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第二章
2-17 付与付きの適正価格とは…
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親父さんは、たぶんドワーフだろう。身長が低く、筋骨隆々で、いかにも鍛冶師ですが、文句ありますか?!といった風貌をしている。
一方、残念娘はというと、赤い髪を三つ編みにし両サイドで結んでいる。いわゆる二チョン。彼女もドワーフなんだろう。
「親父さん、冗談はさておき、武具について少しお伺いしても良いですか?」
「なんじゃ、そんな事か。おう!ええぞ。何でも聞いてくれ。」
豪快に笑う。
「先ほど、このお店で扱っている武具は付与がされていないものばかりだと、こちらの残念な娘…いえ、娘さんからお聞きしたんですが、本当ですか?」
「おう。その通りじゃ。わしはドワーフ族じゃから、マナは無い!故に付与なんぞできんのじゃ。」
これまた開き直ったかのように豪快に笑っている。
「あの…、とても言いにくい話ですが、このお店の中には多分武具に何らかの付与が付いているものもありますよ。」
「は!? なんじゃと!」
「実際、これです。」
買おうとしているフランベルグを見せる。
「このフランベルグには、軽量化と切れ味+1という付与がついていますよ。」
「は? そんな事は無いはずじゃ。」
「鑑定とかされていますか?」
「鑑定なんぞ、この街でも各ギルドに一人くらいしかおらんわ。それに鑑定料なぞ払っていては店が潰れるわい。」
うん…。完全に“ボッたくられ”屋確定。鑑定できないことが理由なのか、付与はおまけみたいに考えているのか、どちらかだな。
「親父さん、もし付与が付いた武器を売るなら、どれくらいの値段がつく?」
「そうさな。例えばこのブロードソードだが、戦闘に直接関係の無いものが付与されていれば銀貨10枚は上乗せして売れるな。切れ味追加だとか、戦闘に関係する付与がされているなら銀貨50枚は上乗せして売るぞ。」
「では、その付与が本当であるかを鑑定してもらうには?」
「そりゃ、鑑定師に依頼するんじゃが、鑑定料なぞ高くて払えんわ。」
「鑑定料って、一回いくらなんです?」
「一回、銀貨3枚じゃ。」
そういう事か。この店は武具をあの親父さんが自分で打って販売している。おそらく販売価格は、おっさんの人件費と素材の価格くらいしか盛り込んでいない良心的で、商売っ気のない“安心できる”店だ。
さらに輪をかけ、店主の固定観念から、付与がついている武具もお安く提供しているお店。
なんて、素晴らしいお店なんでしょう。
「親父さん、この店にはどれくらい武具が置いてあるんだ?」
「そうさのぉ。把握した事は無いが、100か200、もしかすると300はあるかもな。」
おい、おっさん!そんな“どんぶり勘定”で良く商売できてるな。いつか騙されてボッたくられるぞ。
「あの…、自分たちとしては安く購入できて嬉しい限りなんですが、それではこの店の売上は減ってしまいますよ。例えば銀貨10枚で販売しているブロードソードが付与付きであれば銀貨30枚くらいで売れるんですよね?」
「そりゃそうじゃが、どれが付いてて、どれが付いていないかも分からんし、どんな付与がついているかも分からん。武器一つ一つに価格を変えて売ることなんか、正直面倒くさい。」
「では、もう一つだけ。例えばさっき話したブロードソードが10枚ではなく30枚で売れれば、20枚の利益が生まれます。その20枚の儲けでお酒を買うことができればどうします?」
「わしゃ、30枚で売るぞ!」
秒で回答する…。やはり、ドワーフには酒のチカラが必要なのか?
