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第三章 聖獣の主
64.通わせた心
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あれから、わたくしはマッティア様からの罰をこなしながらも、他のレッスンやお勉強、剣術指導と恐ろしく忙しい日々を送っておりました。
勿論、空いた時間があれば、マッティア様のお仕事のお手伝いも致します……。
正直なところ……死にそうなくらい忙しいのです……。
マッティア様は、表面上はいつもの優しいマッティア様に戻りました。口調も敬語ですし……。
ですが、何かがおかしい気が致します……。よそよそしいような……。実はまだ怒っているのでしょうか?
マッティア様への想いを自覚した途端、怒らせてしまうなんて……。後悔してもしきれません。ただの悪戯心だったのに……。
「マッティア様」
「はい、どうかしましたか?」
名を呼べば、笑顔で応えて下さいます……。けれど……どうにもすっきり致しません。
「まだ怒っているのですか?」
「もう怒っていませんよ」
マッティア様はそう言って、にこやかに微笑まれました。けれど、納得など出来ないのです。
「嘘です。怒っています! だって、あれ以降わたくしへの、ちょっかいが無くなりました。もうわたくしには触れるのもイヤという事ではないのですか?」
想いを自覚した途端、嫌われるなんて……情けなくて泣きたくなります。
わたくしの問いにマッティア様が目を瞬いています。そして、バレましたか……と観念したように苦笑致しました。
「!!」
わたくしは、そのバレたという言葉に愕然と致しました。
ああ、本当に嫌われてしまったのですね……。
分かっています。わたくしがマッティア様との約束を守らず、マッティア様を怒らせたのがいけなかったのです……。
ですが、マッティア様は何があっても、わたくしの事を嫌いになどならないと思っていました。その甘えが、いけなかったのです。
わたくしは泣きたいのを我慢して、そうですか……と呟いて、部屋を出て行く事に致しました。
「待ってください、何処へ行くのですか?」
「今宵は自分の部屋で寝ます。わたくしの事が嫌いになったのなら、そう仰って下されば良いのに……。……わたくしが此処にいると、マッティア様は他に女性を召す事も出来ないではありませんか」
その言葉にマッティア様が目を見張り、わたくしの腕を掴んだかと思うと、突然抱き上げました。
「は、離して下さいませ。わたくし、部屋に戻るのです。触りたくないのに、無理に触って頂かなくて結構です」
わたくしがジタバタと暴れてもビクとも致しません。マッティア様は、感情が読めない顔で、わたくしをベッドに運んでいます。
やはり、まだ怒っているのですね……。
「ベアトリーチェは何かを勘違いしています。私が、貴方を嫌いになる事はないと、何度も言っているでしょう」
「で、ですが、先程バレたと言ったではありませんか。わたくしに触れるのもイヤだという事なのでしょう?」
「違います。近頃、貴方にちょっかいを出さなかったのは、流石にそろそろ我慢が出来なくなってきたからですよ」
マッティア様は苦笑混じりにそう仰られたので、わたくしは、とても驚きました。
「我慢……?」
「ええ。どうしても貴方に、私を求めて頂きたかったのですが、中々貴方は負けてくれませんので。そのうち、我慢がきかなくなりそうなので、気をつけていただけです」
わたくしは、その言葉に呆気にとられました。悩んでいた己がバカみたいです。
「ああ、でも良かった……。わたくし、嫌われたのだとばかり……」
「そう思ってくれるという事は、貴方も少しは私を好いてくれているのだと、思っても良いのでしょうか?」
「え!?」
わたくしは、その言葉に固まりました。あの日、腹が立った勢いで一生言わないと決めましたけれど……、意地を張っていては、このようにすれ違って悲しい想いをしてしまうのでしょうか?
「ベアトリーチェ……? 違いますか?」
マッティア様が、わたくしの顔を覗き込んでいます。その目が、全てを見透かしそうなので、わたくしは慌ててマッティア様の目を両手で塞ぎました。
「うぅ……、し、知りません……。そんなこと聞かないで下さいませ。恥ずかしいのです」
「成る程」
そう言ったマッティア様は気持ち悪いくらい破顔しています。やはり見透かされているのでしょうか?
