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夜桜沙耶華と夕食会開催
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「では、夕食会を始めたいと思います!皆様、お集まり下り感謝いたしますわ!」
と私は挨拶した!
夕食会は長机を出してきて料理を並べて私は1人で皆を眺められる位置に座る。
玲一郎が近くに座り、その隣は月城くん。向かい側に美月さんその隣に冴島さんが座る。いいわ。特等席の私は全員が眺められて最高だわ!!
玲一郎はイライラしている。全く、気に食わないなら参加しなければいいけど、きっと月城くんが心配なのね。と脳内変換した。
「さあ、腕によりをかけたからたくさん食べてね!!」
と美月さんが嬉しそうに言う。どれもこれも美味しそうだわ。
それもそのはず、テーブルにはローストビーフやおつまみの、のっけ寿司やエビとマッシュルームのアヒージョ、チーズフォンデュ、ミートボールパスタとたくさん並んでいる。流石美月さん!調理師免許を取ってるだけある!
「た、沢山合ってすごい…」
と冴島さんが言う。
「あら、冴島さんはいつもどんな夕食を?」
と美月さんが聞くと
「お、俺は特に…。食に無頓着というか……ラーメン食べたり、ラーメン屋に行ったりラーメン出前したり…」
「うふふ、それラーメンが好きなのね」
と笑うと冴島さんは俯いて赤くなった。いいぞ!
「冴島さん、ラーメンばっかりじゃ栄養が偏らない?ねえ、美月さん、冴島さんに夕食お裾分けとかどうかしら?」
と聞くと
「ええ、良いですよ?冴島さんいかがです?」
と言うと
「良いんですか?材料費はお支払いしますよ」
と言ってきた。
「うふふ、いいのよ、余物ですから」
と美月さんが言う。ああ、やはりお似合いだわ。ここから進展して2人とも恋にならないかしら?美月さんは美人に見えるけど中身は男で攻めで冴島さんに
『今夜はお嬢様が友達の家に行ってるので良かったら一緒に夕食を食べませんか?』
『い、いいんですか?』
『もちろん、さあ、私の部屋でいいなら遠慮なく入ってください』
しかし玄関ですっ転ぶ冴島さん。
『あら、大丈夫ですか?冴島さん…。どこか打ちました?』
と覗き込み、攻め体勢になる美月さんは上にのしかかり、冴島さんは赤くなり2人は近づき……
「いいわ…」
と思わず拳を握る私。妄想でご飯食べれるわ!
「何がいいんだ?」
と玲一郎に独り言を聞かれた。あなたは私のことより月城くんを構いなさいよ!という目で睨むと
「な、なんだよ!?」
と玲一郎は怯む。
月城くんも料理に驚いている。両親共働きだから慣れていないものね。
「玲一郎…月城くんにたくさん料理装ってあげなさいよ。隣なんだから!」
と言うとウゲッと言う顔をした。
「そんなん好みだろ!?ビュッフェみたいなもんなんだから好きなもん自分で取りゃ良いじゃないか!何で俺が…」
「月城くん、遠慮して手が出せないでしょ!」
と言うと玲一郎は
「おい、何が欲しいんだ!?」
と聞く。
ああ、いいわね。
『何が欲しいんだ?ほら言えよ』
と攻める玲一郎に月城くんは
『あ、ああ、あの僕は…』
と目線を逸らし…玲一郎は苛立ち月城くんの顎を掴み
『素直に俺が欲しいって言えばいくらでもくれてやるよ』
と強引に迫る…。
くっ!!鼻血が出そう!!
妄想もいい加減にしとかないときついわ。
「自分で取れますからいいですよ」
と現実の月城くんは可愛くにっこり笑い断った。玲一郎はほら見たことかと私の方を見る。
「む、それでもお客さんに取ってあげなさいよ!気が利かないわね。
仕方ないわね。私が取ってあげるわ、月城くん」
と席を立とうとして玲一郎が
「くっ!沙耶華はいいから座っとけよ!!もういい、俺が取る!」
と玲一郎はさっさと皿にバランス良く料理を取り分けて行った。まあ一応玲一郎もお坊ちゃんだしマナーは知り尽くしてるから綺麗に盛り付けてどんどん月城くんの前に置いた。
よくやったわ、玲一郎!!
