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第2話「私の体…。」
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ある日の晩、私は食事を終えて自室に戻っていた。ベッドに腰掛け、下半身を顕にし、自分で自分を慰める、いわゆるオナニーというやつだ。お金持ちのお嬢様にだって性欲はある。女の子はオナニーしないなんていうのは童貞の戯言だ。しかし、私の場合他と決定的に違う点が一つだけある。それは、私の下半身に立派にそびえる男性器だ。私は生まれた時から男女両方の性器を持って生まれたふたなりなのだ。
「あっ……んっ…。」
汐里と生活し始めて、彼女にバレないように声を我慢しながらオナニーをする日々が続き、いつバレてもおかしくはない状況だった。
「ご主人様失礼します。お茶の用意が出来ましたのでリビングの方に……ご、ご主人様……それは……!」
私に生えた肉棒を見つめて汐里は目を丸くした。
「いつかこんな日が来るとは思っていたけど、とうとうバレちゃったか…。」
困惑している汐里に私は布団で息子を隠した。
「私ね。生まれた時からふたなりなの。手術を受ければ今の医学なら普通の体に出来るらしいのだけれど怖くて。」
汐里は一切言葉を発しない。慰めの言葉も、見てしまった事への謝罪も…。まるで自分が何を言っても、私の気持ちを知らない者の戯言にしか聞こえないと悟っているかのように。
「醜いものを見せてしまってごめんね。こんな主が嫌なら、ここを出てもらって構わないわ。その時は言ってね。纏まった金額を用意するように伝えるわ。」
「そんな……。」
「いいの。見なくていいもの、知らなくていいものを見せた私の責任だから。慰謝料よ。」
暗く寂しい表情を浮かべる汐里を見て、私は彼女がここを去る事を覚悟した。また一人になってしまう…。そう思うと、寂しさで胸が急に苦しくなってくる。
「私、ご主人様が好きです。どんな体であっても、私を助けてくれたのは誰でもない、ご主人様です。ここを出ていくなんてとんでもありません。私は、ご主人様が私を不要としない限り、ご主人様の身の回りのお世話をさせていただくつもりです!」
立派にそう言いきった汐里は深々と私に頭を下げた。
「そう。ありがとう。」
「いえ。それが私の仕事であり恩返しなので。」
そう言うと汐里は私の前まで来ると、地面に膝を着いた。
「ご主人様。途中ではなかったのですか?よろしければ、何かお手伝いすることはありませんか?」
「え?でも、こんなことまで……。」
「言ったはずです。私はご主人様の身の回りのお世話をすると。ご主人様が不要と仰るなら失礼致しますが、もし必要としてくださるなら、私は喜んで御奉仕させていただきます。」
彼女の真っ直ぐな視線に私は断ることが出来ずに、あっけに取られたまま首を縦に降った。
「お、お願いするわ。」
「かしこまりました。では……。」
私の布団を捲り息子に手を伸ばすと、妙に慣れた手つきで肉棒を上下にしごき始めた。
「汐里……あなた、もしかして経験あるの?」
「お話するのはいいのですが、私のことを嫌いにならないでくださいね?」
そう言って肉棒をしごきながら汐里は話し始めた。
「私、母に隠れて父と寝てたんです。」
「え…。」
衝撃的すぎる言葉に私は耳を疑った。
「最初は酔った父が母の居ない間に私に襲いかかってきて無理やり……。それから暫くして私が妊娠していることが発覚して、父が私のお腹を殴ったんです……。」
「じ、じゃあ…。」
「はい。さすがに日頃からのストレスもあって一回で流産です…。それからも、父は私を犯すのをやめなくて、半年後にまた妊娠しました。」
耳を塞ぎたくなる言葉の連続に、私の息子はいつの間にか萎えてしまっていた。ただ汐里の話に夢中になり、私は真剣に汐里の身の上話を聞いていた。
「半年後の妊娠はさすがに母にもバレて、病院に行きました。生活が苦しいのもあっておろすことになったのですが、おろすにもお金がかかると言って父がまた……。」
