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式神を通じて(優平)
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通学中に僕はなんかおでこに少し痛みを感じた。何だ?
でも大したことないから民代さんが鈴さんに説明してるのかもな?と思い学校に着いて普通に授業を受けていた。
しかし僕は授業中に違和感を感じた!!左腕にとても柔らかい感触を感じた。
えっ!?な、何これ??ここここ、これって!まま、まさか…何となく覚えのあるこれは鈴さんのお胸か!?
ななな、何してんだろう!何か抱きついてる感じもするし!まさか悪鬼が出たか!?
と汗を垂らすが十二神将からは何の連絡もなしだから僕は何とか耐えた。
「土倉!この問題は?」
と先生にいきなり呼ばれて驚いて僕は立ち上がり
「はははい!!柔らかいです!!」
と答えて白い目でクラスメイトに見られた。
*
さらに少し時間が経ち、別の科目の授業中にいきなり違和感を感じた!
しかもこれって唇!?
は?
これってまま、まさか!
そのまさかでキスの感触だ!鈴さんの!!間違いない!
思わず僕は教科書で顔を隠した。赤くなり心臓がバクバクする!
ななな、何やってんだー!!鈴さん!!ちょっと息苦しい!
けど、もう昇天しそう!
ふええ!!長いっ!何か長い!!
あ、…終わったか…。
と思ったらまたああああ!しかも息継ぎしてんのっ!?えええええ!うわぁああ!!
気持ちいい!!そっ!そんな何回も!
いやそんな場合じゃ!授業中だし!!
誰か助けて!!
ああああ!なんでこんな事に!?
ようやく終わると僕は緊張で汗だくになっている!!
その後僕の手が鈴さんの頭を撫でる感触を感じた。
「………………」
お昼のチャイムと共に弁当を持ち、ダッシュで人気のない旧校舎のトイレに駆け込み電話した。
数秒してようやく
「はい、鈴です?優平くんですか?」
と声がした。
「そそそそうだよ!鈴さん!!僕だよ!!ななな、何やってんの!!
さっき…キスしたよね??だだだ、ダメだよ!変なことしちゃ!!ちょっと民代さんに代わって!!」
と言うと民代さんが出た。
「優平様?どうしました?」
「どっ!どうしたもこうしたも!!変なことを鈴さんに吹き込まないでよぉ!!!授業中なんだからね!!」
「ほほほ?何のことか判りませんね?式神など置いてく優平様がうっかりさんなのです」
「くっ!式神の方を学校に来させれば良かった!!」
「鈴様が話したがってますよ?」
と言い、また鈴さんの綺麗な声が聞こえた。
「優平くん…怒ってますか?」
「えっっ?い、いや、その…と、とにかく!キスとかは式神にしないでっ!!」
「では…お帰りになったらしてくれますか?お礼がしたいのです。私には何もないから…」
「えっ!!!???」
また固まりかけた。
式神を通じてほとんど感覚は僕に来るし本当にさっきいっぱいしてたのに帰ってからまただと!!?し、死ぬ!!このままだと!!本当に僕死んじゃうから!!
「あ、あのその件は帰ってからじっくり話し合いましょう!!ねっ!?」
と言って電話を切った。
それからは何も無かったけど授業中もやもやして仕方ない!!
やっと終業のベルが鳴り、学校を飛び出した。
とにかく早くバスに乗って帰ろうとしたら…
「ううう…こんな時にっっ!!もうっ!!」
鬼の気配がした。木札を取り出し十二神将青竜を呼び出した。青い髪の鬼で冷たい目線を向けた。
「青竜…お休み中ごめん…」
「いいんです。ご当主様…さっさと終わらせてしまいましょう」
「うん…」
そして僕は、僕や青竜にしか見えない鬼門と言う大きな鬼の門が地中からせり上がって来たのを見つめて陰陽師特有の護身剣と破敵剣を取り出して力を注ぐ。
鬼門の門が開き始める。
俺はそれを見て笑い、
「鬼さんこちらー…手の鳴る方にー♪」
と剣をガチンと合わせた。
でも大したことないから民代さんが鈴さんに説明してるのかもな?と思い学校に着いて普通に授業を受けていた。
しかし僕は授業中に違和感を感じた!!左腕にとても柔らかい感触を感じた。
えっ!?な、何これ??ここここ、これって!まま、まさか…何となく覚えのあるこれは鈴さんのお胸か!?
