5 / 33
婚約者が媚薬を盛られたようです
しおりを挟む
あの夜会から1週間…私の婚約者様がまた引き籠っているそうです。
最近は会うようになったのに…やはり夜会がうんざりだったのかしら?
とにかくゴット様が来てくれとばかりに手紙を寄越すので私はファインハルス侯爵家へと馬車を飛ばしました。出迎えたのが義妹のラウラ様だ。
「あら…エルメントルート様ではございませんか!」
はぁ、見れば判るのに何でしょうか?この…お前なんか呼んでない感は。
きちんとお義父様に呼ばれて参りましたのに。ゴット様はお仕事でいらっしゃらないですが。
「何かお身体でも崩されたのでしょうか?ケヴィン様は?」
「ケヴィンお義兄様は!無理をして夜会に行ったので心を病んでしまわれたのですわ!ええ、エルメントルート様が付いていながら?どうしてこんなことに!」
と私が何かしたみたいな言い方ですけど。
「とにかくお会いできますか?」
と言うと
「それはどうでしょうか?私がお声掛けしても部屋から何の反応もございませんわ。お食事は取られておりますから大丈夫ですが…」
「まぁともかくケヴィン様のお部屋に案内してもらえますか?そこの貴方」
とメイドの1人に言うとギロリと睨む美少女のラウラ様。バッチリ見てしまいました、メイドとのアイコンタクト。
メイドは…
「あ、あのぉ…エルメントルート様…ケヴィン様は具合が悪くて本当に…お会いできないかと…」
「はぁ…仕方ないからかえ…」
すると凄い勢いで上から
「エルッ!!帰るな!!来い!!」
と階段上からあの方が叫んだ。
「はっ!お義兄様何故っ!?全く部屋から出なかったのに!!」
ケヴィン様は寝巻きのままでした。何か顔が赤いわ。あら?本当に病気?
「くっ!黙れ!ラウラ!!メイド達も近づくな!」
「お義兄様それはどういう!?まさかお部屋で婚前前に!?それはお止めしないといけませんわ!」
は?何言ってんのこの子は?
「とにかくエルだけ上がって来い!」
と言うので上がろうとすると塞がれる。
「お義兄様は病気です!お帰りくださいませ!」
「でも呼ばれてますわ!どいてください!」
「帰って!!」
と美少女が顔を崩して怒鳴る。ひっ!!
「エル!!突破しろ!!」
無茶言いますわね。突破って。
仕方ありませんわね。両手を伸ばして階段を塞ぐラウラ様に対して私はワンピースの裾を持ち上げて助走をつけて牛みたいに突っ込んだ!
「なっ!ダメ!!」
ドン!!
と体当たりしてラウラ様はよろけて階段から落ちそうになってメイドが助けているうちに突破した。
「エル!!凄い!!よし!こっちだ!」
と手招きでダダーとケヴィン様のお部屋に走りバンとケヴィン様は部屋の鍵を閉めたが数分後にバンバンと美少女が叫んだ!