「どうも…」
となんとなく不満げな月城くんに
「…なんだよ?」
と文句でもあるのかとバチバチしている。見つめ合ってるのいいわ!
そして更に向かいでは美月さんが冴島さんに取り分けていた。
「ありがとうございます!」
「いえいえ、しっかり食べてくださいね!」
とこちらは朗らかじゃない!!いいわね!!
「お嬢様もちゃんと食べてくださいね?私、一生懸命作ったんですよ?ほら好きでしょ?チーズフォンデュ…」
と具材にチーズを絡ませて私にあーんとさせてくる。
惜しい、私じゃなく冴島さんにやってあげて欲しいけど仕方なく私はあーんと口を開けたら横から玲一郎がそれを奪い自分がパクっとした。
「あ!何するの玲一郎!?」
「ふるへー!」
モグモグと飲み込みギッと睨む。
なんなのこの男は!!そんなにチーズフォンデュが好きなのかしら?
「あらあら、妬いちゃって可愛い」
「は!?妬く!?何が?意味わかんないな?」
と玲一郎と美月さんはなんだか険悪だ。
「玲一郎、大人しく座ってなさいよ!全く!」
と私が言うとチッ!と舌打ちして席に戻る。態度悪いわね!
玲一郎はさておきリアルでは皆、美味しい料理を堪能した。月城くんと冴島さんは感動して美味しい美味しいと食べていた。受け同士の仲は良かった。
いいぞ、受け同士は仲良く友達としての付き合いでお互いの相手のことを相談し合って欲しい!!
攻め方の話し合いとか!!
『美月さん…とっても積極的で…俺…逆らえなくてさ』
と冴島さんは月城くんに相談すると彼も赤くなり思い出したように
『わかります。…白藤くんも…時々乱暴だけど基本優しく心配症だから…。僕…押しに弱くて…』
と2人はお互いの攻めのことを話し合うのだった!
と言う妄想で私はクラクラして目眩がし、後ろに倒れそうになった所をガシと玲一郎と美月さん支えられた。
2人はまたバチバチしてる。相性は悪いらしい。
と私は挨拶した!
夕食会は長机を出してきて料理を並べて私は1人で皆を眺められる位置に座る。
玲一郎が近くに座り、その隣は月城くん。向かい側に美月さんその隣に冴島さんが座る。いいわ。特等席の私は全員が眺められて最高だわ!!
玲一郎はイライラしている。全く、気に食わないなら参加しなければいいけど、きっと月城くんが心配なのね。と脳内変換した。
「さあ、腕によりをかけたからたくさん食べてね!!」
と美月さんが嬉しそうに言う。どれもこれも美味しそうだわ。
それもそのはず、テーブルにはローストビーフやおつまみの、のっけ寿司やエビとマッシュルームのアヒージョ、チーズフォンデュ、ミートボールパスタとたくさん並んでいる。流石美月さん!調理師免許を取ってるだけある!
「た、沢山合ってすごい…」
と冴島さんが言う。
「あら、冴島さんはいつもどんな夕食を?」
と美月さんが聞くと
「お、俺は特に…。食に無頓着というか……ラーメン食べたり、ラーメン屋に行ったりラーメン出前したり…」
「うふふ、それラーメンが好きなのね」
と笑うと冴島さんは俯いて赤くなった。いいぞ!
「冴島さん、ラーメンばっかりじゃ栄養が偏らない?ねえ、美月さん、冴島さんに夕食お裾分けとかどうかしら?」
と聞くと
「ええ、良いですよ?冴島さんいかがです?」
と言うと
「良いんですか?材料費はお支払いしますよ」
と言ってきた。
「うふふ、いいのよ、余物ですから」
と美月さんが言う。ああ、やはりお似合いだわ。ここから進展して2人とも恋にならないかしら?美月さんは美人に見えるけど中身は男で攻めで冴島さんに
『今夜はお嬢様が友達の家に行ってるので良かったら一緒に夕食を食べませんか?』
『い、いいんですか?』
『もちろん、さあ、私の部屋でいいなら遠慮なく入ってください』
しかし玄関ですっ転ぶ冴島さん。
『あら、大丈夫ですか?冴島さん…。どこか打ちました?』
と覗き込み、攻め体勢になる美月さんは上にのしかかり、冴島さんは赤くなり2人は近づき……
「いいわ…」
と思わず拳を握る私。妄想でご飯食べれるわ!
