1 / 2
1
しおりを挟む
「ねえねえ、またかくれんぼするって」
とくちゃんがまた僕にすがってきた。
とくちゃんはちょっととろい子で、なんでか知らないけど何かあるといつも僕に引っ付いてくるんだ。
正直、うざいんだけど。
とくちゃんは、かくれんぼをするのを嫌がっている。
それはとくちゃんがいつもすぐに見つかって、みんなにばかにされるからだ。
とにかく隠れ方がへたくそで、それって隠れる気があんの、といった隠れ方をするので、見つかっちゃうのは当然だ。
とろいだけではなくて、頭も悪いんだな。
「ねえねえ、どこに隠れよう」
「山はどう?」
「山はだめだよ」
近くに山があるけど、かくれんぼのときは山に入ってはいけないと言う決まりがある。
山は大きくて広いので探すのも難しいし、なにより奥に入って迷子になったら大変だからだ。
僕は考えた。
要するに見つからなければいいんだから。
「わかったよ。なんとかするよ」
とくちゃんがまた僕にすがってきた。
とくちゃんはちょっととろい子で、なんでか知らないけど何かあるといつも僕に引っ付いてくるんだ。
正直、うざいんだけど。
とくちゃんは、かくれんぼをするのを嫌がっている。
それはとくちゃんがいつもすぐに見つかって、みんなにばかにされるからだ。
とにかく隠れ方がへたくそで、それって隠れる気があんの、といった隠れ方をするので、見つかっちゃうのは当然だ。
とろいだけではなくて、頭も悪いんだな。
「ねえねえ、どこに隠れよう」
「山はどう?」
「山はだめだよ」
近くに山があるけど、かくれんぼのときは山に入ってはいけないと言う決まりがある。
山は大きくて広いので探すのも難しいし、なにより奥に入って迷子になったら大変だからだ。
僕は考えた。
要するに見つからなければいいんだから。
「わかったよ。なんとかするよ」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
学校の七不思議って、全部知ったらどうなるの?
藍音
ホラー
平凡な中学1年生のミナの日常はある日を境に変わっていく。
なるべく、毎日更新でホラー大賞期間中の完結を目指します!
よろしくお願いします。
学校って・・・不気味だよね。ふふふ。
ずっといっしょの、おやくそく。
石河 翠
ホラー
大好きなわたしのお友達。
そのお友達が泣いていたら……。
わたしは、お友達のために何ができるかな?
あなたなら、どうする?
こちらは小説家になろうにも投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
逢魔ヶ刻の迷い子
naomikoryo
ホラー
夏休みの夜、肝試しのために寺の墓地へ足を踏み入れた中学生6人。そこはただの墓地のはずだった。しかし、耳元に囁く不可解な声、いつの間にか繰り返される道、そして闇の中から現れた「もう一人の自分」。
気づいた時、彼らはこの世ならざる世界へ迷い込んでいた——。
赤く歪んだ月が照らす異形の寺、どこまでも続く石畳、そして開かれた黒い門。
逃げることも、抗うことも許されず、彼らに突きつけられたのは「供物」の選択。
犠牲を捧げるのか、それとも——?
“恐怖”と“選択”が絡み合う、異界脱出ホラー。
果たして彼らは元の世界へ戻ることができるのか。
それとも、この夜の闇に囚われたまま、影へと溶けていくのか——。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる