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第13話「欲望のまま。」

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 快楽の波からようやく開放された私は、ゆっくりと体を起こし、自分のまたの辺りを確認する。
 シーツには二人分の愛液と、私の血で染みが出来ている。

「まさか初めでこんなにイってくれるなんてね。」

「私もビックリ。最初は痛かったのに、気がついたらジンジンしてるのも段々気持ちよくなっちゃって。」

「結衣ドMだもんね。」

「汐里もいい勝負だと思うよ?」

「そうかなぁ?」

 二人でシャワールームに向かいながらそんな話をする。
行為前にいれておいたお湯に二人で浸かり、優しく抱き合った状態でしばらく話す。

「もうちょっと体預けてもいい?」

「ん?いいよ。」

 汐里が浅く腰かけた私の腹辺りに腰を下ろし、体を密着させてくる。彼女の香りや、今の状況に私の陰茎は再び膨張を始めた。

「結衣?この体勢で勃起したらまた入っちゃうんだけど?」

「そんなこと言ったって…。」

 恥ずかしさに口ごもると、汐里は自分の膣口に先端を宛てがい、奥まで挿入した。

「あーあ。またやっちゃった。」

「それは汐里が…。」

「んー?なにー??」

 自分の股の下から私の秘部に手を伸ばし、膣口を優しく撫でながらゆっくり体を揺らす汐里。

「私たち、気づけばエッチなことばっかりしてるね。」

「だってそれは…。」

「私のせいって言うの??お互い様だと思うよ??」

 ゆっくりと引き抜き、再び奥まで挿入する。その動きを繰り返しながら、私の膣の中に汐里の指が侵入してくる。

「や、やだっ……、同時は……だめ………、うぅっ!」

 私は静かに汐里の腟内で射精した。
 満足したのか、汐里は私の陰茎を引き抜き立ち上がる。目の前にある汐里のまんこからは、私の出した精液がドロリと湯船に垂れる。

「こんなに出してたら、今月中に孕んじゃうね。」

 汐里は嬉しそうにそう言って微笑んだ。

「はい。まだ元気って事はもう一回くらいできるでしょ?私まだイッってないから、このまま後ろから入れて?」

 真っ白なお尻を私へ突き出し、精液を垂らす淫らな秘部を見せてけてくる汐里。私はその汐里の小さな穴にもう一度陰茎の先端をあてがい、体を密着させながら一気に子宮口を突き上げる

「んあぁっ!」

 上半身を反らせ、体をビクつかせる汐里を私は後ろから犯しながら、左手で胸を、右手でクリトリスを攻める。

「さっきは散々虐めてくれたもんね?一回や二回イッたくらいで終われるなんて思っちゃダメだよ?」

「え!?ちょっ!」

 パンパン!と肌のぶつかる軽快な音が、浴室に響き渡る。汐里の愛液と、さっき出したばかりの私の精液が混ざり合い、グチョグチョと卑猥な音まで聞こえてくる。

「腟内、キュンキュン締め付けてくるけど、もうイきそうなの?」

 耳元で囁くと汐里はピクンと体を跳ねさせた。

「……てる……」

「ん?何?聞こえない。」

 いじわるするように私はわざと彼女の言葉に耳を傾けず、一心不乱に腰をうちつけた。

「イッってるの!さっきからずっと!だから……お願い…!」

 泣きそうな顔でこちらを見る汐里。私はその唇にそっと唇を重ねた。

「あなたが毎回私の事を楽しそうに攻める理由が今分かった。こんな可愛い顔が見れるなんて……。」

「お願い結衣。もう許して……。これ以上されたら……。」

「されたら?」

「おかしくなっちゃう……。」

 身をよじらせ、抵抗するように悶える汐里。私は彼女の顎に手を伸ばし、顔を上げさせる。汐里の前にあるのは鏡だった。

「こんな蕩けた顔見せられてここで終われって言うの?」

「う、うそ……、私、こんな顔して……。」

 途端に汐里の膣が収縮し、私の陰茎を思いっきり締め上げてくる。

「汐里……!そんなに絞めたら、私……。」

「イッて!私の中に出して!」

 ぎゅうぎゅう締め付けてくる汐里の膣圧に私は耐えきれず、再び汐里の腟内に大量に射精した。

 二人分の荒い息遣いが響く中、私はゆっくりと汐里の腟内から陰茎を引き抜いた。汐里はそのままヨロヨロとその場に座り込み、壁にもたれて脱力している。

「私も結構性欲強い方だけど、結衣のソレは化け物級よ。」

 若干呆れたように私の陰茎を見ながら呟く汐里。
 リラックスするための浴室からヘトヘトになって出てきた私たちは、暫く休むことにした。立て続けに行為に及んだことで、身体的にかなり負担がかかっていたのか、二人ともベッドに入ると気を失う様に眠った。

【受信メール 一件】

 この連絡が、今の生活を大きく変えるものとは、まだ二人は思ってすらいない。

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