「ベアトリーチェ。ベアトリーチェはどうですか? 私に触れられるのは嫌ですか?」
「い、嫌ではありません」
「では、触られたいですか?」
「っ!!」
わたくしは、顔から火が出そうなくらい顔を真っ赤にさせ、言葉に詰まりました。そのわたくしを見ながら、マッティア様はとても楽しそうです。
「ベアトリーチェ、教えてください」
「し、知りません。第一、マッティア様があのように厳しい罰を与えるから、わたくしそれどころではないのです。とても忙しいのです」
わたくしが真っ赤な顔を背けると、マッティア様がわたくしの顎を掴み、顔をマッティア様に向けさせたので、わたくしは、それがまた恥ずかしく、どうして良いのか分からなくなりました。
「ベアトリーチェ……。私は他の女に興味などありません。貴方以外の女性を寝所に呼ぶ事は絶対にありません。貴方は私のただ1人の女性です」
わたくしがただ1人の女性……?
「で、ですが、過去にご側室もおられたのでしょう?」
「それは父上の手前です。父上に下げ渡されたので仕方なく召し、側室に迎えましたが……。私はあの日からずっと、貴方しか見えていません」
「あの日……」
すると、マッティア様はわたくしと初めて逢った時の話をして下さいました。そして、その時からわたくしだけを想い続けていると……。
マッティア様の、わたくしへの気持ちは分かっていましたれど、こういう風に可愛らしい、女神だと褒め称えられると恥ずかしいのです。
「大袈裟な事を仰らないで下さいませ。あの時は、まだ5歳なのです。女神などと……」
「ベアトリーチェは、私の女神ですよ。いくつでも関係などありません。いつもいつもベアトリーチェだけ輝いて見えます」
本当に気持ち悪い事を恥ずかしげもなく仰るのですから……。
ですが、これ程までに愛情表現をして下さると、安心できると言いますか……やはり、悪い気は致しません。
「ベアトリーチェも私との婚姻を直談判したのですから、当時は同じくらい私を好きでいてくれたのですよね?」
「そ、そのような事……し、知りません。それに、わたくしはマッティア様を神などと思ったりは致しませんでした」
「まあ、それはそうでしょうね」
マッティア様がニヤニヤしています。うぅ、マッティア様のお顔がちゃんと見れません。顔が熱いのです。わたくし、今絶対……顔が真っ赤なのです。
「ベアトリーチェ……今はどうですか? 今は少しくらい好意を持ってくれていますか?」
「あの……う……えーっと、あの……」
「そのように顔を赤らめているという事は、まさか私の事を好きになってくれたのですか? そう自惚れても良いですか?」
その言葉に、わたくしは更に顔を真っ赤にさせ、近くにあった枕に顔を埋めました。
「し、知りません! あの、えっと忘れました!」
「そうか……私を好きに……」
まだ好きだと言っていないのに、マッティア様が勝手に納得して感動しています。気持ち悪いくらいの笑顔です。
「ベアトリーチェ。貴方の口から、ちゃんと教えてください。私の事を好きだと……」
「あの……でも………………うぅ…………す、好き、です」
わたくしは言ってしまった後に、ハッとして、勢いよく首を振りました。
「やはり違います! 間違えました!」
「もう取り消せませんよ。いつからですか?」
「あの……」
「ベアトリーチェ、お願いです」
マッティア様がわたくしに縋るように、そう懇願なさいました。その顔を見ると、わたくしはもう逃げられないと思い、覚悟を決める事に致しました。
「自覚したのは、あのお父様の夢のお話をした時です。あの時、マッティア様がわたくしの悲しみや憎しみ、苦しみを全て受け入れると言って下さった時に……」
「ベアトリーチェ! 嗚呼、愛しています」
そう言って、マッティア様はわたくしに口付け、わたくし達はそのままベッドに倒れ込みました。
勿論、空いた時間があれば、マッティア様のお仕事のお手伝いも致します……。
正直なところ……死にそうなくらい忙しいのです……。
マッティア様は、表面上はいつもの優しいマッティア様に戻りました。口調も敬語ですし……。
ですが、何かがおかしい気が致します……。よそよそしいような……。実はまだ怒っているのでしょうか?
マッティア様への想いを自覚した途端、怒らせてしまうなんて……。後悔してもしきれません。ただの悪戯心だったのに……。
「マッティア様」
「はい、どうかしましたか?」
名を呼べば、笑顔で応えて下さいます……。けれど……どうにもすっきり致しません。
「まだ怒っているのですか?」
「もう怒っていませんよ」
マッティア様はそう言って、にこやかに微笑まれました。けれど、納得など出来ないのです。
「嘘です。怒っています! だって、あれ以降わたくしへの、ちょっかいが無くなりました。もうわたくしには触れるのもイヤという事ではないのですか?」
想いを自覚した途端、嫌われるなんて……情けなくて泣きたくなります。
わたくしの問いにマッティア様が目を瞬いています。そして、バレましたか……と観念したように苦笑致しました。
「!!」
わたくしは、そのバレたという言葉に愕然と致しました。
ああ、本当に嫌われてしまったのですね……。
分かっています。わたくしがマッティア様との約束を守らず、マッティア様を怒らせたのがいけなかったのです……。
ですが、マッティア様は何があっても、わたくしの事を嫌いになどならないと思っていました。その甘えが、いけなかったのです。
わたくしは泣きたいのを我慢して、そうですか……と呟いて、部屋を出て行く事に致しました。
「待ってください、何処へ行くのですか?」
「今宵は自分の部屋で寝ます。わたくしの事が嫌いになったのなら、そう仰って下されば良いのに……。……わたくしが此処にいると、マッティア様は他に女性を召す事も出来ないではありませんか」
その言葉にマッティア様が目を見張り、わたくしの腕を掴んだかと思うと、突然抱き上げました。
「は、離して下さいませ。わたくし、部屋に戻るのです。触りたくないのに、無理に触って頂かなくて結構です」
わたくしがジタバタと暴れてもビクとも致しません。マッティア様は、感情が読めない顔で、わたくしをベッドに運んでいます。
やはり、まだ怒っているのですね……。
「ベアトリーチェは何かを勘違いしています。私が、貴方を嫌いになる事はないと、何度も言っているでしょう」
「で、ですが、先程バレたと言ったではありませんか。わたくしに触れるのもイヤだという事なのでしょう?」
「違います。近頃、貴方にちょっかいを出さなかったのは、流石にそろそろ我慢が出来なくなってきたからですよ」
マッティア様は苦笑混じりにそう仰られたので、わたくしは、とても驚きました。
「我慢……?」
「ええ。どうしても貴方に、私を求めて頂きたかったのですが、中々貴方は負けてくれませんので。そのうち、我慢がきかなくなりそうなので、気をつけていただけです」
わたくしは、その言葉に呆気にとられました。悩んでいた己がバカみたいです。
「ああ、でも良かった……。わたくし、嫌われたのだとばかり……」
「そう思ってくれるという事は、貴方も少しは私を好いてくれているのだと、思っても良いのでしょうか?」
「え!?」
わたくしは、その言葉に固まりました。あの日、腹が立った勢いで一生言わないと決めましたけれど……、意地を張っていては、このようにすれ違って悲しい想いをしてしまうのでしょうか?
「ベアトリーチェ……? 違いますか?」
マッティア様が、わたくしの顔を覗き込んでいます。その目が、全てを見透かしそうなので、わたくしは慌ててマッティア様の目を両手で塞ぎました。
「うぅ……、し、知りません……。そんなこと聞かないで下さいませ。恥ずかしいのです」
「成る程」
そう言ったマッティア様は気持ち悪いくらい破顔しています。やはり見透かされているのでしょうか?
「ベアトリーチェ。ベアトリーチェはどうですか? 私に触れられるのは嫌ですか?」
「い、嫌ではありません」
「では、触られたいですか?」
「っ!!」
わたくしは、顔から火が出そうなくらい顔を真っ赤にさせ、言葉に詰まりました。そのわたくしを見ながら、マッティア様はとても楽しそうです。
「ベアトリーチェ、教えてください」
「し、知りません。第一、マッティア様があのように厳しい罰を与えるから、わたくしそれどころではないのです。とても忙しいのです」
わたくしが真っ赤な顔を背けると、マッティア様がわたくしの顎を掴み、顔をマッティア様に向けさせたので、わたくしは、それがまた恥ずかしく、どうして良いのか分からなくなりました。
「ベアトリーチェ……。私は他の女に興味などありません。貴方以外の女性を寝所に呼ぶ事は絶対にありません。貴方は私のただ1人の女性です」
わたくしがただ1人の女性……?
「で、ですが、過去にご側室もおられたのでしょう?」
「それは父上の手前です。父上に下げ渡されたので仕方なく召し、側室に迎えましたが……。私はあの日からずっと、貴方しか見えていません」
「あの日……」
すると、マッティア様はわたくしと初めて逢った時の話をして下さいました。そして、その時からわたくしだけを想い続けていると……。
マッティア様の、わたくしへの気持ちは分かっていましたれど、こういう風に可愛らしい、女神だと褒め称えられると恥ずかしいのです。
「大袈裟な事を仰らないで下さいませ。あの時は、まだ5歳なのです。女神などと……」
「ベアトリーチェは、私の女神ですよ。いくつでも関係などありません。いつもいつもベアトリーチェだけ輝いて見えます」
本当に気持ち悪い事を恥ずかしげもなく仰るのですから……。
ですが、これ程までに愛情表現をして下さると、安心できると言いますか……やはり、悪い気は致しません。
「ベアトリーチェも私との婚姻を直談判したのですから、当時は同じくらい私を好きでいてくれたのですよね?」
「そ、そのような事……し、知りません。それに、わたくしはマッティア様を神などと思ったりは致しませんでした」
「まあ、それはそうでしょうね」
マッティア様がニヤニヤしています。うぅ、マッティア様のお顔がちゃんと見れません。顔が熱いのです。わたくし、今絶対……顔が真っ赤なのです。
「ベアトリーチェ……今はどうですか? 今は少しくらい好意を持ってくれていますか?」
「あの……う……えーっと、あの……」
「そのように顔を赤らめているという事は、まさか私の事を好きになってくれたのですか? そう自惚れても良いですか?」
その言葉に、わたくしは更に顔を真っ赤にさせ、近くにあった枕に顔を埋めました。
「し、知りません! あの、えっと忘れました!」
「そうか……私を好きに……」
まだ好きだと言っていないのに、マッティア様が勝手に納得して感動しています。気持ち悪いくらいの笑顔です。
「ベアトリーチェ。貴方の口から、ちゃんと教えてください。私の事を好きだと……」
「あの……でも………………うぅ…………す、好き、です」
わたくしは言ってしまった後に、ハッとして、勢いよく首を振りました。
「やはり違います! 間違えました!」
「もう取り消せませんよ。いつからですか?」
「あの……」
「ベアトリーチェ、お願いです」
マッティア様がわたくしに縋るように、そう懇願なさいました。その顔を見ると、わたくしはもう逃げられないと思い、覚悟を決める事に致しました。
「自覚したのは、あのお父様の夢のお話をした時です。あの時、マッティア様がわたくしの悲しみや憎しみ、苦しみを全て受け入れると言って下さった時に……」
「ベアトリーチェ! 嗚呼、愛しています」
そう言って、マッティア様はわたくしに口付け、わたくし達はそのままベッドに倒れ込みました。
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