9 / 31
事前の根回し
しおりを挟む
「ありがとうございます。絶対に大切にします」
「で、でも、まずは一年ですからね!」
きつく抱き締めてくる康弘の胸をぐいぐい押しながらそう付け足すと、彼が屈託なく笑う。
最初は彼から逃げたいと思っていたが、今は――彼の優しさに触れて、その気持ちが変わりつつある。未来の自分の気持ちなど自分自身でも分からないのだから、試用期間を置くのは確かに悪くないのだろう。
(やってみて駄目だったらその時はその時よね……。それに夢のようにうまくいく可能性だってあるし)
何年もかけたものが無駄に終わる。研究というものはそういうことがあるものだが、だからと言って最初から諦めようとは思わない。人生も時には失敗を恐れずに挑戦あるのみなのだと、康弘から教えられた気がした。
「もちろんです。貴方がくれたチャンスを必ず掴み取ってみせますよ。ですが、そのためにも不安なことが出てきたら、その都度ちゃんと言ってくださいね。善処しますので」
「はい。ありがとうございます」
こくこくと頷くと、いい子だと褒めてくれる。面映ゆい気持ちになって俯くと、頭を撫でられた。
「それでは、そろそろこの一年をどう過ごすか決めましょうか」
「どう過ごす?」
「まずは瑞希さんのご両親に挨拶をしましょう。そこで一年の婚約期間を置いてから結婚するつもりだと話して、両家の顔合わせをするのはどうでしょうか?」
(あ、そういう意味ね)
てっきりどういうふうに恋人として過ごそうかと尋ねられたのだと勘違いし、一瞬身構えた自分が恥ずかしい。瑞希は気まずげに視線を逸らした。
「私もそれでいいです。一応、今日にでも父に康弘さんとお付き合いすることになったと話しておきますね。……一度は断っておいてと言ってしまってるので、早めに話しておかないと会長に断りの連絡を入れてしまったら大変ですし」
目を伏せたままえへへと笑うと、彼は先ほど巻いた瑞希の髪に触れながらフッと笑った。
「その件は原田社長から、すでに聞いています。そのうえで話し合い、俺にすべてを任せるという言葉をいただきました」
「え?」
「瑞希さんが人生を仕事に捧げるつもりなのが心配でたまらないと仰っていました。できれば頑なな心を溶かしてやってほしいと……」
「そうだったんですね……」
(パパ……)
父の想いに瞳の奥が熱くなる。
一向に立ち直れない弱い自分のせいで二人にはすごく心配をかけた。見合いをする前に、人を好きになることを諦めないでと泣いた両親の顔を思い出して、ちらっと康弘を見る。
最初は彼の噂を信じてビビッていたが、今なら分かる。社長として自社の研究員への仕事内容に対しての理解と把握がある康弘ならば、創薬研究者としての瑞希を否定することはしないだろう。
(パパたち、私を任せられる人を必死に探してくれたのよね……)
「でも自棄になっているからとかじゃなく、人生を捧げてもいいくらいこの仕事が好きなんですよ」
「もちろんそれは分かっています。好きなことを直向きに頑張る貴方はとても魅力的なので、今後は社長としても婚約者としてもサポートさせてください」
「ありがとうございます」
理解を示してもらえたことが嬉しくてはにかむように笑うと、彼が瑞希の頬に触れた。そしてその手をするりと滑らせて後頭部にまわす。
「康弘さん?」
スッと細まった彼の目に食べられてしまいそうで、急に焦りが出てくる。瑞希が不安げに彼を見ると、彼の顔がゆっくりと近づいてきた。
「愛を育みたいと言った中にはこういうことも含まれているのですがよろしいでしょうか?」
(え?)
そう言った彼の唇が瑞希の唇に重なった。それは一瞬だけの触れ合いだったが、しっとりとした熱が嫌でもキスをしたのだと自覚させる。
「~~~っ!」
「瑞希。今夜にでもうちに引っ越してきなさい。一緒に暮らしましょう」
「へ?」
「俺たちは忙しい。一年間を無駄に過ごさないためにも自発的にお互いの時間を持つことは大切です。なので、同棲しませんか?」
今キスをしてきた相手と……愛を育みたいと言った相手と……一緒に住む?
