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18話『魔法水晶』
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「うーん」
「どうだ?見つかったか?」
「いえ、ピンとくるものが無くて」
かれこれ五分ほど悩んでいる。店内に置かれた魔法水晶はあらかた見たが惹かれるものが見つからなかった。
「そうか...まあ、気楽に探してくれ」
「はい、ありがとうございます」
.......五分後。
「うーん」
「見つかったか?」
いまだに悩み続けている私にキラハルド様が話しかけた。私は店内を見渡してからキラハルド様の方を向いて首を横に振る。
「全然見つかりませー」
「?どうした?」
私はあるところを見て固まった。不審に思ったキラハルド様が私に声をかけて来たが、私はキラハルド様にささっと歩み寄り、手を取る。ポカーンとしているキラハルド様に向かって私は目をキラキラさせた。
「これがいいです!」
「へ?あ、ああ、これか?」
「はい!」
私が選んだのは、キラハルド様が偶然手に取った魔法水晶だった。それは紫色で水晶の中に小さい光の粒が煌めいていて、まるで星空を閉じ込めたような魔法水晶だった。
「決まった?」
クラスタさんが声をかけて来た。
「はい!これです」
「へぇー。いいの選んだじゃん」
クラスタさんが意味深にニヤニヤしてキラハルド様を見た。それに対し、キラハルド様は顔を真っ赤にしてクラスタさんを見る。
「な、何だよ」
「別にー?」
このやり取りの意味がわからず、首を傾げていた私を見てキラハルド様は誤魔化すようにゴホンと咳払いをして事を進める。
「じゃあ、決まったことだし早速加工してくれ」
「了解」
△▼△
コソコソ裏話
今回は名前決めです!
クラスタさんは宝石の名前と神様の名前から出来てます。
クライスタルはクリスタル
アリアンはオリオン
から出来てます。
特にこの二つの関係性はないです。
適当にニュアンスがいい感じで決めてます。
それでは!今回はここまで!次回もよろしくお願いします!
「どうだ?見つかったか?」
「いえ、ピンとくるものが無くて」
かれこれ五分ほど悩んでいる。店内に置かれた魔法水晶はあらかた見たが惹かれるものが見つからなかった。
「そうか...まあ、気楽に探してくれ」
「はい、ありがとうございます」
.......五分後。
「うーん」
「見つかったか?」
いまだに悩み続けている私にキラハルド様が話しかけた。私は店内を見渡してからキラハルド様の方を向いて首を横に振る。
「全然見つかりませー」
「?どうした?」
私はあるところを見て固まった。不審に思ったキラハルド様が私に声をかけて来たが、私はキラハルド様にささっと歩み寄り、手を取る。ポカーンとしているキラハルド様に向かって私は目をキラキラさせた。
「これがいいです!」
「へ?あ、ああ、これか?」
「はい!」
私が選んだのは、キラハルド様が偶然手に取った魔法水晶だった。それは紫色で水晶の中に小さい光の粒が煌めいていて、まるで星空を閉じ込めたような魔法水晶だった。
「決まった?」
クラスタさんが声をかけて来た。
「はい!これです」
「へぇー。いいの選んだじゃん」
クラスタさんが意味深にニヤニヤしてキラハルド様を見た。それに対し、キラハルド様は顔を真っ赤にしてクラスタさんを見る。
「な、何だよ」
「別にー?」
このやり取りの意味がわからず、首を傾げていた私を見てキラハルド様は誤魔化すようにゴホンと咳払いをして事を進める。
「じゃあ、決まったことだし早速加工してくれ」
「了解」
△▼△
コソコソ裏話
今回は名前決めです!
クラスタさんは宝石の名前と神様の名前から出来てます。
クライスタルはクリスタル
アリアンはオリオン
から出来てます。
特にこの二つの関係性はないです。
適当にニュアンスがいい感じで決めてます。
それでは!今回はここまで!次回もよろしくお願いします!
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