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番外編
旦那様とその後
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朝だわ。
私は側ですやすや安心して眠る綺麗な旦那様に見惚れた。
昨日の初夜のことを思い出すと恥ずかしくて死にそうです。
え?どんな風?
そんなこと…やることは全員一緒なので皆まで言いませんよ。
私はベッドから抜け出しさっさと自分だけお風呂に入り身支度を整えて上がると旦那様まだ寝ています。いや相変わらず朝がダメですねこの方。
食事をメイドさんが持ってきてまだ旦那様が寝ているので驚いていました。
「普通逆ですよね」
とメイドと話していました。するといきなりむくりと素っ裸で起き上がったからメイドは逃げるように去りました。
かなり目が死んでいます。
これは…と見ているとボリボリ頭を掻いて毛布を手繰り寄せて…また寝ました!!
「二度寝!!!」
思わず叫ぶと
「え?」
とケヴィン様が起き上がり自分が素っ裸でいるのを確認して
「きゃっ!!」
と隠しました。いやそれ女の子がやる方です。
「ああ…そうだ結婚したんだった。夢かと思った。だってエルとあんな凄い…」
「それ以上言うとぶっ叩きますね」
「ええ…新婚なのに…ていうか今何時?」
「もうお昼近いですね、私は朝起きましたよ」
既に一人で朝食を済ませているのを見て死んだ目になった。
「ちょっと新婚なのに何先に朝食ちゃっかり食べてんの?そこは食べさせ合うところよね?新婚よね?」
「ケヴィン様が遅いからですわ。お腹空きますし」
「くっ…小説では朝から夕方までイチャイチャするバカばっかりなのに現実なんてこんなものよね」
とケヴィン様はとりあえず風呂に入り身支度を整えた後に出てきて突っ込んだ。
「ちょっと!!よく考えたらお風呂も二人で入るんじゃないのこれ!?こういう時!!?」
と遅い突っ込みがきたので鼻で笑った。
また、くっ!と苦い顔をしてやっとケヴィン様は遅い朝食兼お昼ご飯を一緒に食べました。
「ケヴィン様あーんします?」
とお肉を差し出すとパクリと食べた。
まぁ、なんかイケメンを餌付けているような気分ですわ。無駄に色気はあるので。
「エル…やっぱりまだ少し眠いから後で膝枕してもらってもいいかい?」
「えっ!!?まだ眠いんですか?」
さっき起きたばっかりじゃありませんの!?
私は思った。
「普通に私の膝枕が欲しいのですね?」
と言うと赤くなり
「天気もいいしほら庭に出てまったりしよう」
と空を見るとさっきまで晴れていたのに曇ってきてポツポツ降ってきた。
「………」
死んだ目になる旦那様。
流石に可哀想になったので私はソファーに座りポンポンと膝を叩くとケヴィン様はすぐやって来て横になった。
「はぁー…エルの膝枕…いいね100押すよ…」
「どこに押すんです?また前世のこと言ってもわかりませんよ?」
「幸せってことだよ…ああ、早くエルの子供欲しい…蜜月期間は頑張ろうね!」
と興奮する旦那様。ちょっとだけ赤くなり
私はコクリとうなづく。
「いや、でも毎日はエル辛いよね。私は前世恋人はいなかったけど女の方が辛いって言うのは知っているけど…男になるとこうも理性ぶっ飛ぶとは思えなかったよ…」
と言うから前世恋人いなくて良かったですと思う。だっていたらその人のことを想ったりするかもしれない。
ケヴィン様は前世のことをポツポツと話すけど、自分が死んだ時のことはよく覚えていないみたいだ。
「頭に霞がかかったようになって、死んだ時のことは覚えていない。もしかしたら柔道の練習中相手の締め技で逝ったんだったら最悪だな…。まぁ、そんなこと無いだろうけど…」
「ケヴィン様はお強いから私何度も助けていただきましたもの。ジュウドウの知識まで忘れていなくて本当に良かったですわ」
ケヴィン様は起き上がると私にキスして
「まぁね…エルを守れるならちゃんと覚えておくよ…」
とにこりと微笑まれドキリとする。私はこの笑顔に弱いのかもしれない。幸せでとても甘い時間をしばらく過ごした。
*
ある日メイド達の噂でアーベルさんとラウラさんが結婚したけど全く不仲でどちらも浮気してるし、ラウラ様に至っては高級娼館で働いて金持ちの男を漁っていると聞いた。
ケヴィン様は
「なんて言うかだらしない奴にはそれなりの罰がくだるのよね…」
と言う。貴方は朝がだらしないですけどね。
「人は変わるんですね…私はケヴィン様に変わって欲しくないですよ?女の方も男の方もなんだかんだで好きですもの」
「…エルいつも一言多いね君。まぁいいけど、それ含めて可愛いからね…」
とケヴィン様は私を膝に乗せて胸をモミっとした。いやらしいのは相変わらずです。
しかし気分が朝から少し悪く私はごめんなさいと席を外して洗面所で吐いてしまい、ケヴィン様はすぐに医者を呼ぶと
「おめでとうございます。奥様。赤子がお腹に出来ておりますよ」
と告げられた!!
ケヴィン様は目を煌めかせ私も煌めかせた!!
「エル!私達の子が!!」
「ええ!!ケヴィン様のお子様が!!」
と新しい命にしばらくはしゃぎ回っていたが
ケヴィン様はポンと肩を叩いて言った。
「お産…すっっっごく痛いだろうけど頑張ってね?エル…」
と今から言われて私は死んだ目になる。
初めて男に生まれ変わったケヴィン様が羨ましいと思ってしまい、来世私も男に生まれ変わった方がいいなと思ってしまったのだ。
私は側ですやすや安心して眠る綺麗な旦那様に見惚れた。
昨日の初夜のことを思い出すと恥ずかしくて死にそうです。
え?どんな風?
そんなこと…やることは全員一緒なので皆まで言いませんよ。
私はベッドから抜け出しさっさと自分だけお風呂に入り身支度を整えて上がると旦那様まだ寝ています。いや相変わらず朝がダメですねこの方。
食事をメイドさんが持ってきてまだ旦那様が寝ているので驚いていました。
「普通逆ですよね」
とメイドと話していました。するといきなりむくりと素っ裸で起き上がったからメイドは逃げるように去りました。
かなり目が死んでいます。
これは…と見ているとボリボリ頭を掻いて毛布を手繰り寄せて…また寝ました!!
「二度寝!!!」
思わず叫ぶと
「え?」
とケヴィン様が起き上がり自分が素っ裸でいるのを確認して
「きゃっ!!」
と隠しました。いやそれ女の子がやる方です。
「ああ…そうだ結婚したんだった。夢かと思った。だってエルとあんな凄い…」
「それ以上言うとぶっ叩きますね」
「ええ…新婚なのに…ていうか今何時?」
「もうお昼近いですね、私は朝起きましたよ」
既に一人で朝食を済ませているのを見て死んだ目になった。
「ちょっと新婚なのに何先に朝食ちゃっかり食べてんの?そこは食べさせ合うところよね?新婚よね?」
「ケヴィン様が遅いからですわ。お腹空きますし」
「くっ…小説では朝から夕方までイチャイチャするバカばっかりなのに現実なんてこんなものよね」
とケヴィン様はとりあえず風呂に入り身支度を整えた後に出てきて突っ込んだ。
「ちょっと!!よく考えたらお風呂も二人で入るんじゃないのこれ!?こういう時!!?」
と遅い突っ込みがきたので鼻で笑った。
また、くっ!と苦い顔をしてやっとケヴィン様は遅い朝食兼お昼ご飯を一緒に食べました。
「ケヴィン様あーんします?」
とお肉を差し出すとパクリと食べた。
まぁ、なんかイケメンを餌付けているような気分ですわ。無駄に色気はあるので。
「エル…やっぱりまだ少し眠いから後で膝枕してもらってもいいかい?」
「えっ!!?まだ眠いんですか?」
さっき起きたばっかりじゃありませんの!?
私は思った。
「普通に私の膝枕が欲しいのですね?」
と言うと赤くなり
「天気もいいしほら庭に出てまったりしよう」
と空を見るとさっきまで晴れていたのに曇ってきてポツポツ降ってきた。
「………」
死んだ目になる旦那様。
流石に可哀想になったので私はソファーに座りポンポンと膝を叩くとケヴィン様はすぐやって来て横になった。
「はぁー…エルの膝枕…いいね100押すよ…」
「どこに押すんです?また前世のこと言ってもわかりませんよ?」
「幸せってことだよ…ああ、早くエルの子供欲しい…蜜月期間は頑張ろうね!」
と興奮する旦那様。ちょっとだけ赤くなり
私はコクリとうなづく。
「いや、でも毎日はエル辛いよね。私は前世恋人はいなかったけど女の方が辛いって言うのは知っているけど…男になるとこうも理性ぶっ飛ぶとは思えなかったよ…」
と言うから前世恋人いなくて良かったですと思う。だっていたらその人のことを想ったりするかもしれない。
ケヴィン様は前世のことをポツポツと話すけど、自分が死んだ時のことはよく覚えていないみたいだ。
「頭に霞がかかったようになって、死んだ時のことは覚えていない。もしかしたら柔道の練習中相手の締め技で逝ったんだったら最悪だな…。まぁ、そんなこと無いだろうけど…」
「ケヴィン様はお強いから私何度も助けていただきましたもの。ジュウドウの知識まで忘れていなくて本当に良かったですわ」
ケヴィン様は起き上がると私にキスして
「まぁね…エルを守れるならちゃんと覚えておくよ…」
とにこりと微笑まれドキリとする。私はこの笑顔に弱いのかもしれない。幸せでとても甘い時間をしばらく過ごした。
*
ある日メイド達の噂でアーベルさんとラウラさんが結婚したけど全く不仲でどちらも浮気してるし、ラウラ様に至っては高級娼館で働いて金持ちの男を漁っていると聞いた。
ケヴィン様は
「なんて言うかだらしない奴にはそれなりの罰がくだるのよね…」
と言う。貴方は朝がだらしないですけどね。
「人は変わるんですね…私はケヴィン様に変わって欲しくないですよ?女の方も男の方もなんだかんだで好きですもの」
「…エルいつも一言多いね君。まぁいいけど、それ含めて可愛いからね…」
とケヴィン様は私を膝に乗せて胸をモミっとした。いやらしいのは相変わらずです。
しかし気分が朝から少し悪く私はごめんなさいと席を外して洗面所で吐いてしまい、ケヴィン様はすぐに医者を呼ぶと
「おめでとうございます。奥様。赤子がお腹に出来ておりますよ」
と告げられた!!
ケヴィン様は目を煌めかせ私も煌めかせた!!
「エル!私達の子が!!」
「ええ!!ケヴィン様のお子様が!!」
と新しい命にしばらくはしゃぎ回っていたが
ケヴィン様はポンと肩を叩いて言った。
「お産…すっっっごく痛いだろうけど頑張ってね?エル…」
と今から言われて私は死んだ目になる。
初めて男に生まれ変わったケヴィン様が羨ましいと思ってしまい、来世私も男に生まれ変わった方がいいなと思ってしまったのだ。
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