「何がいいんだ?」
と玲一郎に独り言を聞かれた。あなたは私のことより月城くんを構いなさいよ!という目で睨むと
「な、なんだよ!?」
と玲一郎は怯む。
月城くんも料理に驚いている。両親共働きだから慣れていないものね。
「玲一郎…月城くんにたくさん料理装ってあげなさいよ。隣なんだから!」
と言うとウゲッと言う顔をした。
「そんなん好みだろ!?ビュッフェみたいなもんなんだから好きなもん自分で取りゃ良いじゃないか!何で俺が…」
「月城くん、遠慮して手が出せないでしょ!」
と言うと玲一郎は
「おい、何が欲しいんだ!?」
と聞く。
ああ、いいわね。
『何が欲しいんだ?ほら言えよ』
と攻める玲一郎に月城くんは
『あ、ああ、あの僕は…』
と目線を逸らし…玲一郎は苛立ち月城くんの顎を掴み
『素直に俺が欲しいって言えばいくらでもくれてやるよ』
と強引に迫る…。
くっ!!鼻血が出そう!!
妄想もいい加減にしとかないときついわ。
「自分で取れますからいいですよ」
と現実の月城くんは可愛くにっこり笑い断った。玲一郎はほら見たことかと私の方を見る。
「む、それでもお客さんに取ってあげなさいよ!気が利かないわね。
仕方ないわね。私が取ってあげるわ、月城くん」
と席を立とうとして玲一郎が
「くっ!沙耶華はいいから座っとけよ!!もういい、俺が取る!」
と玲一郎はさっさと皿にバランス良く料理を取り分けて行った。まあ一応玲一郎もお坊ちゃんだしマナーは知り尽くしてるから綺麗に盛り付けてどんどん月城くんの前に置いた。
よくやったわ、玲一郎!!
「どうも…」
となんとなく不満げな月城くんに
「…なんだよ?」
と文句でもあるのかとバチバチしている。見つめ合ってるのいいわ!
そして更に向かいでは美月さんが冴島さんに取り分けていた。
「ありがとうございます!」
「いえいえ、しっかり食べてくださいね!」
とこちらは朗らかじゃない!!いいわね!!
「お嬢様もちゃんと食べてくださいね?私、一生懸命作ったんですよ?ほら好きでしょ?チーズフォンデュ…」
と具材にチーズを絡ませて私にあーんとさせてくる。
惜しい、私じゃなく冴島さんにやってあげて欲しいけど仕方なく私はあーんと口を開けたら横から玲一郎がそれを奪い自分がパクっとした。
「あ!何するの玲一郎!?」
「ふるへー!」
モグモグと飲み込みギッと睨む。
なんなのこの男は!!そんなにチーズフォンデュが好きなのかしら?
「あらあら、妬いちゃって可愛い」
「は!?妬く!?何が?意味わかんないな?」
と玲一郎と美月さんはなんだか険悪だ。
「玲一郎、大人しく座ってなさいよ!全く!」
と私が言うとチッ!と舌打ちして席に戻る。態度悪いわね!
玲一郎はさておきリアルでは皆、美味しい料理を堪能した。月城くんと冴島さんは感動して美味しい美味しいと食べていた。受け同士の仲は良かった。
いいぞ、受け同士は仲良く友達としての付き合いでお互いの相手のことを相談し合って欲しい!!
攻め方の話し合いとか!!
『美月さん…とっても積極的で…俺…逆らえなくてさ』
と冴島さんは月城くんに相談すると彼も赤くなり思い出したように
『わかります。…白藤くんも…時々乱暴だけど基本優しく心配症だから…。僕…押しに弱くて…』
と2人はお互いの攻めのことを話し合うのだった!
と言う妄想で私はクラクラして目眩がし、後ろに倒れそうになった所をガシと玲一郎と美月さん支えられた。
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