「それじゃ、付与がついているものと付与が付いていないものに分けて価格を設定して販売できれば、親父さんの店も、これまで以上に儲かりますし、“風の砦”のみなさんも考え直すんじゃないですか?」
鑑定というスキルは、なかなか保有している人はいないらしく、貴重な存在になるらしい。
とは言え、鑑定されていなくても取引はされる訳で、付与がついているのに普段の値段で売れば、購買者が得をする。逆に付与が付いていないのに付いていると嘘を言って高く売れば詐欺だ。
この世界、なんてアバウトなの…。買主、売主の言い値だけで商売していて価格なんてあって無いようなものだ。
「親父さん、このフランベルグと革のアーマードレスだが、今までいくらで売ってたんだ?」
「ん?フランベルグだと? あぁ、あの樽の中にあったモノか、あれなら大銀貨20枚で売ってる。革のアーマードレスか?それは、ちょっと手の込んだ代物だから金貨1枚と大銀貨30枚じゃな。」
「では、フランベルグに軽量化と切れ味+1が付与されていれば、いくらで売る?」
「そうさの…。まぁ金貨1枚というところか。」
「じゃぁ、アーマードレスに自動補正と防御+1、耐熱・耐寒が付いていたら?」
「そりゃ、金貨4枚以上じゃ!」
そう親父さんは言うと、ハッとしながらも、顔を青ざめていた。
「そうすると、わしゃ、今まで売ってきた金だと、どれくらいの酒が飲めなかった計算になるんじゃ?」
ソコハシリマセンヨ…。
「ですよね。今まで金貨1枚と大銀貨50枚で売っていた武具が、鑑定料と併せて、金貨5枚で売れるとなれば、金貨3枚は損をしていたという事になりますよ。」
「わしゃ、これまで“ドワっ子殺し”を300本分…、毎日1本は無駄にしていたということか…。」
おい、計算めちゃくちゃ早いじゃねえかよ。
それに1本3万円の“ドワっ子殺し”って何だ?その酒を毎日飲むの計算になっているぞ…。
アンタ、奥さんに殺されるぞ…。
おっさん、灰色になってるよ…。
「あの…、付与について聞きたいんですが、親父さんはマナは無いと言ってましたね。」
「あぁ、ドワーフはほかの種族よりマナが少ないからの。」
「少ないだけで、全くないという訳ではないんですね。」
「そりゃ知らん。いちいちマナがあるなんて測っとらんから。」
「では、武具を作る時、どんなことを思いながら作っているんですか?」
「そりゃ、無心に決まっとる。昔から、武器を打つ時は心を無にして打つ!」
「でも、付与できているって事は、何か心に念じている時もあるとか。」
「まぁ、そうじゃの。形を整えたり、研いだりするときには、頑丈で刃が欠けんようにとか、スパッと切れるよう念じていることもあるぞ。」
多分、それだ。
魔法もそうだが、イメージというのが大切だって、神様も言ってた。
であれば、イメージしたものを具現化することも可能だって事だ。
「じゃぁ、親父さんの剣を銀貨10枚で買わせてくれ。その剣に付与がついたら銀貨30枚で買ってもらうってのはどうだ?」
「それじゃ、わしらは銀貨20枚の損じゃないか。」
「いや、別にその剣を銀貨30枚で売るのではなく、付与が付いたから銀貨50枚で売れば問題は無いわけだ。今回は銀貨50枚で売る。そうすれば損得無しじゃないか。」
「は?へ? なんか良く分からなくなってきた…。まぁ、細かいことは任せる。」
酒の代金が入っていなければ、金勘定ができないのか…。
残念な親父さんだ…。
今回は、詭弁のような、詐欺のような話をしている訳ではあるが、今後、付加価値をつけて売るってことになれば、それだけ親父さんの店が潤うってことだから。
一方、残念娘はというと、赤い髪を三つ編みにし両サイドで結んでいる。いわゆる二チョン。彼女もドワーフなんだろう。
「親父さん、冗談はさておき、武具について少しお伺いしても良いですか?」
「なんじゃ、そんな事か。おう!ええぞ。何でも聞いてくれ。」
豪快に笑う。
「先ほど、このお店で扱っている武具は付与がされていないものばかりだと、こちらの残念な娘…いえ、娘さんからお聞きしたんですが、本当ですか?」
「おう。その通りじゃ。わしはドワーフ族じゃから、マナは無い!故に付与なんぞできんのじゃ。」
これまた開き直ったかのように豪快に笑っている。
「あの…、とても言いにくい話ですが、このお店の中には多分武具に何らかの付与が付いているものもありますよ。」
「は!? なんじゃと!」
「実際、これです。」
買おうとしているフランベルグを見せる。
「このフランベルグには、軽量化と切れ味+1という付与がついていますよ。」
「は? そんな事は無いはずじゃ。」
「鑑定とかされていますか?」
「鑑定なんぞ、この街でも各ギルドに一人くらいしかおらんわ。それに鑑定料なぞ払っていては店が潰れるわい。」
うん…。完全に“ボッたくられ”屋確定。鑑定できないことが理由なのか、付与はおまけみたいに考えているのか、どちらかだな。
「親父さん、もし付与が付いた武器を売るなら、どれくらいの値段がつく?」
「そうさな。例えばこのブロードソードだが、戦闘に直接関係の無いものが付与されていれば銀貨10枚は上乗せして売れるな。切れ味追加だとか、戦闘に関係する付与がされているなら銀貨50枚は上乗せして売るぞ。」
「では、その付与が本当であるかを鑑定してもらうには?」
「そりゃ、鑑定師に依頼するんじゃが、鑑定料なぞ高くて払えんわ。」
「鑑定料って、一回いくらなんです?」
「一回、銀貨3枚じゃ。」
そういう事か。この店は武具をあの親父さんが自分で打って販売している。おそらく販売価格は、おっさんの人件費と素材の価格くらいしか盛り込んでいない良心的で、商売っ気のない“安心できる”店だ。
さらに輪をかけ、店主の固定観念から、付与がついている武具もお安く提供しているお店。
なんて、素晴らしいお店なんでしょう。
「親父さん、この店にはどれくらい武具が置いてあるんだ?」
「そうさのぉ。把握した事は無いが、100か200、もしかすると300はあるかもな。」
おい、おっさん!そんな“どんぶり勘定”で良く商売できてるな。いつか騙されてボッたくられるぞ。
「あの…、自分たちとしては安く購入できて嬉しい限りなんですが、それではこの店の売上は減ってしまいますよ。例えば銀貨10枚で販売しているブロードソードが付与付きであれば銀貨30枚くらいで売れるんですよね?」
「そりゃそうじゃが、どれが付いてて、どれが付いていないかも分からんし、どんな付与がついているかも分からん。武器一つ一つに価格を変えて売ることなんか、正直面倒くさい。」
「では、もう一つだけ。例えばさっき話したブロードソードが10枚ではなく30枚で売れれば、20枚の利益が生まれます。その20枚の儲けでお酒を買うことができればどうします?」
「わしゃ、30枚で売るぞ!」
秒で回答する…。やはり、ドワーフには酒のチカラが必要なのか?
