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39話『アルサー・アルバーロン』
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「えっと…キラハルド様…」
私には何が何だかわからないので隣で呆れているキラハルド様に説明を求める。
「あぁ、紹介する。アルサー・アルバーロン。年齢は俺たちと同じで、この国の王子」
「…王子!?」
お、王子…。
「そんなにかしこまらないでいいよ。僕のことは王子として見なくていいさ、キラたちの友人として接してくれていいよ」
青みがかった髪に少しタレ目の顔立ちが整っている王子、もといアルサー様は軽く言った。
「い、いえ…流石に上の人しかも国の王子を友人として扱うのは…」
「そう?まあ、会ったばかりだしね」
「それで、アル」
「ん?ああ、それならもういつでも出来るようにしてあるよ」
それ?なんのことだろう…。なんかさっきから少し足元がふらつくような…。
「そうか、なら行こう」
「いいよ。こっちだよ、ついて来て」
アルサー様が先頭に歩き出す。遅れないように足を踏み出して進むけど足元がふらつく感覚で進めてはいるが進んでいる気がしない。
「ルクシア…?大丈夫?」
エルシュに心配されてしまった。私は心配させないように取り繕う。
「うん…大丈夫。馬車に揺られたせいかな、少しふらつくだけ」
「そう…。我慢しないでね」
△▼△
お気に入りって60過ぎてましたっけ?50過ぎぐらいに思ってた気が…ま、まあ、お気に入り60ありがとうございます!
それでは、
私には何が何だかわからないので隣で呆れているキラハルド様に説明を求める。
「あぁ、紹介する。アルサー・アルバーロン。年齢は俺たちと同じで、この国の王子」
「…王子!?」
お、王子…。
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青みがかった髪に少しタレ目の顔立ちが整っている王子、もといアルサー様は軽く言った。
「い、いえ…流石に上の人しかも国の王子を友人として扱うのは…」
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「ルクシア…?大丈夫?」
エルシュに心配されてしまった。私は心配させないように取り繕う。
「うん…大丈夫。馬車に揺られたせいかな、少しふらつくだけ」
「そう…。我慢しないでね」
△▼△
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それでは、
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