「お義兄様ああああ!!ダメですわよ!!ハジメテは私とですのよ!!」
と。
「あの…何なのですか?」
と言うとケヴィン様はそれ以上近づくなと手で制した。
「エル…やられた。ラウラに強力な媚薬を盛られた!」
「ええっ!!?」
「まぁ大分抜けて来たけどね!1週間経ってようやく薬抜けてきたけど念の為、危険だから近付かないで!って言ってんのにあのクソ親父がエルを呼んだのよ!」
何てことでしょうか…。1週間もずっと我慢してたと?我慢というか…。
「ううっ!よくもあの女ああああ!」
「あの…1週間我慢してたってどっちを見て興奮していたのですか?男?女?」
「私も最初はイケメン見て自慰するしかないの?って思ってたけど、この身体…男なのよ!見りゃ判るけど…悲しいことに女性に反応して心も女性な私はどうすればいいのよ!!」
ということで引き籠ってしまわれたのですって。
そしてふっと少しだけ顔を赤らめて謝罪した。
「ごめんなさいエル…ほんっっとにごめんなさい!!」
「えっ!?何ですか?」
「流石にあのラウラやメイド達を思い浮かべる訳にいかなかったの…。あんたなら正気に戻っても普通の顔だしいいかと思ってって失礼な話なんだけど!」
「ああ…はい、みな迄言わずとも察しました。まぁそういうことなら完全に抜けるまでは近寄りませんから私も」
「助かるわ…。持つべきものは親友よね!ずっ友よ」
と言う。友達ってそう言うのでいいの?って思うけど媚薬は仕方ない。
「あんの女狐!私本読んで知ったけどこの世界マンドラゴラってのがあるんでしょ?私の前世なんか想像でしか出てこなかった植物よ!希少でここでは媚薬に強力な作用をするらしいわ」
「ああ、マンドラゴラ…確かに高価ですねあれは。それが含まれていたと?」
「そっそう…!夜会から帰った日にメイドがお休み前にどうぞとホットミルク持ってきたの。それ部屋で飲んでたら…もう言いたくないけど大変なことになったわよ!!私もう死にたい!!その後もラウラが甘い声出して部屋の外から誘惑してくるしほんとハラタツからエルのことしか考えなかったの!!…ごめんなさい!!」
と私を見て顔が赤くなるケヴィン様。
何かこっちも恥ずかしくなる。
「来ない方が良かったですね…すみません」
と言っておいた。
「いや…もう来ちゃったし仕方ないわ…ぐはあっ!!!!」
と頭を抱えていきなり苦しんだケヴィン様!
「ちょっ!大丈夫ですかっ!?」
「だっ!大丈夫!近寄らないで!!」
とまた制する。
「ちょっとトイレ!!」
と部屋の備え付けのトイレへ向かった。
あ…と私は半目で察しました。
これは困ったなぁ。とそこで机の紙を見つけ、私はそこに絵を描いてジョキジョキ切ってお面にしてみた。
ガチャリと絶望しながらトイレから帰ってくるケヴィン様は私が変なお面つけているのを見て固まった。
「ぶはっ!!何それ!!あははっ!!」
「いやこうすれば萎えるかと…」
「確かに!!ないわ!!あははっ!!」
と笑ってるが目は死んだままだ。
媚薬飲んでも目が死んだままとかもはやこの方ほんとに終わっています。
しかし一瞬だけほんの少し死んだ目が嬉しそうに光りました。すぐ元に戻ったのですが。
「エル!あんたバッカ!バカだわこの子!!あはは!!」
相変わらず外ではバンバンと音がする。美少女まだ諦めていないのね。
「まぁほんと抜けてきたわ。もう大丈夫かな…」
と一頻り笑った後落ち着いた声を聞いて私はお面を外して見るとやはり凄い綺麗だけど死んだ目が私を静かに見てた。
「うん、おっけ!大丈夫!もう!」
「まぁ良かったですねー」
「エル…私今回はちょっとムカついたからラウラに仕返ししたいの…協力してくれない?」
と言う。
「あらあら何をするつもりかしら?」
と私もニヤリと笑う。
*
それからようやく数時間後部屋を出た私に掴み掛かってくるラウラ様。
「ちょっと!何もしてないでしょうね?」
するとケヴィン様と打ち合わせ通り手を握って微笑み合い、
「あら?何のことでしょうか?ラウラ様?」
「ラウラ…野暮だね…。お父様には感謝申し上げるよ…おかげで可愛いエルと一つになれたよ…もしかしてラウラも奥手な私にエルと仲良くなって欲しくて媚薬を混ぜたのかな?」
と言うとビクっとしてラウラ様は
「え?あ、あの何のことでしょうか??お義兄様??そ、それに一つって…何のことでしょう?」
「ははは…ラウラ…そこまで聞くの?やらしい子だね…では詳しく話そうか?エルがどんなに可愛い声を出したことか?ねえ?聞きたいのかな?本当に?」
「うふふ、ケヴィン様それは2人の秘密でしょう?」
「あはっ、そうだったねエル!愛してるよ!」
と言われて演技とは言えドキっとするけどチラリとラウラ様を見ると物凄い形相をしている。こ、怖い!!
