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(34)─現在─君を想う日々〈約束〉─
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美由紀はそれから、俺の表情を伺うように、
「和人くん…。」
と言った。
俺はまだ気持ちの整理が出来て居なかったけど、精一杯笑ってみせた。
「仕方ない。仕方ないよな。」
美由紀。俺がどんなに君が好きでも。
君だけを想っていても。
君の心が別にあるなら。
仕方ない。
仕方ないよな。
それが、俺には耐えきれない程辛くても。
どんなに辛く切なく悲しくても。
─美由紀。君が幸せがそこにあるなら。
仕方ないんだ…。
俺がそんな思いでそう言ったのに、美由紀は何故か泣きそうな顔をして、
「和人くん…!」
そう言ったきり、うつむいてしまった。
だから、俺は言った。
「大丈夫。美由紀。責めたりしない。今日、本当に楽しかった。…でも。俺。今日はこれで帰るよ。」
美由紀は、弾かれたように顔をあげた。
「和人くん…!」
「…それで…。これ、読んで欲しい。」
俺は、以前、美由紀から手紙を貰い返事を書いた時に用意しておいた、もう一通の手紙を鞄の中から取り出し、美由紀に手渡した。
「和人くん…。」
「返事はいらないから。読んでくれれば。
今さらごめんな。じゃあ、これで。」
そう言って俺は椅子から立ち上がり、会計を先に済ませた。
「和人くん!!」
美由紀の声を背中に、俺は、その店を出た。
美由紀の手元には俺からの手紙が残った。
美由紀は、読んでくれただろうか。
俺は、あの時。もう一通の手紙にこう書いた。
─────《榊 美由紀様へ》────
美由紀。この手紙を読んでくれている時、俺は君の前にいるだろうか。
君の手紙にあった通り、
三年は、俺にもとても長かった。
君への想いを抱え、一人苦しみながら、耐えきれなくなった俺は、途中、その想いをぶつけるかのように、一人の人と付きあったりした。
けれど。
いつも頭にあったのは、美由紀、君のことだけだった。
俺はいつも君を想ってた。
ずっと。
高校の入学式の日から。二年間。
そして。
大学で会えなかった、三年間。
そして。これから先も。
ずっと君を想ってる。
未来の君へ。
約束しよう。
────《喜多見 和人より》───
俺は、ホテルまでの道、どうやって帰ったのか、あまり覚えていなかった。
ただ、ぼんやりと歩き、ホテルに戻った俺は、今日の自分の部屋へと案内された。
ホテルの部屋、ベッドに横になり、豪奢な天井を見つめながら、俺は思った。
長い─。恋が終わった─。
ずっと美由紀だけを見てきた。
君だけを─ひたすらに想った。
けれどもう、この行き場のない想いは眠らせよう。
この恋は─終わったのだ。
不思議と涙は零れなかった。
もう、悲しみは、枯渇してしまったのだろうか。
本当は、一人、声を上げて泣きたかったはずなのに。
俺がそんなことを考えていた時。部屋をノックする音。
ルームサービスは頼んでいないけど…。
と、俺が不思議に思いながら、ドアを開けると。
そこには、美由紀が一人、立っていた。
美由紀は言った。
「話しがあるの。今さらって思うかもしれないけど、部屋に入れて欲しいの。」
美由紀の懇願に、俺はドアを開き、美由紀を部屋に招いた。
そして。俺が
「荷物、散らかしてるけど。…どうしたの?」
そう言った時だった。
美由紀は言った。
「試すようなことして…ごめんなさい…!全部…全部嘘なの…!指輪も彼も…!…ごめんなさい…。」
俺は怒るとかではなく、ただ、美由紀に尋ねた。
「美由紀、どうしてそんな─。」
美由紀は、泣きそうな顔で言った。
「不安だった。柚花ちゃんから、和人くんがサークルの人と付き合ってたって話きいて…。でも…。やっぱり…。こんなことで、さよならは嫌…。」
「…俺のこと…許してくれる?」
「手紙で…。全部…。わかったから…。どれだけ…想われてるか…。でもね…和人くん。私も。和人くんを。入学式の日から…五年間ずっと…想ってきたの…。」
そう言って美由紀がカバンから大切そうに取り出して見せたのは、丁寧にアイロンのかけられた─いつか、俺が美由紀に貸したハンカチと、俺がいつかのクリスマスに美由紀に贈ったネックレスだった─。
「─美由紀─!」
俺は、たがが外れたように、美由紀を強く抱きしめて─。
そして。ずっと触れたかった唇に触れ、
触れたかった髪に触れた。
美由紀。美由紀─。
