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動き始める男達
不思議な晩餐
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リビングに行くと、テーブルに三人分の食事が用意されていた。
ご飯を作ると言い始めてから2、30分程だろうか、この短時間で作ったとは思えないほど食卓は豪華だった。
恐らくカルボナーラだろうクリーム系のパスタが一人分ずつお皿に盛られている。大きめのボウルにシーザーサラダが盛り付けられており、また別のお皿には食べやすそうにカットされたチキンステーキが綺麗に並んでいる。程よい大きさにカットされたバケットが少し深めのお皿に入っているのもお洒落だ。
綺麗な人…めぐさんって言ってたっけ、があたしを“お客さん用”だという座椅子に座るように言ってくれた。
「二人ともビールでいい?」
「うん、ビールで」
「あ…あたしは水でいいです、お酒は…」
「お酒飲めない人?」
「そういうわけじゃないんですけど…飲みすぎちゃうといけないので…」
「だよなー。飲みすぎちゃうと色々まずいもんね」
あたしが飲みすぎるとどうなってしまうのか、身をもって知っている佐伯くんがちらっとこっちを見た。
「一杯くらい大丈夫でしょー、どうぞ」
ちゃんと断る前にめぐさんがあたしのグラスにビールを注いでしまったので、三人で乾杯をして食事を頂くことになった。
「美味しい…めちゃくちゃ料理上手いですね」
「やったぁ」
めぐさんが嬉しそうにガッツポーズをした。性格はよく知らないけれど、美人で手際が良くて料理上手って男の人からすれば奥さんにしたい女の子ナンバーワンだよな。
間近で見るめぐさんは本当に綺麗で可愛い。ギャルっぽいけれど華やかな顔立ちはハーフなのかな、と思ってしまう程だ。実際にそうなのかもしれない。
お手入れを毎日しっかりしているのだろうつるんとした白い肌。くっきりとした二重瞼にブロンズに近いブラウンのシャドウが映えている。長くてボリュームのあるまつげエクステがとても似合っていてまるでお人形さんの様だ。
綺麗に巻かれているロングヘアはアッシュがかった金髪、毛先にはバイオレットに近いピンクのグラデーションカラーが施されている今どきのヘアスタイル。
体は華奢で、身長もさほど高くなさそうだ。なのに開きが深めのVネックの白いニットワンピースからは胸の谷間が見えている。可愛いのにスタイルまで良くて色気もあるとは羨ましい限りだ。
何故この二人は別れたのだろう。めちゃくちゃお似合いなのに…
「名前聞いてないや、なにちゃん?」
「そうですよね、未央です」
「別に敬語じゃなくていいよー、そんなに畏まらなくても」
「いやこの人俺の上司だから。しかも年上だし」
「そうなの?ごめんなさい、同い年ぐらいだと思ってた!すみません」
「いや、敬語じゃなくて全然大丈夫です…めぐさんと佐伯くんは年近いんですか?」
「めぐも未央ちゃんって呼ぶしめぐでいいですよー。ハタチです。未央ちゃんは?」
…若い!佐伯くんより年下?若い二人に囲まれるとなんだか自分の年齢が言いにくい。実際の年齢より若く見られてしまったようだから余計に。
「28歳、です…」
「えー!若っ!めぐと同い年ぐらいだってまじで思ってた。逆にごめんね」
「ううん、よく言われるし平気」
ハタチというのはめぐちゃんの言い過ぎだと思うけれど、あたしは実際の年齢より若く見られることが多い。158cmで身長が低いという程ではないし服装も年相応にしているつもりなのだけれど、どうも顔が幼いようだ。
「あー、悠登めぐのビールとらないでよ!自分で冷蔵庫から取ってきて!」
「別にいいじゃん」
話しているところを見ていると、二人はとても仲が良いように思える。嫌いになって別れたのではないなら本来はそんなものなのかもしれない。
あたしと優斗も嫌いになって別れたのではないけれどこんなに仲良くはない。会話も多くないし、こんな風に一緒にお酒を飲むことも食事をすることも無い。それなのに体の関係がある私達。
仲が良くてこんな風に笑い合いながら食卓を囲んでいるのに寝室は別々で体の関係も無い佐伯くん達。
どちらが健全かというと間違いなく佐伯くん達の方だ。
「未央ちゃんは彼氏いるの?」
「え、彼氏?」
「指輪してるからー」
永遠の愛を誓った証が、今は世間を欺くための便利なアイテムになってしまっている。結婚当初からずっと付けていたから外すタイミングを逃してしまっていて、そのうちそのことに違和感を感じなくなっていたけれど初めて見る人からすると目が行くものなのか…
「あー…えっと、結婚してて…」
「そうなんだぁ!いいなぁ。旦那さんの写真とか無いのー?見たい!」
「うーんと…無い、かな…あんまり写真撮らないんだ、結婚式もしてないし…」
「そっかぁ」
また一つ嘘をついた。あたしに直接関係の無い人であるめぐちゃんにだって、嘘をつくのは心苦しい。
初対面のあたしのプライベートにぐいぐい入り込んでくる人…と言ってしまえばそこまでなのだけれど、めぐちゃんは無邪気で人懐こくて可愛らしい。だからこうやって色々聞かれるのも嫌ではないけれどその分嘘をつくのは申し訳なく感じた。
本当はもう離婚しているし、写真をあんまり撮らないどころか沢山撮っていたけれど離婚した時に全部消してしまった。
結婚式をしていないことだけが本当だ。家を買う方がいいよね、という優斗の現実的な考えに賛同して式をしなかった。
賃貸で借りて毎月支払いをして最後に何も残らないよりも、家を買ってローンを払っていく方が子供が出来てもっと広い家に、一軒家に…ということになった時に住んでいる家を売って足しに出来るから、それは財産になる。
結婚式をすることに深い思い入れが無かったのでそうして正解だったな…とは思いつつ、年齢と共に友達の結婚式に参列する機会が増えるとやっぱり結婚式、したかったかも…と思う時もあった。
けれど離婚した今、その考え方は逆転した。
結婚式をしていれば御祝儀を貰ったりもするし、あんなに盛大にお祝いしてもらったのに…と今以上に申し訳ない気持ちでいっぱいになるだろうからやっぱり式はしなくてよかった。
そして家は買わなければよかった。契約うんぬんもあるけれど家を買ってしまっていることで簡単に出ていくことも出来ないし、財産分与のことでもややこしい存在になってしまっている。
「じゃ出会いのきっかけは?どうやって知り合ったのっ?なんか運命的な出会いだったの?」
本当にどんどん聞いてくるな…けれどあたしもめぐちゃんの年頃の時はそうだったと思う。未知の世界だから結婚した人には無邪気にそんな質問をしていた気がする。
「めぐ、そんなにガツガツすんなよ」
あたしに質問攻めをするめぐちゃんを、佐伯くんが制止した。
「えーだめ?めぐも早く結婚したいから色々聞きたいんだもん~」
「俺は聞きたくないし」
「もぉ、また他人に興味無いって言うつもり?悠登のそういうところ良くないっ」
「違うよ。やきもち妬いちゃうから聞きたくないだけ」
「…え?なにそれ」
さっきまでにこにこしていためぐちゃんが戸惑いの表情を見せた。
「未央のこと好きだから旦那の話聞きたくないの」
「ちょ、ちょっと佐伯くん!」
何でこんなこと他の人に言っちゃうかな…しかも元カノに。めぐちゃんからすれば絶対気分良くないよ…
とあたしが思った通り、めぐちゃんは口を尖らせ俯いている。やっぱり明らかに気を悪くしてるよ…
ご飯を作ると言い始めてから2、30分程だろうか、この短時間で作ったとは思えないほど食卓は豪華だった。
恐らくカルボナーラだろうクリーム系のパスタが一人分ずつお皿に盛られている。大きめのボウルにシーザーサラダが盛り付けられており、また別のお皿には食べやすそうにカットされたチキンステーキが綺麗に並んでいる。程よい大きさにカットされたバケットが少し深めのお皿に入っているのもお洒落だ。
綺麗な人…めぐさんって言ってたっけ、があたしを“お客さん用”だという座椅子に座るように言ってくれた。
「二人ともビールでいい?」
「うん、ビールで」
「あ…あたしは水でいいです、お酒は…」
「お酒飲めない人?」
「そういうわけじゃないんですけど…飲みすぎちゃうといけないので…」
「だよなー。飲みすぎちゃうと色々まずいもんね」
あたしが飲みすぎるとどうなってしまうのか、身をもって知っている佐伯くんがちらっとこっちを見た。
「一杯くらい大丈夫でしょー、どうぞ」
ちゃんと断る前にめぐさんがあたしのグラスにビールを注いでしまったので、三人で乾杯をして食事を頂くことになった。
「美味しい…めちゃくちゃ料理上手いですね」
「やったぁ」
めぐさんが嬉しそうにガッツポーズをした。性格はよく知らないけれど、美人で手際が良くて料理上手って男の人からすれば奥さんにしたい女の子ナンバーワンだよな。
間近で見るめぐさんは本当に綺麗で可愛い。ギャルっぽいけれど華やかな顔立ちはハーフなのかな、と思ってしまう程だ。実際にそうなのかもしれない。
お手入れを毎日しっかりしているのだろうつるんとした白い肌。くっきりとした二重瞼にブロンズに近いブラウンのシャドウが映えている。長くてボリュームのあるまつげエクステがとても似合っていてまるでお人形さんの様だ。
綺麗に巻かれているロングヘアはアッシュがかった金髪、毛先にはバイオレットに近いピンクのグラデーションカラーが施されている今どきのヘアスタイル。
体は華奢で、身長もさほど高くなさそうだ。なのに開きが深めのVネックの白いニットワンピースからは胸の谷間が見えている。可愛いのにスタイルまで良くて色気もあるとは羨ましい限りだ。
