仏になる可能性もあるが、俺一人の命がシェルフールの市民を守ることができれば惜しげもなくくれてやろう。
あ、俺、この街に何人住んでるのか聞いてなかったわ。
まぁ良いか、それくらい価値があるって事だよな、と一人で納得する。
「ディートリヒ」
「はい、カズ様。」
「俺は、これからデカい魔法を撃つ。でも、その後どうなるか分からない。もし、撃ち損じてしまったなら、炎戟のミレアさんかレルヌさんを頼り後始末をお願いしたい。」
「分かりました…。もし撃ち損じがあったとしても、私がカズ様を守ります。」
「分かったよ。でも無理と思ったら逃げる事。いいね。」
どうせ逃げないんだろうなぁと思いながら、その対応に幸せを感じる。
「ディートリヒ、もし生き延びることができたなら、結婚してほしい。」
「イヤです。」
ありゃ?ここはYESの場面じゃないのか?
「私はカズ様の妻という立場よりも、いつもお傍に居られる存在になりたいのです。ですので、今のままでお傍に仕えさせていただきたいのです。」
感動です。こんな健気な思いをさせてしまっているんだ…。
俺がもっとしっかりとしなくては…。
「分かった。じゃ、これからもよろしくね。」
俺はディートリヒにキスをした。
まぁ、公衆の面前で…という気持ちもあったが、俺の気持ちがそうさせたのだ。
ディートリヒはとろんとした顔になるも、キスの後俺の左腕に寄り添う。
「ディートリヒ、これから魔法を撃つ。俺を支えてくれ。」
「分かりました。カズ様。」
腕に寄り添っていた身体が一旦離れ、俺は両手を上に突き上げる。
それと同時にディートリヒは身体にしがみつく。
半径500m、中心は大体あの辺りだ。
そこを中心に、すべての魔物に攻撃が当たるものは何か…。そうだ雷だ。
上昇する氷や水と下降する氷や水が衝突し静電気を発生し放電する…。それを大規模に発生させるというイメージで念じる。
すると、上空に暗雲が立ち込め、風も吹き始める。
雲の中で放電が繰り返されている。俺はここぞというタイミングで最大限のマナを込め念じ、叫んだ。
「逝けーー! “インドラ!”」
ゴロゴロを音を立てていた雲が、にわかに活性化し一気に放電した。
幾千もの光が地上に落ちた。
光が落ちた先には魔物がいた。
数千ボルトもの電圧が魔物の身体を貫いた。
さながら数千匹の金色の龍が地上に落ちた、そんな風景だったであろう。
すべての魔物が消失し、大地が瞬時に焼けただれた。
焼けただれた地は熱を発し、その熱が上昇し雨雲を作る。
程なくして雨が降って来た。
雨は熱くなった大地に落ちると蒸発し、また空に戻っていく。
その風景を見ていたヒトはこの地に起きた惨劇に動けず、言葉を発せられない。
ある者は、その風景を神が下した裁きだと感じたであろう。
ある者は、光の斬撃が地上の終わりを告げたと感じたであろう。
ある者は、偶然天災が発生したと感じたであろう。
しかし、眼下に広がる光景を目の当たりにし、人々はこれが惨劇であったと感じた事だろう。
伯爵さん…、早く鬨の声を、皆を誘導してあげてくれ…。
声も出せず、虚空を見つめる俺を庇うように、ディートリヒが叫ぶ。
「伯爵様、早く鬨の声を! そして街に入った魔物の討伐を!」
そうだ、ディートリヒ…。それで良いんだ。
俺の傍でしっかりと支えてくれたな…。ありがとう…。
あぁ、伯爵さんの鬨の声を聞きたかったなぁ…
頭の中には『マナが枯渇しました。危険な状態です。』といったアナウンスが何度も繰り返されていた。
・
・
・
「はぁ、ニノマエさん、またお越しいただくとは…。」
4度目の白い世界で正座させられていた…。
「昨日の今日で会っていただいても…。」
「いえ、お会いしたのは数日前です。」
「言葉の“あや”です!」
「すみません…。」
「本当にあなたって人は…。世話の焼けるヒトですね。見ていてハラハラしますよ。」
「ありがとうございます。あ、先日また特別なものをいただきありがとうございました。」
「はぁ…、あなたは本当に興味深いヒトですね…」
「そうですか?」
「そうですよ。」
頬をポリポリと掻いた。
「で、ニノマエさん、今回はえらい事をしましたね。」
「そうかもしれませんね。でも、自分は後悔なんてしていませんよ。多くのヒトを助けることができましたからね。」
「そうですね。歴史が変わった瞬間でした。そして文化も生まれようとしていますね。」
「え?それはどういう事ですか?」
「ふふふ。 それは実際にニノマエさんの目で確かめられた方が良いと思いますよ。」
「それでは、また帰れるんですね。」
「そうそう帰れるものでは無いのですが…、でも、ニノマエさんは死んでいませんから大丈夫です。」
「あ、自分、死んで無いんですね。良かった。」
「そうですね。あなたの傍にいる女性を大切にしてあげてくださいね。彼女、ずっとあなたの傍を離れようとしていませんから。」
「ありがとうございます。自分も彼女に何かしてあげることができないかと考えています。」
「ふふふ。ニノマエさんらしいですね。
では、少しアドバイスをしましょうか。
あなたの特典は創造魔法です。創造はニノマエさんが考える、いえ、感じれば発動します。感じることができれば、その魔法は彼女にも伝わるでしょう。
では、また会いましょうね。」
「ラウェイン様、また今度ゆっくりとお話ししましょう。」
・
・
・
俺はゆっくりと目を覚ます。気づけばどこかの天井だった。
しかし、立派な部屋のようにも見える。
ここはどこだ?