辛い記憶を思い出させてしまった罪悪感から、私は思わず汐里を抱きしめた。
「ごめんね…。そうとは知らずにこんな……。もうしなくていいから。」
「いいえ。やらせてください。昔の嫌な記憶をご主人様との思い出で塗り替えたいんです。」
萎えてしまった私の息子に再び手を伸ばし、しごき始める汐里。
「萎えてしまったのは私の責任です。どうにかして…これを……。」
じゃまな髪を耳にかけ、汐里は私の肉棒を口に含んだ。すると、男性器というのは薄情なもので、水気を帯びた優しい刺激と、女の子の温もりを感じた途端、みるみるうちに反り返ってきた。
「よかった。元気になってくれた。」
嬉しそうな表情を浮かべて私の肉棒にしゃぶりつく汐里。そこで汐里は、私に女性器も備わっていることを思い出したのか、既にグチョグチョの腟内に細い指を滑り込ませてきた。
「ちょ…汐里っ!」
「大丈夫です。ご主人様の処女膜は傷つけませんので。」
「そういうことじゃなくて……あんっ…!」
同時に刺激されて、私は腰をカクカクと動かしながら感じていた。陰茎を擦られながら、腟内をかき混ぜられる度に、意識が飛んでしまうような快感と、激しい尿意に似た感覚が込み上げてくる。
「だ、だめ…汐里、私……イッちゃう…。」
「いつでもイッてください。」
そう言うと、汐里は私の陰茎を深々と口で咥えこんだ。
「あっ!あぁ……、イクッ!」
ドピュっ!
汐里の喉に精子を叩きつけるような勢いで私は射精した。
口いっぱいに精子を含み、顔を歪ませている汐里に私は慌ててティッシュを差し出した。
「これに出しなさい。」
しかし、汐里は私に顔を見つめたままごきゅっ!っと音を鳴らし、口に含んだ精子を飲み込んでしまった。
「何もそこまで…。」
「いいんです。ご主人様の精子は飲みやすくて美味しかったです。まぁ、一つ文句があるとしたら、量が多すぎです。喉の奥で出されたせいで気管に入って全部吐き出しちゃうところでした。」
そう言ってニッコリと笑う汐里。
私は、自分をここまで受け入れてくれる汐里をこのまま一生離したくはないと心の底から思った。
「汐里…。」
自分の胸に汐里の顔を押し付けギュッと抱きしめる。その時既に日は沈み、汐里の用意したお茶は冷たくなってしまっていた。
「あっ……んっ…。」
汐里と生活し始めて、彼女にバレないように声を我慢しながらオナニーをする日々が続き、いつバレてもおかしくはない状況だった。
「ご主人様失礼します。お茶の用意が出来ましたのでリビングの方に……ご、ご主人様……それは……!」
私に生えた肉棒を見つめて汐里は目を丸くした。
「いつかこんな日が来るとは思っていたけど、とうとうバレちゃったか…。」
困惑している汐里に私は布団で息子を隠した。
「私ね。生まれた時からふたなりなの。手術を受ければ今の医学なら普通の体に出来るらしいのだけれど怖くて。」
汐里は一切言葉を発しない。慰めの言葉も、見てしまった事への謝罪も…。まるで自分が何を言っても、私の気持ちを知らない者の戯言にしか聞こえないと悟っているかのように。
「醜いものを見せてしまってごめんね。こんな主が嫌なら、ここを出てもらって構わないわ。その時は言ってね。纏まった金額を用意するように伝えるわ。」
「そんな……。」
「いいの。見なくていいもの、知らなくていいものを見せた私の責任だから。慰謝料よ。」
暗く寂しい表情を浮かべる汐里を見て、私は彼女がここを去る事を覚悟した。また一人になってしまう…。そう思うと、寂しさで胸が急に苦しくなってくる。
「私、ご主人様が好きです。どんな体であっても、私を助けてくれたのは誰でもない、ご主人様です。ここを出ていくなんてとんでもありません。私は、ご主人様が私を不要としない限り、ご主人様の身の回りのお世話をさせていただくつもりです!」
立派にそう言いきった汐里は深々と私に頭を下げた。
「そう。ありがとう。」
「いえ。それが私の仕事であり恩返しなので。」
そう言うと汐里は私の前まで来ると、地面に膝を着いた。