「じゃあ、エルを送って行こう!」
と馬車へと行くと玄関を出た後
「きええええええええ!!!」
と奇声が上がり、ケヴィン様と私はブハっと吹いた。
「アホだわあの子。凄い顔してた」
「してやったりですわ」
「エルもありがとう…今度お詫びの品を贈るわ」
「いえいえ友達でしょう?私達…」
ちょっと間があってケヴィン様は
「うん、そうね!私の唯一の親友ね!これからもよろしく!」
と笑う。私はハッと息を飲む。
ちょっとだけ照れ臭そうな婚約者様の目が少し輝いていたのは気のせいでしょうか?
最近は会うようになったのに…やはり夜会がうんざりだったのかしら?
とにかくゴット様が来てくれとばかりに手紙を寄越すので私はファインハルス侯爵家へと馬車を飛ばしました。出迎えたのが義妹のラウラ様だ。
「あら…エルメントルート様ではございませんか!」
はぁ、見れば判るのに何でしょうか?この…お前なんか呼んでない感は。
きちんとお義父様に呼ばれて参りましたのに。ゴット様はお仕事でいらっしゃらないですが。
「何かお身体でも崩されたのでしょうか?ケヴィン様は?」
「ケヴィンお義兄様は!無理をして夜会に行ったので心を病んでしまわれたのですわ!ええ、エルメントルート様が付いていながら?どうしてこんなことに!」
と私が何かしたみたいな言い方ですけど。
「とにかくお会いできますか?」
と言うと
「それはどうでしょうか?私がお声掛けしても部屋から何の反応もございませんわ。お食事は取られておりますから大丈夫ですが…」
「まぁともかくケヴィン様のお部屋に案内してもらえますか?そこの貴方」
とメイドの1人に言うとギロリと睨む美少女のラウラ様。バッチリ見てしまいました、メイドとのアイコンタクト。
メイドは…
「あ、あのぉ…エルメントルート様…ケヴィン様は具合が悪くて本当に…お会いできないかと…」
「はぁ…仕方ないからかえ…」
すると凄い勢いで上から
「エルッ!!帰るな!!来い!!」
と階段上からあの方が叫んだ。
「はっ!お義兄様何故っ!?全く部屋から出なかったのに!!」
ケヴィン様は寝巻きのままでした。何か顔が赤いわ。あら?本当に病気?
「くっ!黙れ!ラウラ!!メイド達も近づくな!」
「お義兄様それはどういう!?まさかお部屋で婚前前に!?それはお止めしないといけませんわ!」
は?何言ってんのこの子は?
「とにかくエルだけ上がって来い!」
と言うので上がろうとすると塞がれる。
「お義兄様は病気です!お帰りくださいませ!」
「でも呼ばれてますわ!どいてください!」
「帰って!!」
と美少女が顔を崩して怒鳴る。ひっ!!
「エル!!突破しろ!!」
無茶言いますわね。突破って。
仕方ありませんわね。両手を伸ばして階段を塞ぐラウラ様に対して私はワンピースの裾を持ち上げて助走をつけて牛みたいに突っ込んだ!
「なっ!ダメ!!」
ドン!!
と体当たりしてラウラ様はよろけて階段から落ちそうになってメイドが助けているうちに突破した。
「エル!!凄い!!よし!こっちだ!」
と手招きでダダーとケヴィン様のお部屋に走りバンとケヴィン様は部屋の鍵を閉めたが数分後にバンバンと美少女が叫んだ!
「お義兄様ああああ!!ダメですわよ!!ハジメテは私とですのよ!!」
と。
「あの…何なのですか?」
と言うとケヴィン様はそれ以上近づくなと手で制した。
「エル…やられた。ラウラに強力な媚薬を盛られた!」
「ええっ!!?」
「まぁ大分抜けて来たけどね!1週間経ってようやく薬抜けてきたけど念の為、危険だから近付かないで!って言ってんのにあのクソ親父がエルを呼んだのよ!」
何てことでしょうか…。1週間もずっと我慢してたと?我慢というか…。
「ううっ!よくもあの女ああああ!」
「あの…1週間我慢してたってどっちを見て興奮していたのですか?男?女?」
「私も最初はイケメン見て自慰するしかないの?って思ってたけど、この身体…男なのよ!見りゃ判るけど…悲しいことに女性に反応して心も女性な私はどうすればいいのよ!!」
ということで引き籠ってしまわれたのですって。
そしてふっと少しだけ顔を赤らめて謝罪した。
「ごめんなさいエル…ほんっっとにごめんなさい!!」
「えっ!?何ですか?」
「流石にあのラウラやメイド達を思い浮かべる訳にいかなかったの…。あんたなら正気に戻っても普通の顔だしいいかと思ってって失礼な話なんだけど!」
「ああ…はい、みな迄言わずとも察しました。まぁそういうことなら完全に抜けるまでは近寄りませんから私も」
「助かるわ…。持つべきものは親友よね!ずっ友よ」
と言う。友達ってそう言うのでいいの?って思うけど媚薬は仕方ない。
「あんの女狐!私本読んで知ったけどこの世界マンドラゴラってのがあるんでしょ?私の前世なんか想像でしか出てこなかった植物よ!希少でここでは媚薬に強力な作用をするらしいわ」
「ああ、マンドラゴラ…確かに高価ですねあれは。それが含まれていたと?」
「そっそう…!夜会から帰った日にメイドがお休み前にどうぞとホットミルク持ってきたの。それ部屋で飲んでたら…もう言いたくないけど大変なことになったわよ!!私もう死にたい!!その後もラウラが甘い声出して部屋の外から誘惑してくるしほんとハラタツからエルのことしか考えなかったの!!…ごめんなさい!!」
と私を見て顔が赤くなるケヴィン様。
何かこっちも恥ずかしくなる。
「来ない方が良かったですね…すみません」
と言っておいた。
「いや…もう来ちゃったし仕方ないわ…ぐはあっ!!!!」
と頭を抱えていきなり苦しんだケヴィン様!
「ちょっ!大丈夫ですかっ!?」
「だっ!大丈夫!近寄らないで!!」
とまた制する。
「ちょっとトイレ!!」
と部屋の備え付けのトイレへ向かった。
あ…と私は半目で察しました。
これは困ったなぁ。とそこで机の紙を見つけ、私はそこに絵を描いてジョキジョキ切ってお面にしてみた。
ガチャリと絶望しながらトイレから帰ってくるケヴィン様は私が変なお面つけているのを見て固まった。
「ぶはっ!!何それ!!あははっ!!」
「いやこうすれば萎えるかと…」
「確かに!!ないわ!!あははっ!!」
と笑ってるが目は死んだままだ。
媚薬飲んでも目が死んだままとかもはやこの方ほんとに終わっています。
しかし一瞬だけほんの少し死んだ目が嬉しそうに光りました。すぐ元に戻ったのですが。
「エル!あんたバッカ!バカだわこの子!!あはは!!」
相変わらず外ではバンバンと音がする。美少女まだ諦めていないのね。
「まぁほんと抜けてきたわ。もう大丈夫かな…」
と一頻り笑った後落ち着いた声を聞いて私はお面を外して見るとやはり凄い綺麗だけど死んだ目が私を静かに見てた。
「うん、おっけ!大丈夫!もう!」
「まぁ良かったですねー」
「エル…私今回はちょっとムカついたからラウラに仕返ししたいの…協力してくれない?」
と言う。
「あらあら何をするつもりかしら?」
と私もニヤリと笑う。
*
それからようやく数時間後部屋を出た私に掴み掛かってくるラウラ様。
「ちょっと!何もしてないでしょうね?」
するとケヴィン様と打ち合わせ通り手を握って微笑み合い、
「あら?何のことでしょうか?ラウラ様?」
「ラウラ…野暮だね…。お父様には感謝申し上げるよ…おかげで可愛いエルと一つになれたよ…もしかしてラウラも奥手な私にエルと仲良くなって欲しくて媚薬を混ぜたのかな?」
と言うとビクっとしてラウラ様は
「え?あ、あの何のことでしょうか??お義兄様??そ、それに一つって…何のことでしょう?」
「ははは…ラウラ…そこまで聞くの?やらしい子だね…では詳しく話そうか?エルがどんなに可愛い声を出したことか?ねえ?聞きたいのかな?本当に?」
「うふふ、ケヴィン様それは2人の秘密でしょう?」
「あはっ、そうだったねエル!愛してるよ!」
と言われて演技とは言えドキっとするけどチラリとラウラ様を見ると物凄い形相をしている。こ、怖い!!