ななな、何してんだろう!何か抱きついてる感じもするし!まさか悪鬼が出たか!?
と汗を垂らすが十二神将からは何の連絡もなしだから僕は何とか耐えた。
「土倉!この問題は?」
と先生にいきなり呼ばれて驚いて僕は立ち上がり
「はははい!!柔らかいです!!」
と答えて白い目でクラスメイトに見られた。
*
さらに少し時間が経ち、別の科目の授業中にいきなり違和感を感じた!
しかもこれって唇!?
は?
これってまま、まさか!
そのまさかでキスの感触だ!鈴さんの!!間違いない!
思わず僕は教科書で顔を隠した。赤くなり心臓がバクバクする!
ななな、何やってんだー!!鈴さん!!ちょっと息苦しい!
けど、もう昇天しそう!
ふええ!!長いっ!何か長い!!
あ、…終わったか…。
と思ったらまたああああ!しかも息継ぎしてんのっ!?えええええ!うわぁああ!!
気持ちいい!!そっ!そんな何回も!
いやそんな場合じゃ!授業中だし!!
誰か助けて!!
ああああ!なんでこんな事に!?
ようやく終わると僕は緊張で汗だくになっている!!
その後僕の手が鈴さんの頭を撫でる感触を感じた。
「………………」
お昼のチャイムと共に弁当を持ち、ダッシュで人気のない旧校舎のトイレに駆け込み電話した。
数秒してようやく
「はい、鈴です?優平くんですか?」
と声がした。
「そそそそうだよ!鈴さん!!僕だよ!!ななな、何やってんの!!
さっき…キスしたよね??だだだ、ダメだよ!変なことしちゃ!!ちょっと民代さんに代わって!!」
と言うと民代さんが出た。
「優平様?どうしました?」
「どっ!どうしたもこうしたも!!変なことを鈴さんに吹き込まないでよぉ!!!授業中なんだからね!!」
「ほほほ?何のことか判りませんね?式神など置いてく優平様がうっかりさんなのです」
「くっ!式神の方を学校に来させれば良かった!!」
「鈴様が話したがってますよ?」
と言い、また鈴さんの綺麗な声が聞こえた。
「優平くん…怒ってますか?」
「えっっ?い、いや、その…と、とにかく!キスとかは式神にしないでっ!!」
「では…お帰りになったらしてくれますか?お礼がしたいのです。私には何もないから…」
「えっ!!!???」
また固まりかけた。
式神を通じてほとんど感覚は僕に来るし本当にさっきいっぱいしてたのに帰ってからまただと!!?し、死ぬ!!このままだと!!本当に僕死んじゃうから!!
「あ、あのその件は帰ってからじっくり話し合いましょう!!ねっ!?」
と言って電話を切った。
それからは何も無かったけど授業中もやもやして仕方ない!!
やっと終業のベルが鳴り、学校を飛び出した。
とにかく早くバスに乗って帰ろうとしたら…
「ううう…こんな時にっっ!!もうっ!!」
鬼の気配がした。木札を取り出し十二神将青竜を呼び出した。青い髪の鬼で冷たい目線を向けた。
「青竜…お休み中ごめん…」
「いいんです。ご当主様…さっさと終わらせてしまいましょう」
「うん…」
そして僕は、僕や青竜にしか見えない鬼門と言う大きな鬼の門が地中からせり上がって来たのを見つめて陰陽師特有の護身剣と破敵剣を取り出して力を注ぐ。
鬼門の門が開き始める。
俺はそれを見て笑い、
「鬼さんこちらー…手の鳴る方にー♪」
と剣をガチンと合わせた。
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