2 / 31
息の詰まるエレベーター
しおりを挟む
「――で、血相変えて逃げてきたと……」
「ちょっと笑いごとじゃないから」
「ごめんごめん。だから、今日すっぴんなのね。バレるのが怖いんだ」
見合いの翌日――瑞希はいつもどおりの時間に出社した。昨日の今日なので休みたかったが社長と平社員が遭遇する確率はゼロに近いと信じて、足取り重く会社に来たのだ。
(どうしてお見合いを日曜日にしたのよ。せめて土曜日だったら……丸一日ワンクッションが置けたのに)
そうすれば露口も瑞希の顔を忘れてくれたかもしれない。そんなあり得ないことを考えながら、肩を震わせて笑っている友人の相馬知紗をじろりと睨む。
彼女とは就職してからの付き合いだが、とても気が合う友人だ。良い知恵が欲しくて相談したのに笑うなんて酷いと思う。
「そりゃ怖いわよ。社長……あんまりいい噂聞かないし……。昨日はメイクが濃いめだったから、すっぴんならさすがにバレないと思ってメイクをするのやめたの。ねぇ、大丈夫よね?」
完璧主義で使えないと判断した人間への切り捨て方が容赦がないという噂をよく聞く。嘘か本当かは知らないが、そんな人に目をつけられたくない。
(うちの会社……能力主義なところあるから噂は本当かも……)
瑞希が縋るように知紗の白衣を掴むと、彼女が肩を竦める。
「昨日の貴方を見ていないから何とも言えないけど……たぶん大丈夫じゃないの? でもさ、大学生の時のことをまだ気にしてるの? 私は過去の男なんて、さっさと忘れて新しい恋をしたほうがいいと思うけどね。この機会に社長とお試しで付き合ってみたら? 噂とは違って、優しくて素敵な人かもしれないよ」
「冗談はやめてよ。もうお見合いはしたくないから結婚しようとか言いだす人のどこに素敵さがあるのよ。きっとあの人からしたら結婚もタスクの一つなのよ。絶対に噂通りの冷徹社長に決まってるわ」
思いっきり首を横に振る。すると、彼女は大きな溜息をついてロッカーの扉を閉めた。そんな彼女の表情を見て何も言えないまま俯く。
大学の時に付き合っていた人に裏切られて捨てられてからというもの、恋愛から縁遠く生きてきた。恋なんて不毛なもの――もう二度としないと決めたのだ。
だが、彼女は一度の失敗で未来にあるかもしれない幸せを諦めるのはもったいないと、頑なな瑞希をいつもたしなめてくれる。
(……)
ぐっと唇を噛む。
彼女が心配してくれていることくらい分かっているのだ。それでも過去を過ぎたことだと片づけることはできない。
「決めるのは貴方だけど……ずっと隠れて仕事をするわけにはいかないんだから、断るつもりならちゃんと話し合って結婚の話を白紙に戻してもらったほうがいいわよ」
「それは分かってるわ。昨日のうちに父には断りの連絡を入れてとお願いしておいたから、きっと大丈夫だと思う。そのうち社長も私のことを忘れるだろうから、しばらくの辛抱よ」
このまま露口と再会しなければお互いに昨日のことは風化していくだろう。そうすれば、関係は元通りだ。何も怖がることはない。
「それなら、いいんだけど……瑞希の考えているように簡単にいくかな」
「ちょっとやめてよ……。不安になるでしょ」
ぼそっと恐ろしいことを呟く知紗を肘で突く。
少し寒くなったように感じて両腕をさすりながら、知紗と一緒に研究室に入る。気を取り直して、パソコンの電源を入れ進行途中の製剤化研究について確認しようとした。
(えっと……)
「原田さん」
「はい!」
すると、所長に呼ばれたので顔を上げた。目が合うと手招きをされたので、なんだろうと思いながら彼の前に立つ。
「なんでしょうか?」
「悪いんだけど今から本社ビル内の第二会議室に行ってくれないかな」
「え……? どうしてですか?」
「この前の原田さんの論文の評価がよくてね。だから色々と話を聞きたいらしいよ」
(論文……)
研究成果を認めてもらえるのは嬉しいが手放しには喜べない。注目されれば、それだけ露口に自分のことを知られる可能性が高くなってしまう。
瑞希が難色を示すと、所長が「社長の要望だから拒否権はないよ」と言った。その言葉が鼓膜に突き刺さる。
「……今なんと仰いました?」
「だから社長の要望だと言ったんだ」
「……」
(う、嘘……!?)