「じゃあ、エルを送って行こう!」
と馬車へと行くと玄関を出た後
「きええええええええ!!!」
と奇声が上がり、ケヴィン様と私はブハっと吹いた。
「アホだわあの子。凄い顔してた」
「してやったりですわ」
「エルもありがとう…今度お詫びの品を贈るわ」
「いえいえ友達でしょう?私達…」
ちょっと間があってケヴィン様は
「うん、そうね!私の唯一の親友ね!これからもよろしく!」
と笑う。私はハッと息を飲む。
ちょっとだけ照れ臭そうな婚約者様の目が少し輝いていたのは気のせいでしょうか?
1
お気に入りに追加
160
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されなかった者たち
ましゅぺちーの
恋愛
とある学園にて、高位貴族の令息五人を虜にした一人の男爵令嬢がいた。
令息たちは全員が男爵令嬢に本気だったが、結局彼女が選んだのはその中で最も地位の高い第一王子だった。
第一王子は許嫁であった公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢と結婚。
公爵令嬢は嫌がらせの罪を追及され修道院送りとなった。
一方、選ばれなかった四人は当然それぞれの婚約者と結婚することとなった。
その中の一人、侯爵令嬢のシェリルは早々に夫であるアーノルドから「愛することは無い」と宣言されてしまい……。
ヒロインがハッピーエンドを迎えたその後の話。
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢
岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか?
「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」
「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」
マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。
【1/21取り下げ予定】悲しみは続いても、また明日会えるから
gacchi
恋愛
愛人が身ごもったからと伯爵家を追い出されたお母様と私マリエル。お母様が幼馴染の辺境伯と再婚することになり、同じ年の弟ギルバードができた。それなりに仲良く暮らしていたけれど、倒れたお母様のために薬草を取りに行き、魔狼に襲われて死んでしまった。目を開けたら、なぜか五歳の侯爵令嬢リディアーヌになっていた。あの時、ギルバードは無事だったのだろうか。心配しながら連絡することもできず、時は流れ十五歳になったリディアーヌは学園に入学することに。そこには変わってしまったギルバードがいた。電子書籍化のため1/21取り下げ予定です。
妹に婚約者を奪われたので、田舎暮らしを始めます
tartan321
恋愛
最後の結末は??????
本編は完結いたしました。お読み頂きましてありがとうございます。一度完結といたします。これからは、後日談を書いていきます。
【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。
【完結】婚約者は自称サバサバ系の幼馴染に随分とご執心らしい
冬月光輝
恋愛
「ジーナとはそんな関係じゃないから、昔から男友達と同じ感覚で付き合ってるんだ」
婚約者で侯爵家の嫡男であるニッグには幼馴染のジーナがいる。
ジーナとニッグは私の前でも仲睦まじく、肩を組んだり、お互いにボディタッチをしたり、していたので私はそれに苦言を呈していた。
しかし、ニッグは彼女とは仲は良いがあくまでも友人で同性の友人と同じ感覚だと譲らない。
「あはは、私とニッグ? ないない、それはないわよ。私もこんな性格だから女として見られてなくて」
ジーナもジーナでニッグとの関係を否定しており、全ては私の邪推だと笑われてしまった。
しかし、ある日のこと見てしまう。
二人がキスをしているところを。
そのとき、私の中で何かが壊れた……。
殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
さこの
恋愛
恋がしたい。
ウィルフレッド殿下が言った…
それではどうぞ、美しい恋をしてください。
婚約者候補から外れるようにと同じく婚約者候補のマドレーヌ様が話をつけてくださりました!
話の視点が回毎に変わることがあります。
緩い設定です。二十話程です。
本編+番外編の別視点
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる