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幽霊にも性欲がある様だ1
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仕事を終え家に帰り、ふう、とため息をついてスーツのジャケットを脱ぎ社員証をテーブルに投げる様に置いた。
最近知ったことなのだが、俺はどうやら普通ではないらしい。この家に住むようになって初めて知ったのだが。俺は、「見える」人らしい。
「見える」
幽霊のことである…
都内にしては、そして広い間取りにしては、やけに家賃の安い部屋。「何でこんなに安いんですか?」「こんな部屋よく残ってましたね」そう言う俺に不動産屋は素直に教えてくれた。
「この部屋、実は心理的瑕疵物件でして…」
心理的瑕疵物件。つまり「訳あり物件」である。若い女性がこの部屋で殺された、と…
まぁ、気持ち悪いは気持ち悪いけどただ単に殺人事件が起きたという事実がそこにあるだけであり、幽霊が出るとは限らない。というか出ないのが普通だ。
俺は幽霊なんか全く信じていなかった。だから、職場から近い都内の安い家賃で住めるこの部屋を契約した。
そもそも幽霊なんか見たことないし、見えなきゃ何の問題もないじゃないか!
ということでこの部屋を借りたのだが。
1ヶ月程経ち、不可解な現象が起きる様になった。間違いなく家を出る前に消したはずなのにテレビがついていたり。
…まぁ、消したと思ってたけど消せてなかったんだろう。多分寝ぼけてたっぽいし。と、あまり気にしない様にしていた。
あとは急にシャワーの音が聞こえたり。おかしいな、と思い浴室に行っても誰もいない。誰かいても怖いけど。
全部気のせいだろ!で済ませていたけれどあまりにも不可解な現象が増えてきて、内心怖くなっていたある日。
とても寝苦しく、下半身に妙な違和感…何かがのしかかっている様な、重苦しい違和感だ。寝返りを打つことが出来ず、何だよ…と目を開けると…
奴が俺に跨っていた。そう、幽霊が。
「うわぁぁぁあ!!」
さすがの俺も、起き上がり声を上げてしまった。というか声を上げない奴いないだろ…
「あ、起こしちゃった?ごめんねっ」
人間かと思う様な見た目なのだが…この世のものではない、と何だかおかしな勘が働いた。
「あわわわ……だ…誰?」
我ながら冷静な方だと思う。いや、パニックだけど。そいつに話しかけることが出来ているだけまだ冷静かな。
「もぉ。千紘くんが住むよりずっと前からあたしは住んでるのに失礼だなぁ」
「何で俺の名前を…」
「社員証に書いてあったもん。いっつも首にぶら下げてるんでしょ、あれ。帰ってきたら上着脱いだ後にテーブルに置いてるじゃん」
…怖い。怖すぎる!しかも俺の行動めっちゃ見てる!!
「何だよ…お前が俺に何したっていうんだよ…」
「何にも?千紘くんがイケメンだったから会いたいなって思って出てきたよ」
幽霊にイケメンって言われるのって…それっていいことなのか…?