(そ、それってつまり……エッチもするってことよね? で、でも、夢の中でさえいつも未遂なのに……)
瑞希は目を大きく見開いたまま硬直した。頭の中は同棲生活を想像して大混乱だ。
「い、言っていることは理解できますけど……同棲はちょっとキャパオーバーというか……無理です」
「ですが、どうせ結婚したら一緒に住むんですよ。その時も同じことを言うんですか?」
「それは……」
「この一年は貴方に俺を好きになってもらう試用期間でもありますが、結婚へのシミュレーションでもあります。なので、努力をしないできないは禁止です」
(そ、そんな……)
きっぱりと言い切られて何も言い返せなくなる。命じられると反論できないところがやはり部下としての性なのだなと心で泣いた。
(こ、この一年でなんでも言い返せるようにならなきゃ)
「瑞希……」
心を奮い立たせていると、彼がまたキスをしてこようとする。要求を通したい時は呼び捨になるということをなんとなく掴み取り、瑞希は両手で彼の唇を塞いだ。
(ちゃんと言わなきゃ。少なくとも一年間は恋人なんだから……上司と部下じゃないんだから……)
好き放題にはさせないんだからと、キッと康弘を睨みつける。
「そ、そういうことは両親への挨拶が終わって、一緒に住む許可を得てからです。や、康弘さんだって頑張って我慢してください! 私だって努力をするんだから康弘さんもしてくれなきゃフェアじゃありません」
「その件はご心配なく。先ほども言ったとおり、原田社長からこの件をすべて任せられています。瑞希さんが頷けば万事抜かりなく事が進むようにしてあるので、安心してください」
「は? え……嘘」
「嘘ではありません。事前の根回しは交渉術の基本ですよ」
そう言って笑った康弘の表情に、知らぬうちに父親と共謀されていたことに気づいて瑞希は愕然とした。
「で、でも、まずは一年ですからね!」
きつく抱き締めてくる康弘の胸をぐいぐい押しながらそう付け足すと、彼が屈託なく笑う。
最初は彼から逃げたいと思っていたが、今は――彼の優しさに触れて、その気持ちが変わりつつある。未来の自分の気持ちなど自分自身でも分からないのだから、試用期間を置くのは確かに悪くないのだろう。
(やってみて駄目だったらその時はその時よね……。それに夢のようにうまくいく可能性だってあるし)
何年もかけたものが無駄に終わる。研究というものはそういうことがあるものだが、だからと言って最初から諦めようとは思わない。人生も時には失敗を恐れずに挑戦あるのみなのだと、康弘から教えられた気がした。
「もちろんです。貴方がくれたチャンスを必ず掴み取ってみせますよ。ですが、そのためにも不安なことが出てきたら、その都度ちゃんと言ってくださいね。善処しますので」
「はい。ありがとうございます」
こくこくと頷くと、いい子だと褒めてくれる。面映ゆい気持ちになって俯くと、頭を撫でられた。
「それでは、そろそろこの一年をどう過ごすか決めましょうか」
「どう過ごす?」
「まずは瑞希さんのご両親に挨拶をしましょう。そこで一年の婚約期間を置いてから結婚するつもりだと話して、両家の顔合わせをするのはどうでしょうか?」
(あ、そういう意味ね)
てっきりどういうふうに恋人として過ごそうかと尋ねられたのだと勘違いし、一瞬身構えた自分が恥ずかしい。瑞希は気まずげに視線を逸らした。
「私もそれでいいです。一応、今日にでも父に康弘さんとお付き合いすることになったと話しておきますね。……一度は断っておいてと言ってしまってるので、早めに話しておかないと会長に断りの連絡を入れてしまったら大変ですし」
目を伏せたままえへへと笑うと、彼は先ほど巻いた瑞希の髪に触れながらフッと笑った。
「その件は原田社長から、すでに聞いています。そのうえで話し合い、俺にすべてを任せるという言葉をいただきました」
「え?」
「瑞希さんが人生を仕事に捧げるつもりなのが心配でたまらないと仰っていました。できれば頑なな心を溶かしてやってほしいと……」
「そうだったんですね……」
(パパ……)
父の想いに瞳の奥が熱くなる。
一向に立ち直れない弱い自分のせいで二人にはすごく心配をかけた。見合いをする前に、人を好きになることを諦めないでと泣いた両親の顔を思い出して、ちらっと康弘を見る。
最初は彼の噂を信じてビビッていたが、今なら分かる。社長として自社の研究員への仕事内容に対しての理解と把握がある康弘ならば、創薬研究者としての瑞希を否定することはしないだろう。
(パパたち、私を任せられる人を必死に探してくれたのよね……)
「でも自棄になっているからとかじゃなく、人生を捧げてもいいくらいこの仕事が好きなんですよ」
「もちろんそれは分かっています。好きなことを直向きに頑張る貴方はとても魅力的なので、今後は社長としても婚約者としてもサポートさせてください」
「ありがとうございます」
理解を示してもらえたことが嬉しくてはにかむように笑うと、彼が瑞希の頬に触れた。そしてその手をするりと滑らせて後頭部にまわす。
「康弘さん?」
スッと細まった彼の目に食べられてしまいそうで、急に焦りが出てくる。瑞希が不安げに彼を見ると、彼の顔がゆっくりと近づいてきた。
「愛を育みたいと言った中にはこういうことも含まれているのですがよろしいでしょうか?」
(え?)
そう言った彼の唇が瑞希の唇に重なった。それは一瞬だけの触れ合いだったが、しっとりとした熱が嫌でもキスをしたのだと自覚させる。
「~~~っ!」
「瑞希。今夜にでもうちに引っ越してきなさい。一緒に暮らしましょう」
「へ?」
「俺たちは忙しい。一年間を無駄に過ごさないためにも自発的にお互いの時間を持つことは大切です。なので、同棲しませんか?」
今キスをしてきた相手と……愛を育みたいと言った相手と……一緒に住む?
(そ、それってつまり……エッチもするってことよね? で、でも、夢の中でさえいつも未遂なのに……)
瑞希は目を大きく見開いたまま硬直した。頭の中は同棲生活を想像して大混乱だ。
「い、言っていることは理解できますけど……同棲はちょっとキャパオーバーというか……無理です」
「ですが、どうせ結婚したら一緒に住むんですよ。その時も同じことを言うんですか?」
「それは……」
「この一年は貴方に俺を好きになってもらう試用期間でもありますが、結婚へのシミュレーションでもあります。なので、努力をしないできないは禁止です」
(そ、そんな……)
きっぱりと言い切られて何も言い返せなくなる。命じられると反論できないところがやはり部下としての性なのだなと心で泣いた。
(こ、この一年でなんでも言い返せるようにならなきゃ)
「瑞希……」
心を奮い立たせていると、彼がまたキスをしてこようとする。要求を通したい時は呼び捨になるということをなんとなく掴み取り、瑞希は両手で彼の唇を塞いだ。
(ちゃんと言わなきゃ。少なくとも一年間は恋人なんだから……上司と部下じゃないんだから……)
好き放題にはさせないんだからと、キッと康弘を睨みつける。
「そ、そういうことは両親への挨拶が終わって、一緒に住む許可を得てからです。や、康弘さんだって頑張って我慢してください! 私だって努力をするんだから康弘さんもしてくれなきゃフェアじゃありません」
「その件はご心配なく。先ほども言ったとおり、原田社長からこの件をすべて任せられています。瑞希さんが頷けば万事抜かりなく事が進むようにしてあるので、安心してください」
「は? え……嘘」
「嘘ではありません。事前の根回しは交渉術の基本ですよ」
そう言って笑った康弘の表情に、知らぬうちに父親と共謀されていたことに気づいて瑞希は愕然とした。
20
お気に入りに追加
371
あなたにおすすめの小説

交際マイナス一日婚⁉ 〜ほとぼりが冷めたら離婚するはずなのに、鬼上司な夫に無自覚で溺愛されていたようです〜
朝永ゆうり
恋愛
憧れの上司と一夜をともにしてしまったらしい杷留。お酒のせいで記憶が曖昧なまま目が覚めると、隣りにいたのは同じく状況を飲み込めていない様子の三条副局長だった。
互いのためにこの夜のことは水に流そうと約束した杷留と三条だったが、始業後、なぜか朝会で呼び出され――
「結婚、おめでとう!」
どうやら二人は、互いに記憶のないまま結婚してしまっていたらしい。
ほとぼりが冷めた頃に離婚をしようと約束する二人だったが、互いのことを知るたびに少しずつ惹かれ合ってゆき――
「杷留を他の男に触れさせるなんて、考えただけでぞっとする」
――鬼上司の独占愛は、いつの間にか止まらない!?
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。


魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
オオカミ課長は、部下のウサギちゃんを溺愛したくてたまらない
若松だんご
恋愛
――俺には、将来を誓った相手がいるんです。
お昼休み。通りがかった一階ロビーで繰り広げられてた修羅場。あ~課長だあ~、大変だな~、女性の方、とっても美人だな~、ぐらいで通り過ぎようと思ってたのに。
――この人です! この人と結婚を前提につき合ってるんです。
ほげええっ!?
ちょっ、ちょっと待ってください、課長!
あたしと課長って、ただの上司と部下ですよねっ!? いつから本人の了承もなく、そういう関係になったんですかっ!? あたし、おっそろしいオオカミ課長とそんな未来は予定しておりませんがっ!?
課長が、専務の令嬢とのおつき合いを断るネタにされてしまったあたし。それだけでも大変なのに、あたしの住むアパートの部屋が、上の住人の失態で水浸しになって引っ越しを余儀なくされて。
――俺のところに来い。
オオカミ課長に、強引に同居させられた。
――この方が、恋人らしいだろ。
うん。そうなんだけど。そうなんですけど。
気分は、オオカミの巣穴に連れ込まれたウサギ。
イケメンだけどおっかないオオカミ課長と、どんくさくって天然の部下ウサギ。
(仮)の恋人なのに、どうやらオオカミ課長は、ウサギをかまいたくてしかたないようで――???
すれ違いと勘違いと溺愛がすぎる二人の物語。
狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜
羽村美海
恋愛
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。
とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。
そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー
住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに触れ惹かれていく美桜の行き着く先は……?
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
✧天澤美桜•20歳✧
古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様
✧九條 尊•30歳✧
誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社会の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心会の若頭
✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦
*西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨
※TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。
※設定や登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✧
✧連載期間22.4.29〜22.7.7 ✧
✧22.3.14 エブリスタ様にて先行公開✧
【第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト一次選考通過作品です。コンテストの結果が出たので再公開しました。※エブリスタ様限定でヤス視点のSS公開中】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる