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第34章 希望を貴方に
希望を貴方にⅡ
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馬車に揺られる事四十分、ようやくルーゼンベルク行きつけの商店に到着したらしい。そこは貴族街と下町との境にある、ひっそりとした場所だった。貴族らしき人は誰も居ない。メイドや執事たちが、道路を行き来している。
「お菓子の材料はあちらのお店です」
路地に入ると、ルーナを先頭に前へ進んでいく。二階建ての煉瓦造りの建物がひしめく中、そこに掲げてある看板に目をやった。絵だけが描かれていて、左には野菜、右には肉、その奥は魚、更にその奥はチーズ――食材と呼べる物だけでも、店がこんなにもあるなんて。屋敷に居たままでは、知りもしなかっただろう。
左隣を歩くフィーアに顔を向けてみると、彼女も視線に気付いたらしく、こちらを見遣る。
「どうかなさいましたか?」
「ううん、なんでもない」
隣に居るのがルーナだったなら、その先を話していただろう。
なんとなく、日本の市場に似ているのだ。外は氷点下だからガラス戸は固く閉じられているし、店員の姿は見えない。ただ、この匂い、人々の賑わい、それらが何故か懐かしい。
大きく息を吸い込んだ。思う存分、この場の空気を楽しもう。心が弾んできた。
「こちらです」
ルーナが開けた店の看板には、キャンディの絵が描かれていた。店の扉を潜ると、温かい空気と共に、甘い香りが全身を包み込む。
目に飛び込んできたのは、砂糖や小麦粉、ココアパウダー等のパッケージだった。多分、小麦粉は屋敷にあるから、買わなくても良いとは思うのだけれど――
折角なら、一から全て自分で揃えたくなってきた。
「あら、ルーナ、フィーア、買い出し?」
「うん。ルーゼンベルクのご令息が帰っていらっしゃるから」
「窃盗事件だったっけ、物騒な世の中になったもんだね」
五十代程の店主らしき女性は溜め息を吐くと、私を真っ直ぐに見る。
「新人さん? 目はどうしたの?」
「も、ものもらいになっちゃって」
「そっか、目は大事にしなきゃいけないよ。医者には行った?」
「はい。塗り薬も貰ってきました」
咄嗟の嘘だった。「えへへ」と笑ってみせると、店主もクスッと笑う。
「今日は何が必要?」
「チョコレートが欲しくて。ブラウニーを作りたいの」
「それじゃあ、これだね」
店主はトコトコと右側の棚に向かうと、上方へと手を伸ばす。板チョコであろうその箱を掴むと、そのままルーナに手渡した。
「これ! 私も食べた事の無い高級チョコレート!」
「当たり前だよ。次期公爵が食す物でしょう? 粗末な物を売ったりは出来ないよ」
ルーナが声を上げると、店主はやれやれと言わんばかりの顔をする。
「ルーナは食べ物に弱いね」
「フィーアもでしょ?」
二人が笑い合うのを微笑ましく感じる。思わず小さく笑うと、にこやかな店主と目が合った。
「そんな格好をしてまで、自ら買い物にいらっしゃるなんてね。余程、次期公爵の事が大切なんだねぇ」
言っている意味が良く分からず、小首を傾げてみる。
「次期公爵の婚約者でしょう、貴女」
「えっ!?」
私のみならず、ルーナとフィーアも声を上げる。それらしき事は、一言も言っていないと思うのだけれど。
三人であたふたしていると、店主は「あはは」と声を上げた。
「オーラが違うもの。隠したって無駄だよ」
「お、オーラ……?」
「今まで言われた事なかった?」
貴族らしく、堂々と振る舞う努力はしてきたけれど、オーラが違うとは言われた事が無い。首を横に振ってみせると、店主は「そうかい」と呟くだけだった。
「ま、今はお客さんが貴女たちだけだから、隠す必要も無いさ。チョコレート以外には、他に入り用は?」
それならば話は早い。砂糖や小麦粉、バターなど、他の材料も買ってしまおう。
「ブラウニーの材料、どれもお菓子用の、飛び切りのが欲しいの。ルーナ、フィーア、良い?」
今まで少し遠慮していたのが伝わったのか、ルーナとフィーアは揃って大きく頷いた。
「勿論です。クローディオ様に喜んでもらいましょう」
「うん!」
「それなら、少しだけ待っててね。最上級の物を選んでくるから」
店主は店の中を忙しなく動き始めた。手には籠を下げて、品物を次々と入れていく。ルーナとフィーアの表情を見るからに、さぞや高級な材料だったのだろう。会計の後に手渡された紙袋を持つフィーアの手は、微かに震えているように見えた。
――――――――
翌日、早速キッチンでブラウニー作りに取り掛かる。とは言え、バターやチョコを溶かすのはルーナの役目だ。シェフにも手伝いを申し入れられたものの、断ってしまった。シェフの愛情のこもった料理なら、毎日食べられる。それに、シェフに頼んでしまったなら、プロ並みに仕上がってしまうかもしれない。口出しもされるかもしれない。それでは、私が作ったものとは言えない気がしたのだ。
今日は、キャサリンがお茶会に出掛けてしまったため、フィーアも忙しいらしい。カイルの事は、仕事を休んだルーカスが見てくれている。
テーブルで小麦粉とココアパウダーを篩にかけながら、チョコとバターを溶かすルーナと会話をする。
「事件の動機は分かったのですか?」
「うん、分かったんだけど……」
釈然としない思いが湧き起こる。多分、私の過去の境遇がそう思わせているのだろう。
「お菓子の材料はあちらのお店です」
路地に入ると、ルーナを先頭に前へ進んでいく。二階建ての煉瓦造りの建物がひしめく中、そこに掲げてある看板に目をやった。絵だけが描かれていて、左には野菜、右には肉、その奥は魚、更にその奥はチーズ――食材と呼べる物だけでも、店がこんなにもあるなんて。屋敷に居たままでは、知りもしなかっただろう。
左隣を歩くフィーアに顔を向けてみると、彼女も視線に気付いたらしく、こちらを見遣る。
「どうかなさいましたか?」
「ううん、なんでもない」
隣に居るのがルーナだったなら、その先を話していただろう。
なんとなく、日本の市場に似ているのだ。外は氷点下だからガラス戸は固く閉じられているし、店員の姿は見えない。ただ、この匂い、人々の賑わい、それらが何故か懐かしい。
大きく息を吸い込んだ。思う存分、この場の空気を楽しもう。心が弾んできた。
「こちらです」
ルーナが開けた店の看板には、キャンディの絵が描かれていた。店の扉を潜ると、温かい空気と共に、甘い香りが全身を包み込む。
目に飛び込んできたのは、砂糖や小麦粉、ココアパウダー等のパッケージだった。多分、小麦粉は屋敷にあるから、買わなくても良いとは思うのだけれど――
折角なら、一から全て自分で揃えたくなってきた。
「あら、ルーナ、フィーア、買い出し?」
「うん。ルーゼンベルクのご令息が帰っていらっしゃるから」
「窃盗事件だったっけ、物騒な世の中になったもんだね」
五十代程の店主らしき女性は溜め息を吐くと、私を真っ直ぐに見る。
「新人さん? 目はどうしたの?」
「も、ものもらいになっちゃって」
「そっか、目は大事にしなきゃいけないよ。医者には行った?」
「はい。塗り薬も貰ってきました」
咄嗟の嘘だった。「えへへ」と笑ってみせると、店主もクスッと笑う。
「今日は何が必要?」
「チョコレートが欲しくて。ブラウニーを作りたいの」
「それじゃあ、これだね」
店主はトコトコと右側の棚に向かうと、上方へと手を伸ばす。板チョコであろうその箱を掴むと、そのままルーナに手渡した。
「これ! 私も食べた事の無い高級チョコレート!」
「当たり前だよ。次期公爵が食す物でしょう? 粗末な物を売ったりは出来ないよ」
ルーナが声を上げると、店主はやれやれと言わんばかりの顔をする。
「ルーナは食べ物に弱いね」
「フィーアもでしょ?」
二人が笑い合うのを微笑ましく感じる。思わず小さく笑うと、にこやかな店主と目が合った。
「そんな格好をしてまで、自ら買い物にいらっしゃるなんてね。余程、次期公爵の事が大切なんだねぇ」
言っている意味が良く分からず、小首を傾げてみる。
「次期公爵の婚約者でしょう、貴女」
「えっ!?」
私のみならず、ルーナとフィーアも声を上げる。それらしき事は、一言も言っていないと思うのだけれど。
三人であたふたしていると、店主は「あはは」と声を上げた。
「オーラが違うもの。隠したって無駄だよ」
「お、オーラ……?」
「今まで言われた事なかった?」
貴族らしく、堂々と振る舞う努力はしてきたけれど、オーラが違うとは言われた事が無い。首を横に振ってみせると、店主は「そうかい」と呟くだけだった。
「ま、今はお客さんが貴女たちだけだから、隠す必要も無いさ。チョコレート以外には、他に入り用は?」
それならば話は早い。砂糖や小麦粉、バターなど、他の材料も買ってしまおう。
「ブラウニーの材料、どれもお菓子用の、飛び切りのが欲しいの。ルーナ、フィーア、良い?」
今まで少し遠慮していたのが伝わったのか、ルーナとフィーアは揃って大きく頷いた。
「勿論です。クローディオ様に喜んでもらいましょう」
「うん!」
「それなら、少しだけ待っててね。最上級の物を選んでくるから」
店主は店の中を忙しなく動き始めた。手には籠を下げて、品物を次々と入れていく。ルーナとフィーアの表情を見るからに、さぞや高級な材料だったのだろう。会計の後に手渡された紙袋を持つフィーアの手は、微かに震えているように見えた。
――――――――
翌日、早速キッチンでブラウニー作りに取り掛かる。とは言え、バターやチョコを溶かすのはルーナの役目だ。シェフにも手伝いを申し入れられたものの、断ってしまった。シェフの愛情のこもった料理なら、毎日食べられる。それに、シェフに頼んでしまったなら、プロ並みに仕上がってしまうかもしれない。口出しもされるかもしれない。それでは、私が作ったものとは言えない気がしたのだ。
今日は、キャサリンがお茶会に出掛けてしまったため、フィーアも忙しいらしい。カイルの事は、仕事を休んだルーカスが見てくれている。
テーブルで小麦粉とココアパウダーを篩にかけながら、チョコとバターを溶かすルーナと会話をする。
「事件の動機は分かったのですか?」
「うん、分かったんだけど……」
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