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ヴェネツィア
知仁の提案③
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……はぁ。ちゃんと話して分かってもらわないと……。大体、私はこのバカンスでイタリア各地を旅行するって決めているのよ。こんな高級ホテルでお世話をされている時間なんてない。
そんなことを考えながら、私は空になったミネストローネの器をジッと見つめた。ふぅと溜息をつき、真剣な表情でトモに向き直る。
「あの……色々とありがとう。でも、私は本当に大丈夫だから……。ミネストローネご馳走さま、とても美味しかったよ。もうこれで充分。充分なくらい貴方の優しさや責任感は伝わったから、あとは貴方は貴方の時間を有意義に使って。ね?」
私がトモの右手に自分の手を重ね、彼の顔を覗き込みながら諭すように言うと、彼は微笑んだまま私の重ねている手にもう片方の手を重ねてきた。
「僕にとって有意義な時間の使い方は、花梨奈さんのお世話をすることです。……と言っても、君は納得しないのでしょうね。なら、こうしましょう。花梨奈さんはせっかく来たならイタリアを満喫すればいいと言いましたよね」
「え? う、うん……」
言われていることの意図が分からずに戸惑いがちにトモを見ると、彼は重ねている私の手に自分の手を絡め、その手を持ち上げてチュッとキスをした。
ひぇ……と怯んだ私の腰を抱き、さらに距離を詰めてくる。
「なら、この二週間。イタリアを一緒に巡りませんか? 僕はイタリアに来るのが初めてでよく分かりません。だから、案内してくれませんか?」
「え? 案内……?」
「花梨奈さんは、このバカンスでイタリアの観光地を巡るつもりだったんでしょう? なら、ついでに僕のガイドをしてやるくらいの気持ちで僕の提案に乗ってくれませんか? もちろん提案したのは僕なので旅費はすべて出します。いえ、出させてください。花梨奈さん、僕にイタリアの良いところを教えてください」
……。私、このバカンスの予定をトモに言ったかな? そうは思ったが、きっと昨夜お酒の勢いで喋ってしまったのだろうなと思い、深く考えるのはやめておいた。
そして、ふむとトモの提案について考えてみる。
彼は責任感が強いのか、目の前で怪我をしてしまった私への罪悪感からなのか……。私に構うことをやめてくれないらしい。私としてもただお世話をされているよりかはイタリアを案内したほうが、まだマシかもしれない。
一人旅のほうが気楽ではあるけど、イタリアの良いところを教えてと言われたら、なんだか断れない。むしろ、イタリアの素晴らしさを布教したい、しなければならないというような使命感が沸々と湧いてくるから不思議だ。
「花梨奈さん、僕は土地勘がありません。土地勘がなければ、自分で動くことは儘なりません。どうか、僕を助けると思って」
うう、そんな縋るような目で見ないでよ。
でも、確かに……。イタリアのいいところを何も知らないなんて損している。イタリアを巡って得た経験はとても良い糧になるに決まっているもの……。そ、それに、土地勘がないのも可哀想だし、これからこの国で動くにしても困るわよね……。いやいや、だけど一緒にいればいるほどにバレる可能性は上がる。
……大好きなイタリアの良さを知ってもらいたいという欲望と危険だからやめたほうがいいという気持ちが鬩ぎ合う。
「花梨奈さん、僕を見知らぬ土地に放置するんですか?」
「え? 放置?」
「じゃあ、見捨てるんですか?」
「え? そ、そんなつもりは……」
私が戸惑うと、「じゃあ、お願いします。僕を助けると思って」と、ずいっと顔を近づけられる。
そ、そうだよね。これも人助け。人助けなら仕方ないよね……。彼には色々とお世話になっちゃったもの。恩返しは、ちゃんとしないと……
私が仕方ないなぁというような顔で、「に、二週間だけだからね」と言うと、喜んだトモが抱きついてくる。
「ちょっと! ち、近い! 近いから……」
ちょっと離れて……
私がトモの胸を押すと、体を少し離してくれる。でも、私の頭を撫でながら嬉しそうに触ってくる。
いやいや、その距離は恋人の距離だよ。この人、本当に距離感がおかしい……
「嬉しい。すごく嬉しいです。では、さっそく明日から色々と周りましょう。どこから行きますか?」
「え? えっと……」
そう問いかけられると、思考が明日のイタリア巡りに持って行かれて、トモとの距離が気にならなくなってしまった。彼は考え込みはじめた私の腰を抱いて、体を寄せてくる。
「イタリアはとにかくハズレがないんだよね。期待以上の伝統と驚嘆すべき情景。そしてあふれる情熱! 何を見てもどこを見ても感動しかないのよ! でも、二週間で全部は周れないから厳選しないとね……。まずはどこに行こう。うーん……」
