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第二章 王妃
46.衝突と慕情
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「侍医の見立てでは懐妊だそうです」
「懐妊……?」
わたくしは目を瞬きながら、お腹にそっと触れました。
「前のような勘違いではなく……ですか?」
「ええ、今回は間違いはないようです。ベアトリーチェ、ありがとうございます」
そう言って、マッティア様はわたくしを抱き締めました。わたくしは、いまいち実感は湧かないけれど……、なんだか複雑な……けれど暖かい気持ちになりました。
それに、時期から考えてアリーチェ様の御子様と、同じ年の子です。
「あ、あの……わたくし、子供が出来たらアリーチェ様の御子様と結婚させてみたいですねと……、この前お話していたのです。あと、イストリアのノービレ学院に留学させてみたいとも、お願い致しました……」
その言葉にマッティア様は唖然としています。
何か……いけなかったのでしょうか?
「マッティア様……?」
「ベアトリーチェ……。女性同士、意気投合が出来た事は、とても素晴らしい事ですが……。そのような国家間の重大な決め事を、お茶に誘うような軽いノリで決めてこないで下さい」
「決めた……つもりではないのです。実現すれば、素敵ですね、という気持ちだっただけで……」
すると、マッティア様が溜息を吐きながら首を振りました。そして、難しいお顔をなさっています。
「わたくし、何か失敗したのでしょうか?」
「そうですね。ベアトリーチェもアリーチェ様も一国を背負う王妃なのです。あなた方の発言には責任が伴います。非公式の場とはいえ、発言には重々気をつけて下さい」
それは……わたくし達の希望は通らないという事でしょうか……。
「ですが、大国のイストリアと縁続きになれれば、同盟の強化にもなりますし……。それに、アリーチェ様もイヴァーノ様も、とても良い方ではないですか……。何がいけないのですか?」
「いいえ、縁戚を結ぶ事がいけない訳でも、遊学させる事がいけない訳でもありません」
「では、何故マッティア様は怒っているのですか?」
わたくしが、ぼろぼろと涙を流しながら布団をギュッと掴むと、マッティア様が溜息を吐きながら、わたくしの涙を拭いました。
「そのような大切な事を誰にも相談せず、女子の軽口のように決めてきた事が、一国の王妃としての配慮に欠けていると言っているのです」
「配慮……。ですが、わたくし達はただ夢や希望を語っていただけです」
「そうですね。あなた方がただの貴族の姫なら、それで良かったでしょう。ですが、一国の王妃なのです。そして御子が出来てしまった以上、大国イストリアに対してこれを退ける事は難しくなります」
そんな……。わたくし……悪い事をしているつもりではなかったのです……。そこまで、大事になるとも思っていなかったのです……。
「ですが、生まれてくる御子が、どちらも同じ性別だという可能性もありますので、生まれてすぐ婚約とはならないでしょう。ですが、ノービレ学院への遊学を退ける事は難しいでしょうが……」
「わたくしは、イストリアの制度が素晴らしいと思いました。だから、何故退けねばならないのか分かりません。別に人質として取られる訳ではないではないですか!」
マッティア様は、小さくそうですねと呟きました。ですが、マッティア様の瞳には分かり合えないという失望の色が揺らいでいるように思えます。
「他国に行かせるという事は、有事の際にそうなる可能性があるという事も、含めて考えなければならないのです」
「そんな……。何もありませんよね? とても仲良く出来ているではないですか!」
「勿論です。ですが、色々な側面から考えてから皆で議論に議論を重ね、決めなければならなかったのです」
わたくしは、その言葉にハッとしました。わたくしは、何も考えずに……ましてやこのお腹の子の意思すらも考えずに、軽い気持ちでしてはいけない事をしてしまったのだと気付きました。
「申し訳ありません……。わたくし、取り返しのつかない事を……」
「分かって下さったのなら良いのです」
すると、マッティア様がいつものように優しい笑顔に戻りました。そして、わたくしの事をそっと抱き締めて、頭を撫でで下さいました。
「厳しい事を言って申し訳ありませんでした。ですが、貴方には王妃として成長して欲しいのです」
そして、後は任せて下さいと言って、わたくしの額に口付けをし、退室して行かれました。
マッティア様が出て行かれた後、わたくしはベッドに寝転びながら、色々な想いが巡りました。
わたくしの懐妊をカルロ様はどう思っているのでしょうか?