「ご主人様。途中ではなかったのですか?よろしければ、何かお手伝いすることはありませんか?」
「え?でも、こんなことまで……。」
「言ったはずです。私はご主人様の身の回りのお世話をすると。ご主人様が不要と仰るなら失礼致しますが、もし必要としてくださるなら、私は喜んで御奉仕させていただきます。」
彼女の真っ直ぐな視線に私は断ることが出来ずに、あっけに取られたまま首を縦に降った。
「お、お願いするわ。」
「かしこまりました。では……。」
私の布団を捲り息子に手を伸ばすと、妙に慣れた手つきで肉棒を上下にしごき始めた。
「汐里……あなた、もしかして経験あるの?」
「お話するのはいいのですが、私のことを嫌いにならないでくださいね?」
そう言って肉棒をしごきながら汐里は話し始めた。
「私、母に隠れて父と寝てたんです。」
「え…。」
衝撃的すぎる言葉に私は耳を疑った。
「最初は酔った父が母の居ない間に私に襲いかかってきて無理やり……。それから暫くして私が妊娠していることが発覚して、父が私のお腹を殴ったんです……。」
「じ、じゃあ…。」
「はい。さすがに日頃からのストレスもあって一回で流産です…。それからも、父は私を犯すのをやめなくて、半年後にまた妊娠しました。」
耳を塞ぎたくなる言葉の連続に、私の息子はいつの間にか萎えてしまっていた。ただ汐里の話に夢中になり、私は真剣に汐里の身の上話を聞いていた。
「半年後の妊娠はさすがに母にもバレて、病院に行きました。生活が苦しいのもあっておろすことになったのですが、おろすにもお金がかかると言って父がまた……。」
辛い記憶を思い出させてしまった罪悪感から、私は思わず汐里を抱きしめた。
「ごめんね…。そうとは知らずにこんな……。もうしなくていいから。」
「いいえ。やらせてください。昔の嫌な記憶をご主人様との思い出で塗り替えたいんです。」
萎えてしまった私の息子に再び手を伸ばし、しごき始める汐里。
「萎えてしまったのは私の責任です。どうにかして…これを……。」
じゃまな髪を耳にかけ、汐里は私の肉棒を口に含んだ。すると、男性器というのは薄情なもので、水気を帯びた優しい刺激と、女の子の温もりを感じた途端、みるみるうちに反り返ってきた。
「よかった。元気になってくれた。」
嬉しそうな表情を浮かべて私の肉棒にしゃぶりつく汐里。そこで汐里は、私に女性器も備わっていることを思い出したのか、既にグチョグチョの腟内に細い指を滑り込ませてきた。
「ちょ…汐里っ!」
「大丈夫です。ご主人様の処女膜は傷つけませんので。」
「そういうことじゃなくて……あんっ…!」
同時に刺激されて、私は腰をカクカクと動かしながら感じていた。陰茎を擦られながら、腟内をかき混ぜられる度に、意識が飛んでしまうような快感と、激しい尿意に似た感覚が込み上げてくる。
「だ、だめ…汐里、私……イッちゃう…。」
「いつでもイッてください。」
そう言うと、汐里は私の陰茎を深々と口で咥えこんだ。
「あっ!あぁ……、イクッ!」
ドピュっ!
汐里の喉に精子を叩きつけるような勢いで私は射精した。
口いっぱいに精子を含み、顔を歪ませている汐里に私は慌ててティッシュを差し出した。
「これに出しなさい。」
しかし、汐里は私に顔を見つめたままごきゅっ!っと音を鳴らし、口に含んだ精子を飲み込んでしまった。
「何もそこまで…。」
「いいんです。ご主人様の精子は飲みやすくて美味しかったです。まぁ、一つ文句があるとしたら、量が多すぎです。喉の奥で出されたせいで気管に入って全部吐き出しちゃうところでした。」
そう言ってニッコリと笑う汐里。
私は、自分をここまで受け入れてくれる汐里をこのまま一生離したくはないと心の底から思った。
「汐里…。」
自分の胸に汐里の顔を押し付けギュッと抱きしめる。その時既に日は沈み、汐里の用意したお茶は冷たくなってしまっていた。
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