もう、君に触れてもいいの。
この柔らかな唇に。
この柔らかな髪に。
俺は、美由紀の柔らかな髪を撫で、その唇に優しくキスをした。けれど、それは次第に深いものに変わっていった。
それは熱く熱を持ったキスになった。
─これ以上部屋にいたら、俺は自分をこれ以上抑えられそうになかった─。
だから。俺は美由紀に優しく声をかける。
「このホテルに、いいバーがあるんだ。記念に覗いてみないか?」
それから。
美由紀と二人。ホテルのバーに来ている。
そこの内装は、静かで薄暗く、こぢんまりとしていて、大人の隠れ家のような感じだった。
「少し、緊張するな。何頼もう。俺は何がいいかな。迷うね。」
「そうだね。何だかどきどきするね。…素敵なお店だね。」
俺達は、そう言って迷いながらも注文を済ませ、やがてそれぞれに注文していた物が届く。
「乾杯。」
「乾杯。」
俺と美由紀は、少しずつ飲み物を楽しみ、ようやく、カフェでの会話の続きを楽しむ。
今度は、心から。
そして。俺は、酔いも少し回り、気になっていたことを美由紀にきいた。
「美由紀…。嫌だったら答えなくてもいいんだけど…。あの指輪…。どうしたの?」
美由紀は、少し酔ったのか赤い顔をしながら、それでも少し躊躇いがちに言った。
「前にお姉ちゃんにもらった指輪で…。考えた時に…。これがいいかな…って思ったの…。和人くん…。ごめんなさい。」
…お姉さんの指輪…。
俺は改めて、ほっと胸を撫で下ろした。
それにしても。美由紀のお姉さん。
俺は今まで、会ったことがなかったなぁ。
そんなことを思いながら、俺は美由紀にわらいかける。そして。
「もういいよ。気にしてないよ。美由紀のずっと好きな人は俺なんだし。」
俺がそう言うと、美由紀の赤い顔は更に赤くなった。
「和人くん…!」
美由紀はそう言ったきり、恥ずかしそうにグラスを見つめてうつむいてしまう。
そんな美由紀の耳元に囁く。
「俺の好きな人も、美由紀だけ。ずっと。ずっとまえから、これから先も。」
変わらないよ、美由紀。
俺の気持ちは、あの頃のまま。
高校二年の入学式の日からずっと、
変わらず君を想ってる。
─過去も。現在も。未来も。─。
──美由紀、ずっと君を想ってる。
未来の君へ。 約束しよう。───
俺はその想いを胸に、酔いでとろんとした無防備な目をして俺を見つめる美由紀に、そっと微笑んだ。
《 完 》
「和人くん…。」
と言った。
俺はまだ気持ちの整理が出来て居なかったけど、精一杯笑ってみせた。
「仕方ない。仕方ないよな。」
美由紀。俺がどんなに君が好きでも。
君だけを想っていても。
君の心が別にあるなら。
仕方ない。
仕方ないよな。
それが、俺には耐えきれない程辛くても。
どんなに辛く切なく悲しくても。
─美由紀。君が幸せがそこにあるなら。
仕方ないんだ…。
俺がそんな思いでそう言ったのに、美由紀は何故か泣きそうな顔をして、
「和人くん…!」
そう言ったきり、うつむいてしまった。
だから、俺は言った。
「大丈夫。美由紀。責めたりしない。今日、本当に楽しかった。…でも。俺。今日はこれで帰るよ。」
美由紀は、弾かれたように顔をあげた。
「和人くん…!」
「…それで…。これ、読んで欲しい。」
俺は、以前、美由紀から手紙を貰い返事を書いた時に用意しておいた、もう一通の手紙を鞄の中から取り出し、美由紀に手渡した。
「和人くん…。」
「返事はいらないから。読んでくれれば。
今さらごめんな。じゃあ、これで。」
そう言って俺は椅子から立ち上がり、会計を先に済ませた。
「和人くん!!」
美由紀の声を背中に、俺は、その店を出た。
美由紀の手元には俺からの手紙が残った。
美由紀は、読んでくれただろうか。
俺は、あの時。もう一通の手紙にこう書いた。
─────《榊 美由紀様へ》────
美由紀。この手紙を読んでくれている時、俺は君の前にいるだろうか。
君の手紙にあった通り、
三年は、俺にもとても長かった。
君への想いを抱え、一人苦しみながら、耐えきれなくなった俺は、途中、その想いをぶつけるかのように、一人の人と付きあったりした。
けれど。
いつも頭にあったのは、美由紀、君のことだけだった。
俺はいつも君を想ってた。
ずっと。
高校の入学式の日から。二年間。
そして。
大学で会えなかった、三年間。
そして。これから先も。
ずっと君を想ってる。
未来の君へ。
約束しよう。
────《喜多見 和人より》───
俺は、ホテルまでの道、どうやって帰ったのか、あまり覚えていなかった。