「花梨奈さんが当初行く予定だった場所でいいですよ」
「それはダメよ。初めてならやっぱり王道コースをまわらなきゃ」
イタリアはヨーロッパの中でも特に見どころが多く、駆け足でまわっても二週間じゃ足りない。
トモにイタリアの魅力を布教するコースを考えなきゃ……
「うーん、やっぱり……せっかくヴェネツィアにいるんだから、サン・マルコ広場に行こうか? サン・マルコ広場にはドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂、コッレール博物館なんかもあるから、まずはそこから……」
あと、国立マルチャーナ図書館にも是非案内したい。
世界的に見ても随一の古い文献コレクションを保管している国立マルチャーナ図書館は何度行っても垂涎ものだものね。
私は手を握りしめながら興奮気味に語った。そんな私をトモが楽しそうに見ている。
「可愛い。本当にイタリアが好きなんですね。嫉妬してしまいそうだ……」
「え?」
そ、そんなに顔に出ていたのかな……
私が自分の頬を両手で押さえながら、トモをチラッと見ると彼がニコッと微笑んだ。
「嫉妬って何よ……」
「そこまで愛されるのが羨ましいってことです」
「な、なにそれ、バカ……」
うう。トモには私のことバレちゃダメなんだから、あまり興奮しすぎて油断しないようにしなきゃ。バレたら大変。
でもどうしてバレちゃダメなんだっけ? 貞操が危うくなるから? いや、彼は別に私の正体を知っても無体なことはしないだろう。
じゃあ、父の決めた結婚相手だから?
それが一番大きい理由かもしれない。父の思い通りにはなりたくない。それに、彼の手を取るということは結婚して日本に帰るということだ。
それだけは……それだけは、嫌。
私は緩んでしまった気を引き締めて、トモに向き直った。
「も、もう、トモったら。貴方は行ってみたいところとかないの?」
「花梨奈さんが行きたいところが、僕の行きたいところです」
「そう? でもね、トモ。案内してもらうからって、そこまで気を遣わなくていいんだよ。ちゃんと行きたいところがあったら案内するから……」
「そうですか? そういうつもりではなかったのですが……。うーん、そうですね。ローマにあるパンテオン神殿に興味があります……。今回の日程でそちらのほうには行けますか?」
私はトモの希望にうんうんと頷いた。
行ける。行けるに決まっている。というか、行こう!
えっと……それだったら、やっぱりヴェネツィアからフィレンツェ、ローマの王道コースかな。その後、ローマの空港でトモとバイバイかしら?
トモはこのバカンスが終わったら日本に帰るのよね?
そんなことを考えながら彼に視線を向けると、優しい彼の眼差しに見つめられていることに気づく。
その視線に胸が騒めいて、ぷいっと顔を背けるとトモが私の髪を梳くように撫でてきた。
「ト、トモ?」
「ああ、すみません。可愛いなぁと思いまして」
「トモったら、そういうのダメだよ」
熱っぽい目で見つめながら私の髪を指ですくい、その髪にキスをする彼から身を捩って逃げる。
そして心を落ち着かせるために紅茶をゆっくりと飲んだ。
「どうしてダメなんですか?」
「え? それは……。変だもん」
「女性を褒めることは変なことですか?」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
イタリア人に限らず欧米の人は何かと褒めてくれたりする。が、彼らのは挨拶みたいなもので、トモのように熱のこもった視線で言ってくる人はまずいない。
ずっと研究漬けな毎日を送っていて現在二十七歳。職場に男性はいるが、プライベートでは男性への免疫はないに等しい。実は彼氏いない歴と年齢がイコールだったりもする。
だから、こういう時に笑って受け流したり、気のきいた返しができない。
はぁっ。トモったら、仮にも好きな人がいるくせに……。その相手の正体が私だって分かっていないうちからこんなにも近いんだもの。もしバレてしまったら一体どんな接し方になるのかしら。そこまで考えて、私は首を横に振った。
余計なことを考えるのはよそう。第一、私は名乗るつもりがないし隠し通すつもりだから、そんな起きもしないことで悩むのはバカげてる。
「トモ。優しいのはいいことだけど、そういうのは好きな子だけにしたほうがいいよ。私だからいいものの、ほかの人にしたら誤解されるよ」
「そうですか?」
「そうだよ」
「じゃあ、花梨奈さんだけにすると約束しますね」
「いや、そういう意味じゃなくて……」
私だからいいもののって、そういう意味じゃないんだけどな。あれ? おかしいな……。どうして伝わらないんだろう……