「それじゃ、付与がついているものと付与が付いていないものに分けて価格を設定して販売できれば、親父さんの店も、これまで以上に儲かりますし、“風の砦”のみなさんも考え直すんじゃないですか?」
鑑定というスキルは、なかなか保有している人はいないらしく、貴重な存在になるらしい。
とは言え、鑑定されていなくても取引はされる訳で、付与がついているのに普段の値段で売れば、購買者が得をする。逆に付与が付いていないのに付いていると嘘を言って高く売れば詐欺だ。
この世界、なんてアバウトなの…。買主、売主の言い値だけで商売していて価格なんてあって無いようなものだ。
「親父さん、このフランベルグと革のアーマードレスだが、今までいくらで売ってたんだ?」
「ん?フランベルグだと? あぁ、あの樽の中にあったモノか、あれなら大銀貨20枚で売ってる。革のアーマードレスか?それは、ちょっと手の込んだ代物だから金貨1枚と大銀貨30枚じゃな。」
「では、フランベルグに軽量化と切れ味+1が付与されていれば、いくらで売る?」
「そうさの…。まぁ金貨1枚というところか。」
「じゃぁ、アーマードレスに自動補正と防御+1、耐熱・耐寒が付いていたら?」
「そりゃ、金貨4枚以上じゃ!」
そう親父さんは言うと、ハッとしながらも、顔を青ざめていた。
「そうすると、わしゃ、今まで売ってきた金だと、どれくらいの酒が飲めなかった計算になるんじゃ?」
ソコハシリマセンヨ…。
「ですよね。今まで金貨1枚と大銀貨50枚で売っていた武具が、鑑定料と併せて、金貨5枚で売れるとなれば、金貨3枚は損をしていたという事になりますよ。」
「わしゃ、これまで“ドワっ子殺し”を300本分…、毎日1本は無駄にしていたということか…。」
おい、計算めちゃくちゃ早いじゃねえかよ。
それに1本3万円の“ドワっ子殺し”って何だ?その酒を毎日飲むの計算になっているぞ…。
アンタ、奥さんに殺されるぞ…。
おっさん、灰色になってるよ…。
「あの…、付与について聞きたいんですが、親父さんはマナは無いと言ってましたね。」
「あぁ、ドワーフはほかの種族よりマナが少ないからの。」
「少ないだけで、全くないという訳ではないんですね。」
「そりゃ知らん。いちいちマナがあるなんて測っとらんから。」
「では、武具を作る時、どんなことを思いながら作っているんですか?」
「そりゃ、無心に決まっとる。昔から、武器を打つ時は心を無にして打つ!」
「でも、付与できているって事は、何か心に念じている時もあるとか。」
「まぁ、そうじゃの。形を整えたり、研いだりするときには、頑丈で刃が欠けんようにとか、スパッと切れるよう念じていることもあるぞ。」
多分、それだ。
魔法もそうだが、イメージというのが大切だって、神様も言ってた。
であれば、イメージしたものを具現化することも可能だって事だ。
「じゃぁ、親父さんの剣を銀貨10枚で買わせてくれ。その剣に付与がついたら銀貨30枚で買ってもらうってのはどうだ?」
「それじゃ、わしらは銀貨20枚の損じゃないか。」
「いや、別にその剣を銀貨30枚で売るのではなく、付与が付いたから銀貨50枚で売れば問題は無いわけだ。今回は銀貨50枚で売る。そうすれば損得無しじゃないか。」
「は?へ? なんか良く分からなくなってきた…。まぁ、細かいことは任せる。」
酒の代金が入っていなければ、金勘定ができないのか…。
残念な親父さんだ…。
今回は、詭弁のような、詐欺のような話をしている訳ではあるが、今後、付加価値をつけて売るってことになれば、それだけ親父さんの店が潤うってことだから。
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