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第一章
1-5 情報収集と生きる術
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残りの3匹は、どうやら4人で倒せたようだ。
俺は安堵する。
「助太刀、感謝する。」
4人のうちの一人が俺と会話することとなったようだ。
「俺たちは、“ヤハネの光”っていう冒険者パーティーだ。」
「自分はニノマエ ハジメと言います。」
「見たところ、すごい魔法使いですね。しかし、魔法使いの出で立ちではないように見受けられます。」
「バーン、人は見かけじゃないんですよ。」
若い女性が男をたしなめる。
男性2名、女性2名、男性はタンクがブライオン、剣がバーン、女性の方は魔法使いがベアトリーチェでヒーラーがエミネと名乗った。
聞けば、彼らは近くの街をホームタウンとしている“ヤハネの光”というDランクの冒険者グループ。
皆、ヤハネ村で育った幼馴染で、一緒に活動しているようだ。
今回は、街の依頼で森に巣食うゴブリン(緑の奴)20匹を討伐しに来たが、ゴブリンではなくオーク(白い奴)に出会い襲われていたところを俺が助けに来たとの事。
ゴブリンであればDランクの冒険者で討伐は可能であるが、オークはCランク冒険者でないと倒せない、さらに複数体集まれば、討伐するのも困難らしい。
「もう少し私のレベルが高ければ、仲間に治癒の魔法をかけ優位に戦闘も進めることができたのですが、マナが枯渇してしまいどうしようもなくなってしまいました…。」
ヒーラ―役のエミネが恐縮しながら話す。戦闘中のマナ枯渇はメンバー全員の死を意味するようだ。
確かに後方からの援護射撃や側面支援が無ければ、戦争も優位に進めることはできない。ただがむしゃらに前に突っ込むだけでは、例え勝ったとしても甚大な被害を受ける。
マナは休めばある程度回復はする。それはさっき調子に乗って創造魔法をバンバン使っていた経験から言える。多分一晩寝ればほとんど回復するんだろう。
そうは言っても、エミネはまだ青い顔をしている。
まだ、マナが十分に回復していないんだろう。
残りの3人、特にブライオンの傷がひどい。頭から血を流すだけでなく、盾を持つ反対側の腕にも血が付いている。おそらく腕のどこかに傷があるのだろう。
「なぁ、差し出がましい事かもしれないが、治癒魔法をかけようか。」
4人はキョトンとしている。
「ん?自分、何か変な事言ったか?」
「いや、さっきの魔法を見て、ニノマエさんだっけ?あんたは魔法使いだと思っていた。」
「魔法使いは治癒魔法を使えないのか?」
「ここにいるベアトリーチェは魔法使いだが治癒魔法が使えない。エミネは治癒魔法は使えるがベアのような攻撃魔法は使えない。」
「ということは、魔法にも攻撃魔法と治癒魔法が棲み分けされているという事か?」
「まぁ、俺は詳しくは分からんが、出来るのであれば是非お願いしたい。」
頬をボリボリとかきながらバーンは言う。
「了解。」
俺はそう言うと、先ずは一番傷が酷いブライアンを治療する。
「スーパーヒール!」
掛け声は別にかけなくても良いのだが、何というか、雰囲気だよ。雰囲気。
治癒魔法をかけると、彼のまわりを淡い光が包み消えていく。
それとともに、彼の身体から傷が消えていった。
次に、バーン、そしてベアトリーチェ、念のためにエミネの順にかけていく。
「おお…。傷が治った。感謝する。」
皆から感謝された。
エミネとベアトリーチェが目を輝かせて俺に近づく。
「あの、ニノマエさん、あなたの魔法って一体何なのでしょうか?」
何かおかしなことをしたのだろうか…。俺の生い立ちを話しても信じてもらえそうもないし、煙に巻く説明も思い浮かばない。
「なぁ、そんな事より、先ずは倒した奴を処理した方がいいんじゃないか?」
バーンが助け舟を出してくれたよ。
俺は、処理という言葉の意味が分からないまま「そうですね。」と知ったような顔で言う。
彼ら(とは言っても、主にバーンとブライアンなのだが)は、早速白い奴に近づき持っていたナイフで胸元を抉る。抉った肉の中に手を突っ込み、何やらごそごそと探している。
その間、俺は茫然と立ち尽くしている。
「あった。」
と声を上げ、べっとりと血が付いた手の中にある石ころのようなものを俺に見せてくれた。
「これは、魔石。後は、こいつらの死体から肉をはぎ取れば…」
バイオレンスとスプラッタ劇が続く中で、俺はいつの間にか嘔吐していた。
「ニノマエさんは、こういう作業は慣れていないんですね。」
バーンは笑いながら話し続ける。
「地上に居る魔獣や魔物はこうして剥ぎ取りしなければ、素材が集まりませんから。まぁ、ギルドにそのまま死体を持って行っても、そこで処理はしてもらえるんですが、手数料取られて実入りが少なくなります。それに死体ごと持って行くのは一苦労ですから。
でも、ダンジョンに出てくる奴は、何故か剥ぎ取りしなくても素材だけがドロップするんですよね。不思議ですよね。」
なんて、ひょうひょうと作業を進めている。
「あ、ニノマエさんが倒した奴らも、処理しておきますね。」
「あぁ、よろしくお願いします。」
なんて親切なんだ。俺はスプラッタは無理だわ…ましてや死体に手を入れてゴソゴソ…剥ぎ取りなんてできんよ。
しばらく茫然と見ていたが、作業が終わったらしい。
「んじゃ、このまま燃やしちゃいますね。」
あ、燃やせばいいんだ…。と同時に俺はさっき鞄の中に入れた緑の奴を思い出した。
「すみませんが、もう4体お願いしたいのですが…。」
「え、4体? どこにあるんですか?」
「いえ、ここにあります。」
と言って、俺はビジネスバッグの中から、次々と緑の奴を出していった。
「ゴブリンですか。一人で4体ですか。すごいっすね。」
「いや、それよりもその鞄だよ…。それってもしかしてアイテムボックス付き?」
ん?俺が作った収納魔法ですが? それをこの世界ではアイテムボックスって言うんですね。
返答に困ったが嘘は付けないので、正直にアイテムボックスであると伝える。
「ニノマエさんって、すごいお金持ちなんすね。アイテムボックス持ちの冒険者なんてBランクかそれ以上しか持っていませんよ。」
そんなもんなんだ…。
バーンはてきぱきとゴブリン4体を処理している。
ここで、俺アイテムボックス作る魔法かけれるよー、なんて言うもんなら、ヒーロー扱いされる…。
それだけは避けなければ…。
そんな事を考えているうちに処理が終わったようだ。
「はい。これはニノマエさんが倒した分です。」
俺の前には、魔石が6つと肉の塊、牙、こん棒のようなものが置いてある。
これをどうしろって言うんだ?
「これを…?」
言葉に詰まり、途方に暮れていたら、今度はベアトリーチェさんが助け舟を出してくれた。
「この素材を冒険者ギルドなどで売ればいいんです。」
お、収入源確保!
ようやく生きていくための収入源を見つけた。でも冒険者ギルドとは?
「冒険者ギルドってのは、こんなおっさんでも入ることができるのかい?」
「誰でも加入はできます。けど、ニノマエさん、あんなに強いのに冒険者ギルドに加入していなかったってことですか?」
あ、ヤバい。俺の生い立ちどうしようか考えていなかった。
「多分、ニノマエさんは遠くの国から来られたんでしょう。」
「でも、ギルドはこの大陸では共通ですよ。」
「そうは言っても、この年齢で加入していないって事は、未開の地から?」
俺のことで何やら揉めている…。やめて!おっさん、この場から逃げたい…。
「すみません。自分が住んでいた村には、ここ何十年誰も外から来ないような辺鄙な村だったんです。なので、ギルドとか世間一般の常識には疎くて…。」
「だから不思議な雰囲気がするんですね。」
「さっき、処理してた時もゲロってたから、ニノマエさんの住んでいた所はダンジョンメインの生活だったんだな。」
何故かみんな納得してくれたようだ。
俺は安堵する。
「助太刀、感謝する。」
4人のうちの一人が俺と会話することとなったようだ。
「俺たちは、“ヤハネの光”っていう冒険者パーティーだ。」
「自分はニノマエ ハジメと言います。」
「見たところ、すごい魔法使いですね。しかし、魔法使いの出で立ちではないように見受けられます。」
「バーン、人は見かけじゃないんですよ。」
若い女性が男をたしなめる。
男性2名、女性2名、男性はタンクがブライオン、剣がバーン、女性の方は魔法使いがベアトリーチェでヒーラーがエミネと名乗った。
聞けば、彼らは近くの街をホームタウンとしている“ヤハネの光”というDランクの冒険者グループ。
皆、ヤハネ村で育った幼馴染で、一緒に活動しているようだ。
今回は、街の依頼で森に巣食うゴブリン(緑の奴)20匹を討伐しに来たが、ゴブリンではなくオーク(白い奴)に出会い襲われていたところを俺が助けに来たとの事。
ゴブリンであればDランクの冒険者で討伐は可能であるが、オークはCランク冒険者でないと倒せない、さらに複数体集まれば、討伐するのも困難らしい。
「もう少し私のレベルが高ければ、仲間に治癒の魔法をかけ優位に戦闘も進めることができたのですが、マナが枯渇してしまいどうしようもなくなってしまいました…。」
ヒーラ―役のエミネが恐縮しながら話す。戦闘中のマナ枯渇はメンバー全員の死を意味するようだ。
確かに後方からの援護射撃や側面支援が無ければ、戦争も優位に進めることはできない。ただがむしゃらに前に突っ込むだけでは、例え勝ったとしても甚大な被害を受ける。
マナは休めばある程度回復はする。それはさっき調子に乗って創造魔法をバンバン使っていた経験から言える。多分一晩寝ればほとんど回復するんだろう。
そうは言っても、エミネはまだ青い顔をしている。
まだ、マナが十分に回復していないんだろう。
残りの3人、特にブライオンの傷がひどい。頭から血を流すだけでなく、盾を持つ反対側の腕にも血が付いている。おそらく腕のどこかに傷があるのだろう。
「なぁ、差し出がましい事かもしれないが、治癒魔法をかけようか。」
4人はキョトンとしている。
「ん?自分、何か変な事言ったか?」
「いや、さっきの魔法を見て、ニノマエさんだっけ?あんたは魔法使いだと思っていた。」
「魔法使いは治癒魔法を使えないのか?」
「ここにいるベアトリーチェは魔法使いだが治癒魔法が使えない。エミネは治癒魔法は使えるがベアのような攻撃魔法は使えない。」
「ということは、魔法にも攻撃魔法と治癒魔法が棲み分けされているという事か?」
「まぁ、俺は詳しくは分からんが、出来るのであれば是非お願いしたい。」
頬をボリボリとかきながらバーンは言う。
「了解。」
俺はそう言うと、先ずは一番傷が酷いブライアンを治療する。
「スーパーヒール!」
掛け声は別にかけなくても良いのだが、何というか、雰囲気だよ。雰囲気。
治癒魔法をかけると、彼のまわりを淡い光が包み消えていく。
それとともに、彼の身体から傷が消えていった。
次に、バーン、そしてベアトリーチェ、念のためにエミネの順にかけていく。
「おお…。傷が治った。感謝する。」
皆から感謝された。
エミネとベアトリーチェが目を輝かせて俺に近づく。
「あの、ニノマエさん、あなたの魔法って一体何なのでしょうか?」
何かおかしなことをしたのだろうか…。俺の生い立ちを話しても信じてもらえそうもないし、煙に巻く説明も思い浮かばない。
「なぁ、そんな事より、先ずは倒した奴を処理した方がいいんじゃないか?」
バーンが助け舟を出してくれたよ。
俺は、処理という言葉の意味が分からないまま「そうですね。」と知ったような顔で言う。
彼ら(とは言っても、主にバーンとブライアンなのだが)は、早速白い奴に近づき持っていたナイフで胸元を抉る。抉った肉の中に手を突っ込み、何やらごそごそと探している。
その間、俺は茫然と立ち尽くしている。
「あった。」
と声を上げ、べっとりと血が付いた手の中にある石ころのようなものを俺に見せてくれた。
「これは、魔石。後は、こいつらの死体から肉をはぎ取れば…」
バイオレンスとスプラッタ劇が続く中で、俺はいつの間にか嘔吐していた。
「ニノマエさんは、こういう作業は慣れていないんですね。」
バーンは笑いながら話し続ける。
「地上に居る魔獣や魔物はこうして剥ぎ取りしなければ、素材が集まりませんから。まぁ、ギルドにそのまま死体を持って行っても、そこで処理はしてもらえるんですが、手数料取られて実入りが少なくなります。それに死体ごと持って行くのは一苦労ですから。
でも、ダンジョンに出てくる奴は、何故か剥ぎ取りしなくても素材だけがドロップするんですよね。不思議ですよね。」
なんて、ひょうひょうと作業を進めている。
「あ、ニノマエさんが倒した奴らも、処理しておきますね。」
「あぁ、よろしくお願いします。」
なんて親切なんだ。俺はスプラッタは無理だわ…ましてや死体に手を入れてゴソゴソ…剥ぎ取りなんてできんよ。
しばらく茫然と見ていたが、作業が終わったらしい。
「んじゃ、このまま燃やしちゃいますね。」
あ、燃やせばいいんだ…。と同時に俺はさっき鞄の中に入れた緑の奴を思い出した。
「すみませんが、もう4体お願いしたいのですが…。」
「え、4体? どこにあるんですか?」
「いえ、ここにあります。」
と言って、俺はビジネスバッグの中から、次々と緑の奴を出していった。
「ゴブリンですか。一人で4体ですか。すごいっすね。」
「いや、それよりもその鞄だよ…。それってもしかしてアイテムボックス付き?」
ん?俺が作った収納魔法ですが? それをこの世界ではアイテムボックスって言うんですね。
返答に困ったが嘘は付けないので、正直にアイテムボックスであると伝える。
「ニノマエさんって、すごいお金持ちなんすね。アイテムボックス持ちの冒険者なんてBランクかそれ以上しか持っていませんよ。」
そんなもんなんだ…。
バーンはてきぱきとゴブリン4体を処理している。
ここで、俺アイテムボックス作る魔法かけれるよー、なんて言うもんなら、ヒーロー扱いされる…。
それだけは避けなければ…。
そんな事を考えているうちに処理が終わったようだ。
「はい。これはニノマエさんが倒した分です。」
俺の前には、魔石が6つと肉の塊、牙、こん棒のようなものが置いてある。
これをどうしろって言うんだ?
「これを…?」
言葉に詰まり、途方に暮れていたら、今度はベアトリーチェさんが助け舟を出してくれた。
「この素材を冒険者ギルドなどで売ればいいんです。」
お、収入源確保!
ようやく生きていくための収入源を見つけた。でも冒険者ギルドとは?
「冒険者ギルドってのは、こんなおっさんでも入ることができるのかい?」
「誰でも加入はできます。けど、ニノマエさん、あんなに強いのに冒険者ギルドに加入していなかったってことですか?」
あ、ヤバい。俺の生い立ちどうしようか考えていなかった。
「多分、ニノマエさんは遠くの国から来られたんでしょう。」
「でも、ギルドはこの大陸では共通ですよ。」
「そうは言っても、この年齢で加入していないって事は、未開の地から?」
俺のことで何やら揉めている…。やめて!おっさん、この場から逃げたい…。
「すみません。自分が住んでいた村には、ここ何十年誰も外から来ないような辺鄙な村だったんです。なので、ギルドとか世間一般の常識には疎くて…。」
「だから不思議な雰囲気がするんですね。」
「さっき、処理してた時もゲロってたから、ニノマエさんの住んでいた所はダンジョンメインの生活だったんだな。」
何故かみんな納得してくれたようだ。
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