ただ、ぼんやりと歩き、ホテルに戻った俺は、今日の自分の部屋へと案内された。
ホテルの部屋、ベッドに横になり、豪奢な天井を見つめながら、俺は思った。
長い─。恋が終わった─。
ずっと美由紀だけを見てきた。
君だけを─ひたすらに想った。
けれどもう、この行き場のない想いは眠らせよう。
この恋は─終わったのだ。
不思議と涙は零れなかった。
もう、悲しみは、枯渇してしまったのだろうか。
本当は、一人、声を上げて泣きたかったはずなのに。
俺がそんなことを考えていた時。部屋をノックする音。
ルームサービスは頼んでいないけど…。
と、俺が不思議に思いながら、ドアを開けると。
そこには、美由紀が一人、立っていた。
美由紀は言った。
「話しがあるの。今さらって思うかもしれないけど、部屋に入れて欲しいの。」
美由紀の懇願に、俺はドアを開き、美由紀を部屋に招いた。
そして。俺が
「荷物、散らかしてるけど。…どうしたの?」
そう言った時だった。
美由紀は言った。
「試すようなことして…ごめんなさい…!全部…全部嘘なの…!指輪も彼も…!…ごめんなさい…。」
俺は怒るとかではなく、ただ、美由紀に尋ねた。
「美由紀、どうしてそんな─。」
美由紀は、泣きそうな顔で言った。
「不安だった。柚花ちゃんから、和人くんがサークルの人と付き合ってたって話きいて…。でも…。やっぱり…。こんなことで、さよならは嫌…。」
「…俺のこと…許してくれる?」
「手紙で…。全部…。わかったから…。どれだけ…想われてるか…。でもね…和人くん。私も。和人くんを。入学式の日から…五年間ずっと…想ってきたの…。」
そう言って美由紀がカバンから大切そうに取り出して見せたのは、丁寧にアイロンのかけられた─いつか、俺が美由紀に貸したハンカチと、俺がいつかのクリスマスに美由紀に贈ったネックレスだった─。
「─美由紀─!」
俺は、たがが外れたように、美由紀を強く抱きしめて─。
そして。ずっと触れたかった唇に触れ、
触れたかった髪に触れた。
美由紀。美由紀─。
もう、君に触れてもいいの。
この柔らかな唇に。
この柔らかな髪に。
俺は、美由紀の柔らかな髪を撫で、その唇に優しくキスをした。けれど、それは次第に深いものに変わっていった。
それは熱く熱を持ったキスになった。
─これ以上部屋にいたら、俺は自分をこれ以上抑えられそうになかった─。
だから。俺は美由紀に優しく声をかける。
「このホテルに、いいバーがあるんだ。記念に覗いてみないか?」
それから。
美由紀と二人。ホテルのバーに来ている。
そこの内装は、静かで薄暗く、こぢんまりとしていて、大人の隠れ家のような感じだった。
「少し、緊張するな。何頼もう。俺は何がいいかな。迷うね。」
「そうだね。何だかどきどきするね。…素敵なお店だね。」
俺達は、そう言って迷いながらも注文を済ませ、やがてそれぞれに注文していた物が届く。
「乾杯。」
「乾杯。」
俺と美由紀は、少しずつ飲み物を楽しみ、ようやく、カフェでの会話の続きを楽しむ。
今度は、心から。
そして。俺は、酔いも少し回り、気になっていたことを美由紀にきいた。
「美由紀…。嫌だったら答えなくてもいいんだけど…。あの指輪…。どうしたの?」
美由紀は、少し酔ったのか赤い顔をしながら、それでも少し躊躇いがちに言った。
「前にお姉ちゃんにもらった指輪で…。考えた時に…。これがいいかな…って思ったの…。和人くん…。ごめんなさい。」
…お姉さんの指輪…。
俺は改めて、ほっと胸を撫で下ろした。
それにしても。美由紀のお姉さん。
俺は今まで、会ったことがなかったなぁ。
そんなことを思いながら、俺は美由紀にわらいかける。そして。
「もういいよ。気にしてないよ。美由紀のずっと好きな人は俺なんだし。」
俺がそう言うと、美由紀の赤い顔は更に赤くなった。
「和人くん…!」
美由紀はそう言ったきり、恥ずかしそうにグラスを見つめてうつむいてしまう。
そんな美由紀の耳元に囁く。
「俺の好きな人も、美由紀だけ。ずっと。ずっとまえから、これから先も。」
変わらないよ、美由紀。
俺の気持ちは、あの頃のまま。
高校二年の入学式の日からずっと、
変わらず君を想ってる。
─過去も。現在も。未来も。─。
──美由紀、ずっと君を想ってる。
未来の君へ。 約束しよう。───
俺はその想いを胸に、酔いでとろんとした無防備な目をして俺を見つめる美由紀に、そっと微笑んだ。
《 完 》
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