何故この二人は別れたのだろう。めちゃくちゃお似合いなのに…
「名前聞いてないや、なにちゃん?」
「そうですよね、未央です」
「別に敬語じゃなくていいよー、そんなに畏まらなくても」
「いやこの人俺の上司だから。しかも年上だし」
「そうなの?ごめんなさい、同い年ぐらいだと思ってた!すみません」
「いや、敬語じゃなくて全然大丈夫です…めぐさんと佐伯くんは年近いんですか?」
「めぐも未央ちゃんって呼ぶしめぐでいいですよー。ハタチです。未央ちゃんは?」
…若い!佐伯くんより年下?若い二人に囲まれるとなんだか自分の年齢が言いにくい。実際の年齢より若く見られてしまったようだから余計に。
「28歳、です…」
「えー!若っ!めぐと同い年ぐらいだってまじで思ってた。逆にごめんね」
「ううん、よく言われるし平気」
ハタチというのはめぐちゃんの言い過ぎだと思うけれど、あたしは実際の年齢より若く見られることが多い。158cmで身長が低いという程ではないし服装も年相応にしているつもりなのだけれど、どうも顔が幼いようだ。
「あー、悠登めぐのビールとらないでよ!自分で冷蔵庫から取ってきて!」
「別にいいじゃん」
話しているところを見ていると、二人はとても仲が良いように思える。嫌いになって別れたのではないなら本来はそんなものなのかもしれない。
あたしと優斗も嫌いになって別れたのではないけれどこんなに仲良くはない。会話も多くないし、こんな風に一緒にお酒を飲むことも食事をすることも無い。それなのに体の関係がある私達。
仲が良くてこんな風に笑い合いながら食卓を囲んでいるのに寝室は別々で体の関係も無い佐伯くん達。
どちらが健全かというと間違いなく佐伯くん達の方だ。
「未央ちゃんは彼氏いるの?」
「え、彼氏?」
「指輪してるからー」
永遠の愛を誓った証が、今は世間を欺くための便利なアイテムになってしまっている。結婚当初からずっと付けていたから外すタイミングを逃してしまっていて、そのうちそのことに違和感を感じなくなっていたけれど初めて見る人からすると目が行くものなのか…
「あー…えっと、結婚してて…」
「そうなんだぁ!いいなぁ。旦那さんの写真とか無いのー?見たい!」
「うーんと…無い、かな…あんまり写真撮らないんだ、結婚式もしてないし…」
「そっかぁ」
また一つ嘘をついた。あたしに直接関係の無い人であるめぐちゃんにだって、嘘をつくのは心苦しい。
初対面のあたしのプライベートにぐいぐい入り込んでくる人…と言ってしまえばそこまでなのだけれど、めぐちゃんは無邪気で人懐こくて可愛らしい。だからこうやって色々聞かれるのも嫌ではないけれどその分嘘をつくのは申し訳なく感じた。
本当はもう離婚しているし、写真をあんまり撮らないどころか沢山撮っていたけれど離婚した時に全部消してしまった。
結婚式をしていないことだけが本当だ。家を買う方がいいよね、という優斗の現実的な考えに賛同して式をしなかった。
賃貸で借りて毎月支払いをして最後に何も残らないよりも、家を買ってローンを払っていく方が子供が出来てもっと広い家に、一軒家に…ということになった時に住んでいる家を売って足しに出来るから、それは財産になる。
結婚式をすることに深い思い入れが無かったのでそうして正解だったな…とは思いつつ、年齢と共に友達の結婚式に参列する機会が増えるとやっぱり結婚式、したかったかも…と思う時もあった。
けれど離婚した今、その考え方は逆転した。
結婚式をしていれば御祝儀を貰ったりもするし、あんなに盛大にお祝いしてもらったのに…と今以上に申し訳ない気持ちでいっぱいになるだろうからやっぱり式はしなくてよかった。
そして家は買わなければよかった。契約うんぬんもあるけれど家を買ってしまっていることで簡単に出ていくことも出来ないし、財産分与のことでもややこしい存在になってしまっている。
「じゃ出会いのきっかけは?どうやって知り合ったのっ?なんか運命的な出会いだったの?」
本当にどんどん聞いてくるな…けれどあたしもめぐちゃんの年頃の時はそうだったと思う。未知の世界だから結婚した人には無邪気にそんな質問をしていた気がする。
「めぐ、そんなにガツガツすんなよ」
あたしに質問攻めをするめぐちゃんを、佐伯くんが制止した。
「えーだめ?めぐも早く結婚したいから色々聞きたいんだもん~」
「俺は聞きたくないし」
「もぉ、また他人に興味無いって言うつもり?悠登のそういうところ良くないっ」
「違うよ。やきもち妬いちゃうから聞きたくないだけ」
「…え?なにそれ」
さっきまでにこにこしていためぐちゃんが戸惑いの表情を見せた。
「未央のこと好きだから旦那の話聞きたくないの」
「ちょ、ちょっと佐伯くん!」
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