わたくしは何処かで御子が出来た事が嬉しいのです。カルロ様との御子だったら、もっと嬉しくて幸せだったでしょうけれど……。
ですがマッティア様との御子でも、やはり嬉しいのです。わたくしの唯一無二の味方ですもの。
だからこそ、適当にこの子の人生を決めてはならなかったのだと今なら分かります。
わたくし達の雑談すら、決定権を持ってしまうのだという事を少しも考えなかったわたくしが愚かだったのだと……、今なら分かります。
マッティア様の失望を含んだ瞳が忘れられません。わたくしは……呆れられてしまったのでしょうね……。
何となく眠れずに、わたくしは後宮をこっそりと抜け出し、王宮の噴水庭園を散策する事に致しました。
相変わらず、見事な噴水ばかりです……。
この噴水をはじめて見た時、わたくしは何を思っていたのでしょうか……。
カルロ様を失った悲しみや憎しみ……、先王から受ける尊厳のない扱いへの憤り、お兄様への怒りや失望、マッティア様からの辱めへの屈辱感……。
色々なものが混ざり合って、とても複雑な想いでした。そして、必ずカルロ様の仇を討ち、カルロ様の傍に逝きたいと、そればかりを考えておりました。
この王宮に生贄のように嫁いできてから、もうすぐ1年が経ちます……。
その間に、わたくしを取り巻く状況は大きく変化致しました。
わたくしは王妃となり、未来の国王候補をお腹に宿したのです……。わたくしは強くならなければなりません。
もう泣いてばかりではいけません。カルロ様を想う気持ちは今も変わりはありません。今でも、貴方の傍にいたかったという想いに変わりはありません。
このお腹の御子がカルロ様との御子なら良いのにと願っても無駄な事は分かっております。
だけれど、わたくしも腹を括ります。
カルロ様……、わたくしはもうカルロ様の傍へ逝く事は出来ません。このお腹の御子の為に、わたくしは強くなり生きていかなければなりません。
その為になら、マッティア様を利用してみせます。
だから……これで最後に致します。カルロ様……貴方を想って泣く事は今日で最後に致します。
明日からは前を見て歩んでいきます……。だから、今は貴方を想って泣く事をお許し下さい。
カルロ様……愛しています……。
わたくしが愛するのは貴方だけです。
いつか……寿命を全うした時に、わたくしは貴方の傍に逝く事が出来るのでしょうか?
待っていて下さるのでしょうか? カルロ様、あちらで、よく頑張ったと褒めて下さいますか?
また貴方の笑顔を見せて頂くことは出来ますか?
わたくしは噴水の前で崩れ落ち、声を出して泣きました。噴水の水音が、わたくしの泣き声を隠してくれるので、わたくしは脇目も振らず泣きました。
世の中は理不尽と不条理に満ちています。わたくしの未来が女王だとしても、マッティア様との婚姻が宿命だとしても……。
願わくば、カルロ様と一生を添い遂げたかったのです。
ですが、もう叶う事のない未来を想い泣く事は辞めにします。わたくしは、お父様が願ったように女王への道を目指します。
これからはカルロ様……貴方を思い出して泣いたりは致しません。わたくしが次に貴方を想って泣く時は、カルロ様……貴方の傍へ逝けた時です。
「懐妊……?」
わたくしは目を瞬きながら、お腹にそっと触れました。
「前のような勘違いではなく……ですか?」
「ええ、今回は間違いはないようです。ベアトリーチェ、ありがとうございます」
そう言って、マッティア様はわたくしを抱き締めました。わたくしは、いまいち実感は湧かないけれど……、なんだか複雑な……けれど暖かい気持ちになりました。
それに、時期から考えてアリーチェ様の御子様と、同じ年の子です。
「あ、あの……わたくし、子供が出来たらアリーチェ様の御子様と結婚させてみたいですねと……、この前お話していたのです。あと、イストリアのノービレ学院に留学させてみたいとも、お願い致しました……」
その言葉にマッティア様は唖然としています。
何か……いけなかったのでしょうか?
「マッティア様……?」
「ベアトリーチェ……。女性同士、意気投合が出来た事は、とても素晴らしい事ですが……。そのような国家間の重大な決め事を、お茶に誘うような軽いノリで決めてこないで下さい」
「決めた……つもりではないのです。実現すれば、素敵ですね、という気持ちだっただけで……」
すると、マッティア様が溜息を吐きながら首を振りました。そして、難しいお顔をなさっています。
「わたくし、何か失敗したのでしょうか?」
「そうですね。ベアトリーチェもアリーチェ様も一国を背負う王妃なのです。あなた方の発言には責任が伴います。非公式の場とはいえ、発言には重々気をつけて下さい」
それは……わたくし達の希望は通らないという事でしょうか……。
「ですが、大国のイストリアと縁続きになれれば、同盟の強化にもなりますし……。それに、アリーチェ様もイヴァーノ様も、とても良い方ではないですか……。何がいけないのですか?」
「いいえ、縁戚を結ぶ事がいけない訳でも、遊学させる事がいけない訳でもありません」
「では、何故マッティア様は怒っているのですか?」
わたくしが、ぼろぼろと涙を流しながら布団をギュッと掴むと、マッティア様が溜息を吐きながら、わたくしの涙を拭いました。
「そのような大切な事を誰にも相談せず、女子の軽口のように決めてきた事が、一国の王妃としての配慮に欠けていると言っているのです」
「配慮……。ですが、わたくし達はただ夢や希望を語っていただけです」
「そうですね。あなた方がただの貴族の姫なら、それで良かったでしょう。ですが、一国の王妃なのです。そして御子が出来てしまった以上、大国イストリアに対してこれを退ける事は難しくなります」
そんな……。わたくし……悪い事をしているつもりではなかったのです……。そこまで、大事になるとも思っていなかったのです……。
「ですが、生まれてくる御子が、どちらも同じ性別だという可能性もありますので、生まれてすぐ婚約とはならないでしょう。ですが、ノービレ学院への遊学を退ける事は難しいでしょうが……」
「わたくしは、イストリアの制度が素晴らしいと思いました。だから、何故退けねばならないのか分かりません。別に人質として取られる訳ではないではないですか!」
マッティア様は、小さくそうですねと呟きました。ですが、マッティア様の瞳には分かり合えないという失望の色が揺らいでいるように思えます。
「他国に行かせるという事は、有事の際にそうなる可能性があるという事も、含めて考えなければならないのです」
「そんな……。何もありませんよね? とても仲良く出来ているではないですか!」
「勿論です。ですが、色々な側面から考えてから皆で議論に議論を重ね、決めなければならなかったのです」
わたくしは、その言葉にハッとしました。わたくしは、何も考えずに……ましてやこのお腹の子の意思すらも考えずに、軽い気持ちでしてはいけない事をしてしまったのだと気付きました。
「申し訳ありません……。わたくし、取り返しのつかない事を……」
「分かって下さったのなら良いのです」
すると、マッティア様がいつものように優しい笑顔に戻りました。そして、わたくしの事をそっと抱き締めて、頭を撫でで下さいました。
「厳しい事を言って申し訳ありませんでした。ですが、貴方には王妃として成長して欲しいのです」
そして、後は任せて下さいと言って、わたくしの額に口付けをし、退室して行かれました。
マッティア様が出て行かれた後、わたくしはベッドに寝転びながら、色々な想いが巡りました。
わたくしの懐妊をカルロ様はどう思っているのでしょうか?
わたくしは何処かで御子が出来た事が嬉しいのです。カルロ様との御子だったら、もっと嬉しくて幸せだったでしょうけれど……。
ですがマッティア様との御子でも、やはり嬉しいのです。わたくしの唯一無二の味方ですもの。
だからこそ、適当にこの子の人生を決めてはならなかったのだと今なら分かります。
わたくし達の雑談すら、決定権を持ってしまうのだという事を少しも考えなかったわたくしが愚かだったのだと……、今なら分かります。
マッティア様の失望を含んだ瞳が忘れられません。わたくしは……呆れられてしまったのでしょうね……。
何となく眠れずに、わたくしは後宮をこっそりと抜け出し、王宮の噴水庭園を散策する事に致しました。
相変わらず、見事な噴水ばかりです……。
この噴水をはじめて見た時、わたくしは何を思っていたのでしょうか……。
カルロ様を失った悲しみや憎しみ……、先王から受ける尊厳のない扱いへの憤り、お兄様への怒りや失望、マッティア様からの辱めへの屈辱感……。
色々なものが混ざり合って、とても複雑な想いでした。そして、必ずカルロ様の仇を討ち、カルロ様の傍に逝きたいと、そればかりを考えておりました。
この王宮に生贄のように嫁いできてから、もうすぐ1年が経ちます……。
その間に、わたくしを取り巻く状況は大きく変化致しました。
わたくしは王妃となり、未来の国王候補をお腹に宿したのです……。わたくしは強くならなければなりません。
もう泣いてばかりではいけません。カルロ様を想う気持ちは今も変わりはありません。今でも、貴方の傍にいたかったという想いに変わりはありません。
このお腹の御子がカルロ様との御子なら良いのにと願っても無駄な事は分かっております。
だけれど、わたくしも腹を括ります。
カルロ様……、わたくしはもうカルロ様の傍へ逝く事は出来ません。このお腹の御子の為に、わたくしは強くなり生きていかなければなりません。
その為になら、マッティア様を利用してみせます。
だから……これで最後に致します。カルロ様……貴方を想って泣く事は今日で最後に致します。
明日からは前を見て歩んでいきます……。だから、今は貴方を想って泣く事をお許し下さい。
カルロ様……愛しています……。
わたくしが愛するのは貴方だけです。
いつか……寿命を全うした時に、わたくしは貴方の傍に逝く事が出来るのでしょうか?
待っていて下さるのでしょうか? カルロ様、あちらで、よく頑張ったと褒めて下さいますか?
また貴方の笑顔を見せて頂くことは出来ますか?
わたくしは噴水の前で崩れ落ち、声を出して泣きました。噴水の水音が、わたくしの泣き声を隠してくれるので、わたくしは脇目も振らず泣きました。
世の中は理不尽と不条理に満ちています。わたくしの未来が女王だとしても、マッティア様との婚姻が宿命だとしても……。
願わくば、カルロ様と一生を添い遂げたかったのです。
ですが、もう叶う事のない未来を想い泣く事は辞めにします。わたくしは、お父様が願ったように女王への道を目指します。
これからはカルロ様……貴方を思い出して泣いたりは致しません。わたくしが次に貴方を想って泣く時は、カルロ様……貴方の傍へ逝けた時です。
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