周囲を見渡すと、ベッドの脇で寝ているディートリヒを見つける。
「ディ、ディート…リヒ…。」
うん、完全に寝てるね。少しそっとしておいてあげよう。
俺は、身体を起こそうとするも、身体を持ち上げることができない。
ありゃ?身体が重いぞ。全く動かない…、身体が鉛以上の重さに感じる。
でも、少しずつではあるが、感覚が戻ってくる…。
どれくらい経ったかは分からないが、指、手、腕と動かせるようになった。
腕を動かし、横で寝ているディートリヒの頭を撫でた。
ディートリヒはビクッとし、飛び起きる。
「カズ様、お目覚めになられましたか…。」
「いろいろと心配かけたね。」
ディートリヒは途端にポロポロと涙を流し始めた。
「良かったです。もう目を覚まさないのではないかと心配していました。」
「そんなに眠っていたのか?」
「はい、2日間…。」
「そうか、心配かけたね。」
「いいえ、こうして目を覚ましていただけただけで、嬉しいです。それでは皆にカズ様が目を覚ましたことを伝えてまいります。」
「あ、ディートリヒ。その前に一つお願いがあるんだけど…いいかな。」
「はい。何なりと。」
「トイレに行きたいから、手を貸してくれないかな…。」
ここは抱きしめて、お互い生きている事に喜びを共感するって場面でしょ!
なんて、声が聞こえたか聞こえないかは知らないが、良い雰囲気がまる潰れとなった瞬間だった。
おっさん、夜中に何回もトイレに行くんだよね…。もう我慢の限界でした。
0
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
チョロイン2人がオイルマッサージ店でNTR快楽堕ちするまで【完結】
白金犬
ファンタジー
幼馴染同士パーティーを組んで冒険者として生計を立てている2人、シルフィとアステリアは王都でのクエストに一区切りをつけたところだった。
故郷の村へ馬車が出るまで王都に滞在する彼女らは、今流行りのオイルマッサージ店の無料チケットを偶然手に入れる。
好奇心旺盛なシルフィは物珍しさから、故郷に恋人が待っているアステリアは彼のためにも綺麗になりたいという乙女心からそのマッサージ店へ向かうことに。
しかしそこで待っていたのは、真面目な冒険者2人を快楽を貪る雌へと変貌させる、甘くてドロドロとした淫猥な施術だった。
シルフィとアステリアは故郷に戻ることも忘れてーー
★登場人物紹介★
・シルフィ
ファイターとして前衛を支える元気っ子。
元気活発で天真爛漫なその性格で相棒のアステリアを引っ張っていく。
特定の相手がいたことはないが、人知れず恋に恋い焦がれている。
・アステリア(アスティ)
ヒーラーとして前衛で戦うシルフィを支える少女。
真面目で誠実。優しい性格で、誰に対しても物腰が柔らかい。
シルフィと他にもう1人いる幼馴染が恋人で、故郷の村で待っている。
・イケメン施術師
大人気オイルマッサージ店の受付兼施術師。
腕の良さとその甘いマスクから女性客のリピート必至である。
アステリアの最初の施術を担当。
・肥満施術師
大人気オイルマッサージ店の知らざれる裏の施術師。
見た目が醜悪で女性には生理的に受け付けられないような容姿のためか表に出てくることはないが、彼の施術を受けたことがある女性客のリピート指名率は90%を超えるという。
シルフィの最初の施術を担当。
・アルバード
シルフィ、アステリアの幼馴染。
アステリアの恋人で、故郷の村で彼女らを待っている。
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる