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仕事が終わり、夜遅く帰路についた。
マンションのエレベーターに乗り、八階を押した。
その後は残業の疲れからか、ぼうとしてしまった。
しばらくそのままでいると、エレベーターが止まった。
――着いたか。
俺はエレベーターを降りようとした。
その時気付いた。
エレベーターに9のボタンがあり、それがほんのりと光っているのだ。
――えっ?
そんなはずはない。
このマンションは八階までしかないはずだ。
俺はここに四年も住んでいるのだ。
九階なんて今までに一度も見たことがない。
しかし何度見直して見ても、9のボタンがありそれが光っている。
とまどい混乱したままボタンを見つめていたが、ふとエレベーターの外に目を移した。
止まってからけっこう時間が経っているような気がするが、エレベーターの扉は開いたままだった。
そこには毎日見慣れた風景があった。
マンションのエレベーターに乗り、八階を押した。
その後は残業の疲れからか、ぼうとしてしまった。
しばらくそのままでいると、エレベーターが止まった。
――着いたか。
俺はエレベーターを降りようとした。
その時気付いた。
エレベーターに9のボタンがあり、それがほんのりと光っているのだ。
――えっ?
そんなはずはない。
このマンションは八階までしかないはずだ。
俺はここに四年も住んでいるのだ。
九階なんて今までに一度も見たことがない。
しかし何度見直して見ても、9のボタンがありそれが光っている。
とまどい混乱したままボタンを見つめていたが、ふとエレベーターの外に目を移した。
止まってからけっこう時間が経っているような気がするが、エレベーターの扉は開いたままだった。
そこには毎日見慣れた風景があった。
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