所長の言葉に大きく後退る。激しく動揺する瑞希に彼が怪訝な顔をしたが、今は彼の態度を気にしている場合ではない。
入社して一度も関わりのなかった人が突然自分に興味を持ってくる。これは運命の悪戯か……だとしたら運命の神様はドSだ。
背後に知紗からの観念しろという視線をびしびしと感じながら、瑞希はがっくりと肩を落とした。
運命というか……おそらく昨日の見合い相手と同じ名前を見つけて気になったから呼んだだけだ。
今の瑞希はすっぴんで髪を簡単にまとめ上げているだけで、昨日のような着飾った姿とは別人のように見た目の印象も雰囲気も違う。自分でもそう感じるのだから、他人なら尚さらだろう。だから怖がる必要はないと言い聞かせながら研究棟と同じ敷地内にある本社ビルへ向かった。
(うう、胃が痛い……)
胃のあたりをさすりながらエレベーターを呼ぶためにボタンを押そうとした。すると、後ろから手が伸びてきて誰かが代わりに押してくれる。
「ありがとうございま……っ!」
振り返ってお礼を言おうとした瞬間、エレベーターを押した人の顔に目を見張る。
(社長……!?)
こんなところで再会するとは思っていなくて、予想外の事態に動けなかった。エレベーターの扉が開いた音がやけに耳に響く。
「乗らないんですか?」
「……あ! の、乗ります!」
瑞希が立ち尽くしていると、先に露口がエレベーターに乗って声をかけてくる。慌てて乗り込み隅に寄った。心なしかエレベーターがいつもよりゆっくりな気がして冷や汗が止まらない。
(ど、どうしよう……)
やっぱり運命の神様はドSだ。密室でこの人と二人きりにするなんて意地悪のレベルを超えている。
「白衣を着ているということは……貴方が原田瑞希さんですか?」
「え? は、はい……」
頷くと、彼が顔をジッと見てくる。瑞希は顔を俯けて、これ以上ないくらい隅に寄った。
「雰囲気が違うのでよく分からないな……。原田さん。少しマスクを外してもらえませんか?」
「え……い、いやです!」
「ちょっと笑いごとじゃないから」
「ごめんごめん。だから、今日すっぴんなのね。バレるのが怖いんだ」
見合いの翌日――瑞希はいつもどおりの時間に出社した。昨日の今日なので休みたかったが社長と平社員が遭遇する確率はゼロに近いと信じて、足取り重く会社に来たのだ。
(どうしてお見合いを日曜日にしたのよ。せめて土曜日だったら……丸一日ワンクッションが置けたのに)
そうすれば露口も瑞希の顔を忘れてくれたかもしれない。そんなあり得ないことを考えながら、肩を震わせて笑っている友人の相馬知紗をじろりと睨む。
彼女とは就職してからの付き合いだが、とても気が合う友人だ。良い知恵が欲しくて相談したのに笑うなんて酷いと思う。
「そりゃ怖いわよ。社長……あんまりいい噂聞かないし……。昨日はメイクが濃いめだったから、すっぴんならさすがにバレないと思ってメイクをするのやめたの。ねぇ、大丈夫よね?」
完璧主義で使えないと判断した人間への切り捨て方が容赦がないという噂をよく聞く。嘘か本当かは知らないが、そんな人に目をつけられたくない。
(うちの会社……能力主義なところあるから噂は本当かも……)
瑞希が縋るように知紗の白衣を掴むと、彼女が肩を竦める。
「昨日の貴方を見ていないから何とも言えないけど……たぶん大丈夫じゃないの? でもさ、大学生の時のことをまだ気にしてるの? 私は過去の男なんて、さっさと忘れて新しい恋をしたほうがいいと思うけどね。この機会に社長とお試しで付き合ってみたら? 噂とは違って、優しくて素敵な人かもしれないよ」