私が困り顔で深く溜息をつくと、「ん?」と優しげな表情で顔を覗き込まれる。
「ううん、なんでもない……」
まあいいか。
私は深く考えることをやめた。
そんなことを考えながら、私は空になったミネストローネの器をジッと見つめた。ふぅと溜息をつき、真剣な表情でトモに向き直る。
「あの……色々とありがとう。でも、私は本当に大丈夫だから……。ミネストローネご馳走さま、とても美味しかったよ。もうこれで充分。充分なくらい貴方の優しさや責任感は伝わったから、あとは貴方は貴方の時間を有意義に使って。ね?」
私がトモの右手に自分の手を重ね、彼の顔を覗き込みながら諭すように言うと、彼は微笑んだまま私の重ねている手にもう片方の手を重ねてきた。
「僕にとって有意義な時間の使い方は、花梨奈さんのお世話をすることです。……と言っても、君は納得しないのでしょうね。なら、こうしましょう。花梨奈さんはせっかく来たならイタリアを満喫すればいいと言いましたよね」
「え? う、うん……」
言われていることの意図が分からずに戸惑いがちにトモを見ると、彼は重ねている私の手に自分の手を絡め、その手を持ち上げてチュッとキスをした。
ひぇ……と怯んだ私の腰を抱き、さらに距離を詰めてくる。
「なら、この二週間。イタリアを一緒に巡りませんか? 僕はイタリアに来るのが初めてでよく分かりません。だから、案内してくれませんか?」
「え? 案内……?」
「花梨奈さんは、このバカンスでイタリアの観光地を巡るつもりだったんでしょう? なら、ついでに僕のガイドをしてやるくらいの気持ちで僕の提案に乗ってくれませんか? もちろん提案したのは僕なので旅費はすべて出します。いえ、出させてください。花梨奈さん、僕にイタリアの良いところを教えてください」
……。私、このバカンスの予定をトモに言ったかな? そうは思ったが、きっと昨夜お酒の勢いで喋ってしまったのだろうなと思い、深く考えるのはやめておいた。
そして、ふむとトモの提案について考えてみる。
彼は責任感が強いのか、目の前で怪我をしてしまった私への罪悪感からなのか……。私に構うことをやめてくれないらしい。私としてもただお世話をされているよりかはイタリアを案内したほうが、まだマシかもしれない。
一人旅のほうが気楽ではあるけど、イタリアの良いところを教えてと言われたら、なんだか断れない。むしろ、イタリアの素晴らしさを布教したい、しなければならないというような使命感が沸々と湧いてくるから不思議だ。
「花梨奈さん、僕は土地勘がありません。土地勘がなければ、自分で動くことは儘なりません。どうか、僕を助けると思って」
うう、そんな縋るような目で見ないでよ。
でも、確かに……。イタリアのいいところを何も知らないなんて損している。イタリアを巡って得た経験はとても良い糧になるに決まっているもの……。そ、それに、土地勘がないのも可哀想だし、これからこの国で動くにしても困るわよね……。いやいや、だけど一緒にいればいるほどにバレる可能性は上がる。
……大好きなイタリアの良さを知ってもらいたいという欲望と危険だからやめたほうがいいという気持ちが鬩ぎ合う。
「花梨奈さん、僕を見知らぬ土地に放置するんですか?」
「え? 放置?」
「じゃあ、見捨てるんですか?」
「え? そ、そんなつもりは……」
私が戸惑うと、「じゃあ、お願いします。僕を助けると思って」と、ずいっと顔を近づけられる。
そ、そうだよね。これも人助け。人助けなら仕方ないよね……。彼には色々とお世話になっちゃったもの。恩返しは、ちゃんとしないと……
私が仕方ないなぁというような顔で、「に、二週間だけだからね」と言うと、喜んだトモが抱きついてくる。
「ちょっと! ち、近い! 近いから……」
ちょっと離れて……
私がトモの胸を押すと、体を少し離してくれる。でも、私の頭を撫でながら嬉しそうに触ってくる。
いやいや、その距離は恋人の距離だよ。この人、本当に距離感がおかしい……
「嬉しい。すごく嬉しいです。では、さっそく明日から色々と周りましょう。どこから行きますか?」
「え? えっと……」
そう問いかけられると、思考が明日のイタリア巡りに持って行かれて、トモとの距離が気にならなくなってしまった。彼は考え込みはじめた私の腰を抱いて、体を寄せてくる。
「イタリアはとにかくハズレがないんだよね。期待以上の伝統と驚嘆すべき情景。そしてあふれる情熱! 何を見てもどこを見ても感動しかないのよ! でも、二週間で全部は周れないから厳選しないとね……。まずはどこに行こう。うーん……」
「花梨奈さんが当初行く予定だった場所でいいですよ」
「それはダメよ。初めてならやっぱり王道コースをまわらなきゃ」
イタリアはヨーロッパの中でも特に見どころが多く、駆け足でまわっても二週間じゃ足りない。
トモにイタリアの魅力を布教するコースを考えなきゃ……
「うーん、やっぱり……せっかくヴェネツィアにいるんだから、サン・マルコ広場に行こうか? サン・マルコ広場にはドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂、コッレール博物館なんかもあるから、まずはそこから……」
あと、国立マルチャーナ図書館にも是非案内したい。
世界的に見ても随一の古い文献コレクションを保管している国立マルチャーナ図書館は何度行っても垂涎ものだものね。
私は手を握りしめながら興奮気味に語った。そんな私をトモが楽しそうに見ている。
「可愛い。本当にイタリアが好きなんですね。嫉妬してしまいそうだ……」
「え?」
そ、そんなに顔に出ていたのかな……
私が自分の頬を両手で押さえながら、トモをチラッと見ると彼がニコッと微笑んだ。
「嫉妬って何よ……」
「そこまで愛されるのが羨ましいってことです」
「な、なにそれ、バカ……」
うう。トモには私のことバレちゃダメなんだから、あまり興奮しすぎて油断しないようにしなきゃ。バレたら大変。
でもどうしてバレちゃダメなんだっけ? 貞操が危うくなるから? いや、彼は別に私の正体を知っても無体なことはしないだろう。
じゃあ、父の決めた結婚相手だから?
それが一番大きい理由かもしれない。父の思い通りにはなりたくない。それに、彼の手を取るということは結婚して日本に帰るということだ。
それだけは……それだけは、嫌。
私は緩んでしまった気を引き締めて、トモに向き直った。
「も、もう、トモったら。貴方は行ってみたいところとかないの?」
「花梨奈さんが行きたいところが、僕の行きたいところです」
「そう? でもね、トモ。案内してもらうからって、そこまで気を遣わなくていいんだよ。ちゃんと行きたいところがあったら案内するから……」
「そうですか? そういうつもりではなかったのですが……。うーん、そうですね。ローマにあるパンテオン神殿に興味があります……。今回の日程でそちらのほうには行けますか?」
私はトモの希望にうんうんと頷いた。
行ける。行けるに決まっている。というか、行こう!
えっと……それだったら、やっぱりヴェネツィアからフィレンツェ、ローマの王道コースかな。その後、ローマの空港でトモとバイバイかしら?
トモはこのバカンスが終わったら日本に帰るのよね?
そんなことを考えながら彼に視線を向けると、優しい彼の眼差しに見つめられていることに気づく。
その視線に胸が騒めいて、ぷいっと顔を背けるとトモが私の髪を梳くように撫でてきた。
「ト、トモ?」
「ああ、すみません。可愛いなぁと思いまして」
「トモったら、そういうのダメだよ」
熱っぽい目で見つめながら私の髪を指ですくい、その髪にキスをする彼から身を捩って逃げる。
そして心を落ち着かせるために紅茶をゆっくりと飲んだ。
「どうしてダメなんですか?」
「え? それは……。変だもん」
「女性を褒めることは変なことですか?」
「そ、そういうわけじゃないけど……」
イタリア人に限らず欧米の人は何かと褒めてくれたりする。が、彼らのは挨拶みたいなもので、トモのように熱のこもった視線で言ってくる人はまずいない。
ずっと研究漬けな毎日を送っていて現在二十七歳。職場に男性はいるが、プライベートでは男性への免疫はないに等しい。実は彼氏いない歴と年齢がイコールだったりもする。
だから、こういう時に笑って受け流したり、気のきいた返しができない。
はぁっ。トモったら、仮にも好きな人がいるくせに……。その相手の正体が私だって分かっていないうちからこんなにも近いんだもの。もしバレてしまったら一体どんな接し方になるのかしら。そこまで考えて、私は首を横に振った。
余計なことを考えるのはよそう。第一、私は名乗るつもりがないし隠し通すつもりだから、そんな起きもしないことで悩むのはバカげてる。
「トモ。優しいのはいいことだけど、そういうのは好きな子だけにしたほうがいいよ。私だからいいものの、ほかの人にしたら誤解されるよ」
「そうですか?」
「そうだよ」
「じゃあ、花梨奈さんだけにすると約束しますね」
「いや、そういう意味じゃなくて……」
私だからいいもののって、そういう意味じゃないんだけどな。あれ? おかしいな……。どうして伝わらないんだろう……
私が困り顔で深く溜息をつくと、「ん?」と優しげな表情で顔を覗き込まれる。
「ううん、なんでもない……」
まあいいか。
私は深く考えることをやめた。
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