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(1)─卒業式─君への気持ち〈手紙①〉─
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《─卒業式─》
学校は、人で賑わっていたが、そろそろ皆帰り支度を始めていた。体育館からのざわめきも静まり始めてきている。
今日は、高校の卒業式だった。
俺─喜多見和人は、今日、高校を卒業した。
友達とそれぞれに別れの挨拶をしてから、俺は一人、校舎を出て、同じクラスで二人でしょっちゅう一緒にいた美由紀と良く近くまで眺めに来ていた桜の樹の前に来ていた。
俺は美由紀が好きだった。
とうとう、同じクラスになってから二年間─。
好きになってからの二年間─。
気持ちを伝えられなかったな─。
あんなに時間はあったのに。
美由紀に気持ちを伝えることは、出来なかった─。
「ずっと好きだった─」
とうとう、その一言は伝えられなかった。
俺はただ悲しくて。
…もう、会えないのに─。
─こんなに好きなのに─。
そう考える程、切なくて。胸が、痛くて。
美由紀は、卒業後東京へ行くと決めていた。パティシエになりたいという夢を持っていた。
俺は地元の大学への進学が決まっていた。
俺は俺でコンピューター関係を学びたかったから、進路を変えるつもりはなかった。
それに、俺が後から就職で東京に出ても、その時にあの大きな街で、どうやってもう一度二人、出逢えるというのだろう…。
─もう、二度と会えない─
─せいぜい同窓会で会うのがやっとだろう─。
そう思ったら涙まで出てきた。
おあつらえ向きに桜が舞っている。
「和人くん。探しちゃった。…どうしたの?卒業式で泣くなんて。和人くんらしくないよ。」
そう、ぽんっと俺の肩をたたいたのが─俺がずっと好きだった美由紀─。
俺は慌てて涙を拭う。
そんな俺をじっと見つめる美由紀の、いつもとは違う様子に、俺は何だか落ち着かない。
つい、そんな自分を知られたくなくて、憎まれ口をきいてしまう。
「…俺らしいって何…。」
そんな俺に構わず、美由紀は俺から視線を反らすと─静かに、淋しそうに、言った。
「…もう…会えないね…。…和人くん。」
本当に、本当にこれが最後?!
俺は本当に気持ちを伝えなくていいのか?!
俺が意を決して美由紀への二年間の気持ちを伝えようと、口を開いた、その時だった。
美由紀が
「…和人くん…。…私達…楽しかったよね。…これで良かったんだよね?」
なんて言うから。
俺は美由紀の気持ちの変化に期待したくなった。
美由紀も俺のことを…きっと好きなはずだから。絶対─ちゃんと、そういう意味で。
今ならきっと─気持ちを受け入れて貰えるかもしれない…!
そしたらきっと遠距離でも、付き合っていける!
こんなことで、さよならなんて、嫌だ!!
俺はそう考え、慌てて
「美由紀─俺、二年間ずっと美由紀のこと─」
ところがそこに遮るように
「…離れたら…和人くんの気持ちは変わっちゃうよ。きっと。」
そう言いながら美由紀は泣いていた。
美由紀の涙に弱い俺は、ただうろたえるばかりで。
違う…好きだったんだ。二年間、初めて見た時から。ずっと…!
ずっと、美由紀の気持ちを待ってた。
だから、伝えずにきたんだ。
俺の気持ちは、離れたって、変わったりしない…!
そう強く言いたかったけど、言って美由紀を抱きしめたかったけど、出来なかった。
「─美由紀は…?美由紀はどうしたい?」
俺は、そう美由紀の気持ちをきくことしか出来なかった。
桜の花びら舞い散る中。
静かに涙を流す美由紀を、俺はただ見つめるしか出来ないでいた。
ふと、遅れて鞄からハンカチを探して、美由紀に渡すと、やっと美由紀がふっと微笑む。
「…クシャクシャ。…でも使わせてもらうね…。…ありがとう。」
取り出したハンカチはクシャクシャだった。
俺はいつもこう。なんでこういう時に格好良く決まらないんだろう。
なんてことを俺が不謹慎に考えている時、美由紀は、やっといつもの調子に少しだけ戻って
「…和人くんのハンカチ、いつもクシャクシャだった。でも、いつも助かってた。私が自分のを出す前に、貸してくれて…。初めて借りた時のことも覚えてるよ。」
と微笑った。
俺も今でも覚えてるよ。
放課後、担任に進路指導室に呼ばれて、成績が思ったより良くなかった─散々だった美由紀が、わりときつめに色々言われたみたいで、出てくるなり、待ってた俺に向かって、
「私、パティシエになれなくなっちゃうよぅ。」って泣き出したんだ。
俺は、その時始めて、美由紀の夢が本気だったって知った─。
俺は改めて、美由紀にきいた。
「─美由紀はどうしたい?教えて。」
美由紀は俺のクシャクシャだったハンカチで涙を拭うとそっと大切そうにたたんで俺に返すと、
「…ずっと…このままでいたい。」
そう言ってうつむいた。
また、泣き出しそうな顔をしていた。
美由紀は何をそんなに怖がってるんだろう。
俺には、わからなかった。
「このままじゃ、いられないよ…。俺は…。美由紀をずっと…。」
美由紀の気持ちが理解できないまま、俺は呟くように言った。
「和人くんの気持ち、嬉しいよ。」
美由紀は気持ちを決めたみたいに、俺の瞳をまっすぐに見つめて、はっきりと言った。
嬉しいって言った!
俺は美由紀の次の言葉も待たずに、内心喜び勇んでいた。
そんな俺に美由紀が言う。
「だけど…和人くん…。今の私達じゃ、きっと続かない。だから、今の和人くんの気持ちは受け入れられない。」
美由紀の拒絶と言えるような言葉に俺は沈み込んでいた。
天国から地獄だな─。勝手にぬか喜びして。馬鹿みたいだ。
思わずにはいられなかった。
俺はよっぽど酷い落ち込みようだったのか、美由紀に声をかけられたのにも少しの間、気が付かなかった。
「…和人くん。もし、和人くんの気持ちが変わらないでいてくれたら─。」
「俺は美由紀がずっと好きだよ…っ。」
気持ちが変わるなんて思えなかった。
とうとう、はっきりと口に出した俺の気持ちに、俺の言葉に、美由紀は淋しそうに微笑って
「ありがとう。そうだったら─。三年後の夏。和人くんの気持ちが今と変わらなかったら会いに来て。」
美由紀はそれはもう、美由紀の中ではっきりと決めたことのようで、俺はただ頷くしか出来なかった。
もう、決めてるんだな…。
そう思ったから。
美由紀は別れ際、一通の手軽を俺に差し出した。
「必ず読んで。お願い。」
まだ、納得しきれずにいた俺だったけど、美由紀の必死の様子に
「必ず読むから。」
と返事をした。
頭では、何が書いてあるっていうんだろう…?あ、東京の住所とかかもしれないな…。
なんて考えていた。
帰り際。美由紀は振り返りながら、いつまでも俺に手を振っていた。
俺は、そんな君の後ろ姿をただ、見えなくなるまで見つめていた。
今からでも、美由紀─君をひき止めて、抱きしめたい衝動を抑えながら。
桜の樹は、まだ、雪のようにその花びらを散らしていた。
俺の手には、美由紀からの手紙だけが残った。
学校は、人で賑わっていたが、そろそろ皆帰り支度を始めていた。体育館からのざわめきも静まり始めてきている。
今日は、高校の卒業式だった。
俺─喜多見和人は、今日、高校を卒業した。
友達とそれぞれに別れの挨拶をしてから、俺は一人、校舎を出て、同じクラスで二人でしょっちゅう一緒にいた美由紀と良く近くまで眺めに来ていた桜の樹の前に来ていた。
俺は美由紀が好きだった。
とうとう、同じクラスになってから二年間─。
好きになってからの二年間─。
気持ちを伝えられなかったな─。
あんなに時間はあったのに。
美由紀に気持ちを伝えることは、出来なかった─。
「ずっと好きだった─」
とうとう、その一言は伝えられなかった。
俺はただ悲しくて。
…もう、会えないのに─。
─こんなに好きなのに─。
そう考える程、切なくて。胸が、痛くて。
美由紀は、卒業後東京へ行くと決めていた。パティシエになりたいという夢を持っていた。
俺は地元の大学への進学が決まっていた。
俺は俺でコンピューター関係を学びたかったから、進路を変えるつもりはなかった。
それに、俺が後から就職で東京に出ても、その時にあの大きな街で、どうやってもう一度二人、出逢えるというのだろう…。
─もう、二度と会えない─
─せいぜい同窓会で会うのがやっとだろう─。
そう思ったら涙まで出てきた。
おあつらえ向きに桜が舞っている。
「和人くん。探しちゃった。…どうしたの?卒業式で泣くなんて。和人くんらしくないよ。」
そう、ぽんっと俺の肩をたたいたのが─俺がずっと好きだった美由紀─。
俺は慌てて涙を拭う。
そんな俺をじっと見つめる美由紀の、いつもとは違う様子に、俺は何だか落ち着かない。
つい、そんな自分を知られたくなくて、憎まれ口をきいてしまう。
「…俺らしいって何…。」
そんな俺に構わず、美由紀は俺から視線を反らすと─静かに、淋しそうに、言った。
「…もう…会えないね…。…和人くん。」
本当に、本当にこれが最後?!
俺は本当に気持ちを伝えなくていいのか?!
俺が意を決して美由紀への二年間の気持ちを伝えようと、口を開いた、その時だった。
美由紀が
「…和人くん…。…私達…楽しかったよね。…これで良かったんだよね?」
なんて言うから。
俺は美由紀の気持ちの変化に期待したくなった。
美由紀も俺のことを…きっと好きなはずだから。絶対─ちゃんと、そういう意味で。
今ならきっと─気持ちを受け入れて貰えるかもしれない…!
そしたらきっと遠距離でも、付き合っていける!
こんなことで、さよならなんて、嫌だ!!
俺はそう考え、慌てて
「美由紀─俺、二年間ずっと美由紀のこと─」
ところがそこに遮るように
「…離れたら…和人くんの気持ちは変わっちゃうよ。きっと。」
そう言いながら美由紀は泣いていた。
美由紀の涙に弱い俺は、ただうろたえるばかりで。
違う…好きだったんだ。二年間、初めて見た時から。ずっと…!
ずっと、美由紀の気持ちを待ってた。
だから、伝えずにきたんだ。
俺の気持ちは、離れたって、変わったりしない…!
そう強く言いたかったけど、言って美由紀を抱きしめたかったけど、出来なかった。
「─美由紀は…?美由紀はどうしたい?」
俺は、そう美由紀の気持ちをきくことしか出来なかった。
桜の花びら舞い散る中。
静かに涙を流す美由紀を、俺はただ見つめるしか出来ないでいた。
ふと、遅れて鞄からハンカチを探して、美由紀に渡すと、やっと美由紀がふっと微笑む。
「…クシャクシャ。…でも使わせてもらうね…。…ありがとう。」
取り出したハンカチはクシャクシャだった。
俺はいつもこう。なんでこういう時に格好良く決まらないんだろう。
なんてことを俺が不謹慎に考えている時、美由紀は、やっといつもの調子に少しだけ戻って
「…和人くんのハンカチ、いつもクシャクシャだった。でも、いつも助かってた。私が自分のを出す前に、貸してくれて…。初めて借りた時のことも覚えてるよ。」
と微笑った。
俺も今でも覚えてるよ。
放課後、担任に進路指導室に呼ばれて、成績が思ったより良くなかった─散々だった美由紀が、わりときつめに色々言われたみたいで、出てくるなり、待ってた俺に向かって、
「私、パティシエになれなくなっちゃうよぅ。」って泣き出したんだ。
俺は、その時始めて、美由紀の夢が本気だったって知った─。
俺は改めて、美由紀にきいた。
「─美由紀はどうしたい?教えて。」
美由紀は俺のクシャクシャだったハンカチで涙を拭うとそっと大切そうにたたんで俺に返すと、
「…ずっと…このままでいたい。」
そう言ってうつむいた。
また、泣き出しそうな顔をしていた。
美由紀は何をそんなに怖がってるんだろう。
俺には、わからなかった。
「このままじゃ、いられないよ…。俺は…。美由紀をずっと…。」
美由紀の気持ちが理解できないまま、俺は呟くように言った。
「和人くんの気持ち、嬉しいよ。」
美由紀は気持ちを決めたみたいに、俺の瞳をまっすぐに見つめて、はっきりと言った。
嬉しいって言った!
俺は美由紀の次の言葉も待たずに、内心喜び勇んでいた。
そんな俺に美由紀が言う。
「だけど…和人くん…。今の私達じゃ、きっと続かない。だから、今の和人くんの気持ちは受け入れられない。」
美由紀の拒絶と言えるような言葉に俺は沈み込んでいた。
天国から地獄だな─。勝手にぬか喜びして。馬鹿みたいだ。
思わずにはいられなかった。
俺はよっぽど酷い落ち込みようだったのか、美由紀に声をかけられたのにも少しの間、気が付かなかった。
「…和人くん。もし、和人くんの気持ちが変わらないでいてくれたら─。」
「俺は美由紀がずっと好きだよ…っ。」
気持ちが変わるなんて思えなかった。
とうとう、はっきりと口に出した俺の気持ちに、俺の言葉に、美由紀は淋しそうに微笑って
「ありがとう。そうだったら─。三年後の夏。和人くんの気持ちが今と変わらなかったら会いに来て。」
美由紀はそれはもう、美由紀の中ではっきりと決めたことのようで、俺はただ頷くしか出来なかった。
もう、決めてるんだな…。
そう思ったから。
美由紀は別れ際、一通の手軽を俺に差し出した。
「必ず読んで。お願い。」
まだ、納得しきれずにいた俺だったけど、美由紀の必死の様子に
「必ず読むから。」
と返事をした。
頭では、何が書いてあるっていうんだろう…?あ、東京の住所とかかもしれないな…。
なんて考えていた。
帰り際。美由紀は振り返りながら、いつまでも俺に手を振っていた。
俺は、そんな君の後ろ姿をただ、見えなくなるまで見つめていた。
今からでも、美由紀─君をひき止めて、抱きしめたい衝動を抑えながら。
桜の樹は、まだ、雪のようにその花びらを散らしていた。
俺の手には、美由紀からの手紙だけが残った。
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