「冗談はやめてよ。もうお見合いはしたくないから結婚しようとか言いだす人のどこに素敵さがあるのよ。きっとあの人からしたら結婚もタスクの一つなのよ。絶対に噂通りの冷徹社長に決まってるわ」
思いっきり首を横に振る。すると、彼女は大きな溜息をついてロッカーの扉を閉めた。そんな彼女の表情を見て何も言えないまま俯く。
大学の時に付き合っていた人に裏切られて捨てられてからというもの、恋愛から縁遠く生きてきた。恋なんて不毛なもの――もう二度としないと決めたのだ。
だが、彼女は一度の失敗で未来にあるかもしれない幸せを諦めるのはもったいないと、頑なな瑞希をいつもたしなめてくれる。
(……)
ぐっと唇を噛む。
彼女が心配してくれていることくらい分かっているのだ。それでも過去を過ぎたことだと片づけることはできない。
「決めるのは貴方だけど……ずっと隠れて仕事をするわけにはいかないんだから、断るつもりならちゃんと話し合って結婚の話を白紙に戻してもらったほうがいいわよ」
「それは分かってるわ。昨日のうちに父には断りの連絡を入れてとお願いしておいたから、きっと大丈夫だと思う。そのうち社長も私のことを忘れるだろうから、しばらくの辛抱よ」
このまま露口と再会しなければお互いに昨日のことは風化していくだろう。そうすれば、関係は元通りだ。何も怖がることはない。
「それなら、いいんだけど……瑞希の考えているように簡単にいくかな」
「ちょっとやめてよ……。不安になるでしょ」
ぼそっと恐ろしいことを呟く知紗を肘で突く。
少し寒くなったように感じて両腕をさすりながら、知紗と一緒に研究室に入る。気を取り直して、パソコンの電源を入れ進行途中の製剤化研究について確認しようとした。
(えっと……)
「原田さん」
「はい!」
すると、所長に呼ばれたので顔を上げた。目が合うと手招きをされたので、なんだろうと思いながら彼の前に立つ。
「なんでしょうか?」
「悪いんだけど今から本社ビル内の第二会議室に行ってくれないかな」
「え……? どうしてですか?」
「この前の原田さんの論文の評価がよくてね。だから色々と話を聞きたいらしいよ」
(論文……)
研究成果を認めてもらえるのは嬉しいが手放しには喜べない。注目されれば、それだけ露口に自分のことを知られる可能性が高くなってしまう。
瑞希が難色を示すと、所長が「社長の要望だから拒否権はないよ」と言った。その言葉が鼓膜に突き刺さる。
「……今なんと仰いました?」
「だから社長の要望だと言ったんだ」
「……」
(う、嘘……!?)
所長の言葉に大きく後退る。激しく動揺する瑞希に彼が怪訝な顔をしたが、今は彼の態度を気にしている場合ではない。
入社して一度も関わりのなかった人が突然自分に興味を持ってくる。これは運命の悪戯か……だとしたら運命の神様はドSだ。
背後に知紗からの観念しろという視線をびしびしと感じながら、瑞希はがっくりと肩を落とした。
運命というか……おそらく昨日の見合い相手と同じ名前を見つけて気になったから呼んだだけだ。
今の瑞希はすっぴんで髪を簡単にまとめ上げているだけで、昨日のような着飾った姿とは別人のように見た目の印象も雰囲気も違う。自分でもそう感じるのだから、他人なら尚さらだろう。だから怖がる必要はないと言い聞かせながら研究棟と同じ敷地内にある本社ビルへ向かった。
(うう、胃が痛い……)
胃のあたりをさすりながらエレベーターを呼ぶためにボタンを押そうとした。すると、後ろから手が伸びてきて誰かが代わりに押してくれる。
「ありがとうございま……っ!」
振り返ってお礼を言おうとした瞬間、エレベーターを押した人の顔に目を見張る。
(社長……!?)
こんなところで再会するとは思っていなくて、予想外の事態に動けなかった。エレベーターの扉が開いた音がやけに耳に響く。
「乗らないんですか?」
「……あ! の、乗ります!」
瑞希が立ち尽くしていると、先に露口がエレベーターに乗って声をかけてくる。慌てて乗り込み隅に寄った。心なしかエレベーターがいつもよりゆっくりな気がして冷や汗が止まらない。
(ど、どうしよう……)
やっぱり運命の神様はドSだ。密室でこの人と二人きりにするなんて意地悪のレベルを超えている。
「白衣を着ているということは……貴方が原田瑞希さんですか?」
「え? は、はい……」
頷くと、彼が顔をジッと見てくる。瑞希は顔を俯けて、これ以上ないくらい隅に寄った。
「雰囲気が違うのでよく分からないな……。原田さん。少しマスクを外してもらえませんか?」
「え……い、いやです!」
41
あなたにおすすめの小説
訳あって、お見合いした推しに激似のクールな美容外科医と利害一致のソロ活婚をしたはずが溺愛婚になりました
羽村 美海
恋愛
【タイトルがどうもしっくりこなくて変更しました<(_ _)>】
狂言界の名門として知られる高邑家の娘として生を受けた杏璃は、『イケメン狂言師』として人気の双子の従兄に蝶よ花よと可愛がられてきた。
過干渉気味な従兄のおかげで異性と出会う機会もなく、退屈な日常を過ごしていた。
いつか恋愛小説やコミックスに登場するヒーローのような素敵な相手が現れて、退屈な日常から連れ出してくれるかも……なんて夢見てきた。
だが待っていたのは、理想の王子様像そのもののアニキャラ『氷のプリンス』との出会いだった。
以来、保育士として働く傍ら、ソロ活と称して推し活を満喫中。
そんな杏璃の元に突如縁談話が舞い込んでくるのだが、見合い当日、相手にドタキャンされてしまう。
そこに現れたのが、なんと推し――氷のプリンスにそっくりな美容外科医・鷹村央輔だった。
しかも見合い相手にドタキャンされたという。
――これはきっと夢に違いない。
そう思っていた矢先、伯母の提案により央輔と見合いをすることになり、それがきっかけで利害一致のソロ活婚をすることに。
確かに麗しい美貌なんかソックリだけど、無表情で無愛想だし、理想なのは見かけだけ。絶対に好きになんかならない。そう思っていたのに……。推しに激似の甘い美貌で情熱的に迫られて、身も心も甘く淫らに蕩かされる。お見合いから始まるじれあまラブストーリー!
✧• ───── ✾ ───── •✧
✿高邑杏璃・タカムラアンリ(23)
狂言界の名門として知られる高邑家のお嬢様、人間国宝の孫、推し一筋の保育士、オシャレに興味のない残念女子
✿鷹村央輔・タカムラオウスケ(33)
業界ナンバーワン鷹村美容整形クリニックの副院長、実は財閥系企業・鷹村グループの御曹司、アニキャラ・氷のプリンスに似たクールな容貌のせいで『美容界の氷のプリンス』と呼ばれている、ある事情からソロ活を満喫中
✧• ───── ✾ ───── •✧
※R描写には章題に『※』表記
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません
※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。
✿エブリスタ様にて初公開23.10.18✿
交際マイナス一日婚⁉ 〜ほとぼりが冷めたら離婚するはずなのに、鬼上司な夫に無自覚で溺愛されていたようです〜
朝永ゆうり
恋愛
憧れの上司と一夜をともにしてしまったらしい杷留。お酒のせいで記憶が曖昧なまま目が覚めると、隣りにいたのは同じく状況を飲み込めていない様子の三条副局長だった。
互いのためにこの夜のことは水に流そうと約束した杷留と三条だったが、始業後、なぜか朝会で呼び出され――
「結婚、おめでとう!」
どうやら二人は、互いに記憶のないまま結婚してしまっていたらしい。
ほとぼりが冷めた頃に離婚をしようと約束する二人だったが、互いのことを知るたびに少しずつ惹かれ合ってゆき――
「杷留を他の男に触れさせるなんて、考えただけでぞっとする」
――鬼上司の独占愛は、いつの間にか止まらない!?
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました
せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~
救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。
どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。
乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。
受け取ろうとすると邪魔だと言われる。
そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。
医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。
最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇
作品はフィクションです。
本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。
男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~
花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。
だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。
エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。
そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。
「やっと、あなたに復讐できる」
歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。
彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。
過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。
※ムーンライトノベルにも掲載しております。
不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました
入海月子
恋愛
有本瑞希
仕事に燃える設計士 27歳
×
黒瀬諒
飄々として軽い一級建築士 35歳
女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。
彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。
ある日、同僚のミスが発覚して――。
若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる