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第一章
1-17 信頼の値段は?
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「それと、例えばですが、どこかの貴族が主催するパーティーがあるのかどうかは分かりませんが、そういった宴席でトーレス社製の白いバジリスクのバッグを持っておられる方が数名いらっしゃるとすれば、その方から見れば、白いバジリスクのバッグはトーレス商会が自信を持って信頼に値するヒトであると証明された人物の訳です。そうすると、バッグはある意味“信頼できる”人物であることを相手方にも植え付けることができますよね。」
今では誰もが知っているフリーメイソンのマークを思い出す。
ただ、やりすぎはダメだ。上手く誘導していくことができれば、信頼という名の集団を生み出すこともできる。
しかし、選民思想にならぬよう上手に誘導していく人間が必要であり、その見極めをトーレスさんが行うという事だ。トーレスさんなら、ヒトを見る目があると思う。
「白いバッグは“信頼”を。このバッグが私どもの信頼の証とするんですね。」
「難しく考えることはありません。それにバッグを持たせることで選ばれたヒトであるとの自意識を持たせることも大切ですが、何事もほどほどにしておかないと政治にも影響してきます。バッグが政治の道具に使われるようになってはいけません。
なので、先ずはトーレスさんが信用できるヒトに話を持ちかけて買ってもらう。そこから始めれば良いんじゃないですかね。」
トーレスさんは少し考えるも、すぐさま顔を上げ、話し始めた。
「ニノマエ様のお話、感服いたしました。
私決めました。
ニノマエ様を当社の顧問になっていただきます。そして、販売展開などにも相談に乗っていただきます。勿論タダでとは言いません。先ずは商業ギルドに登録していただく費用をこちらで負担させていただき、相談一回につき金貨1枚をお支払いいたします。」
これこれ…、トーレスさん、また残念化が激しくなっています。
まぁ、収入口があるのは良いけど、俺が商売を始めたら?競合したら?と考えると難しい問題なのかもしれないが、「考えるより、感じろ!」だ。
今はそれで良い。追々修正していこう。
「分かりました。それでは実力も実績もありませんが、ニノマエ ハジメ、トーレス商会のアドバイザーとしてお役に立ってみせます。」
「おぉ、”あどばいざー”が何かは分かりませんが、ありがとうございます。では、早速商業ギルドに登録をさせていただきます。」
「では、商業ギルドに連れて行ってもらえますか。」
「いえ、そんな必要はございません。商業ギルドは当社の裏にありますので、家人を行かせて登録させます。
登録内容は既に冒険者ギルドからの情報がありますので、その情報で登録させていただきますので、ご安心ください。ニノマエ様の身分も当社が保証いたします。」
「何から何まで、すみません。でも、自分が商店を開く時までで結構ですから。もしかするとトーレスさんにご迷惑をかける場合もあるかもしれませんので。」
「ははは、ご冗談を。そこまでの商才がおありなのですから、先ずは当社がやられてしまいますよ。」
これ、どう考えても『越後屋、お主も悪よのう』『お代官様も…』のノリだよな…。
どちらが越後屋でどちらがお代官かは分からないが…。
「では、早速バジリスクの買取をしましょうか。」
「え、はい。え??買取ですか?」
俺はびっくりした。
だって、あの量だ。流石にここに出すのは無理だろう…。
「えぇと…、すごい量になると思うのですが、どの素材をご入用なのですか?」
「そうですね。皮と骨、出来れば牙も欲しいところです。」
「肉は?」
「肉は食べません。」
「さいですか…。」
一番量がある肉は無理だった。
骨と皮でもすごい量がある。多分、腰抜かすだろうな…。
「では出しますが、量が量なので、流石にここに出し切れませんよ。」
「あ、そういう事ですね。では、奥にあります倉庫に行きましょう。」
そう言って、トーレスさんは俺を奥の建物に連れていく。
そこには蔵らしいものが建っており、トーレスさんがカギを開け中に入る。
中は涼しく、先ほどの応接室の3倍くらいあるスペースだった。
「では、牙から。」
「おおおぉ!大きいですね。」
「次は骨です。」
「な・・・な・・・なんじゃ?こりゃ・・・」
「最後に皮です。」
「・・・・・・」
やっぱりね…。腰抜かしてました。
そりゃそうですよね。10mクラスのバジリスクです。
骨も10mあります。皮も10mあるんです。膨大な量になります。
皮はアイテムボックスには折りたたんで収納してあるので、そんなにもかさばらないのですが、骨がやたらとかさばるんです。途中途中で切っては入れてありますが、それでも大きいんです。
「あわわわわわ・・・」
トーレスさん、開いた口が閉まりません。
はい。そうなりますよね。
俺は、トーレスさんがこちらの世界に戻ってくるまで、時間を置くこととする。
5分くらい経っただろうか、ようやくトーレスさん、あっちの世界から帰ってきました。
「ニノマエ様、これは一体。」
「バジリスク2体分です。白っぽいって言ってましたが、どう見てもシルバーですね。」
山積みになったバジリスクの皮は銀色で、所々虹色に見える。
これがバジリスクなんだろうか?と一抹の不安があるので、鑑定してみることとする。
バジリスク・ジャイアントの皮 希少品 加工品として重宝される 防具にすれば上位クラスの防御力がある、耐水、耐火有
「へー。バジリスク・ジャイアントって言うんですね。」
「な、な、なんて言われました?」
「えぇと、バジリスク・ジャイアントですか?」
「ば、バジクリス・じゃいあん?」
噛んでますよ。
「いえ、バ・ジ・リ・ス・ク・ジャ・イ・ア・ン・トでしゅ。」
あ、いかん、俺も噛んだ。
「しかし、これだけの皮というより、これだけの大きさのバジリスク、良く倒せましたね。普通ならAランクの冒険者であっても無理ですよ。」
「まぁ、偶然です。なので、頭の部分が無いんですよ。」
「あぁ、そういう事ですね。まぁ、頭があっても当社は使えませんので大丈夫ですが…、流石にこの量にはびっくりですよ。記録されているバジリスクより大きいんじゃないですかね?」
「正直、どれくらいの大きさが平均なのかは知りません。自分の中ではこれが平均なんですよ。」
「そんなもんですかね?」
「そんなもんだと思います。」
俺は愛想笑いでごまかした。
「ところで、ニノマエ様、この素材を全部当社が買い取っても構いませんか?」
「ええ、そのつもりで出しましたので構いません。」
「では、査定させていただきますと…」
いろいろ説明されたが、正直価格に興味が無いので、皮素材だけは先ほど話をしていた信頼たる者に売る商品としてストックし、特注品扱いとすることにしてもらった。
骨は様々な用途があるとの事、牙はこれまでのバジリスクサイズよりも大きいから、トーレスさん名義でオークションに出すとの事だった。
でも、牙1本だけは記念に残しておくこととした。
「骨、皮、牙、まとめて金貨10枚でお願いします。」
おうふ!さっきよりは適正価格に近いんだろうけど、それでも1千万は流石にデカいです。
まぁ、今のトーレスさんに何を言っても無理だと思ったので、商業ギルドに登録する手数料と1年分の経費である金貨2枚を差し引いた額、金貨8枚で手を打つことにした。
ニコニコするトーレスさんを背中に、俺はトーレスさんの店を出る。
先ほど、トーレスさんから、安全で料理も美味しい宿泊場所を教えてもらった。
そして、これからの拠点となるであろう「琥珀亭」を目指すこととなった。
今では誰もが知っているフリーメイソンのマークを思い出す。
ただ、やりすぎはダメだ。上手く誘導していくことができれば、信頼という名の集団を生み出すこともできる。
しかし、選民思想にならぬよう上手に誘導していく人間が必要であり、その見極めをトーレスさんが行うという事だ。トーレスさんなら、ヒトを見る目があると思う。
「白いバッグは“信頼”を。このバッグが私どもの信頼の証とするんですね。」
「難しく考えることはありません。それにバッグを持たせることで選ばれたヒトであるとの自意識を持たせることも大切ですが、何事もほどほどにしておかないと政治にも影響してきます。バッグが政治の道具に使われるようになってはいけません。
なので、先ずはトーレスさんが信用できるヒトに話を持ちかけて買ってもらう。そこから始めれば良いんじゃないですかね。」
トーレスさんは少し考えるも、すぐさま顔を上げ、話し始めた。
「ニノマエ様のお話、感服いたしました。
私決めました。
ニノマエ様を当社の顧問になっていただきます。そして、販売展開などにも相談に乗っていただきます。勿論タダでとは言いません。先ずは商業ギルドに登録していただく費用をこちらで負担させていただき、相談一回につき金貨1枚をお支払いいたします。」
これこれ…、トーレスさん、また残念化が激しくなっています。
まぁ、収入口があるのは良いけど、俺が商売を始めたら?競合したら?と考えると難しい問題なのかもしれないが、「考えるより、感じろ!」だ。
今はそれで良い。追々修正していこう。
「分かりました。それでは実力も実績もありませんが、ニノマエ ハジメ、トーレス商会のアドバイザーとしてお役に立ってみせます。」
「おぉ、”あどばいざー”が何かは分かりませんが、ありがとうございます。では、早速商業ギルドに登録をさせていただきます。」
「では、商業ギルドに連れて行ってもらえますか。」
「いえ、そんな必要はございません。商業ギルドは当社の裏にありますので、家人を行かせて登録させます。