と、俺をイケメンと言うこの幽霊も、相当可愛い。
女の幽霊の相場(?)通り、長い黒髪で白い服を着ていて細身だ。けれどその白い服は…いや、これは服って言わないぞ。
ブラジャーの下にヒラヒラがついた様な、お腹も丸見えの薄い透け透けのワンピース…ベビードールっていうんだっけな、これ。そして同じ様に透け透けの白いパンティ。
目はくるんと丸く、ぽってりとした唇。唇はグロスを塗っているのか?血色がよく艶やかだ。…っていうか、青い唇とかじゃないんだ…
「はじめまして、千紘くん。あたしのことは『らら』って呼んでね」
「いや…呼ばねーよ…」
「えー、なんでなんで!呼んでよぉ!!」
「何となく…。っていうか、何目的で出てきたんだよ…俺何もしてないし…殺さないでくれ…」
「殺すわけないじゃん!!千紘くんに会いたかったの」
「それは聞いたけど…」
「うーんと…ほんとはね!千紘くんとエッチしたくて出てきたの」
屈託なく笑う女。らら…か。一応そう呼ぼうか。
「は!?」
「だからぁ、千紘くんと、エッチしたいのっ…」
照れくさそうにするらら。…いや…こんなエロいカッコで出てきて今更…
「何だよそれ、嫌だよ!!どうやってやるんだよそもそも!幽霊の体に触れる訳ないだろ!」
「その考え古い~。千紘くん、今ららの体重感じない?重いでしょ?」
「まぁ…確かに…」
「ちゃんと触れるよ?ほら、おっぱい触ってみて?」
ららが俺の両手を掴み、自分の胸に手をあてさせた。…肌が冷たい。いや、めちゃくちゃ冷たい訳ではなく、程よい…少しひんやりとするくらいだ。でも、普通の人間でこんな体の冷たさは有り得ない。…やっぱり幽霊は体温低いんだな。
「ね?」
「…」
ららは俺の手の上から自分の手を添え、胸を鷲掴みにさせた。
「ちゃんと柔らかいでしょ?」
「…まぁ…」
…めちゃくちゃ柔らかいしおっぱいでけぇ。揉み心地良すぎだろ。これがいわゆるマシュマロおっぱいってやつか…貧乳としか付き合ったことないからこの感触は衝撃的だ…
「脱ぐね…」
「いや、いいって…これ以上」
「怖い?」
「…怖いよ」
「なんで…?」
「だって、幽霊とこんな…ありえないだろ」
「ありえるの。今実際に触ってるじゃない」
「そうだけど、ちょっと…」
ららがベビードールの胸元のホックを外すと、大きな胸が露わになった。小ぶりなピンク色の乳首も顔を見せる。…脱いでもめちゃくちゃいいおっぱいしてるな…幽霊のくせに!
「ぼーっと見てないで触って…」
じっと俺を見つめるらら。頬を赤らめて、少し息を荒らげている。完全に女の顔だ。
何が何だかわからんが、なる様になれ!
俺は自分の気持ちに区切りをつけ、ららの胸を直に揉み始めた。
「…あん…」
乳首を摘むと、ららの体がぴくん、と震えた。
「あっ…千紘くん…乳首舐めて…」
「…舐めるとかいいの?」
「何でだめなの?」
「や…幽霊の体舐めてもいいのかなって」
「いいに決まってるじゃん…舐めて…」
ららに俺の体から退くように促し、そのままららをベッドに押し倒した。
最近知ったことなのだが、俺はどうやら普通ではないらしい。この家に住むようになって初めて知ったのだが。俺は、「見える」人らしい。
「見える」
幽霊のことである…
都内にしては、そして広い間取りにしては、やけに家賃の安い部屋。「何でこんなに安いんですか?」「こんな部屋よく残ってましたね」そう言う俺に不動産屋は素直に教えてくれた。
「この部屋、実は心理的瑕疵物件でして…」
心理的瑕疵物件。つまり「訳あり物件」である。若い女性がこの部屋で殺された、と…
まぁ、気持ち悪いは気持ち悪いけどただ単に殺人事件が起きたという事実がそこにあるだけであり、幽霊が出るとは限らない。というか出ないのが普通だ。
俺は幽霊なんか全く信じていなかった。だから、職場から近い都内の安い家賃で住めるこの部屋を契約した。
そもそも幽霊なんか見たことないし、見えなきゃ何の問題もないじゃないか!
ということでこの部屋を借りたのだが。
1ヶ月程経ち、不可解な現象が起きる様になった。間違いなく家を出る前に消したはずなのにテレビがついていたり。
…まぁ、消したと思ってたけど消せてなかったんだろう。多分寝ぼけてたっぽいし。と、あまり気にしない様にしていた。
あとは急にシャワーの音が聞こえたり。おかしいな、と思い浴室に行っても誰もいない。誰かいても怖いけど。
全部気のせいだろ!で済ませていたけれどあまりにも不可解な現象が増えてきて、内心怖くなっていたある日。
とても寝苦しく、下半身に妙な違和感…何かがのしかかっている様な、重苦しい違和感だ。寝返りを打つことが出来ず、何だよ…と目を開けると…
奴が俺に跨っていた。そう、幽霊が。
「うわぁぁぁあ!!」
さすがの俺も、起き上がり声を上げてしまった。というか声を上げない奴いないだろ…
「あ、起こしちゃった?ごめんねっ」
人間かと思う様な見た目なのだが…この世のものではない、と何だかおかしな勘が働いた。
「あわわわ……だ…誰?」
我ながら冷静な方だと思う。いや、パニックだけど。そいつに話しかけることが出来ているだけまだ冷静かな。
「もぉ。千紘くんが住むよりずっと前からあたしは住んでるのに失礼だなぁ」
「何で俺の名前を…」
「社員証に書いてあったもん。いっつも首にぶら下げてるんでしょ、あれ。帰ってきたら上着脱いだ後にテーブルに置いてるじゃん」
…怖い。怖すぎる!しかも俺の行動めっちゃ見てる!!
「何だよ…お前が俺に何したっていうんだよ…」
「何にも?千紘くんがイケメンだったから会いたいなって思って出てきたよ」
幽霊にイケメンって言われるのって…それっていいことなのか…?
と、俺をイケメンと言うこの幽霊も、相当可愛い。
女の幽霊の相場(?)通り、長い黒髪で白い服を着ていて細身だ。けれどその白い服は…いや、これは服って言わないぞ。
ブラジャーの下にヒラヒラがついた様な、お腹も丸見えの薄い透け透けのワンピース…ベビードールっていうんだっけな、これ。そして同じ様に透け透けの白いパンティ。
目はくるんと丸く、ぽってりとした唇。唇はグロスを塗っているのか?血色がよく艶やかだ。…っていうか、青い唇とかじゃないんだ…
「はじめまして、千紘くん。あたしのことは『らら』って呼んでね」
「いや…呼ばねーよ…」
「えー、なんでなんで!呼んでよぉ!!」
「何となく…。っていうか、何目的で出てきたんだよ…俺何もしてないし…殺さないでくれ…」
「殺すわけないじゃん!!千紘くんに会いたかったの」
「それは聞いたけど…」
「うーんと…ほんとはね!千紘くんとエッチしたくて出てきたの」
屈託なく笑う女。らら…か。一応そう呼ぼうか。
「は!?」
「だからぁ、千紘くんと、エッチしたいのっ…」
照れくさそうにするらら。…いや…こんなエロいカッコで出てきて今更…
「何だよそれ、嫌だよ!!どうやってやるんだよそもそも!幽霊の体に触れる訳ないだろ!」
「その考え古い~。千紘くん、今ららの体重感じない?重いでしょ?」
「まぁ…確かに…」
「ちゃんと触れるよ?ほら、おっぱい触ってみて?」
ららが俺の両手を掴み、自分の胸に手をあてさせた。…肌が冷たい。いや、めちゃくちゃ冷たい訳ではなく、程よい…少しひんやりとするくらいだ。でも、普通の人間でこんな体の冷たさは有り得ない。…やっぱり幽霊は体温低いんだな。
「ね?」
「…」
ららは俺の手の上から自分の手を添え、胸を鷲掴みにさせた。
「ちゃんと柔らかいでしょ?」
「…まぁ…」
…めちゃくちゃ柔らかいしおっぱいでけぇ。揉み心地良すぎだろ。これがいわゆるマシュマロおっぱいってやつか…貧乳としか付き合ったことないからこの感触は衝撃的だ…
「脱ぐね…」
「いや、いいって…これ以上」
「怖い?」
「…怖いよ」
「なんで…?」
「だって、幽霊とこんな…ありえないだろ」
「ありえるの。今実際に触ってるじゃない」
「そうだけど、ちょっと…」
ららがベビードールの胸元のホックを外すと、大きな胸が露わになった。小ぶりなピンク色の乳首も顔を見せる。…脱いでもめちゃくちゃいいおっぱいしてるな…幽霊のくせに!
「ぼーっと見てないで触って…」
じっと俺を見つめるらら。頬を赤らめて、少し息を荒らげている。完全に女の顔だ。
何が何だかわからんが、なる様になれ!
俺は自分の気持ちに区切りをつけ、ららの胸を直に揉み始めた。
「…あん…」
乳首を摘むと、ららの体がぴくん、と震えた。
「あっ…千紘くん…乳首舐めて…」
「…舐めるとかいいの?」
「何でだめなの?」
「や…幽霊の体舐めてもいいのかなって」
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