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ご主人様は突然に〜夜の世界編〜6

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半年前と同じように、真悠くんは部屋に入った途端あたしをベッドに押し倒した。

違ったのは、キスをしてすぐに首を絞めてきたこと。

いきなり過ぎてびっくりして、あたしはつい真悠くんの体を押しのけそうになった。

「何?」

ホテルに入る前まで、ふわふわして優しい雰囲気を出していた真悠くんはもういない。眉をしかめてあたしの顔を睨む。

「違うねんっ、いきなりやったしびっくりし…んっ!!」

あたしの手を振り払い、真悠くんがもう一度あたしの首を絞めた。

「嘘つくな」

「うっ、うぅっ」

「こうされたくて仕方なかったくせに。虐めて欲しいって顔に書いてあるんだよ」

「んんぅっ、うっ」

「なぁって。虐めて欲しいんだろ」

更に首元を圧迫され、息ができなくなってくる。言葉が発せない分真悠くんの目を見て何度も頷くあたしを見て、満足そうに笑いあたしの首から手を離した。

「あぁ!!」

解放された…と安堵したのも束の間、真悠くんはあたしの首筋に噛み付いた。躊躇いも無ければ、手加減されている様子も一切無い。

痛い、痛いよ…!

首筋に歯が食い込んでくる。このままじゃ食いちぎられちゃう!…なのにあたしは、抵抗出来ずにただ喘ぎ声を漏らすことしか出来ない。

「あ、あっ」

「めちゃくちゃに壊してあげる。俺のこと一生忘れられなくなるくらい」

あたしの耳元でそう囁いた後、真悠くんはもう一度あたしの首筋を噛んだ。

痛いのに。このまま食いちぎられたら死んじゃうのに。なのに、なんでこんなにぞくぞくしちゃうの?

「痛い、痛い!」

身をよじらせて痛がるあたしを無視して、真悠くんがあたしの服を荒々しく脱がせていく。腕や胸、少しずつ肌が露わになる度に色んな場所に噛み付かれた。

血出ちゃってたらどうしよう…自分の血なんて見たくない…!

一瞬我に返り、さっきから何度も噛み付かれていた首筋を指でなぞってみたけれど濡れていないし、血が出ている気配は無かった。あんなに強い力で噛まれても血って出ないもんなんだ…

いつの間にかあたしはパンツまで脱がされていて、真悠くんの指が中に入ってきた。

「あぁんっ」

「おい」

「んっ、ん…?」

「誰がこんなに濡らしていいって言った?」

「あぁっ!」

「なぁ、誰がこんなに濡らしていいって言った!?」

真悠くんが大声を出してあたしを威嚇しながら指を激しく動かす。あんなに優しい真悠くんが別人の様で怖いはずなのに、あたしの中の水音がどんどん大きくなってしまう。

「…言ってない、ですっ…勝手に、濡れちゃいましたぁっ、あっ、あ!」

「痛いとか言いながらこんなに濡らしやがって。自分がどれだけ変態かわかってんの?」

「わかってますっ…あたしは変態ですっ…!あ、あっ!痛いよぉっ」

真悠くんがあたしの足を開き、指の動きはそのままに太腿の付け根を噛んだ。

「やなの?」

「やじゃないっ…もっとして下さい…」

噛み付かれたところ全部、じんじん痛いのに中が気持ちよすぎて自分で自分がわからない…

「あ、いっちゃう、いっちゃう!あーっっ!!」

電流が走ったかのように体を震わせながらあたしはいってしまった。

「はぁ、はぁ…」

「許可してないのに何勝手にいってんの?気持ちよかったの?」

「ごめんなさい…気持ちよくて…」

「自分だけ気持ちよくなるのはダメだよね?」

「だめです…」

「じゃあ早く咥えて」

真悠くんの服を脱がせ、モノを咥えようと口を開けると真悠くんがあたしの後頭部を掴み、喉の奥まで咥えさせた。

「んっ」

真悠くんのモノは既に硬くなっていた。あたしのこと虐めて興奮してるんだ。苦しくて、痛い思いいっぱいしてるけど、真悠くんが喜んでくれるなら何されてもいい…

「ん、んんっうっ」

髪の毛を掴んで真悠くんが強引に前後に動かす。吐きそうなぐらい苦しくて、何回もえづいているのに真悠くんは御構い無しに激しく動かすから喉の奥にモノが当たるたびに涙が出た。

髪の毛を引っ張りあげられ、真悠くんがあたしを睨んだ。

「泣いてないでちゃんと咥えてご奉仕しろ」

「はい…」

***

頑張ったら入れてもらえる…真悠くんのモノが欲しくて欲しくて、一生懸命フェラをし続けていると真悠くんが再びあたしの髪の毛を掴んで顔を上げさせた。

「よく頑張ったね。ベッドに寝て足開いて」

やっと入れてもらえる…

あたしは真悠くんに言われた通りベッドに仰向けになって足を開いた。

「ご褒美だよ」

「あっっ!!」

あたしは真悠くんとようやく一つになった。そのまま首を絞められて、耐え難い快感と幸せで涙が出そうになった。

「これがずっと欲しかったんでしょ」

「う、っ…ん、っ…」

声が出せなくて真悠くんの目を見て頷くあたしを真悠くんが笑い、腰を激しく動かした。

「俺のこと忘れられなかったの?」

もう一度あたしが頷くと真悠くんの手の力が強くなった。

「あっ!あーっ!!」

幸せ。あたしの命は今、真悠くんの手の中にある。

殺して。幸せな気持ちのまま。殺して…

真悠くんが激しくあたしの中を突く度に、首が絞まる度にそんな思いが強くなる。

けれどそう簡単にはいかなくて、真悠くんの手の力が弱まった。

「ごめん、いっちゃった…」

真悠くんが肩で息をしながらあたしをぎゅっと抱きしめた。

…もうちょっとだったのにな。
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