登録内容は既に冒険者ギルドからの情報がありますので、その情報で登録させていただきますので、ご安心ください。ニノマエ様の身分も当社が保証いたします。」
「何から何まで、すみません。でも、自分が商店を開く時までで結構ですから。もしかするとトーレスさんにご迷惑をかける場合もあるかもしれませんので。」
「ははは、ご冗談を。そこまでの商才がおありなのですから、先ずは当社がやられてしまいますよ。」
これ、どう考えても『越後屋、お主も悪よのう』『お代官様も…』のノリだよな…。
どちらが越後屋でどちらがお代官かは分からないが…。
「では、早速バジリスクの買取をしましょうか。」
「え、はい。え??買取ですか?」
俺はびっくりした。
だって、あの量だ。流石にここに出すのは無理だろう…。
「えぇと…、すごい量になると思うのですが、どの素材をご入用なのですか?」
「そうですね。皮と骨、出来れば牙も欲しいところです。」
「肉は?」
「肉は食べません。」
「さいですか…。」
一番量がある肉は無理だった。
骨と皮でもすごい量がある。多分、腰抜かすだろうな…。
「では出しますが、量が量なので、流石にここに出し切れませんよ。」
「あ、そういう事ですね。では、奥にあります倉庫に行きましょう。」
そう言って、トーレスさんは俺を奥の建物に連れていく。
そこには蔵らしいものが建っており、トーレスさんがカギを開け中に入る。
中は涼しく、先ほどの応接室の3倍くらいあるスペースだった。
「では、牙から。」
「おおおぉ!大きいですね。」
「次は骨です。」
「な・・・な・・・なんじゃ?こりゃ・・・」
「最後に皮です。」
「・・・・・・」
やっぱりね…。腰抜かしてました。
そりゃそうですよね。10mクラスのバジリスクです。
骨も10mあります。皮も10mあるんです。膨大な量になります。
皮はアイテムボックスには折りたたんで収納してあるので、そんなにもかさばらないのですが、骨がやたらとかさばるんです。途中途中で切っては入れてありますが、それでも大きいんです。
「あわわわわわ・・・」
トーレスさん、開いた口が閉まりません。
はい。そうなりますよね。
俺は、トーレスさんがこちらの世界に戻ってくるまで、時間を置くこととする。
5分くらい経っただろうか、ようやくトーレスさん、あっちの世界から帰ってきました。
「ニノマエ様、これは一体。」
「バジリスク2体分です。白っぽいって言ってましたが、どう見てもシルバーですね。」
山積みになったバジリスクの皮は銀色で、所々虹色に見える。
これがバジリスクなんだろうか?と一抹の不安があるので、鑑定してみることとする。
バジリスク・ジャイアントの皮 希少品 加工品として重宝される 防具にすれば上位クラスの防御力がある、耐水、耐火有
「へー。バジリスク・ジャイアントって言うんですね。」
「な、な、なんて言われました?」
「えぇと、バジリスク・ジャイアントですか?」
「ば、バジクリス・じゃいあん?」
噛んでますよ。
「いえ、バ・ジ・リ・ス・ク・ジャ・イ・ア・ン・トでしゅ。」
あ、いかん、俺も噛んだ。
「しかし、これだけの皮というより、これだけの大きさのバジリスク、良く倒せましたね。普通ならAランクの冒険者であっても無理ですよ。」
「まぁ、偶然です。なので、頭の部分が無いんですよ。」
「あぁ、そういう事ですね。まぁ、頭があっても当社は使えませんので大丈夫ですが…、流石にこの量にはびっくりですよ。記録されているバジリスクより大きいんじゃないですかね?」
「正直、どれくらいの大きさが平均なのかは知りません。自分の中ではこれが平均なんですよ。」
「そんなもんですかね?」
「そんなもんだと思います。」
俺は愛想笑いでごまかした。
「ところで、ニノマエ様、この素材を全部当社が買い取っても構いませんか?」
「ええ、そのつもりで出しましたので構いません。」
「では、査定させていただきますと…」
いろいろ説明されたが、正直価格に興味が無いので、皮素材だけは先ほど話をしていた信頼たる者に売る商品としてストックし、特注品扱いとすることにしてもらった。
骨は様々な用途があるとの事、牙はこれまでのバジリスクサイズよりも大きいから、トーレスさん名義でオークションに出すとの事だった。
でも、牙1本だけは記念に残しておくこととした。
「骨、皮、牙、まとめて金貨10枚でお願いします。」
おうふ!さっきよりは適正価格に近いんだろうけど、それでも1千万は流石にデカいです。
まぁ、今のトーレスさんに何を言っても無理だと思ったので、商業ギルドに登録する手数料と1年分の経費である金貨2枚を差し引いた額、金貨8枚で手を打つことにした。
ニコニコするトーレスさんを背中に、俺はトーレスさんの店を出る。
先ほど、トーレスさんから、安全で料理も美味しい宿泊場所を教えてもらった。
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